見るまえに跳べ

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岡林信康146 レクイエム〜我が心の美空ひばり〜 【その12】

2010-03-31

12590.jpg 5/12発売となるシングル『レクイエム〜麦畑のひばり〜』のオリジナル特典が、ジャケットデザイン・ミニポスターに決定しました。是非シングル買って、ポスター貰って、お部屋にさりげなく貼ってください。
さて3月ももう今日で終わりです。3月はばたばたといろんなことが急に決まったりで、わくわくする楽しい事が多かったです。5月から始まるZEPPツアーも非常に楽しみですし、5/6の岡林信康ロックコンサート吉祥寺ももう次の日曜日にはチケットが販売されます。ここで上手く助走をつけて、ZEPPツアーに繋がるようになればと思います。こっちも徐々に色々決めていきますので、こちらでお伝えすることが出来ることは随時お伝えします。

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岡林信康146 レクイエム〜我が心の美空ひばり〜 【その11】

2010-03-29

12581.jpg さて、土曜日は吉祥寺MEGにて弊社JAZZ部門の山本さんの試聴会最終回に行ってきました。普段JAZZを家で聴くことがほとんど無いので、こういうところでよい音でJAZZが聴けるのはなかなか良いもんだなぁって思っていたら、いつの間にかビールからワインに変わっており、最後の方は酔っ払ってしまいましたが非常に楽しい週末でした。
長い間お疲れ様でした。

さて、5/12発売の岡林信康のシングル『レクイエム〜麦畑のひばり〜』のジャケ写が届きました。川仁忍さんの写真と岡林信康氏書下ろしイラストのコラボで、素敵なジャケットに仕上がっています。
内容は言うまでもなく最高の一言です。全曲山下洋輔氏参加。久々に素敵な現場に立ち会うことが出来て、いつも遊びにきたらって呼んでくれる岡林さんに深く感謝。面白い音なんて作ろうとしても作れるもんじゃないですね。自然な形でスルっと手際よくいい塩梅で終わる。その瞬間の見つけ方がやっぱり凄いなぁと深く感心してしまいました。

さて、もう次の4/4(日)には5/6に吉祥寺スターパインズカフェで開催される岡林信康ロックコンサート吉祥寺のチケットが販売されますので、こちらもよろしくお願いいたします!

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2010年5月6日(木)開催!岡林信康ロックコンサート吉祥寺 その2

2010-03-26

さて、5/6(木)の岡林信康ロックコンサート吉祥寺。CDジャーナルのWEBサイトでも紹介していただきました。ありがとうございます。

さらに、現在CDジャーナルさんの方で制作中の『岡林信康読本』。こちらに掲載予定の岡林信康の全ディスクレビューですが、私が担当しております。土日で頑張って書いております。あと残り5枚分ほどで完了。書籍の発売日や読本の内容など、内容がかたまりCDジャーナルさんより連絡が入り次第、こちらでも随時お知らせいたしますのでこっちもお楽しみに!

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2010年5月6日(木)開催!岡林信康ロックコンサート吉祥寺

2010-03-23

さてここでビッグニュース。なんと岡林信康が5月6日(木)に吉祥寺スターパインズカフェにてロックライブを開催いたします!!
ライブ名はそのままずばり!

『岡林信康ロックコンサート 吉祥寺』

近年のコンサートでもロックの部として何曲か演奏されておりますが、全編ロックだけのライブは恐らく20数年ぶりになるのでは!?これは奇跡としかいい様が無いです。それもライブハウスですよ!
会場の規模からしても超プレミアムチケットになること必至ですので、詳細は下記をご覧ください。
チケット発売は4/4(日)に吉祥寺スターパインズカフェ店内もしくは、メールでの受付のみとなります。

5月6日(木)
岡林信康ロックコンサート 吉祥寺
会場:吉祥寺スターパインズ・カフェ
開場:18:30 開演:19:30
料金:¥4000+1drink
メンバー:岡林信康[vo,g],平野融[g,他],浜口茂外也[dr],徳武弘文[g],六川正彦[b]

チケットは4月4日(日)16:00〜
吉祥寺スターパインズカフェ店内で販売、または下記スターパインズカフェのチケット予約よりメールでご予約受付開始いたします。
http://www.mandala.gr.jp/spc/ticket/yoyaku.html
ご注意:整理番号付ですので、引き換えした時点(購入時)に入場整理番号は決定します。チケットを御購入された方から入場整理番号が発生致します。店頭での直接購入をお勧め致します。

ロックでしか出来ないあんな曲やこんな曲もやるでしょう。僕も岡林さんにリクエストしてみます。ゴールデンウィーク明け一発目ですが、今年のGWは篭り気味で、是非5月6日(木)吉祥寺で是非お会いしましょう!!岡林信康ロックの予習も忘れずに!

※スターパインズカフェのHPの情報は随時更新されます。今しばらくお待ちください。

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岡林信康146 レクイエム〜我が心の美空ひばり〜 【その10】

2010-03-19

まず、グループQの小川敏夫さんご本人様が当ブログにコメントをくださいました。現民主党議員という記述でご紹介しておりましたが、事実と異なる事が解りました。
はっぴいえんど関連の記事などでも同様の紹介をされていたことなど含め、私自身もライナーを書いてくれた湯浅学さんもそのように認識しておりましたが、これで、小川さんの正しい経歴が解りました。
この場を借りて御礼申し上げます。
また誤った記述をしてしまったことをお詫び申し上げます。


さて、岡林信康関連ですが、5/12にシングルがリリースされます。全4曲収録。そのすべてで山下洋輔さんが参加しています。山谷ブルースはNHK「SONGS」出演時のようなジャズバージョン、そしてお祭りマンボも新録となり、山下洋輔さんのピアノが暴れまわっていて、今までにこんな音楽聞いたことないって言うくらい、全く斬新なアレンジで驚きます。岡林信康流JAZZとも言えるこのマキシシングル、アルバムとは違った楽しみ方を是非。


さらに5/6吉祥寺で凄いことがあります。詳細やチケットは追ってご紹介しますが、今から5/6(木)の夜のスケジュール空けておいてください。本件は、来週辺りにお知らせできると思います。
GW明けの5/6の木曜日夜は、吉祥寺集合でお願いします!

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岡林信康145 レクイエム〜我が心の美空ひばり〜 【その9】

2010-02-09

12358.jpg 2/7(日)の続き・・・・
新宿タワーレコードでのエンケンさんのインストア・イベント終了後、そのまま文化放送へ。岡林信康の『レクイエム〜我が心の美空ひばり』発売記念ミニライブ。会場に着いたタイミングで徳武さん(ギター)、浜口さん(ドラム)、六川さん(ベース)、平野さん(ギター)、そして岡林さん(ボーカル&ギター)のロックメンバーが登場。『ストーム』収録の「霧のハイウェイ」からスタート。もう一発目の音が鳴った瞬間から、このバンドとの相性がばっちりで思わず笑ってしまった。九段会館を経て、『レクイエム』の録音を経て、たどり着いたと思った。音量も音質も今の岡林信康のロックそのものだと思う。そしてひばりさんの楽曲をこの日バンド編成のロックで聴かせたというのがやっぱり面白い。4日ほど前、NHKテレビ「SONGS」で山下洋輔さんとジャズをやったかと思うと、今度はロック。ものすごく冴え渡っている。だから痛快だった。そしてうれしかったから、その夜飲みすぎました・・・。朝目覚めると6時だった。久しぶりに早起きして、朝「風の流れに」を聴いたら、詞の内容がとにかく胸に迫ってきた。

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遠藤賢司実況録音大全【第二巻】1977-1986 【その12】

2010-02-08

12348.jpg 昨日は新宿タワーレコードで遠藤賢司実況録音大全第二巻発売記念ライブ&サイン会でした。たくさんのご来場ありがとうございました。エンケンさんは実況録音大全第二巻に収録されている楽曲をメインに「続東京ワッショイ」「東京ワッショイ」と続け、最新アルバムから「君にふにゃふにゃ」、そして最後は「夜汽車のブルース」で締めくくりました。4曲はどれも非常に良い内容でびっくりしました。いずれもアコギの音が凄い良かったです。「続東京ワッショイ」は本当に久しぶりの演奏だったので観られてラッキーでした。
改めて来ていただいた方、本当にありがとうございました。そして買ってくれた方も本当にありがとうございました。
これはエンケンさんとも第二巻制作時に話していたのですが、15000円とうい高価な箱であること、そして評判となりすぐに完売した第一巻に続く第二巻であることも含めて、この二巻はやっぱり気合を入れて作ったわけです。2007年の第一巻の時の15000円と、2010年の15000円とでは、もしかしてその重さは今の方が重いのではないかと感じました。その重さに、エンケンさんは誠実に全て応えたわけで、これはやっぱりそうそうできるものではないし、この誠実さがあるからこそエンケンさんはエンケンさんであり続けるのだと思いました。
さて、写真は終演後のエンケンさん(中央)と、一緒に制作を担当した古賀さん(左)と、僕とでのスリーショット。もちろんワッショイサインです!
しかしエンケンさん、つくづく思うけど、顔小さいなぁ。

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遠藤賢司実況録音大全【第二巻】1977-1986 【その11】

2010-02-05

web通販で品切れしていた遠藤賢司実況録音大全第二巻ですが、再入荷しました。お待たせして申し訳ございません。またディスクユニオン通販限定特典「エンケンさん直筆サイン入りポスター」は全て終了しました。今後はサインなしのポスターでの発送となりますのでご了承ください。さて、2/7(日)13時よりTOWER RECORDS新宿店7F イベントスペースにて遠藤賢司インストアライブ&サイン会が開催されます。閲覧フリーですので、是非遊びに来てください。またもしまだお買上げいただいていないという方は、当日お買上げいただければサイン会に参加できますので、よろしくお願いいたします。
サイン会に参加いただいたかた全員にポスターも差し上げますよ。それでは7日にお会いしましょう。

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高田渡番組情報

2010-02-03

12326.jpg 2/3(水)NHK教育の知る楽の水曜日こだわり人物伝ですが、2月は4回に渡って高田渡さんの登場です。
知る楽 こだわり人物伝
語り手になぎら健壱さんが担当、内容も非常に濃い感じですので、是非今日は「知る楽」で高田渡さんを→「SONGS」で岡林信康さんをとはしごしてください。
知る楽は22時25分〜22時50分
SONGSは23時〜23時29分
なので、ばっちりはしごできます!
売り切れになっていた高田渡『グラスソングス』入荷しましたので、こちらもお早めに!!

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岡林信康144 レクイエム〜我が心の美空ひばり〜 【その8】

2010-02-03

今週もあっという間に水曜日。もう週の真ん中です。で、今夜23時からのNHK『SONGS』に岡林信康が登場。30分という時間の中、『レクイエム』からの楽曲を中心に、いろんなアレンジが楽しめると思います。
ここのところ本当に精力的で楽しそうな岡林さんが居て、その様子は新聞やテレビなどで全国の人たちにも伝わっていて、5月からのツアーも含め、昔からのファンの方も新しいファンの方もますます楽しめると思います。
今日はまっすぐ帰って、家で楽しもうと思います。2/7(日)の文化放送でやるスペシャルライブの方も楽しみですね。

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岡林信康143 レクイエム〜我が心の美空ひばり〜 【その7】

2010-01-27

12303.jpg 岡林信康の『レクイエム』発売から1週間経ちました。その間各種新聞や雑誌などで関連記事をたくさん見かけましたが、やっぱりどこもこのアルバムが制作されたいきさつや、内容の面白さを伝えていて、やっぱり企画の面白さというのは非常に重要だと感じました。しかしながら企画するということが非常に難しいのですが、こうしてきちんと形になって届けられて良かったです。

さて、この勢いのまま2月3日(水)NHK総合『SONGS』に岡林信康が出演します。あの人とあんな曲やこんな曲やります!凄い内容の30分になると思いますので、お見逃し無く!!『レクイエム』とは兄弟アルバムの関係にある『岡林信康リサイタル 中野サンプラザ・1975』も併せてどうぞ。『レクイエム』に引っ張られる形で、今月はサンプラザのCDは勿論、URC時代の復刻作品なども売れていて、改めて、岡林信康恐るべし。そして本日岡林信康が参加した『にほんのうた第四集』も発売となりました。「とうだいもり」、とっても優しくて綺麗なメロディの良い歌。その他坂本龍一や細野晴臣なども参加しているので、こちらも併せてどうぞ。1月は例年以上に盛りだくさんです。

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遠藤賢司実況録音大全【第二巻】1977-1986 【その10】

2010-01-22


遠藤賢司実況録音大全第二巻、いよいよ発売となりました。
大好評発売中!
給料出てからでも良いですので、是非お買い求めください!!
既にお買上げいただいた方、本当にありがとうございます!!末永く聴いてください。

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岡林信康142 レクイエム〜我が心の美空ひばり〜 【その6】

2010-01-21

12260.jpg 1/19(火)青葉台の美空ひばり邸にて行われた『レクイエム 我が心の美空ひばり』発売記念コンベンションに行って来ました。15時からのテレビ取材がメインの方に行ってきましたが、なんだか春のような心地よい昼下がり。ひばり邸の庭にて、『レクイエム』から3曲。こんな陽気の中、こんな豪華なコンベンションはそうそう無いと思いました。質疑応答も冴えていて、やっぱり必ずどこかで相手を笑わすところは、今も昔も変わっていないです。
昨日は各新聞などで、この模様が伝えられましたが、63歳の自作自演歌手がこのように自分の生きていく過程で出会った人との縁を、何処か心の片隅に抱き続けて、歌を続けるということの重さと、枠を取り払った活動の面白さが十二分に伝わりました。

レクイエム〜我が心の美空ひばり』大好評発売中です。

さて、今日は京都ひばり座にてコンベンションとの事。関西は冷たい雨模様らしいですが、ここはしんみりと・・・ってやっぱり結局最後は笑わせてしまうのでしょうね。

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遠藤賢司実況録音大全【第二巻】1977-1986 【その9】

2010-01-18

いよいよ今週金曜日22日に『遠藤賢司実況録音大全第二巻』が発売されます。サンプルをエンケンさん宅に送りましたが、もったいなくて開けられないとのこと。そんなこと言わず開けて、中身も見て欲しいのですが、22日(一般発売日)まで添い寝しながら我慢するようです。こういうところ、エンケンさんらしい。
とにかくジャケットが大きく目を引くLPサイズの箱。お店ではCDサイズのコンパクトで、陳列しやすいものが好まれますが、前回同様この大きさじゃないと、エンケンBOXとは言えません。マスタリングは岡林信康の復刻や、ラストショウの新譜を手がけて石崎さんに依頼。太く、小さな部分が持ち上がった非常に聴きやすい音に仕上がっております。今週は20日に、遠藤賢司『オムライス』紙ジャケ復刻、同日に岡林信康の新譜『レクイエム』、ラストショウの新譜『家路』と、立て続けにリリースが続きます。今年は去年と違って、良いスタートダッシュ。通販では1/30まで送料無料キャンペーン中なので、この機会に是非!!
さて、明日は岡林信康の『レクイエム』発売記念コンベンションで、青葉台へ。詳細は別途レポートします。
・・・・・と、書いたところで、浅川マキさんが亡くなったというニュースが・・・。本当?本気で信じられません。
昨日の小林繁に続き、非常にショックです。

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遠藤賢司実況録音大全【第二巻】1977-1986 【その8】

2010-01-14

12230.jpg さて、昨日、1月13日はエンケンさんの63回目の誕生日でした!そんな目出度い日に、22日発売の遠藤賢司実況録音大全第二巻、ディスクユニオン通販限定特典用ポスター数百枚に、エンケンさんにサインを入れてもらってきました。一枚一枚丁寧に、サインと共に、いろんなネコも描かれておりますので、どれが手元に届くかは、お楽しみに。

そしてそのまま、フォローアップ用のインタビューも敢行。ものすっごい濃い内容のインタビューページになると思いますので、こちらもお楽しみに!
1月下旬発行のフォローアップに掲載されます。

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遠藤賢司実況録音大全【第二巻】1977-1986 【その7】

2010-01-12

12218.jpg 明日はきっと雨か雪だろう。そしてめちゃくちゃ寒いだろう・・・。だけど明日はエンケンさんに通販限定特典用ポスターにサインを入れてもらいに行ってきます。エンケンさんも引っ越し前になんとか時間作ってくれました。ありがたし!
そして1月下旬発行のフォローアップ用のインタビューもしないと。改めて質問事項見直さないと。締め切りぎりぎりでこっちはかなりやばい。しかしながらその後、引越しのお手伝いになだれ込む予感が・・・。いつ原稿書けばよいのかは不明。まあ、なんとかします&なんとかなるでしょう。とか書いてて気づきましたが、明日はエンケンさんの63回目の誕生日だった・・・。

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岡林信康141 レクイエム〜我が心の美空ひばり〜 【その5】

2010-01-05

12194.jpg あけましておめでとうございます。
2010年は昨年以上に様々な企画で跳んで行きたいと思っておりますので引き続きよろしくお願いいたします。

さて、昨年12月27日の情熱大陸。やっと放送されたという感じがしますが、こうやって岡林信康が特集され、多くの人たちに現在の活動が知られたことは非常に嬉しい限りです。30分という短い時間の中で、過去と現在と未来が描かれた内容だったと思います。この勢いのまま1月20日新譜『レクイエム』、是非多くの人たちに聴いてもらえればと思う次第。そして5月14日、福岡から始まる岡林信康ZEPPツアー。それに先駆けて3月にはボブ・ディランが奇跡のZEPPツアー。この偶然はなに!?って思いますが、ディランは、はじめてのライブハウスでのツアーと言うこともあり、こちらも非常に楽しみです。というか、こんなことを体験できる日本という国は凄いと思います。本気で凄い。もう2010年は岡林さんとディランさんの年になるでしょう。ひばりさんとの関係もそうですが、岡林信康自身の出会いというのは、色々なところで少しずつ繋がる。

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遠藤賢司実況録音大全【第二巻】1977-1986 【その6】

2009-12-24

来年1月22日に発売となる、遠藤賢司実況録音大全第二巻ですが、通販限定特典が急遽決定しました!!
通販でお買上げいただいた方に先着で、下記デザインのポスターにエンケンさん直筆サインを入れて差し上げます!


枚数限定特典ですので、お早めにご予約ください。既にWEB通販でご予約いただいている方にも勿論差し上げますので、ご安心ください。

エンケンさんは来年の引越しに向けて、相当大変なご様子・・・。しかしながら新年早々、一枚一枚サインを入れてもらって来ますので、ご期待ください。

あと年末年始を東京で過ごす方には元旦からいかがでしょうか?
開運厄払い!純音楽歌い初め!
遠藤 賢司(Vo,G)  *ゲスト有り
開場14:00 開演15:00 ¥4,500
(お屠蘇+「餅入ぜんざい」or「お雑煮」付)

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遠藤賢司実況録音大全【第二巻】1977-1986 【その5】

2009-12-22



お待たせしました。2010年1月20日発売遠藤賢司の『オムライス』紙ジャケ復刻の特典が上記「エンケン・オムライス・クラブ」復刻デザイン缶バッヂに決定しました。

実況録音大全第二巻でも『オムライス』時期の細野晴臣、越美晴を迎えてのライヴ、自宅デモ他多数収録されますので、これは併せてお買上げください。
一気に予約増えておりますので、こちらお早めにご予約下さい。
ちなみに『オムライスクラブ』は1983年に発足、会長は勿論エンケン。会員にはタモリ、糸井重里、細野晴臣、松本隆、越美晴ら草々たるメンツで、勿論このバッヂは通好みアイテム!

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遠藤賢司実況録音大全【第二巻】1977-1986 【その4】

2009-12-22



フォーク、ロック、パンク、クラシック、アンビエント。今回の第二巻を彩る楽曲の数々を敢えてジャンルでくくるならば、このあたりのジャンルになるだろう。『東京ワッショイ』『宇宙防衛軍』『オムライス』・・・。発売前の創作過程も含めた1977年から1986年の10年間。決して現在のような多作な期間ではないが、その全てが濃密でやっぱり好きな音楽に於いて、手抜きが全く無い。それどころか、もっともっとと永遠に繰り広げられるそのエンケンの世界は、聴く者をどこか遠くに連れて行ってくれる。

『東京ワッショイ』『宇宙防衛軍』の800時間以上というレコーディングに費やされた時間も尋常ではないし、現在だとスケジュール的にも絶対にあり得ない。24時間一睡もせずぶっ通しでやったとしても33日以上。必ずしも時間をかければよいというわけでは全く無いが、これらがレコーディング時間相応のサウンドとアイディアに彩られた作品に仕上がっていることを考えると、この時間のかけかたは良い結果をもたらしたと思う。だからこそこれらが音楽の面だけではなく、ビジュアルや匂い、手触りなどを含めて音楽としてこの世にあり続けるのだと思う。そして日本がそんな時代でもあったわけだ。まだまだ音楽がどこまででもいけそうなくらい自由だった。だからこれらの作品はあの時代でないと決して作ることができなかった作品であるわけで、こういった作品というのはもう決して出てこないだろうと思うと、やっぱりワッショイは爆発だったのだと思う。

1/20にコロムビアより復刻される『オムライス』の特典が「エンケン・オムライス・クラブ」復刻デザイン缶バッヂに決定。通好みアイテムだす!ご予約はお早めに!!

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岡林信康140 レクイエム〜我が心の美空ひばり〜 【その4】

2009-12-18



2010年1月20日発売のレクイエム〜我が心の美空ひばり〜の特典進行が遅れてしまい申し訳ないです。現在頑張って進行中ですので、来週中くらいにはここでもお伝えできると思います。ディスクユニオンオリジナル特典のほかに、EMIが用意してくれる共通特典もありますので、ディスクユニオンでお買上げいただきますと、特典2種付きます!送料無料キャンペーン期間中ですので、是非お見逃し無く!

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岡林信康139 レクイエム〜我が心の美空ひばり〜 【その3】

2009-12-18

12139.jpg 12月19日(土) 午前10時05分〜11時25分 
総合テレビ NHKアーカイブスの美空ひばりさん特集で、岡林さんゲスト出演します。
番組名:NHKアーカイブス「美空ひばり 永遠の歌声」

岡林信康リサイタル 中野サンプラザ・1975(2枚組)からも岡林さんとひばりさんの掛け合い音声が40秒ほど放送されるということです。もちろん当日の様子を収めた川仁忍さんの写真も色々出てきます。
9月にサンプラ・1975のリリースがあって、その流れのまま、レクイエムの発表へと繋がっているので、この放送ではそこらあたりの興味深い話しが多数聞けるでしょう。さらに12/27(日)23時半からの情熱大陸は岡林信康特集なので、これも見逃せません。

過去のCDが出揃い、新たなレコーディングも終わりいよいよ1月に新譜発売、その流れの中でテレビや雑誌などで、これほどまでに岡林信康が再び注目され、本人が登場してくるとは誰が予想できたでしょうか。とか書いてたら先日放送されたスカパーのグラフィティTVの泉谷しげるさんとの対談を収めたDVD-Rが番組ディレクター氏より届いた。週末家でゆっくり見よう。

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遠藤賢司実況録音大全【第二巻】1977-1986 【その3】

2009-12-16

12131.jpg 1/22発売のエンケンBOX第二巻、今日も進行中です。「まだやってたの!?」「間に合うの!!?」っていう声がいろんな所から聞こえてきておりますが。10枚組のBOXなんでやっぱり通常の10倍以上の時間と労力が掛かるわけで、12月は時間に終われクラクラします。
第一巻から丸3年。なんかエンケンBOXは数年に一度の年末大イベントみたいな感じがしてきましたが、前回以上に力が入っておりますです。四畳半フォークからきらびやかなロックを経て1LDKテクノフォークまで。もうジャケットもそうですが、どのディスクも濃密。各章いずれもじっくりと聞いていただきたいです。
さて、そんな各ディスクを彩るフロントカードのデザインも良い感じで進んでおり、盤面デザインも今日上がってきました。ぎりぎり今週中に全工程が終わりそうです。チラシ、ポスターなども急ピッチで作っております。こちらもお楽しみ!

ディスクユニオンの通販サイトでは巨大なエンケンバナーが登場しました。↓は縮小バージョンです。

エンケンさんが何かしゃべっていますが、なんと言っているかは秘密です。このバナーをクリックして、ニュース記事読んで、是非予約してくださいね〜!送料無料キャンペーン期間中に何卒!!

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遠藤賢司実況録音大全【第二巻】1977-1986 【その2】

2009-12-09



遠藤賢司実況録音大全【第二巻】1977-1986のジャケットデザインがやっと完成しました。先週、先々週と2週に渡って神楽坂のデザイン事務所にてエンケンさん立会いの元、最終調整を行い、内箱にも記載されている各章タイトルも考案していただき、完成。その間ブックレットの方も同時に進めており、前回同様28Pに渡るビッグサイズのブックレットも昨日ようやく入稿。しかしながら今日の午後には校正紙が届き、こちらとエンケンさんの方でのチェックと、まだまだ作業は続きます。さらに各ディスクのフロントカードも今同時進行しております。
10枚組ということは単純に考えても10枚分のCDをリリースするのと同じ時間を要するわけですが、LPサイズの巨大な箱であるから細かい部分までこだわり抜いての制作。とにかく選曲もデザインもマスタリングも莫大な時間を要しておりますが、内容は言うまでもなく最高で大満足いただけるものと自負しておりますので、来年一発目に是非この箱をお買い求めください。
diskunion.net 送料無料キャンペーンを来年1月31日まで実施中ですので、この期間にリリースされるこの箱は送料無料になりますよ!!!
オムライス』紙ジャケ&リマスタリング復刻盤も忘れずにね!!

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ラストショウ復刻

2009-12-08

12093.jpg 岡林信康の6月の九段会館でのライヴでもロック編成時にエレキで参加した徳武弘文さんが在籍したラストショウの『アリゲーター・ラジオ・ステーション』と『』が嬉しい紙ジャケ、最新リマスタリング、ボートラ入りで復刻されます。
2タイトルまとめ買いで特典付き

アリゲーター〜』が1977年のリリースだから、ちょうど同じ年に同じコロムビアで岡林さんは『ラブソングス』をリリース。ラストショウも岡林さんも同じコロムビアだったわけだ。
徳武さんと岡林さんの関係は30年以上前から続いていて、その音源は『岡林信康リサイタル 中野サンプラザ・1975(2枚組)』でも聴くことができる。DISC2の「今日をこえて」から「誰ぞこの子に愛の手を」までがそれだ。

さてラストショウ。カントリーのスタイルを貫きながら、サウンドで聴かせて、歌で聴かせる唯一無二のバンド。昔の日本のバンドは本当にどのバンドも上手いし、オリジナリティがあるし、ポップだけどやっぱり音楽に対して本気なところが凄い好き。

来年1月20日にはラストショウも34年ぶりとなる新譜もリリース。岡林さんの新譜と同じ日。とことんご縁があるのですねぇ。

追記:
エンケンさんの『オムライス』復刻盤も同じ1月20日です。

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岡林信康138 レクイエム〜我が心の美空ひばり〜 【その2】

2009-12-08

12089.jpg 来年1月20日に発売になる岡林信康レクイエム〜我が心の美空ひばり〜』のジャケット画像が届きました。

音の方も頂いたものをずっと聴いておりますが、全体に漂うフォーク、ジャズ、カントリーのテイストが非常に心地よく、何度も繰り返し聴けてしまいます。思えば岡林さんは昨年、ザ・バンドやディランの音楽をまた繰り返し繰り返し聴き倒し、今年の頭にはジャズへの興味を覗かせていたわけで、このひばりさんのカバーアルバムでそれらの要素を見事に昇華しているのがなんとも面白いです。
そして曲順。これは本人にも言いましたが、この曲順以外あり得ない完璧な並びです。この並びが少しでも狂ってしまうと、このアルバムは全く別のものになってしまうわけで、この曲順には相当頭を悩ませた様です。唯一の新曲となる「 レクイエム-麦畑のひばり-」も申し分なく、2010年はいったいどのような年になるのでしょうか。ツアーも勿論ある!
そして年末には情熱大陸の放送も決定したようです。こちらも併せてチェックしてください。きっとこの新譜を追った内容に仕上がっているはずです。

ニュース記事↓
2009.12.09 2009/1/20発売 【特典あり】岡林信康『レクイエム〜我が心の美空ひばり〜』、にほんのうた第四集に参加!

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遠藤賢司実況録音大全【第二巻】1977-1986 【その1】

2009-11-13

11965.jpg ということで、実は今年2月頃からというか、もうずっと進めていたエンケンBOXの第二巻がようやっと、来年1月にリリースされます。本当は今年の12月発売予定でしたが、色々なことが重なって、2010年1月発売となりました。
詳しくはこちら↓
2009/1/22発売 遠藤賢司実況録音大全【第二巻】1977-1986!!!!!!!

昨夜BOXのデザイン進行を神楽坂のデザイン事務所でエンケンさんと行ってきました。今あるデザインを諸修正してもらいながらまたデザイナーさんに組みなおしてもらっていますが、すんごいことになってきています!ブックレットには今回江口寿史先生がイラスト&エッセイを描いてくれます。快く了承していただいたのですが、まだ原稿が届かない・・・・。白いワニだけはやめて!
それに引き換え今回は根本敬先生の原稿が速攻届いた・・・。

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岡林信康137 レクイエム〜我が心の美空ひばり〜 【その1】

2009-11-11

本日より正式に情報解禁となった2009年1月20日発売の岡林信康の新譜『レクイエム〜我が心の美空ひばり〜』。98年のクラウンからの『風詩』以来18年ぶりの最新スタジオ録音盤となる本作には、山下洋輔細野晴臣、徳武弘文、浜口茂外也等豪華ゲストが参加。ジャズ、カントリー、フォークロック、お囃子・・・。昨年末にはディランやバンドを聴き狂っていた分けですが、その後1975年12月にサンプラザで行ったリサイタルの実況録音盤を発見、飛び入りゲストで登場した美空ひばりさんとのやりとり、「風のながれに」の対決などを聴くに連れ、一気にひばりさんの歌へのめり込むという流れのまま本作をレコーディング。だから、ひばりさんの楽曲でも、岡林さんが歌いアレンジすると、まったく別の、違ったひばりさん像が浮かび上がってくる。ひばりさんの歌ってこんなにもポップだったの?っていう驚きもある。
年末にはいよいよ情熱大陸も放送されるとの事。
2010年はどんな年になるのか!?神のみぞ知る。

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岡林信康136

2009-11-09

11929.jpg 土曜日は地元金沢へ。赤羽ホールっていうできたばかりの綺麗な会場で、岡林信康のコンサートを堪能してきました。
会場を埋め尽くしたお客さんの大多数は恐らく何十年ぶり、もしくは初めて体験する岡林信康のコンサートだと思いますが、エンヤトットでも弾き語りでも、満員の客席は盛り上がり、皆さんよく笑っていて、本当に楽しそうにしていたのが印象的でした。
MCでは25年ぶりの金沢だと言っていたので、打ち上げのとき、前回はもしかしてベアナックルツアーの時のもっきりやでは?って聞くと案の定その通りでした。25年前、9歳の僕はもっきりやの側の小学校に通っていて、あの辺り走り回っていたので、なんだか不思議な感覚でした。
うつし絵』や今年9月に発売になった『岡林信康リサイタル 中野サンプラザ・1975』にもライブ音源として残されている「風の流れに」も当日歌いました。美空ひばりさんとの爆笑エピソードを散りばめたそのMCの効果は絶大だったのか?会場売りのCDは凄い勢いで売れたようです。

さて、岡林さんとひばりさんといえば、来年1月にリリースされるカバーアルバム『レクイエム-我が心の美空ひばり-』(EMIミュージック)のマスタリングも終わり、本日発売のスポニチと夕刊フジでは加藤和也氏の連載で、本CDに関して大きな記事が出ています。岡林さんが以前ひばりさんから頂いた手紙に記されていた詩に曲をつけた新曲「レクイエム-麦畑のひばり-」の世界は、これからどのように響いていくのだろうかとわくわくします。作詞・加藤和枝(ひばりさんの本名) 作曲・岡林信康っていうのも凄い。僕は10月の頭に2日間レコーディングの見学に行かせていただきましたが、これは本当に一生忘れることができない深い体験でした。
来年リリースのこのCDは『岡林信康リサイタル 中野サンプラザ・1975』の流れと一緒に楽しんでいただければと思います。スポニチの紙面に掲載されていた曲順ですが、この流れ以外あり得ないって言うくらい聴きやすく、色々な発見があると思います。全部が流れに沿って繋がってきている実感を感じつつ、このCDがリリースされてからの岡林信康のステージを是非また観てみたい。きっと自然と今のコンサートとはまた違った新たなステージになっていくことでしょう。

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しかし、金沢は暖かかった。東京より暖かかったんじゃないでしょうか?今日の東京も暑い。そろそろちょっと寒くなって欲しいかも。11月だし。

写真:川仁忍

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岡林信康135

2009-11-04

文化の日は家で先日買ったはちみつぱいのBOXをずっと聴いていた。買ったはいいけど、会社のPCに全部落としたままほとんど聴けていなかった。ただ時折会社の粗末なスピーカーから流れる彼らの演奏が、なかなかBOX全体の雰囲気とマッチしていて良かった。

昨日家でじっくり聴きながらDisc障モの代々木いちごの目覚まし時計でやったライブ演奏の最後に収録されている、「土手の向こうに」が良くて、何度も聴いてしまった。演奏前の会話から久しぶりの演奏だったようだけど、音質は余り良いとはいえないけれど、他のどのテイクより生々しく、メロディの良さが際立っていたと思う。これは彼らにとっての「レット・イット・ビー」だ。
1972年から1974年までのたった3年間でこれほどのボリュームのライブ音源が残っていたことはまさに奇跡的だと思う。きっとデッドヘッズみたく、みんなライブの音源の交換とかしていたのかな。それにしてむ歌を大切にしたジャムバンドだったことが良くわかったし、それぞれがプライヤーとして非常に優れていたのがよく解るBOXだった。

さて、はちみつぱいムーンライダーズと発展した彼らと岡林信康の関係は1971年にリリースした『俺らいちぬけた』から始まっていて、鈴木慶一と和田博巳がギターで参加している。73年ソニーからリリーされたライブ盤『1973PM9:00→1974AM3:00』には鈴木慶一がピアノで参加。そして76年コロムビアからの新録ベスト盤『岡林信康』では「それで自由になったのかい」「俺らいちぬけた」を鈴木慶一とムーンライダーズ名義で担当しており、これは昨年11月に渋谷タワーレコードでのインストア・ライブ時に演奏されたバージョンでの録音で、色々なアレンジがある中でも一番まとまっており躍動感がある。そして80年、ビクターからの『ストーム』では加藤和彦がプロデュース、ムーンライダーズが全曲バックを担当している。はちみつぱいBOXの一番古い時代の録音が72年。そこから37年。はちみつぱい〜ムーンライダーズも、岡林信康もスタイルを激しく変化させながら、未だ現役バリバリのミュージシャンであり続けているのが、うれしい。

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岡林信康134

2009-11-02

11899.jpg 結局先週は水曜日以外全部飲んでいたわけで、水曜日は別件で夜中1時頃に帰宅。疲れが抜けないまま木曜日出勤して、もう帰ればいいのにその日普通に飲みに行き、金曜日はさすがにまっすぐ帰ろうと21時頃総武線に乗ったわけですが、大久保あたりでちょうど電話があり、池尻大橋で飲んでいると。まあ金曜日だからいっかってな感じで、そのまま岡林さんが待つ居酒屋へ直行。田園都市線人身事故で大変なことになっていましたが、タイミングよく池尻には30分ほどで着。
池尻では今後のことは今は特に話さず、出来上がった新しい音源についてなどなど。今まで以上に力強い歌、サウンドでいっぱいのその作品は、やっぱり一言ではいえない様々な要素が偶然に絡み合って、音としてその絡み合いを表現した、今だからこそ表現せざるを得なかった大切な作品になるだろうと思いました。詳しくは、11月末あたりで詳しく。

さて、今週末11/7(土)は金沢で岡林信康コンサート。赤羽ホールっていう出来たばかりの新しい小屋で生音を堪能してきます。

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加藤和彦さん

2009-10-19

11824.jpg 土曜日。会社の同僚の結婚式に出席すべく、14時過ぎに家を出ようとしたら携帯にメールがあり。加藤和彦さんがなくなったというその知らせは、これから目出度い席に出席する前の知らせにしては重いもので、新宿でサッポロラガーの缶ビールを買って、待ち合わせた友人とふたり飲む。その日は結局朝5時まで中野で飲んでいた。おかげでビームスで新調したばかりのおニューのスーツは煙草のにおいでいっぱいだった。

日曜日。ネットではそのことがホントのことであることや、詳細な内容も徐々に明らかになってきているけれど、僕が見るテレビのニュースでは不思議とそのニュースを見ることが一度もなかった。きっと全部タイミングが悪かったのだろう。日曜の昼のテレビはゴルフばっかりでくそツマラナイから、色々CDを聴いた。聴きながら、そのまとまりの良いトータル性を持ったクオリティから、そのどれもが加藤和彦氏自身が音楽でやりたいことを形にしたものだったのだろうと想像すると、彼等が生きている世界はなんと独特でタフでキツイ世界なのだろうかと愕然とする。80年、岡林信康の『ストーム』の世界は、岡林信康史上最も華やかでポップで大胆でロックな作風だと思う。この頃の加藤さんはきっと想像通りのキラキラした音を盤に刻むことが出来たのだろうと思う。それから29年、常に第一線で活動をしながら年を重ねた加藤さんが、表面上はバンドやイベントなどで精力的な笑顔が目立っていたけれど、一方で自分の思うような音を作れないと解ってしまったときの笑顔の下の絶望を想うと、その哀しみは計り知れない。
だけど「だいせんじがだらなよさ」とも思わない。

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岡林信康133

2009-10-13

先週はばたばたと、岡林さんのレコーディング現場に2日続けて遊びに行ったり、そこで色々な人と会ったり、やっぱりその後は飲んだりで超高速で過ぎ去っていった感じです。週の後半は新宿ロフトのDRIVE TO 2010に行ったりで毎日きちんと眠っているのだけど、眠りが浅く、なんかフワフワと地に足が着いていない感じ。
そうこうしていると、ひばりプロから『美空ひばりファミリークラブ15号』をお送り頂き、そこに1P丸ごと『岡林信康リサイタル中野サンプラザ・1975』の宣伝をしていただいたりで、本当ありがたく、嬉しい限り。お店によっては美空ひばりさんのコーナーで一緒に展開していただいていたり、そこから売れて行ったりしているようで、これもまた嬉しく、非常にありがたい限り。お店が、コーナーが、元気に面白くなればいいな。去年のことなんて、忘れたよって言いたいけれど、去年の今頃は渋谷タワーレコードで一夜限り行われたエレキを持った岡林信康のインストアライブに向けてもろもろ調整していたわけで、本当に1年は早いし、状況の変化も早い。だけどその早さの中で、岡林信康は新しい歌を歌っているわけで、どこかしんみりしつつ、この早さの中、若い俺も負けていられねぇと逆に元気を貰ったり。これから岡林信康の歌が、古い歌も、新しい歌も、世の中でどのように響いていくのかわからないけれど、歌はまだまだ続いてくのだった。

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岡林信康132

2009-09-28

さて遅れましたが、シルバー・ウィーク中の23日の新宿ロフト。「君に捧げるラブソング」「ベンツの窓から」を弾き語りで、「霧のハイウェイ」をバンド編成で歌い、ステージを降りました。今までだとなかなか出ることがなかったであろう、このようなイベントに出演するというのは、いろんな意味でプラスに働いているように思ったりします。ライブハウスで岡林信康が見られるなんてね。ここのところ岡林信康はライブ以外も一気に動きが活発になってきていて、いよいよ始まりました。始まりまでの道すがら、岡林信康には当然過去が横たわっていて、岡林信康の過去と未来ということを思うとき、清原和博をドラフトで引き当て、常勝西武ライオンズを築きあげ、ダイエーホークスでは王貞治という名監督を誕生させた根本陸夫の言葉を思いだす。
「われわれは常に過去を清算していかなければならない。(中略)過去を清算しながらまだ前向きにできそうだと思うからユニフォームを着られる」
岡林信康は今またユニフォームに身を包んで、走り出しているのだ。

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岡林信康131

2009-09-15

11683.jpg 12日の土曜日より全国発売されている『岡林信康リサイタル中野サンプラザ・1975』ですが、既にお買い上げ頂いた方は聴いてみていかがでしたでしょうか?Amazonでは売切れているようですが、恐らく今週末あたりから通常在庫として表示されると思います。またユニオン特典のポスターですが、こちらも既に残り僅かとなっていますので、お早めにお買い求めください。

岡林信康コンサート』ではオープニングから迷いの中「そろそろ何かが見えてきてもいいはず」と声を震わせて歌っていた。それは1970年の共立講堂での、どん詰まりの師走だった。その5年後。1975年の中野サンプラザではオープニングこそ硬さが残るが、コンサートが進むに連れて1970年の師走に求めていた「何か」が見えてくる。それはきっと75年の師走のステージに溢れていたような「歌」だったんじゃないかと思う。

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岡林信康130

2009-09-10

11658.jpg 昨夜鶯谷のおでん屋で飲みました。今後のことあれこれ話しながら、改めて去年とは状況がガラリと変わっている事に驚きつつもやっぱりわくわくしました。今週はサンプラザのCDがいよいよリリースで、やっぱりこれ売れて欲しいなぁと岡林さんとしみじみ話しました。Amazonでの予約が好調の様で良かったですが、全国どこでも買えますので、是非。おでん屋で飲みながら、全体が不思議な縁で繋がっていることを改めて感じました。偶然の出会いって思うことでも、やっぱり必然的な出会いなのだと思います。岡林信康と美空ひばりの関係も、それを取り巻くスタッフの関係も、実は色々なところで奇妙にリンクしていたり、時間を超えて再会したりするから、もう言葉では言い表せないものです。年月が経過しても、その再会が笑顔の再会だったりするわけで、こういうのってやっぱりいいなぁと思います。
さて、写真はそのままガード下の立ち飲み屋でのショット。僕、相当酔っ払っていますが、これからもよろしくお願いします。昨夜は相当笑いました。相当笑ったおかげで今日は酒がまったく残っておらず、快調です。

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岡林信康129

2009-09-08

11654.jpg 昨夜、21時頃なので、仕事終えて会社出る前にひばりプロから連絡があって、ラジオ関東の「すがはらやすのり名曲!生スタジオ」に加藤和也氏がゲスト出演するということ、そこで9/12発売の『岡林信康リサイタル 中野サンプラザ・1975』から岡林信康が歌う「風の流れに」を流したいというご連絡をいただきました。ということで、恐らく一足早く「風の流れに」が昨日ラジオから流れた模様です(当方残念ながら未聴です)。9/14(月)も加藤さんがゲスト出演のようですので、2週に渡ってこのアルバムから曲が流れるのかもしれません。もしかしてこっちで美空ひばりさんが歌う「風の流れに」が流れるかも。フォークも演歌もロックもひばりさんの歌唱も岡林さんの未発表音源「浮世節」も合間にはさまれる恒例の爆笑MCも、『岡林信康リサイタル 中野サンプラザ・1975』はどこを切っても面白いですし、どこを中心に聴いても構わないので、自由に楽しんでいただければと思います。
ディスクユニオン特典のポスター届きました。B2ででかいです。一方はひばりさんとのツーショットもう一方はギルドのギターを抱えた岡林さん。どっちも写真から生々しい迫力があって、最高ですのでその日の気分で張り替えてください。

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岡林信康128

2009-09-07

11648.jpg 9/23の新宿ロフトに岡林さんがゲスト出演することが盛り上がっているようで、やっぱりみんなロックを聴きたいのだなあと改めて思った次第。昨年11月の渋谷タワーレコードでのロック編成でのインストアライブというものが、見た人も見れなかった人も含め、相当インパクトが強かった出来事だったのだと思います。本人は遊びということでしたが、遊びの域を通り越した実に今の岡林信康らしいロックで、この一部は特典DISCで聴くことが出来ます(この特典DISC、残り数枚です)。

さて、9/12発売の『岡林信康リサイタル中野サンプラザ・1975』ですが、こちらのDISC:2はロック編成から幕を開けるわけで、オルガン:矢野誠、パーカッション:浜口茂外也、ベース:小原礼、ギター:徳武弘文、ギター&ボーカルが岡林信康という編成です。実はこのロック編成を改めて聴いてというのもあって、6月の九段会館では徳武さんが実に34年ぶりに岡林さんと同じステージに立ったという経緯があったりするわけです。

さて、約1年ぶりのロックとなるであろう9/23のロフト。2,3曲だとは思いますが、どんなステージになるのでしょうか?ロフトのような所謂ライブハウスで岡林信康のロックが聴けるっていうのも又とない機会ですね。

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いろいろ

2009-09-03

9月はやっぱりビートルズで盛り上がっているようで、なかなかこの巨大な箱以外の細かいタイトルにはスポットが当たりにくいのかもしれませんが、『岡林信康リサイタル中野サンプラザ・1975』も是非よろしくお願いします。もう内容に関しては何も言う必要がない位面白いですので保障します。ここから次に確実に繋がってきているので、今後の方向を知る上でも重要な作品となっていますよ。

さて、9月9日ビートルズの箱と同日発売の『君にふにゃふにゃ』。昨日エンケンさんの家でディスクユニオン通販限定特典の紙ジャケットにサインを描いてもらってきました。ひとつひとつ丁寧にサインとイラストを描いてくれて、本当に感謝です。エンケンさんのi-phoneの音楽チャンネルからはラヴィン・スプーンフルとか、ザ・バンドとかディランとかドアーズがかかっていて、そんな穏やかな午後のひととき。帰り際、「矢島くん、飴なめながら帰ったら?」って飴玉と柴犬の本!を頂いてなんだかホンワカした気分の中、地下鉄に乗って帰りました。当然車中、柴犬の本を読んでいたわけで、柴犬って本当にかわいいなぁ。さて、ご予約頂いた方は商品と特典が届くのを楽しみにお待ちください。通販限定特典サイン入りジャケットは予約で全て埋まってしまいましたので、今後はマウスパッドのみです。アルバムの内容も凄い良いので、9/19、20の二日間渋谷クラブクアトロで開催される第二回純音楽祭りも是非。そしてエンケンさんが近々渋谷スクランブル交差点のあたりででっかく登場予定。こちらの詳細も随時。

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岡林信康127

2009-08-27

11608.jpg もう今日昼頃より店頭には並んでいると思いますが、明日8/28(金)に加川良の3作品の復刻を皮切りに、そのまま9/4高田渡、9/9遠藤賢司、9/12岡林信康とリリースが続きます。


いずれもURCからレコードをリリースし、何十年と歌い続けている(歌い続けていた)アーティストの作品であるわけで、今改めてURCというレーベルの、そこから作品をリリースしたアーティストの強さを感じたりします。それは強さというか、恐らく一番最初にレコードを出したときから抱き続けていたハングリーさなのだろうと思います。

8/28発売 
【特典あり】加川良 70年代の名盤が遂に紙ジャケ、最新リマスターで復刻!!
9/4発売 
【特典あり】高田渡/グラスソングス待望のDVD化決定!
9/9発売 
【特典あり】遠藤賢司ニューアルバム『君にふにゃふにゃ』祝!デビュー40周年
9/12発売
【特典あり】『岡林信康リサイタル -中野サンプラザ・1975-』 ゲスト:美空ひばり Tシャツ、うちわも販売開始

上記全てにディスクユニオンオリジナル特典を付けることが出来て良かったです。
70年代の復刻、初CD化作品、90年代のライブ映像、そして2009年の新譜。エンケンさんの『君にふにゃふにゃ』のサンプルが昨日届いて聴いたけど、もう1曲目から鈴木茂のギターがフューチャーされていて、そのギターが本当によくって、細野晴臣のベースと林立夫のドラムとエンケンの生ギターが絡んで、もうポップで、希望に満ちた明るさがうれしくなってしまいました。復刻の中に新譜が混じっているって言うことがやっぱりうれしかったりします。そして9/12の『岡林信康リサイタル 中野サンプラザ・1975』の特典ですが、急遽両面印刷ポスターとなりました。裏面のデザインは画像をご参照ください。このCDの現物が届きましたが、これで¥3,000(税込)はやっぱり安いですよ!

CDが売れないということが結構まえから言われていて、実感としても感じたりすることもやっぱりあるけれど、やっぱり売りたいし、売れて欲しい作品が続くわけで、ぎりぎりの中で、買ってくれた人の部屋の、CDラックの中に、ふっとこれらのCDが挟まっていて、やっぱりそれが一番うれしいです。おまけ(特典)も付いて来ます。トータルで楽しんでください。

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岡林信康126

2009-08-22

11584.jpgストーム』では岡林信康のバックを務め、ニューウェイブ的なサウンドを作り上げ、岡林信康のポップな側面を引き出すことに成功したのは加藤和彦という最先端の音楽を熟知したプロデューサーを擁したことと、そしてなによりもその世界を演奏面で支えたムーンライダーズの功績はあまりにも大きい。そしてムーンライダーズの母体となっているのはもちろんはちみつぱいで、スタジオ作品は『センチメンタル通り』1枚だけを残してそのまま鈴木慶一とムーンライダーズを経て、ムーンライダーズへと至ったわけですが、なんと、そのたった1枚のみアルバムをリリースして解散した、はちみつぱいの9枚組ライブBOXが10月21日にリリースされます。『センチメンタル通り』だけを聴くと、なぜグレイトフルデッドが引き合いに出されて語られているのか?があまり解らなかったわけですが、このBOXを聴くと、なるほどと唸るばかりでしょう。このライブを生で観た人たちは決して日本の地を踏むことがなかったグレイトフルデッドの姿を想起させたのかもしれません。そして間違いなく彼らが最強のライブバンドであったという事実がわかると思います。切なく揺らめいて、やっぱり煙草と煙が似合う最高のバンドだと思います。そしてムーンライダーズは9月にニューアルバムをリリースします。本当に息が長いバンドです。

はちみつぱい絡みで言えば、『見るまえに跳べ』には渡辺勝氏が、『俺らいちぬけた』には鈴木慶一&和田博已が参加しているので、こちらもとても長い付き合いなのですね。細野晴臣、松本隆等はっぴいえんど勢に混じって鈴木慶一が参加した『1973PM9:00→1974AM3:00』も忘れずに。
こうやって書いていて改めて思いましたが、岡林信康の70年代の作品、ライブには凄い人たちばかりが登場します。75年のサンプラザのステージには美空ひばりが登場するわけで、もうなんかよく訳がわからないパワーと出会いの連続で、痛快通り越して、すげえ。すげえわ。そしてサンプラザでの岡林さんは劇画から飛び足しだヒットマンみたいな風貌でやっぱりすげえよ。
で、今また書いていて気づきましたが、
8/22発売 岡林信康 遂にURC時代の音源(初CD化多数)が紙ジャケで随時復刻開始
の発売から今日でちょうど丸1年。見るまえに跳んでから1年です。はえーよ。

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岡林信康125

2009-08-22

11583.jpg大集合!青春のフォークソング』が入荷しました。今月の岡林信康絡みの作品はこの1本です。目玉はなんと言っても未放送楽曲の「スチャラカ」と「風詩」が収録されていることです。この2曲を含め、岡林信康だけで計6曲も収録されているので、NHKはさすがだなぁとちょっと思いました。

そういえばメディア情報でこちらでお知らせするのをすっかり忘れていた!のですが、扶桑社から出ている季刊誌『en-taxi』に岡林信康、その誠実と変革する時代「ミュージックシーン 一九七九・一九八〇を私は忘れない」 坪内祐三「過去との和解 〜 創造主の加害と被害 〜」という記事が記載されています。岡林信康と坪内祐三による興味深い対談も収録されていて、9月12日にリリースされる『岡林信康リサイタル 中野サンプラザ・1975』のことにも触れています。こちらもまだ書店で入手可能ですので、是非読んでみて下さい。

夏ももうすぐ終わりますが、ちょっと涼しくなった時期にリサイタルのCDを是非聞いていただければと思います。9月はビートルズのでっかいリリースもあるけど、岡林信康もいいよ!岡林さんは一般的には和製ディランっていう感じの認識が強いだろうけど、もちろん本人も意識していた過去があるけれど、僕はジョン・レノンの方に近いんじゃないかと、ちょっと個人的に思ったりしました。ジョンレノンが生きていたら、音楽の変化が激しく変化しながらも、やっぱり自身のルーツをたどって、そこから日本の、和のリズムにもチャレンジしたのではないだろうか。

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ザ・ノウ『アンサー』

2009-08-19

11572.jpg 今日はちょっと岡林さんの話題から離れて、ザ・ノウの新譜『アンサー』に関して書きます。やっと昨日音が出来上がった。昨日の(今日のね)夜中3時半にボーカルのたくじが家までマスターを届けてくれた。月曜日に一旦マスターは受け取っていたのだけれど、曲順が急遽変更になったから、兄の恵一氏の仕事が終わるのを待って、そこからローズで作業をし、下北から吉祥寺まで車で飛ばして届けてくれたわけだ。僕は当然眠っていた訳だけど、玄関先でマスターを受け取り、小声であれこれ話しながら、彼の最高の笑顔を見送り、再び眠りについた。朝、会社で早速新たな曲順、そして曽我部恵一氏が忙しい中行ってくれた渾身のミックスが完了した音源を聴いたら、眠さも吹き飛んで、ぶっ飛んでいるわけです。こんなパンクでロックでピュアでアオくてシロくてオッサンでショーネンでアホでマジメな音楽に久しぶりに出会ったのです。音圧も激しいけれど、潰れることなく音が立体的に迫ってくるのが不思議です。波形見たけどすんごい事になっていて、笑ったけれど。レコーディングの時に聴いた感じよりさらにライブ感が出ていて、とにかくこのバンドにはこの音しかないだろうというところをピンポイントで突いて、引き上げてくれた感じ。最近の音楽を聴いてわくわくしたり熱い気持ちになったり楽しい気持ちになったりすることがほとんど無くなっている自分がちょっと恥ずかしくなりました。復刻も新譜もフォークもロックもパンクも全部一直線だった。ノウの『アンサー』を聴いたらエンケンさんの新譜『君にふにゃふにゃ』に収録されている「フォロパジャクエンNo.1」っていう曲を思い出した。フォークもロックもパンクもジャズもクラシックも演歌も全部No.1。先週久しぶりにお会いしたエンケンさんの佇まいは、60過ぎて、ますます他の誰でもないロックをやり続けているままで相変わらずのかっこよさだった。CD出来上がったらエンケンさんにも持っていこう。そしてやっぱり音楽にはどこか笑える部分がないと、これ、つまんないと強く思う。

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岡林信康124

2009-08-18

11562.jpg 6月27日の九段会館の会場や8月1日のロックインジャパンフェスの会場でも若干販売された岡林信康公式Tシャツ。残りほんの僅かなのですが、文化放送の方に無理を言って少量入荷しました。サイズはMサイズのみですが、若干大きめですので、普段Lサイズを着ている方でも問題なくきられると思います。
黒はフロント左胸に「OKABAYASHI」の文字、絵柄はバックプリントとなっております。白はフロントデザインのみ。うちわも少量入荷しておりますので、残暑続いている今、是非お早めにお買い求めください。
もう、言うまでも無いことかもしれませんが、念のため。デザイン画は浦沢直樹氏です。

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岡林信康123

2009-08-18

11561.jpg 美空ひばりさんの公式HPにも『岡林信康リサイタル中野サンプラザ・1975』の情報を掲載していただきました。特典ポスターに関しても快諾頂けたことも良かったですが、岡林信康さんと美空ひばりさんの間には、二人にしかわからない強いつながりがあって、それは週間文春8月13日・20日夏の特大号の記事中にある、「よみがえる昭和の偉人たち」の美空ひばりさんの記事からも伝わってきます。証言者は岡林信康氏。気取らず、飾らない、ありのままの姿を見た岡林信康は、ひばりさんとの日々をどのように感じたのか。文中にも岡林さんの言葉としてありますが、この『岡林信康リサイタル中野サンプラザ・1975』がもしも無かったら、今の岡林信康は恐らく無かったでしょう。有る意味、ひばりさんが手を引き、歌い続けることで生きていくべきだと、腹をくくらせた部分はあると思います。そういう決意も含め、岡林さんにとっては今までの数々のコンサートの中で最も重要かつ、やっぱり楽しい思い出がいくつも詰まったコンサートだったのでしょう。

フォークの神様というレッテルの中から、もがきながらエレクトリック化を図り、心に思うところをいくつも抱え込んだまま、山村での引きこもりを経て、やっと表舞台に出てくることとなった4年半ぶりの単独でのコンサート。最初、どこかヒリヒリした風が吹いているのが、いつの間にか不思議と、そのヒリヒリした風がやわらかい風に変っていく。そんな雰囲気の中、ひばりさんが客席から笑顔で登場するのです。弾き語りからバックバンドを伴ったロック、そして演歌。ジャンルなんかまったく関係ない二人が同じステージで、同じ土俵で歌を歌う奇跡のコンサート。
写真:川仁忍

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岡林信康122

2009-08-06

11504.jpg 本日よりいよいよ情報解禁となった『岡林信康リサイタル 中野サンプラザ・1975』ゲストは美空ひばりさんです!!!
今年2月、まだ寒い季節に居酒屋で岡林さんと飲んでる時に持ち上がった話しで、後日このマスタを聴かせてもらったときには、もう居ても立っても居られなくなって、すぐにまた話しを詰めて、今回は岡林さんの自主制作盤という形でのリリースと相成りました。
肝心の内容に関してはニュース記事をご覧ください。もう驚きの内容です。選曲もばっちりで、ここに美空ひばりさんが飛び入りしてしまうのだから、これ本当に面白いです。2枚組みでフォトブックも付いているし、今までの自主盤とは異なり歌詞カードも付いているので、「3,500円くらいでいいのでは?」って言う感じで進んでいたのですが、最終的にはより多くの人たちに聴いていただきたいという意向から2枚組で3,000円(税込)というお得な価格となりました。音はURC時代の一連の復刻作品同様、石崎さんがマスタリングを手がけ、よりライブ感が増した内容となりました。いつものようにMCもきちんと収録されております。岡林さんとひばりさんのMCなんて、もう爆笑の連続で、こんな空間を1975年の師走に作り出していたのだと思うと、またため息が出てしまうのでした。

『岡林信康リサイタル 中野サンプラザ・1975』は9月12日いよいよ発売です。またディスクユニオン通販サイトでのご予約受付開始は8/8(土)からとなります。是非ご利用ください。

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岡林信康121

2009-08-03

8月1日の土曜日、ロックインジャパンフェスに行って来ました。すっかり日焼け(赤くなってます)しました。夜、吉祥寺に着いてみんなでお好み焼き屋に行ったのですが、ガンガン頭が痛くなってしまい、ビールも飲めず、黒烏龍茶をオーダー、とんぺい焼き一口食っただけで、「ごめん、帰ります」というくらい酷い頭痛に悩まされ、家に帰り、風呂入ってアイスコーヒー飲んだら驚くほどにすっかり良くなりました。軽い日射病?みたいな感じです。頭痛薬もらって飲んだのが効いたのかも。先に帰ってしまい黒烏龍茶なんか飲んじゃって、ごめんなさい。
さて、すっかり前半飛ばしすぎて、後半死んでいた僕ですが、フェス自体は凄い楽しかったです。11時上野発のスーパーひたち19号に乗って、勝田駅に着いて、改札で不足分の金額を払っていると岡林さんにばったり遭遇。僕がもっと朝早くから参戦していると思っていたらしく、僕もまさか勝田駅でばったり岡林さんに会うとは思っていなかったのでびっくりしましたが。
会場に着いてもう即効ビールを飲みながら木村カエラのステージを観ましたが、凄い人。何万人いるのかわかりませんが、これだけ大きい人数のステージを観るのははじめてだったのでテンションが上がりました。だけど窮屈じゃないとっても良い距離感をお客同士保っていたので、快適に観れました。時折吹く浜風が涼しく、気持ちよかったです。そのままみんなでリップスライムのステージを観ましたが、初めてだったけど、凄い楽しかった。普段フォークとか古いロックばかり聴いていましたが、なんかこういうポップさが凄い新鮮で、「太陽とビキニ」なんてサマーチューンとしてモロに直撃されてしまいました。で、さらにビール飲んで、いよいよ岡林さんのサウンド・オブ・フォレストのステージへ移動&飯。お客さんはちょっと少なかったですが、若者向けのフェスに岡林信康が出るということ自体がエキサイティングなことでしたし、そこに和の楽器で、エレクトリックではなく生音でリズムを作り出したところに非常に感動しました。津軽三味線の高橋希脩さんのソロなんて今までとは違う盛り上がりをしていて「すげー!」っていう若い人たちの声が多数聞こえてきました。僕も何度も体験しているのですがやっぱり「すげー!」って思いました。和のロックは決して主流ではないし、やっぱりこういった野外フェスでは異質なものとして写るかもしれないけれど、カマして正解だったと思います。僕は興奮しました。ライブ後に岡林さんと電話でちょっとしゃべったけれど、僕はやっぱり興奮していた。3曲で約30分のステージが終わってアンコールの拍手の中終了したわけですが、個人的にはこの前の九段より良かったと感じています。夕方の暑い野外のステージで、それもフェスのステージで生音のエンヤトットを体験できたことは、これからに繋がる大きな一歩だと思います。

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岡林信康120

2009-07-30

8/1(土)はロック・イン・ジャパン・フェスに行ってきます。野外ロックフェスに行くのははじめてで、実はフジロックにすら行ったことがない。ピンクフロイドとかディランが来れば行くだろうけれど。にーるやんぐの時はとってもとっても迷ったけれど・・・。
さて、岡林さんは当日16時頃登場予定ですが、僕は昼過ぎに行って木村カエラ!とか泉谷しげるとか観て、岡林さんのステージ終了後新宿あたりに戻って飯の予定。当日晴れるのかどうかまだわかりませんが、ぎりぎり晴れてくれるような気がします!?
ここで8月岡林さん柄みのリリースがひとつ。昨年BSで放映された『大集合!青春フォークソング』がいよいよDVD化。目玉はなんと言っても岡林信康で、特典映像として当日未放送だった「スチャラカ」と「風詩」が収録されます。そしていよいよ9月には・・・・。

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岡林信康119

2009-07-21

久しぶりの更新。
連休中は特にどこにも出かけず。連休最終日の昨日は新宿で岡林さんと色々作業。いよいよ形が見えてきました。この件に関しては、来月頭には具体的に告知できると思います。

そしてもうあっという間に7月も中盤で8月1日にはひたちなかでロックインジャパンフェス2009。タイムテーブルを見たところ、13時45分から泉谷しげる氏、14時50分からモーサム・トーンベンダー、そして15時55分からいよいよ岡林信康!フェスに出る岡林信康なんて、1971年のフォークジャンボリー以来38年ぶりくらいになるのか?すごい。
そして1971年のフォークジャンボリーで一躍脚光を浴び、現在も精力的に活動している加川良。テイチクブラックに残した2枚『南行きハイウェイ』と『駒沢あたりで』、さらに加川良と東京キッド名義の『十月は黄昏の国』の3枚が8月28日に紙ジャケ、リマスタリング仕様でいよいよリリースされます。60年代終わりから70年代初めにかけてデビューしたシンガーは、年数を重ねる毎に良さが増していて、誰にとっても現役のミュージシャンであり続けるわけですから、やっぱりすごい。

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岡林信康118

2009-07-03

11329.jpg はじめて岡林さんに「夕焼けだんだん」を聞かせてもらったとき、「えっ、不倫ソングですか!!?」とずいぶん焦ったのですが、「作詞は吉岡治さん」と聞かされて、なんだかほっと一安心だったわけです。石川さゆりさんが歌うバージョンはちょっとジャジーなアレンジが堪らなくよくって、今までとはまた違ったアプローチがはまっていて、やっぱりこのコンビでは1+1が2にはならず、それ以上の作用を作品に反映してしまうのだなぁと、感心してしまったのです。
27日の九段会館での第2部は「月の夜汽車」で幕を明け、続けて「越後獅子の唄」とひばりさん絡みの楽曲を続けて2曲歌ったのが印象的だったからかどうかわかりませんが、最近改めて岡林信康の演歌にはまってきてしまって、昨夜も夜、新宿で酒を飲みながらいつの間にか「影と二人」とか「夜風のブルース」なんかを鼻歌で歌っていたりして、やっぱり酒場に演歌はこの上なく良く似合うのだなあとまた感心してしまったのです。流行に左右されることがないから酔うとついつい歌ってしまうのだろうか。酔って歌っているときが一番たのしいのが演歌なのかもしれない。ということは僕はこれから週3くらいで演歌でしんみりしてしまうのだろうか。

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岡林信康復刻117

2009-06-30

6/27(土)九段会館で行われた岡林信康コンサート2009。梅雨時にしては珍しいくらいの快晴で、凄く蒸し暑い一日でしたけど、晴れて本当に良かったです。会場で販売したCDもたくさん売れて、お買い上げいただきありがとうございました。

2部終了後の休憩時間での販売時には『「みのり」と「君に捧げるラブソング」が入ったCDありますか?』っていう質問や『「月の夜汽車」ってどのアルバムに入っているんですか?』という質問が多数寄せられ皆さん『うつし絵』やら『ラブソングス』やら『歌祭り』シリーズなんかを購入されていました。1部のロックは快調に進行していたのですが、2部の弾き語りの最初あたりで岡林さんの手が攣っていて、思うようにギターが弾けない時があり、やっぱりリハーサルを入念にやったからだと思いますが、このハプニングはちょっとどきどきしました。
2部も全体的にはもちろん岡林さんのMCは笑いにあふれていたのですが、どこか独特の緊張感と歌自身が持つ重さが漂っていて、これは今世の中にあふれている音楽からはなかなか味わうことが出来ないものだと感じました。そしてだからこそ歌は残って行き、CDが売れていくのだと思います。
みんなそれぞれの日常で、何かしらを感じて、何かしらの思いをして生活しているわけで、岡林信康の歌に流れる強さと弱さは、やっぱりどこかこころに染み入る部分があるのだと思います。そして最後はエンヤトットでみんなで笑っておしまい。

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岡林信康復刻116

2009-06-26

11280.jpg 一部ディスクユニオンの店舗でお取り扱いしておりました6/27(土)『岡林信康コンサート2009』九段会館のチケットですが、全て販売を終了いたしました。当日券は若干出るようですので、もしまだ迷っている方は、当日九段会館でお買い求めください。
物販スペースは今回2箇所あるということで、CDも普段より多めに持って行きます。当日CD欲しくなったら是非物販スペースにお立ち寄りください。各種特典もご用意してあります。そのほか書籍やTシャツなんかのグッズ販売もあるようですので、お楽しみに。明日はなんとか晴れそうな天気予報ですが、まあ晴れるでしょう。きっと。

さて、先週はリハ中の岡林さんのとこに遊びに行ったり、その後夕飯食わしてもらったりしながら色々話しましたが、今進行中のこともいくつかあり、まだまだ面白いことは続きますので、正式に発表できる日が来るまでしばしお待ちを!
それでは明日九段で会いましょう。

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岡林信康復刻115

2009-06-11

これはお勧めです。

Niagara & Wrangler スペシャルBOX特別価格でご奉仕!!

これ、僕は2006年のハイドパークの会場で通常価格で2セットとか買って、いきなり金欠!になり色んな人にビールとか奢ってもらっていたわけですが、それが¥2,310(税込)という特別価格での販売です。東北地方も梅雨入りしたということで、これからますます全国的にジメジメとした日が続きそうですが、ナイアガラTでも着て、涼んでいただきたいです。そしてその後は大滝さんはっぴいえんど時代の歌唱も聞ける『岡林信康コンサート』『岡林信康ろっくこんさーと』を聞いて熱くなってください。
そしてはっぴいえんどといえば『はっぴいえんどLIVE ON STAGE [Hi Quality CD]』がいよいよ、やっと来週発売です。


さて、岡林さんとも深い交流のある石川さゆりさんがロックフェスに出演らしいです。ロックから『うつし絵』で演歌へ接近、美空ひばりさんや吉岡治さん木村好夫さんなどと出会ったかつての岡林信康さんの姿とダブります。くるりからのラブコールを受けての実現のようですが、これは見てみたいです。ここにきてジャンルを横断したアプローチの面白さをまた見せてほしいと思います。

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岡林信康復刻114

2009-06-10

11182.jpg見るまえに跳べ』に参加、グループQのメンバーとして岡林信康とのツアーに出かけ、はっぴいえんどとはまた違った味わいのある演奏で岡林信康の歌に色を付け、その後〜現在に至るまではちみつぱいアーリー・タイムス・ストリングス・バンド、ソロと多岐に渡る音楽活動を続けている渡辺勝のニューアルバムがリリースされます。今年でデビュー40周年(岡林信康のツアーメンバーに始まる音楽活動四十周年)ということらしく、6月からコンサートも多数予定されています。このニューアルバム、その名もずばりな『渡辺勝』ですが、美しいメロディーを、その独特の歌唱で繋ぎながら、あっという間に音楽に引きずり込んでいく個性があるけれど、不思議とすぐにこちらに戻ってこれる。つまり入り口も出口も広いということで、底にのほうにはさまざまな音楽のエキスが絞り込まれているみたいで、ポップだ。

思えば4,5年ほど前、レコード屋で突然出会ったのが『アンダーグラウンド・リサイクル』だった。アンダーグラウンドとはつまりアングラの事で、アングラといえばURCなわけで、ここには渡辺勝が70年代当時参加したURC系のアーティストの作品のカバーで構成されている。岡林信康の作品も当然カバーされていて、「愛する人へ」と「自由への長い旅」の2曲をここでは聴くことができる。1970年のアオイスタジオで録音に立ち会った作品が、こうして再生されているわけで、もう時間を越えて美しい。渡辺勝の作品はどれもそのような印象を与える。もちろんはちみつぱいも、アーリーも今も。しかしながら還暦間近の今も昔と変わらず長髪、痩せ型のまんまで、還暦間近の男の顔のアップのジャケットもまたいいと思った。そして顔のアップジャケといえばやっぱり『見るまえに跳べ』なわけで、この辺はもう永遠にループしそうだ。そして『渡辺勝』は『見るまえに跳べ』に近いところがあると思った。跳べから今年で39年だ。

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岡林信康復刻113

2009-06-04

11159.jpg 最近「ホビット」を爆音で聞くことが多い。
なんちゅー内容の歌なんだと思いながらもそのファンキーな演奏に乗って放たれる言葉が気持ちよくなっていて、約8分という長い曲にもかかわらず、まったく長さとストレスを感じさせないのがいい。
トーキングブルーススタイルを発展させたものだろうけれど、バックの微妙な黒っぽさと相まってやっぱりラップに聞こえる。これは偶然の産物だと思う。となると、岡林信康は日本で一番最初にラップをかましたアーティストと言うことになってしまう。
フォークの神様というレッテルがまだまだ貼られている時期にラップをやってしまっている人を僕は知らない。ただごとではない。

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岡林信康復刻112

2009-06-03

11151.jpg あの頃の鈴木茂氏のギタープレイに関して、岡林さん曰く「もう、ザ・バンドっちゅーか、ジミヘンみたいやね」。

見るまえに跳べ』はもちろん『中津川フォークジャンボリー』『ろっくコンサート』『岡林信康コンサート』などなどで、はっぴいえんど以上に自由奔放に弾きまくった鈴木茂。そのソロ名義作品の出荷がやっと再開されました。僕は買い忘れていた『鈴木氏茂ヒストリーBOX』を早速注文しましたが、夏にはやっぱり『LAGOON』がピカいちだと思います。しかし96年頃の通常盤リマスタリング編集盤、ボーナストラック入りの『LAGOON 2008-Spesial Edition-+7』のなど、どのカタログも廃盤にならずに存在しているので、最新のものから購入するのがお勧めです。
そしてこちらもHQCDで復刻が続いているはっぴいえんど。6/17には『はっぴいえんどLIVE ON STAGE』がやっと発売されます。前回のエイベックスからの復刻の際には11曲入だった作品ですが、新たに発見された楽曲を加えた全18曲入りとしての復刻ということです。

さて、ずっとソロアーティストとして活動し続けていると、当然さまざまなミュージシャンとの交流がもちろん発生してくるわけで、はっぴいえんどはもちろん、ジャックス早川義夫柳田ヒロムーンライダーズ中川イサト木村好夫美空ひばり加藤和彦センチメンタル・シティ・ロマンスなどなど、岡林信康の音楽をひとつの起点として、音楽を聞く幅が広がってくればと思います。はっぴいえんどと美空ひばりと競演した日本のミュージシャンは岡林信康以外いませんから。フォーク、ロック、演歌、ニューウェイヴ、エンヤトットっとその都度スタイルや楽曲を変えるというのは、言うなれば音楽家にとっての転職に近いのかもしれないと、今ふと思った。勇気がいると思う。そして器用なのか不器用なのか、よくわからないけれど、正直なんだと思います。

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岡林信康復刻111

2009-06-02

11143.jpg日本フォーク紀 コンプリート』入荷しております。サイズはちょうど『日本ロック紀GS編コンプリート』と同じサイズで、貴重な7インチの写真などもカラーで掲載されています。以前収録されていた早川義夫氏のインタビューは今回は掲載されておりませんが、当時は歌手を引退して書店を経営していた時期のインタビューなので、歌手として現役復帰した現在とは心境も状況も全く別なものでしょうから、本人の意向による未収録は妥当だと思います。

岡林信康作品に関しても多数取り上げられており、巻末の主要シンガー完全ディスコグラフィーでは『岡林信康URCシングル集+8』に収録された幻オデビュー作「ほんじゃまおじゃまします」の7インチのジャケ写も残念ながらカラーでは無いですが、掲載されています。
写真を見るのもよし、オリジナル作品を追うのもよし、そして今まで多数リリースされたコンピや再発のデータも満載。URC、ベルウッド、エレック系の作品を取り上げた書籍の決定版、となると日本のフォークを網羅しているので十分楽しめます。

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岡林信康復刻110

2009-05-27

11103.jpg 岡林作品の中で一番異色なのは『メイド・イン・ジャパン』収録の「ベンツの窓から」。バックを担当しているのが山下洋輔氏とRCサクセションのサポートメンバーとしても活躍した梅津和時。よって岡林氏の作品の中でももっともフリージャズ寄りなナンバーとなっています。ボーカルもそのほかの楽曲に比べて荒っぽくノリが良い。4月に新宿のタワーレコードで行われた『伝説 岡林信康』の出版記念イベントでもこの曲を弾き語っていましたが、やっぱりちょっと荒々しかった。こういうところに、『中津川フォークジャンボリー』や『狂い咲き』の頃の、あの影がチラついてくる。そしてフォークジャンボリーといえば、今年の8月1日に椛の湖でフォークジャンボリーが開催されますね。遠藤賢司五つの赤い風船加川良早川義夫なぎら健壱あがた森魚大野真澄(元ガロ)などなど、往年のスターが多数参加します。岡林さんの出演はありませんが(同日にROCK IN JAPAN FES 2009に出演)今年の夏は野外でのイベントが多く、楽しみです。

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岡林信康復刻109

2009-05-22

11077.jpg 「山谷ブルース」「Bのブルース」「つけもの石のブルース」「夜風のブルース」「男30のブルースよ」。ブルースがいっぱい。「山谷ブルース」の後に「男30のブルースよ」なんか聞いてしまうとブルースも幅広いもんだなーって思う。その後「Bのブルース」なんか聞いてしまうと、サウンドを全面に押し出したそのダルさが実に良かったりする。題名に「ブルース」と付く曲が2曲収録されている『誰ぞこの子に愛の手を』。個人的な内容が多い分、この作品は岡林信康の全タイトルの中でも、もっともブルース色が強いと思う。そしてこの半年後にリリースされた『うつし絵』。個人的なものから一転、男と女の悲哀と別れにまみれた「夜風のブルース」はまるでほんのりと苦い白黒の短編映画のようだから参ってしまう。

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岡林信康復刻108

2009-05-20

11068.jpg 5/27にリリースされる『Revolution〜私たちの望むものは〜』のサンプル盤を聞いていると、現代にはやっぱり歌が必要なのかなと思ったりもする。半数以上が70年代初頭にリリースされた楽曲ばかりだけど。あの頃は上り詰めていく過程で、今や登り終わってはじけてあらゆるモノが灰色になってしまった時代。大きく見ても希望に溢れた時代に流れた歌は、希望を持てない代わりに情報だけが垂れ流されている現代にどのように響くのかは解らないけれど、日本語という解る言葉で歌われている言葉ひとつひとつに耳を傾けてみると、もしかして歌にはまだ力があるのかもしれないと思ったりする。未来とか自然環境とか戦争とか人生とか、歌われている事柄のひとつひとつの規模がでかく、問題も大きく、誰もが一度はぼんやりとでも考えた頃があるような題材の歌が、他の様々な音楽に混じって日常の中でちょろっと流れたりしていれば、それはそれで良いと思ったりする。そして歌詞の内容だけでなく、ここに収録されている歌にはメロディがあって、それは確かにどこまでも綺麗なメロディで、だから何度もよみがえって聞かれていくのかなと思う。押し付けがましくなく、さりげなく、希望ばかりでなく、若干疲れ気味なダルな感じが現代の悩み多き着かれ切った耳には優しく響くのかもしれない。

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岡林信康復刻107

2009-05-19

11065.jpg 岡林信康6/27(土)九段会館のチケットですが、諸事情により5/19(火)〜5/22(金)の間はチケットの販売を一時中止します。5/23(土)より販売再開となります。ご迷惑をお掛けしますがよろしくお願いいたします。
くわしくはこちらをご覧下さい。

さて最近、次々とミュージシャンや作曲家が亡くなり、まだまだアーティストとして活躍できる年齢なだけに、ニュースを見るたびに驚く事が多い。これと同じような驚きは高校生の頃にもあった。ある日突然に、本当に急に、カート・コベイン尾崎豊が居なくなったのだ。あの時はびっくりしたを通り越して言葉をなくした。そこから岡林信康は尾崎豊に捧げる「ジェームス・ディーンにはなれなかったけれど」という曲を生み、ニール・ヤングは「Sleeps With Angels」を生む。前者はかつて若者の教祖と呼ばれた自分と重ねあわせ、しかしながら生き続けている自分という存在を再確認、後者は遺書の一節に「My My,Hey Hey」が使用されていたことによる衝撃が結果的に楽曲を生む原因となった。

全く異なるこの2人に共通して言えることは、60過ぎてもなおロックをやり続けているということだ。そしてまだ伝説にならずに、音楽が鳴り続けている。だからこれからま音楽をスタートする事ができる。

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岡林信康復刻106

2009-05-18

11060.jpg 6/27(土)の九段会館で販売する岡林信康のカタログなどリストアップ。今まで岡林さんのコンサートでは過去のカタログが販売されたことは一度も無く、自主制作盤CDを販売していただけ。そのため、当日どのくらいそれ以外の復刻作品が売れるのか?予想が難しいです。当日会場にいらっしゃる多くの方は、これらCDの存在を既に知っているとは思いますが、中にはこんなにもたくさんのカタログが復刻されていることを、全く知らないという方もいらっしゃると思います。だから、売り切れにならないように、多めに持っていくことになりそうです。
何しろ当日は「今」の岡林信康がそこに居るわけで、色々な時代の歌が流れるわけです。これから次の方向へ向かっている最中の歌をじっくりと味わいたいものです。
今『うつし絵』と『ストーム』という全く両極端の作品が自分の中でヘビーローテーション中。木村好夫のギターが冴えまくる『うつし絵』から「かえり道」とか「風の流れに」とか歌って欲しい。別れの歌にまみれているからこそ、このアルバムからは生の匂いがする。そしてニューウェーブ時期の作品となる『ストーム』からは「霧のHighway」とか「ダンスマン」なんかも聴いてみたい。やっぱり『ストーム』は加藤和彦プロデュース、バックはムーンライダーズという人脈の中の作品だけあって、どうにも変テコでどこまでも豪華でひねくれまくった究極のポップアルバムだと思う(ジャケも含めてね)。そしてやっぱり当日も今日をこえる予定だ。

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岡林信康復刻105

2009-05-15

11053.jpg 本日在庫を切らしていた『風詩』が入荷しました。通販でお買い求めのお客様には大変ご迷惑をお掛けしますが、随時発送しておりますので、到着まで今しばらくお待ちください。まとめ買いセットですが、予想を上回るオーダーを頂き感謝です。しかしながら、エンヤトット時代も人気がありますね。実は60年代、70年代の作品に比べて90年代の、CD時代の比較的新しい作品というのは廃盤になっていることタイトルが多く、岡林信康作品に関しても同様でした。『ベアナックル・ミュージック』から順に聴きなおしていますが、初期のエンヤトットサウンドは手探りな状況にあり、聴いていてどこか混沌としている姿が面白く、その姿かロックっぽいと感じます。メッセージソングとも言える6曲目「我が祖国」なんて、正に今の日本の姿をそのままズバリで言い当てていて、ドキリとしたり。20年という長きに渡って突き詰めたエンヤトットをこの5枚で一気に聴くと、今まで慣れていたバックビートではなく前のめりのビートの心地よさにはまってしまいます。

さて、アートライフのHPでコンサート情報が更新されています。11月には金沢にやってきます。「岡林信康金沢コンサート」というコンサートタイトルもシンプルで実にいい!これには土曜日の夜なので、僕も駆けつける予定。金沢といえば、やっぱり『金色のライオン』収録の「ホビット」が連想されます。

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岡林信康復刻104

2009-05-14

11050.jpg 『日本フォーク紀』がいよいよコンプリート版として復刊されます。改訂前の、つまりオリジナルの『日本フォーク紀』は今まで一体どれくらい眺め、インタビューを読み、ディスコグラフィーを参照したことか。中古レコード店へ行くのが一番楽しかったのもこの頃。URCのぶっ飛んだEPジャケットなんかもカラーで紹介されていたりして夜、蒲団の中で本書を眺めながら「次はどんなレコードに出会えるのだろうか?」とぼんやり想像しながらもあっという間に眠りに落ちていたのもこの頃だ。

URCの社長であった生前の秦政明さんや、歌手活動を中止し当時URCのディレクターを務めていた早川義夫さん(まだ本屋さんだった頃)のインタビューなんかも、もの凄く興味深くて何度も読んだ。当時URC最大のスターであり、多くの若者たちのカリスマだった岡林信康も別枠でディスコグラフィーが設けられており、やはり日本のフォークを語る上で、欠かすことが出来ない存在であるのだと改めて感じだ。そしてインタビューの中でも氏について再三語られていたり。結局避けて通れないわけね。しかしながら当時はメディア露出もほとんどなかったこともあり、その時代を全く知らない自分にとっては完全に「ベールに包まれた謎の怪人」。

過去のカタログはt当時東芝がエンヤトットの作品と共にURC時代の『わたしを断罪せよ』『見るまえに跳べ』『俺らいちぬけた』『狂い咲き』の4枚を復刻したきり。『俺らいちぬけた』なんて、きっとプレス枚数が少なかったのであろう、あっという間に店頭から姿を消していた。もちろんその後も再プレスなんてされなかった。そして東芝盤の『見るまえに跳べ』では「ロールオーバー庫之助」がカット、さらに『狂い咲き』では「ヘライデ」がカットされている(2008年のディスクユニオン盤にはもちろんいずれも収録されています)事実を知って、急いで中古レコードを見つけに走った。本気で走った。

自分にとってはここに収録されているそのエピソードひとつひとつが、岡林信康だけでなくその全てが、新鮮でいきいきとしているものなのだ。『日本フォーク紀』から得たものは間違いなく今に生き続けていて、繋がっているものばかりなので、このコンプリート版は必ず買う。そして今度はタオルケットの中に包まって本書を眺めながら、あっという間に眠りに落ちたいものだ。

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岡林信康復刻103

2009-05-13

11043.jpg 本日5/13日、岡林信康が90年代にEMI、クラウンに残した作品5タイトルが発売になりました。ディスクユニオンの特典BOXも本日各店に納品されました。
こうやって全タイトルを紙ジャケで復刻され、一挙に並べると壮観です。まさかこんな日が、岡林作品がレコード店で普通に購入でき、誰もが気軽に聴くことができる時がくるとは・・・。
思えば2006年初頭に、ソニーから届いたインフォを眺めていて、ソニー時代の3タイトル『金色のライオン』『1973PM9:00→1974AM3:00』『誰ぞこの子に愛の手を』が紙ジャケで復刻される情報を得た時は、驚き、そしてなんとも突然なところが岡林信康作品らしくていいなあと思ったものだ。そしてその現物を購入した時の喜び。もちろん、いずれもLP盤で持ってはいるが、岡林作品がレコード店に普通に並んでいる状況がなによりも嬉しかった。ここからスタートし、その1年後の9月にビクター時代の作品も順次紙ジャケで復刻された。そこからURC時代の作品、並行してコロムビア時代の作品、自主制作盤の全国流通、そしてファイナルとなるEMI、クラウン時代の5タイトルまで並んだ。全33タイトル。特に2008年は急転直下。一気に様々なことを巻き込みながら動き出し、気づけば『伝説 岡林信康』まで復刊。これでどこの時代の作品へも自由に跳ぶ事が出来てしまう。
「どの時代の作品を好きになろうが、それは聴く人の自由だ」とは最近の岡林さんのインタビューなどでよく見られる発言。33枚も並んでしまえば、そしてそのどれもが全く別の顔を持った作品となれば、最早コントロール不能ということでしょうか。とにかくこれで更に聴き手がたくさん増えればと思います。このようなとんでもなく大変な時代になってしまった現在、やっぱり歌とか音楽を聴ければ、また気持ちも変われるのかも知れないと思いました。


EMI+クラウン特典付まとめ買いセットをweb通販でご予約頂いたお客様へのお知らせ】
web通販でのご予約が殺到したため、一時的に在庫を切らしております。商品到着次第、特典BOXと共に随時発送いたします。お客様には大変ご迷惑をお掛けいたしますが、到着まで今しばらくお待ちくださいますようお願いいたします。

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岡林信康復刻102

2009-05-08

11024.jpg 5/27発売のメッセージソングだけを集めた話題のコンピレーションアルバム『Revolution〜私たちの望むものは〜』。数年前までなら絶対にありえなかったであろう、コンピレーション・アルバムへの参加、そして今もステージでは絶対に歌うことのない「私たちの望むものは」を収録。それもアルバム冒頭、1曲目。おまけにアルバムのタイトルにまで「私たちの望むものは」が採用されている。
先月岡林さんと都内で夕飯食べながら「友よ」と「私たちの望むものは」の2曲に関して話した。僕は「友よ」よりも「私たちの望むものは」に個人的に強い想い入れがあったから、そろそろライブで歌って下さいよ、と言ってみたら、笑っていました。だけど、もう2度と歌わない歌ではないです。恐らく自分の中で、その時期が来たら、なんともあっさりと歌ってしまうと思います。それが岡林信康だから。でもそれだけ当時、この楽曲の持つ意味や重さ、そしてそのことによって当時背負わされたものが重たかったのでしょう。しかしながら、この歌は何十年経過しようとも、まったく色褪せることはありません。どんどん若い人たちに聴いてもらいたい。
「私」ではなく「私たち」の願いを繰り返しながら変わって行く歌詞の間から、何かを感じてもらえればと強く願う。そして歌の一人称はどうして「私」ではなく「私たち」だったのか?それぞれがどんどん個々の感情に走る中、他人との付き合いが希薄になってしまった今、「私たち」と歌われる歌の意味は実はとてもでかいと思う。

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岡林信康復刻101

2009-05-01

11007.jpg 昨日はもの凄く天気が良くて、夕方あたりからなんだかソワソワしていたわけで、仕事終わりに市ヶ谷のニュー浅草で呑んだ。その呑みのちょっと前にJAZZ部門のリーダーとオーストラリアから来たティムさんと3人で軽く呑んでいたわけだが、自分の英単語の知識の無さに愕然とした。そしてその後合流してきた他のメンバーと呑みながら、あまりの短時間での自分の酔っ払いぶりにも愕然とした。呑みだして2時間、呑みの席で眠ってしまうとは・・・・。

30越えてから腹も出てきて、呑む機会も増えて、今まで以上に不健康になったと思う。小学生の頃想像していた30歳の自分とはあまりにもかけ離れた現実に愕然としながら、帰りの総武線でipodで「今日をこえて」を聞いた。ただひつと言えることは、大人になってからも岡林信康に出会うとは想像していなかったということだ。その現実に唖然としながらも、これから起こる、またワクワクするような事に胸が躍ったりした。そんなこんなで今朝、昨夜の呑みすぎが祟ったのか、大便をがまんしながら市ヶ谷駅から会社まで小走りで走り抜けた爽やかな5月の始まりです。

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岡林信康復刻100

2009-04-30

10999.jpg クラウンさんより届いた『風詩』のサンプル盤を聞いている。紙ジャケはA式シングルジャケット。2009年最新マスタリング。オリジナルはプラケース仕様でしたが、やっぱり紙ジャケの方が雰囲気があり、良い。最新のマスタリングで音が格段に良くなっている。尺八や三味線や太鼓の音が今まで以上に生々しく聴こえる。もう一発目「乱の舟唄」は完全なるロックサウンドだ。リードギターが三味線になったようなもんだ。正直こんなにもロックに聞こえてきて、もの凄く驚いた。コーラスも熱く、これはやっぱり大きな音で聞きたいな、とすぐに思った。


『風詩』で完成されたエンヤトット=和ロック。歌詞には一見意味があるようでないような、明らかに70年代の岡林信康の歌の内容とは異なっているけれど、直接的ではなくなった分、歌をじっくり聴くと独特の風刺が見え隠れして面白い。そしてボディーブローのように徐々に響いてくる歌の内容と共に、ここではそのサウンドとリズムに浸りながら掛け声だけで全部持っていってしまうだけの力が確実にある。『風詩』はもうオトナのロックなのだ。

「ええじゃないか!」でアホになり「蓮華燈」の胡弓の響きでチルアウト、「らっせーら!!」の掛け声で一気にクライマックスまで。参りました。なお『風詩』の紙ジャケは限定復刻盤ですので、お早めにご予約orお買い求め下さい。


さて、ここでお知らせです。繊研新聞というファッションビジネス専門誌のカルチャー欄に【還暦を過ぎた岡林信康に第2の黄金時代】という記事が掲載(2009年4月25日)されました。和久井光司氏の記事で、岡林信康のこれまでの歩み〜6月の九段会館までが解りやすくまとめられています。ファッションビジネス誌に取り上げられるというのがなんとも可笑しい。しかしながら71年の日比谷野音では手製の!絞り染めシャツ&フレアパンツ&長髪ヒゲの最新のファッションを取り入れてステージに立っていたのでまんざらでもない。

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岡林信康復刻99

2009-04-24

10982.jpg 弾き語りがスタートだった。そして馬鹿デカい音量、音圧の中でビリビリでギラギラなロックをやった。ちょうどこの部分にあたるURC時代の作品の復刻を今年の3月まで続けてきて、無事に完結した。これを聴いた自分と同世代、そしてもっと若い世代のファンが新たに増えたのは、その瞬間瞬間のビリビリでギラギラでギリギリな部分に痺れたからだろうと思う。つまり岡林信康のヒゲ面の横顔同様、儚い部分があったのだ。そして同時期にコロムビア時代の作品も復刻され、それまでのキャリアを考えると明らかに特異な(当時の目から見れば)演歌という部分も『うつし絵』で開かれた。次は一番最近の作品にあたる90年代のオリジナル作品が復刻される。そしてこの90年代のエンヤトット時代の作品をあらためて聴き直していて気づいたことは、結局のところ「歌」だということ。どんなに馬鹿デカい音でライブをやろうとも、その中でサウンドを追求しようとも、岡林信康はやっぱり「歌」だった。それははるか昔に日本語でロックを大音量で鳴らし、ジャックスに続く日本語のロックサウンドに挑戦した経験があるからこそ、何十年というキャリアを経て「歌」という部分に最終的にたどり着いた(今一度改めて見直した)のだと思う。エンヤトットサウンドと称されるジャンルは日本の土着のリズムにあわせて歌うわけだから、歌が聞こえないとこれはもうどうしようもない。当たり前のことだと思うけれど、これをかつての姿を知っている聴衆の前で改めてステージでやり切るには勇気がいると思う。時に民謡と揶揄されようとも、決して音圧をあげてごまかすことなく、真っ当な音量で真正面から「歌」を観客に伝えようとした。そしてこれこそ正に日本人にとってのロック・ミュージックでありソウル・ミュージックなのだとおもう。不思議なことにそれに先駆けるかのように1975年の『うつし絵』のライナーで、吉岡オサム(治)さんが『要するにボブ・ディランも、岡林信康も、美空ひばりもみんな一緒と違いますか?』という言葉を寄せており、そこには岡林信康の今に繋がる心意気が凝縮されているような気がしてならない。岡林信康の身体染み付いた、持って生まれた音楽のルーツ。これで本当にディランやひばりさんと一緒だと思う。

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岡林信康復刻98

2009-04-23

10971.jpg 岡林さんが90年代にEMIとクラウンに残した名盤5タイトル。本日その作品5タイトルをお買い上げ頂いた方に差し上げる特典が正式決定しました。

5/13発売 【特典あり】岡林信康90年代の名盤5タイトルが一挙紙ジャケ復刻!


エンヤトットを模索している時期の『ベアナックル・ミュージック』から、それがいよいよ綺麗に結実した名盤『風詩』までの計5枚。これで昨年よりずっと続いていた紙ジャケでの復刻ラッシュもいよいよクライマックスを迎えます。
今回の紙ジャケ収納BOXは、URC時代の復刻作品を対象とした特典BOXやコロムビア時代の復刻作品を対象とした特典BOXと同じスタイルのデザインで進めておりますので、是非今回もまとめ買いでお買い求めください。

しばらく廃盤状態が続いていたエンヤトット岡林信康のオリジナル・アルバム(ボートラ有!)。一連の復刻作品に触れた方などは、どうして常に音楽スタイルを壊してまで、自分のそれまでのイメージを壊してまで、新たな音楽を追いかけるのか?そしてどうしてエンヤトットに至ったのか?という部分に興味を持った方も大勢いると思います。岡林信康の日本のリズム探求の扉がやっとひらかれます。

和製トランスとも言える「エンヤトットミュージック」。「ええじゃないか!」みたいにアホになれば楽しいです!

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岡林信康復刻97

2009-04-17

ROCK IN JAPAN FES.2009へ岡林信康の参加が決定しました。泉谷しげるさんとかサンボマスターの皆さんとかと同じ日(8月1日土曜日)で、これは間違いなくロックかますでしょう。

僕は今まで野外フェスには一度も行ったことがなく、フジロックにニール・ヤングが来た時でさえ、行く事になっていたのですが、途中で億劫になってしまって、結局行かなかったのですけど、これは必ず行きます。どの時間帯で前後が誰なのかはわかりませんけれど、恐らく予想通りの展開になるような気がしますね。6月は九段会館で、8月はひたちなかで、生の岡林信康を目撃です。九段は今後に繋がる今までの集大成で、ひたちなかは他の出演者からピリッと刺激を受けるでしょうから、きっと面白い展開になるでしょう。それはそうと様々なアーティストが出る、屋外でのロックフェスに参加するのはもしかして1971年の中津川以来なんじゃ?
さて、コンサートもいい感じに決まってきて、九段のチケットも残り僅かですので、お早めに。

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岡林信康復刻96

2009-04-13

10919.jpg いなさんがコメントに寄せてくれたURLから岡林さんが先週大竹まことのゴールデンラジオに出演した際の録音(ポッドキャスト)を聞きました。岡林さんの方がリラックスしているような雰囲気で、ちょっとおかしかったですが、冷静に今の状況を楽しんでいるのが良く解って、これは今後がまた楽しみだなぁと思いました。
「エレキ、フォーク、エンヤトット」と当日イメージしているステージは、一体どのように展開されるのか。九段会館のチケットはいよいよ一般発売中のチケットが残り僅かとなったようですので、ディスクユニオンで販売しているチケットも是非お早めにお買い求めください。3階席のみのお取り扱いですが、先週末に数が動いています。

さて、岡林さん、鳩レースも好調とのこと。今年はまた順位を上げた模様です。音楽以外の分野で岡林信康という名前を見るのは、とても面白いことだと思いました。らんちうとか。そして怒髪天がなんとライブで「山谷ブルース」をカバーしたそうですよ。1800人のオーディエンスの前でどのような反応だったのでしょうか。
「山谷ブルース」も「チューリップのアップリケ」もいわゆる岡林信康の代表曲とされている楽曲はURCからはシングルカットされていない。こういう曲はビクターにお任せして、URCではもっともっと新たな側面で勝負しようとしたことが良く解る『岡林信康URCシングル集+8(プラスエイト)』も当然オススメです。

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岡林信康復刻95

2009-04-07

10899.jpg 6/27九段会館のチラシはディスクユニオン各店で配布中です。イラストは浦沢直樹氏が担当したことでも話題になっておりますが、裏面には全33枚のCDが掲載されているので、こちらも必見です。ディスクユニオンで取り扱っているチケットは3階席の一部のみですが、そろそろ各プレイガイドでも売切れているようですので、こちらもお早めに。さて、週末は新宿タワーレコードで行われた『伝説 岡林信康』の復刊記念いベントに行ってきました。ミニライブ&サイン会。アーティストと直に接することができるということで盛況でした。まさか「ベンツの窓から」を唄うとはおもっていなかったので、びっくりしましたが。そして本人にとっては生まれて初めてのサイン会、本を購入した人ひとりひとりにサイン、そして握手に笑顔で応じている姿はなんとも微笑ましかった。
そして昨日は大竹まことのゴールデンラジオ!(文化放送)に生出演。残念ながら聞けませんでしたが、話がおもいっきり脱線して、なんだかんだで楽しかったとのことです。

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岡林信康復刻94

2009-03-23

10838.jpg いよいよ90年代の復刻も決定。EMIミュージックとクラウンより5/13に5タイトル同時発売、紙ジャケット仕様。ということで5月で岡林信康の全作品の完全復刻が完結します。『伝説 岡林信康』も近所の本屋でも平積みになっていて、CD屋だけでなく、本屋でも岡林信康に触れることができるわけで、やっぱり改めて驚きます&思わず立ち読みしてしまいました(買ったのにね)。1991年〜2008年までの増補部分も面白く、やっぱりはっぴいえんどとの関係は面白い。はっぴいえんどにとって岡林のバックをやるということは、ビジネスの部分ももちろんあったと思うけれど、『中津川フォークジャンボリー』や『ろっくコンサート』、『岡林信康コンサート』で聴くことのできるライブ演奏を耳にすれば、決してそれだけではなかったのだと思う。実験しつつ、きちんと演奏している。あの時代に、20代でないと出来ない演奏をやっている。お互いがステージでは遠慮せずに自由にやっているのが良く解る。そしてそれを一番物語っているのが鈴木茂氏のジミヘンばりのギターだと思う。岡林さん、年末に初めてろっくコンサートを聴いたらしく、そのぶっ飛んだギターに驚きながらも興奮していました。人を瞬時に引きつけて、その時代の、その世界に引きずりこんでしまう力があるものはロックだとおもう。そしてその力が宿っている岡林信康のURC時代の作品は、これからも繰り返し色々な人たちに聴いてもらいたいと思います。

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岡林信康復刻93

2009-03-19

10820.jpg 今日より復刻第4弾の3タイトルが店頭に並んでいます。書籍『伝説 岡林信康』の方は本日入荷したので明日より店頭に並びます。またweb通販ご利用の方も順次発送しますので、申し訳ございませんが、今しばらくお待ちください。
ここのところ、ものすごく暖かいです。3連休ですので、フラリとレコード屋さんに足を運んで見て下さい。で、夜は家でゆっくり音楽聴くのもいいですよー。

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岡林信康復刻92

2009-03-18

10814.jpg マスターをいじらない、なにも引かないということが自分の中で大前提としてあった。MCも楽曲も。その内容がたとえ皇室だとしても差別問題だとしても「お」からはじまり「こ」で終わるそのものずばりの言葉だとしても恋愛に関してだとしても何も差し引くことなく、全部そのまま。

去年5月8日、リリースに向かって岡林さんと打ち合わせしているとき、「MCも楽曲も何も引きたくないし、とにかくマスターのまま収録させて欲しい」とこちらの希望を話してみたときにあっさり「ああ、ええよー」という返事が返ってきたときにはちょっと拍子抜けした。だからこちらの希望どおり、岡林さんの音楽に関して、言葉も含めなにも引いていない。
誰にでも過去はあるし、そのすべてが楽しい思い出ばかりでもないだろうし、もしかしたらURC時代というのは思い出したくないことの方が多いのかもしれないけれど。だけどもしかしたら、70年始めの時代の中で、性急に、そして批判と共感が入り混じった中、どこか宙ぶらりんで心があっちに行ったりこっちに行ったりだったからこそ岡林信康のロックはとんでもなくぶっ飛んでいるのかもしれないとも思う。ここで繋がり、どこかに生き続けていたロックは、昨年11月の渋谷で一発目に鳴らされた「今日をこえて」とエンディングの「それで自由になったのかい」の劇的な、しかしべたべたしていない現在のロックをぶつけることで、綺麗に精算されたのかなとも思ったりもする。

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岡林信康復刻91

2009-03-17

10802.jpg 日曜日の夜にTBSでやっている情熱大陸。これに作詞家の松本隆さんが出ていた。仕事に限らず、その身のこなしから淡々としたフットワークの軽さがあった。きっとその軽さが「最後の作詞家」として現在も第一線であり続けられる理由なのかなと思う。
そして岡林信康さん。3/14(土)山口県阿武町で行われたコンサートの模様から、情熱大陸の撮影がスタート。放送は夏以降くらい?とてもよいタイミングでの撮影スタートとなったのではないでしょうか。一体どのように岡林信康を追いかけていくのか、楽しみです。
過去の作品が揃い、そしてコンサートを重ね、過去と未来を歌い、そこから新しい歌と新しい出会いに期待したいですが、まあのんびり楽しめればいいです。

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岡林信康復刻90

2009-03-11

10767.jpg 3/20発売の復刻第4弾のサンプルが届きました。いい感じに仕上がっていて、満足です。特に、ライブレアトラックスは銀紙を使用したジャケットで、ブックレットも黒紙に銀を施したものになっていて、これも綺麗に仕上がっていてほっとしました。

去年の8月から約半年間に渡って続けてきたシリーズもこれで終わりです。だいたい2ヶ月に3枚のペースで合計13枚。内スタジオ作品が3枚で、残りの大半をライヴ音源が占めたわけです。岡林信康がいかにライヴアーティストであったのか、そしてライヴに対する思いは今も全く衰えていないところが頼もしい限りです。ライブ抜きには語れない岡林信康。今までクローズされていたURC時代の岡林信康のすべてが完結します。
5月にはEMIミュージック、クラウンからそれぞれ90年代のエンヤトット時代の作品も全て復刻されます。ということは5月になれば、自主制作盤も含め、岡林信康の全カタログが並び、生き続けていく。どの時代の歌も手に取ることができる。去年の今頃には全く想像していなかったことが実際に起きている訳で、ものすごくエキサイティングな1年でした。

URC、ソニー、コロムビア、ビクター、東芝(現・EMIミュージック)、クラウン。先ほど岡林さんから届いたFAXには、自分自身の過去を否定する生き方のしんどさ、そしてやっぱり過去を受け入れることができるようになったこと、どの時代の岡林信康を聴こうがそれは聴き手の自由であることなどが書かれていました。そして、今興味がある音楽や、これからどこに向かっていくのか?ということも。次、機会があれば岡林さんと一緒に新しい作品を創って行きます。

そして何と言っても6/27九段会館での岡林信康コンサート2009。ここをひとつの山として、これまでの岡林信康、これからの岡林信康を見届けたいです。

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岡林信康復刻89

2009-03-10

10753.jpg 1991年に発行された『伝説 信康』が2009年3月『伝説 岡林信康』として増補改訂新装版として復活する。岡林さんの文章と川仁さんの写真で構成されていて、とても読みやすく、一気に読める。
当初、川仁忍さんの没後10年を偲んで発行された作品だけに、岡林さんの川仁さんに捧げる気持ちが本全体から感じられる。そしてもう一人、この本が出た時点で亡くなっていた人がいる。美空ひばりさんだ。歌謡界とフォーク界。2人の出所は異なるけれど、正反対の場所にいる2人が交わっていくポイントが面白く、これは出会うべくして出会ったのだと思う。そして2人はジャンルに囚われることなく、幅広い音楽のアプローチを試みていて、実はものすごく似ていると思う。同じ時間を共有して築いていった繋がりが、ここにはあると思う。

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岡林信康復刻88

2009-03-07

10744.jpg ゴマブックスの方から電話があり、今年、岡林さんの母校近江兄弟社学園中学の国語の入試問題として、『バンザイなこっちゃ!』からの文章が引用されたということです。中等部の入試ということは小学6年生が対象で、彼らが一生懸命岡林さんの文章を読みながら、問題を解いていく姿を想像すると、微笑ましい。実際に入試問題をFAXで送ってもらったのですが、中々良い問題で、感心してしまいました。新しいキャッチコピーは『岡林信康、「くそくらえ節」から「入試問題」まで』。

さて、話は変わりますが、昨日金沢の友人よりメールがあり金沢の老舗レコードショップ山畜(ヤマチク)が負債11億円で倒産したというニュースが届いた・・・・。自分が通っていた小・中学校の側にあった、香林坊109のヤマチクで、本当にたくさんのレコードやCDを買って育ったわけだが、これはものすごくショック。片町の交差点のところには輸入盤だけを扱った店舗もあって、国内、輸入ともに、大変お世話になった。その後上京し、それでも帰省するたびに覗いていた。いわゆるメジャーものだけでなく、ジャンル毎での品揃えも充実していた。不況の影響は間違いなく街のCDショップにまで及んでいるわけで、金沢の音楽文化は今後どうなってしまうのだろうかと考えると、とても悲しい。不況は文化までをも奪っていくのだろうか。

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岡林信康復刻87

2009-03-06



岡林信康復刻第4弾特典BOXのデザイン出来上がり、昨夜よりディスクユニオンHPのポータルTOPに上記バナーが展開されています。見てみてください。そして今月は14日に山口県阿武郡阿武町で岡林さんのコンサートがあります。チラシとかコンサートパンフレットなどはこちらの阿武町役場のHPからご覧いただけます。僕のところにもチラシなどお送りいただいたのですが、デザインがよく、読み物としても面白いもので、とても感心してしまいました。今年で14回目を迎えるというこのコンサート、町が中心となった手作りのコンサート、いつか僕も阿武町で岡林信康を体験してみたいです。

そして、東京にお住まいの方には嬉しいお知らせが。6月27日(土)、九段会館で岡林信康コンサート2009が開催されます。昨年11月渋谷タワーレコードでのインストア・イベントなどはありましたが、東京での純粋なコンサートは本当に久しぶりです。新しい側面もいくつか出てきそうな予感がしますので、是非。この場で岡林信康の全アルバムが綺麗に揃うはずです。フォーク、ロック、演歌、ニューミュージック、サムルノリ、エンヤトット。そして次は何をやってくれるのでしょうか?ジャズ?ボサノヴァ?

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岡林信康復刻86

2009-03-03

10716.jpg URC時代の復刻は3月で終わりますが、お次は90年代です。5/13(水)クラウンから『風詩』が紙ジャケ仕様&最新マスタリングで復刻されます。
1998年に本作がリリースされて11年目に突入。11年という歳月の中で色々消化されて、こうして岡林信康の過去のカタログが一気に揃うわけですが、この11年前のアルバムが現在のところ岡林信康の最新スタジオ・オリジナル作品と言うことになるわけで、もうそろそろ新しい歌、新しい編成、新しいアルバムが聞きたい頃です。

さて、『風詩』の中には、1月のミュージックフェアで演奏されたタイトル曲「風詩」はもちろん、2月大阪での矢野顕子コンサートにゲスト出演した際に披露された「陽炎情話(かげろうばなし)」も入っています。そして「ええじゃないか!」。なんか、みんなでアホみたいに踊ればもうトランスに近い気持ちよさで、これはきっと日本人のリズムなんだと思います。「ワン、ツー、スリー、フォー!」のカウントは「ひい、ふう、みい、よう!」で良いわけで、さらにロック的な即効性があり、このアルバムできっとエンヤトットはひとつの完成形を迎えたのだと思います。

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岡林信康復刻85

2009-02-23

10676.jpg 岡林信康復刻第4弾のチラシ、そろそろ出来上がります。今週末〜来月上旬あたりにレコード店などで配布されると思います。今回も相変わらず濃い感じで、というかこのシリーズの13タイトルは全部濃いので、チラシも当然濃いです。最初、B5サイズを縦にしたデザインを考えていたのですが、デザイナーさんが横のほうがおもしろいということで横向きのデザインになったわけです。案の定面白くなって、チラシではありますが、毎回楽しみにしていてくれる方が大勢いて嬉しい限りです。
僕もこれら自宅の壁に貼っていたりするわけですが、ここにこの最後の1枚が加わると、濃度が更に増します。マッチョじゃなくても男臭くてストレートな人はいっぱいいた。ギランギランな時期というのももちろんある。

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岡林信康復刻84

2009-02-20

10653.jpg 昨日の夜、上京している岡林さんたちと恵比寿で飯。『歌祭り2』に収録されている「桜雨の朝に」が、僕は個人的にものすごく好きで、これからの季節にステージで是非歌って欲しいとリクエストしました。親元を離れ、東京で学生生活を開始する。親が旅立つ子を想う気持ちというのが、これほど直接的に表現されている歌は、他にないとおもう。別れと出会いの春先の、なんだかワクワクするんだけれど、ちょっぴり不安に感じるようなその時期の気持ちはやっぱりいつも新鮮です。そして「自由への長い旅」「遠い朝」「26ばんめの秋」「山辺に向かいて」など緩やかな弾き語りが多い『歌祭り2』は全体的にしっとりとしていて、他の作品に比べると渋めですが、優しい気持ちになれてオススメです。春先に部屋でゆっくり聴きたくなうような1枚。
さて、昨日は、おとといのニュースのことも話しました。当日テレビで事件を知ったと言うことで、やはり大変驚いたということでした。岡林さんに「是非、いつか機会があれば岡林さんのコンサートで茂さんにギターを弾いてもらいませんか?」と聞いたところ、にっこり笑いながら「うん、いいよ」。
何年経っても何があっても、きっと鈴木茂氏のギターは岡林さんにとっても変わりようがないものなのだろうと思います。

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岡林信康復刻83

2009-02-18

10643.jpg 今日から発売になっている岡林信康コロムビア時代の新録ベスト『岡林信康(2枚組)』。早速聴いていおりますが、これは数ある岡林信康のアルバムの中でも、もっとも入り易い1枚ではないでしょうか。1976年までに発表されたそれまでの曲を、当時の新録で辿れるという点、選曲の良さは抜群だと思います。弾き語り〜ロック〜演歌と辿った、言ってみれば岡林信康の第一期を知るには申し分ないとベスト盤です。ここを入り口に、気になる楽曲をオリジナルで辿るという入り方も非常に面白い。ムーンライダーズダウンタウン・ブギ・ウギ・バンドとの組み合わせも、恐ろしいくらいにはまっています。『うつし絵』を出したことによって、それまでの自分を整理するうえでのベスト盤でもあり、そこからあの超名盤『ラブソングス』へと繋がっていくわけで、これはコアな岡林ファンにとっても非常に重要な1枚です。はっぴいえんど柳田ヒログループ等とやっていた頃には出来なかったアレンジがとにかくとても新鮮。今日改めて聴いて、早速ipod入りです。

さて、岡林信康デビュー40周年記念復刻シリーズでも多数聴くことができる岡林信康とはっぴいえんど。あの実質1年弱の短く濃密な期間、ギリギリの中、色々な緊張感の中で放射された岡林信康の言葉も、鈴木茂の天を切り裂きそうな、まるで岡林同様叫びのようなギュワンギュワンでのギターも、いつも全部大切なもので、これはもう変わりようがない。そしてこれを聞くといつも体温が少し上昇するような気がする。熱い。
近い将来、岡林さんのコンサートで、鈴木茂氏がテレキャスターを抱えて颯爽と登場してくれる日を楽しみにしています。

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岡林信康復刻82

2009-02-16

10628.jpg 昨日とか今日みたいに日中暖かいと、もうすっかり春な気分で、やっぱり寒いより暖かいほうが気持ち的に明るく、少しアホみたいになるようで、だけど昨日は一日中腰が痛かったから家でずっとゴロゴロしていた。昼寝したりしながらふと思ったことは、岡林さんの歌はやっぱり春が似合うと思うし、実際春を歌った曲も多く、そのいずれもが名曲だと思う。「桜雨の朝に」も「雪の桜」も「春を運ぶな雪の海」も「春の裾」も。そして『音楽舎春場所実況録音』だ。春になると岡林さんはそれまでの自分にするりと別れを告げて、みんなの前にひょっこり姿を現した。変化の季節にロックをやり、それから数十年後には京都で実家を旅立つ子を想う。その全てが自分はもとより、その歌を聞いた人が、自由気ままに感じられる季節が歌には流れていると思う。もうシャツ1枚とか、薄いセーターとかで過ごせる暖かい季節が早く来て欲しい。厚着より薄着の方が、動きやすいし身軽だしね。

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岡林信康復刻81

2009-02-12

10601.jpg 2/18発売のコロムビア2枚組ベスト、『岡林信康』に収録されている「自由への長い旅」はいいですね。URC時代に3つのスタジオバージョン(『わたしを断罪せよ』収録のアルバムバージョン、URCシングルバージョン、グループQとのバージョン)を残し、76年5月にムーンライダーズ(鈴木慶一とムーンライダーズ)と録音されたこの76年スタジオ録音バージョンは、昨年11月24日の渋谷タワーでのインストアバージョンに近く、肩の力が抜けていて、全体にまとまりがあり、言葉を機関銃のように連打することなくすんなりと耳に入ってくる、つまり曲の良さが引き立っていると思います。
このバージョンを聴くと、70年始めにパンクみたいな感じでアコギをガチャガチャ弾きながら性急に飛ばしていたのが嘘みたい。そしてこの歌は69〜70年代で計4パターンのスタジオ作品が残されているから驚く。「私たちの望むものは」は71,2年頃でライブでは歌われることがなくなったことを考えると、実は「それで自由になったのかい」こそが、この時期の岡林信康が一番重要としていたメッセージと、ポップで耳障りの良いサウンドが託されていた歌なのかなと思ったりする。
岡林信康URCシングル集+8』に、URCシングルバージョンと、ボーナストラックにグループQとのバージョンが収録されているので、このムーンライダーズとのバージョンも含め、全スタジオバージョンを聞き比べてみて下さい。とっても面白いです。

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岡林信康復刻80

2009-02-10

10592.jpg 岡林信康復刻第4弾の予約受付と同時にニュースでもお伝えしましたが、3/19に『伝説信康』が白夜書房より増補版として復刊になります。1991年に発売されて絶版状態でしたので、18年ぶりの復活となります。今回の増補版は1991年から昨年2008年までの部分を他の写真と岡林信康氏への追加インタビューによる語り下ろしが追加になるので、91年版をお持ちの方も楽しめると思います。この部分はCDで言えば、ボーナストラックみたいなもんですね。はっぴいえんど美空ひばり等との貴重な写真も多数収録されているので、是非併せてお楽しみいただければと思います。写真は今回の復刻盤を制作する際にも多数お借りした川仁忍さんの写真がメインとなっているので、文章とビジュアルの両方から、さらにディスコブラフィーも追記されているので、こちらも楽しみです。

で、3月発売の復刻盤の方ですが、今日3タイトルのジャケットが校了となり、残すはブックレット、盤面など。『岡林信康ライブ アトラックス』なんかは、画像からはわかりませんが、かなり凝った感じになります。また店頭で配布しているチラシのほうも今月中旬〜下旬あたりには出来上がる予定です。

で、来週にはコロムビアからの復刻盤『岡林信康』が待望の2枚組完全盤としてリリース、さらに21日には岡林信康自主制作盤4タイトルが一挙一般発売開始という流れになっております。しかしながら、本当に次から次へとリリースが続き目が回りそうですね。毎月何かしらあるので、本当お金も大変ですが、引き続きよろしくお願いします。

※画像は3/20発売の岡林信康URCシングル集+8

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岡林信康復刻79

2009-02-04

10556.jpg見るまえに跳べ』のクレジットを見ればわかりますが、はっぴいえんど以外のメンバーとしてクレジットされているのが、以下4名。
オルガン、ピアノ:渡辺勝
ベース:稲葉正三
ドラム:小川敏夫
フルート:木田高介

このうち、ジャックスの木田高介を除いた3名が、岡林さんがはっぴいえんどの前に組んでいたバンドだということです。写真もいくつかありました。岡林さん曰く『グループQ』と言うらしい。というか勝手にそう呼んでいたということです。今も現役でミュージシャンとして活躍しているのは、元はちみつぱい渡辺勝くらいではあるけれど、この3名+岡林さんのギターとボーカルだけのシンプルな編成でのロックは、はっぴいえんどにはない、手探りの危うさと、性急さがあって、ロックというよりパンクに近い。ちょうど『見るまえに跳べ』を録音していた1970年4月20日、アオイスタジオで、このメンバーで録音されたと思われるテイク、「それで自由になったのかい」では、岡林さん、アコギ弾きまくっています。これは岡林信康URCシングル集のボーナストラックとして収録されます。ベースも跳ねまくっていて、最後の「オーライ!」のシャウトも含め、個人的に最も好きなテイクでもあります。
1970年の始め頃の曲を聴く際、ライブ音源でもスタジオ音源でも、ファズがかったエレキのリードギターが入っているか否かという点を注意して聴いてみると、『はっぴいえんど』と『グループQ』の演奏がよくわかります。
といことで、このメンバーでの貴重なライブ音源も含まれている『私たちの望むものは 音楽舎春場所実況録音』。『見るまえに跳べ』がスタジオで録音されている最中の超貴重なライブ音源です。4月の時点では「今日をこえて」が岡林さんの中で、自身の歌の大きなテーマでもあったのでしょう。「私たちの望むものは」が破壊的な美しさと危うさを伴って、はっぴいえんどと共に本格的に機能しだし、歌がどこかに飛んで行ってしまうような勢いを得たのは、8月のフォークジャンボリー以降なのでは?はっぴいえんどとの演奏、バランス共にその頂点と言えるようなものが、1970年12月1日神田共立講堂での『岡林信康コンサート』だと思います。
1970年6月にリリースされた『見るまえに跳べ』で描きたかった世界は、リリースから半年後の、底冷えのするような同年12月のコンサートを以ってようやっと完成したような気がする。

※画像は私たちの望むものは 音楽舎春場所実況録音のジャケットラフ画像。(変更になる場合あり)

-2/7(土)より通販予約開始-【特典あり】岡林信康復刻第4弾 遂にクライマックス!

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岡林信康復刻78

2009-02-03

10554.jpg 3/20発売の岡林信康復刻第4弾の3タイトル。この3タイトルをまとめてお買い上げ頂いた方に差し上げる特典内容が決定しました。

2/7(土)午前零時より通販予約受付開始です。
超豪華W特典決定!
3/20発売『私たちの望むものは 音楽舎春場所実況録音』『岡林信康URCシングル集+8』『岡林信康ライブ レアトラックス』の3タイトルをまとめてお買い上げ頂いた方に先着で、ディスクユニオンオリジナル特典として【紙ジャケ収納BOX】(デザイン未定)を、さらに昨年11月24日に渋谷タワーレコードにて行われた、1夜限りの岡林信康インストア・ロック・ライブの模様を収めた超貴重なCDも差し上げます!!
もちろんマスタリング音源採用!!
※収録曲は決定次第お知らせいたします
いずれも先着特典になります。無くなり次第終了、追加は一切ございません。お早めにご予約下さい。


と言うことで、今回の一連の復刻作品に連動した、2008年11月24日、渋谷タワーレコード地下で行われた岡林信康まさかのロックスタイルでのインストアライブ。当日演奏された全7曲から2〜3曲をチョイスしたものを差し上げます。
特典ではありますが、一連の復刻作品のマスタリングを手がけてくれた石崎氏にマスタリングを依頼、生々しいステージが蘇えります。
当日目撃した方はもちろんですが、お越しいただけなかった方たちにも是非聴いていただければと思います。本人は「遊び半分」と言っていましたが、途中から「遊び」が「熱」に変わってしまって、遊びでは済まされないさすがのロックをかましています。ご期待ください。特典BOX第4弾もデザイン出来上がり次第こちらでも掲載します。こちらもご期待下さい。


※画像は岡林信康レアロックライブのジャケットラフ画像。(変更になる場合あり)

-2/7(土)より通販予約開始-【特典あり】岡林信康復刻第4弾 遂にクライマックス!

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岡林信康復刻77

2009-02-02

10548.jpg 土曜6時のミュージックフェアは岡林さんがゲスト出演した回の放送となり、4曲流れた訳ですが、地上波で「チューリップのアップリケ」の弾き語りからスタートするというのはやっぱりものすごいインパクトがあったと思います。表面上の哀しさだけを感じたとしても、歌の根底にある問題を感じたとしても、ただただメロディを感じたとしても、40年前に作られた歌が、今も当時と全く変わらず、聞く側の耳を捉えて話さないインパクトを持ちえているのは「うちがなんぼはよー」で始まる関西弁の歌詞と、子供の側から見たお金がないということの切々とした痛みが描かれているところが、あっという間に時間を超越してしまうのだと思います。
この歌は短髪、長髪、アフロとサウンドと同様ぐるぐると変化していった岡林さんの髪型をも超越し、完全に岡林さんの元を離れ、ずっと歌い、聴き継がれていくのだと思います。
しかしながら「アップリケ」の前に29年前に出演した際の映像も最初にチラリと流れましたが、それが見事なアフロヘアで思わず笑ってしまいました。ギランギランな70年の中津川での「私たちの望むものは」も久々に映像で見ましたが、やっぱりギランギランなままでした。当たり前だけど、その時々の姿はもう変えようがないのですね。
とにかく「弾き語り」と「エンヤトット」という構成は今のステージに近いので、雰囲気は少しは伝わったのではないでしょうか。今後、ここに「ロック」という要素が加わりそうで、ステージも含め、一体どのように変化していってしまうのか、いよいよ楽しみになってきます。「エンヤトット」に関しては、東芝、クラウンのこの時期の作品は現在廃盤状態ですので、2月21日から一般流通を開始する「歌祭り」シリーズと、「エンヤトットベスト」にしか収録されていません。この日の放送で流れた「チューリップのアップリケ」も「君に捧げるラブソング」も「風詩」も「虹の舟唄」も全部ここに収録されています。初めてこの自主制作盤に触れる方は「新譜」的に聴いても面白いでしょう。
フォークをやろうが、ロックをやろうが、演歌をやろうが、エンヤトットをやろうが、復刻だけではなく、今の姿も含め、どれでも好きに選択できるような環境がレコード店にあるというのは、今というタイミングもあるのでしょう。だけど全部本当の岡林さんなのです。

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岡林信康復刻76

2009-01-29

10525.jpg 2/18コロムビアから発売される1976年時の新録ベスト『岡林信康』の封入特典としてLP時代の初回特典として封入されていた写真集が急遽決定しました。12Pに及ぶこの封入特典写真集がミニチュアでどのように復刻されているのか、楽しみです。

1/31(土)放映の岡林信康単独出演のミュージックフェアですが、初期の弾き語り時代の楽曲も演奏しています。一連の復刻作品はもちろん、最新のスタジオ作品でもある『歌祭り』シリーズにも現代のバージョンが収録されていますので併せて是非。

さて、3月20日発売の復刻シリーズのクライマックスですが、今週中くらいにはジャケットが出来上がりそうです。いずれも初CD化ですので、それぞれゼロからジャケット作っています。写真も色々取り寄せて進行中です。収録内容の追加変更も近々正式に発表します。特典ですが、最終的に岡林さんから正式な許可が出たので、こちらも近日お伝えします。
以上現在進行中です。
これ以降も随時報告します。

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岡林信康復刻75

2009-01-26

10503.jpg 突然賞状とトロフィーが届きました。
紙ジャケ探検隊』が選ぶ、2008年紙ジャケグランプリに岡林信康の一連の復刻作品が選ばれたようです。ジャケットだけでなく、あのライブの臨場感を再現、新たに蘇えったサウンド(マスタリング)も高く評価してもらえたのがなにより良かったです。

そしてフジテレビ『ミュージックフェア』。
いよいよ今週土曜日に岡林信康が出演します。
BSでの出演は多かったですが、地上波での出演は一体いつ振りなのでしょうか?
5曲ほど歌いますよー。トークも相変わらず炸裂してました。こちらもお楽しみに。

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岡林信康復刻74

2009-01-21

テレビ収録のために上京していた岡林さんにフジテレビでお会いしていきました。3月に発売する復刻第4弾のお話しもしました。インフォ送信前からずっと検討中であった楽曲2曲があって、その追加収録の許諾が得られましたので、『岡林信康URCシングル集』のボーナストラックとして急遽もう2曲追加されます。収録内容に関しては、今月末に正式にインフォメーションが流れ次第webやブログ等でお伝えしますが、あの曲です。
楽曲全体の別テイクやシングルバージョン等の検証もようやっと終わり、少しすっきりしました。
1月には地上波でのテレビ出演、その後も決まってきていますので、新年早々色々です。あと毎度お馴染みの特典も今回はスペシャルなモノで進行中。今回の一連の復刻に関連したものです。内容も2月頭には決定できそうな感じで進行しておりますよー。

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岡林信康復刻73

2009-01-15

10460.jpg 3月20日発売岡林信康復刻第4弾、ファイナルの詳細発表です。今までの復刻から漏れてしまっている楽曲が多数あり、それらはURCシングル集とライブレアトラックスにまとめて一挙収録です。そして『私たちの望むものは 音楽舎春場所実況録音』。原盤はもちろん、1970年8月にリリースされていたことは確認できたのですが、現物は遂に見ることが出来ないのかと半ば諦めていました。このカセットには、1970年4月12日のロック叛乱祭での岡林信康のステージが収録されていて、12日の音源はこにしか収録されていない、ものすごいレアなライブ音源です。蒸発から戻ってきた岡林信康のステージということで、観客の期待も相当高かったとのことです。岡林さんに、このカセットついて以前尋ねたことがあります。リリースされていたことも知らなかったということで、当時極少数しか出回らなかったのでしょう。しかしながら今回、ひょんなことから当ブログを読んで頂いているadonisさんとご連絡を取ることが出来て、所有しているカセットの現物をお借りすることができました。
早速届いた現物、当時の価格で¥2,000、URCTで始まるカセットでの規格番号・・・・なかなか辿りつけなかったアイテムにいよいよ辿りつけました。この現物をうまいこと使用したジャケットデザインで進めます。adonisさん曰く、当時音楽舎へ直接申し込んで買った記憶があるということからも、通販限定アイテムだったのかもしれません。カセットはEPやLPに比べてやっぱり小さいので、当時お買いになった方でも、失くしてしまっている人も多いのではないでしょうか。そして聞き込めば聞き込むほど、何よりテープは劣化するので、今後カセットは大切に保管していただいて、マスタリングしたCDをガンガン聴いていただければと思います。このカセットが出てきたことにより今後の作業がまた楽しくなりました。重ね重ねありがとうございました。

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岡林信康復刻72

2009-01-15

10457.jpg 岡林さんが2001年より自主制作盤として制作していた『歌祭り』シリーズ1〜3と、エンヤトットミュージックのベスト盤の全国流通が2/21より開始(販売)します。
コンサート会場での手売りと、一部ネット通販でしか販売していなかったシリーズです。2001年当時は今のような復刻作品が店頭にない(廃盤)状態で、CDでも聴きたいというリクエストが多数寄せられたことから制作が開始した『歌祭り』シリーズ。「山谷ブルース」「チューリップのアップリケ」「流れ者」「自由への長い旅」「君に捧げるラブソング」「オリビアに」「今日をこえて」など、初期から中期の楽曲から最新のエンヤトットミュージックまで。その全てがバランスよく収録されていて、現状の弾き語りとエンヤトットが混在したステージに近い構成となっています。
当初過去のもの(音源)がないなら、いっそのこと新録して聞きたい人が聴けるようにしようという目的で始まったこのシリーズ。今や40年前の過去の音源が、レアなライブも含め全て次々復刻されています。それではこの4枚の役割は一体何なのか。それは過去は過去として、今は今としてそれらが実は全部一直線に繋がっているということが明らかになることだと思います。先日のロックバンドの編成も経て、今後はエレキ、フォーク、エンヤトットという編成になり、いよいよまた新たにエレキというアプローチが増えるのでしょうか。もうどこにでも行くことが出来てしまうという今の岡林さんの身軽な状態というのは非常に良いと思います。

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岡林信康復刻71

2009-01-13

10452.jpg 3月発売予定の『私たちの望むものは 岡林信康音楽舎春場所実況録音』のマスタリングがあがり(早い!)、受け取りました。と言うことで確認作業や各種重要メールなどなど。本作の制作に関してはギリギリで良い出会いがありました。残りの2作品のマスタリング、仕様に関してや各種資料、写真集めなども平行して進めて行かないと、ぼちぼち1月も中旬なので、悠長にやっていられず。
この前新年があけたと思ってたら、もう2週間も経過しているのですねぇ。改めてスケジュール確認。今週末辺りにはインフォ送信、3タイトルの内容を正式発表予定。さらに、その他決定事項がいくつかあるのですが、まだお伝えできず。と言うことで、今までリリースされた10枚を聴きながらウォーミングアップしていただければと思います。
3月発売の岡林さんの3タイトル、爪弾くギターがいつの間にかかきむしられ、「ォーライ!」という怒鳴り声と共に見えないところに向かって跳びながら落っこちていくようなそんな3枚になります。岡林信康はライブだ、生だとつくづく感じました。それらは全部ざらついていて、だけど、その奥に引っ込んでいた言葉や空気なんかをグイっと引っ張ってきたかのようなマスタリングは今回も見事です。

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岡林信康復刻70

2009-01-07

というわけで3月発売の復刻第4弾のマスタリング着々と進んでいるわけです。各種収録内容の確認を行いながら進めています。インフォもそろそろ正式なものを作成し、今月下旬辺りには発売日、収録内容やタイトルなど正式発表できるかと思います。
そのほかにも現時点で決定していて、まだ発表できない事もたくさんあるのですが。今年の岡林さんの活動は去年同様、いやそれ以上に活発になる事は間違いないでしょう。とにかく様々な時代の岡林信康とそのサウンドを支えるリズムの気持ちよさが実感できる1年になるのではないでしょうか。
今自分に出来る事はまず3月の3タイトルですので、それを進めながら次行ってみます!

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岡林信康復刻69

2009-01-05

あけましておめでとうございます。
年末は実家でBSでやっていたフォーク番組(岡林さんが出ていました)を見たりしてましたが、不思議なほど音楽はほとんど聴きませんでした。さらに今年はまだCDとかレコード買っていません。例年なら、もう2日とかから早速買っているのに。何故か足はレコード屋にはなかなか向かず、その代わりに本屋とか。しかしながらその反動か、帰りの電車の中でipodで色々聴きながら帰ってきましたが。
さて、岡林信康関連ですが、今年の2月にコロムビアから2枚組新録ベストとなる『岡林信康』(1976年作品)がリリースされ、3月に富士から3枚復刻盤が出て、これで一旦富士からの復刻は終了です。となると次は久々にライブ観たいですね。コンサートホールもいいけれど、1000人弱くらいのライブハウスも良いですね。そして、一部:エレキ、二部:弾き語り、三部:エンヤトットというステージが実現したら凄い楽しい。エレキの時はまた別のバンドでやってみたり。たとえばベース:細野晴臣氏、ギター:鈴木茂氏、ドラム:林立夫氏のティンパンの面々、もしくはベース:小原礼氏、ギター:高中正義氏&加藤和彦氏、ドラム:高橋幸宏氏のミカバンドの面々なんかと実現したら凄すぎですが。考えるだけでも楽しい。逆にもっと若い人たちをバックにロックをやるのもいいですね。
そしてニューアルバムと言えば、98年にリリースされた『風詩』以降、純粋なニューアルバムが出ていないので、そろそろと、こちらにも期待してしまいます。岡林さん自身、様々な構想があるようですので、それらが音として表される日はそう遠くないのでは?
と言うわけでまずは3月の復刻作品の制作が始動しました。
今年もよろしくお願いいたします。

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岡林信康復刻68

2008-12-26

10382.jpg ということで2/18にコロムビアから『岡林信康』(2枚組)が復刻決定です。

1976年に新録ベストとしてリリースされたボリュームたっぷりの2枚組。1曲目の「誰ぞこの子に愛の手を」からもう全開です。以前CD化された際は2枚組のものを1枚に再編集したものでしたので、今回が完全復刻となります。
このアルバム、内容が本当に良く、それまでに一度作り上げた世界を壊しながらもそこから新たに作り上げているというか、ものすごく肩の力が抜けている分、よりリアルに岡林信康の世界が展開されていて聴き易いです。バックのムーンライダーズの洗練された演奏も、ダウンタウン・ブギウギ・バンドの男くさくも勢いある演奏もとても上手く乗りこなしているといった感じです。特に「橋〜“実録”仁義なき寄合い」での宴会会場のようなヤケクソなアプローチには思わず手拍子を取ってしまいそうな勢いがあって最高です。「これでコロムビアも潰れるやろ!」という悪ノリなボヤキ、アンコールでの「スモーキング・ブギ歌います!」というオチも含め、岡林信康一発録音での本領発揮といったところでしょうか。「それで自由になったのかい」はこの前のロックバージョンに近く、「愛するひとへ」の弾き語りも切なさ倍増、URC、ソニー、コロムビア時代の楽曲が本当に見事に再構築されていて、全く飽きさせません。これスルっと2枚連続聴けますよ。このあたりはオリジナルバージョンと聞き比べて是非楽しんでいただければと思います。さらにオリジナルの初回分にだけ封入されていた写真集もミニチュア復刻されるようですので、楽しみです。で、12/17に発売された岡林信康のコロムビア3タイトル。この3タイトルをまとめてお買い上げ頂いた方に先着で差し上げているラブソングスBOXには2/18発売の『岡林信康』も収納可能ですので、こちらも併せて是非。コロムビア時代の4枚全部入れてください。
ということで、なんか今年1年を振り返ることでも書こうかと思いましたが、やめました。ということで今年一年当ブログをご覧いただきまして本当にありがとうございました。今日が今年最後のブログとなります。年明け1月から再開予定です。みなさんどうぞ良いお年をお過ごしください。3月は色々あると思いますよー!

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岡林信康復刻67

2008-12-25

10374.jpg 2009年3月発売予定の岡林信康のURCからリリースされたシングル曲の確認などなど。昨日は会社から帰って、家で7インチひっくり返したりしてたらいつの間にかクリスマスイブは終わっていました。
ビクターがアート音楽出版から原盤を借りて制作したシングルは、岡林さんの写真などを全面的に使ったものが中心で、割とおとなしめ。だけどURCのシングルのジャケットは結構凝っていて、なんか意味がありそうでなさそうなぶっ飛んでいるようなジャケットが多い。しかしながらビクターのお陰で当時全国のレコード店へ岡林信康の作品が流通されたのは非常に大きいです。ビクター盤が最初の岡林信康体験だった方も多いのでは?ジャケットも岡林信康のレコードだってわかり易くもあり、伝わりやすかったとは思います。
URCは流通を通さない、レコード店との直接契約を行っていたインディペンデントレーベルだったわけですから、一定枚数が売れれば、赤字にならなければ、やりたい人のやりたいように出来た部分もあったのでしょうか。とにかくサイケとパンクが入り組んだなんとも形容し難いジャケットがいくつかありますねぇ。
で、色々もう一度整理していたのですが、シングルにしか収録されていないバージョンだとか、とにかくたくさんあるわけです。「だからここに来た」も「コペルニクス的転回のすすめ」も「家は出たけれど」も「君を待っている」も。『大いなる遺産』がリリースされるまではそれぞれの7インチシングル盤や一部ビクターからの編集盤などでしか聞くことが出来なかったわけで、あのすっとぼけたようなへのへのもへじジャケットは実はジャケットとは裏腹に(ジャケットではこのレコード、スルーしても構いませんよ的な奥ゆかしさがある)重要な作品だったわけですねえ。
で、3月発売予定のURCからのシングルを中心とした編集盤ははっぴいえんどではなく、中川イサトさんのエレクトリック・ギターを中心として、リズム隊に谷野ひとし、つのだひろ等ジャックスの面々がバックをつとめた「それで自由になったのかい」(『わたしを断罪せよ』収録のものとは別バージョン)や1970年の中津川でのはっぴいえんどをバックにした同曲のライブバージョン、「堕ちた鳥のバラード」「いくいくお花ちゃん」のカナダ録音などなど、聴き所満載。『大いなる遺産』に収録されている楽曲と被るものもいくつかありますが、オリジナルリリース順に、当時のサイケとパンクが入り組んだあのなんとも形容し難いジャケットも、ミニチュア復刻したものをそれぞれ封入予定です(予算的に大丈夫か・・・・!?)
とにかくまだはっきりしたことは言えませんが、耳だけじゃなく、見て楽しめるシングル集を予定しておりますよ。
メリークリスマス!

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岡林信康復刻66

2008-12-24

10360.jpg 12月20日、横浜のじいちゃんが亡くなる。90歳の大往生。そこからバタバタと、22日はお通夜、23日は告別式。いろんな想い出やいろんな背負ってきたものも、戦争の悲劇も、全部あの世へ持って行ったかのような寝顔が良かった。お通夜の後、兄貴とおじさんたちと4人で大宴会。ウイスキー1本、ビール25本ほどを4人で6時間飲み続け。おかげで23日の告別式は完全な二日酔い&下痢。ごめんね、じいちゃん。だけどじいちゃんの分まで飲んだんだよね。
ラブソングス。たくさんのさよならが詰まったアルバム。今年は岡林さんと出合って、じいちゃんと別れた1年。これからもきっとたくさんの人たちと出会って、別れていくのですね。もうじいちゃんには2度と会えないけど、なぜか清々しい年末です。
歌の状況は異なるけれど、「みのり」「からっぽの唄」がどこまでも染み渡る。
さよなら。
とりあえず、下痢、治します。

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岡林信康復刻65

2008-12-19

10334.jpg さあ今日は岡林信康復刻第3弾4タイトル発売日です。こんな日に別件で上京していた岡林さんからお誘い頂き、上野で昼メシ食べてきました。ごちそうさまでした。
17日発売のコロムビアのアルバムのことや、本日発売の4タイトルのことや、ディランとバンド、はっぴいえんどからジャックスから加藤和彦からムーンライダーズからブギウギバンドのことなどなど次から次への音楽の話しが尽きませんでした。岡林さん曰く普段なら絶対聞かないであろう過去の音源、岡林信康ろっくコンサートを先日恐る恐る聴いてみたということです。あのアルバムの鈴木茂さんのギターのぶっ飛び方、混沌とした野音でのステージのヤケクソ加減、その後の笑かすMC、荒々しく雑なボーカルスタイル・・・・。やはり色んな意味で「すごい」の一言です。しかしここに来て、バックカタログがここまで充実しているアーティストも珍しい(笑)
確実に次に繋がっているので、色々な人と一緒に、色々なアプローチで2009年はスタートするでしょう。もう岡林さん、本当に身軽です。芯が出来上がっているから、どんなこともできるでしょう。80歳まで行くと思いますよ!

11月の渋谷タワーレコード地下での20数年ぶりのロックスタイルでのインストアライブ、僕もオモロかったけど、岡林さんもオモロかったという事で、本当良かった。

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岡林信康復刻64

2008-12-18

10327.jpg 19日発売の岡林信康復刻第3弾4タイトル、いよいよ本日から店頭に並んでいます。学校や会社帰りにレコード屋さんにでも寄って是非手にとって下さい。
今年は富士から10枚、コロムビアから3枚の計13枚の岡林信康の作品が世の中に出た訳で、それも8月からのたった5ヶ月間の出来事で、先月にはロックスタイルもやっちゃうし、もう完全に火が付いてしまいました。まさか岡林さんのカタログが当たり前のこととして店頭に並ぶ日が来るとは・・・。
派遣社員などの問題もあり「山谷ブルース」が身に染みてしまうような世の中になってしまいましたが、こんなときこそ歌には思いもよらない力があるのではないでしょうか。本当の事や哀しいことはなかなか歌になりにくいのかもしれませんが、ここまで剥きだしでもいいと思います。それが約40年前の歌でもね。そういう部分がずっと日本の音楽からは欠けていたと思います。全体的にモザイクかけ過ぎだし、モザイクでか過ぎだと思う。
だから岡林信康はずっと異質であり、オリジナルであり続けるのだと思います。


「俺たちにできないこともできるさ」 
(堕天使ロック 『岡林信康壮行会』に収録)

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岡林信康復刻63

2008-12-17

10323.jpg 東京は一日中雨で寒い。こんな日は早く家に帰って、『うつし絵』でも聴きながら家で酒飲んでゆっくりしたい。僕の生まれたその年、岡林さんは演歌をやっていた。
29歳。
男と女と別れと雨と風が吹いている演歌。
その突然のアプローチから結果、ひばりさんと出会い、五木ひろしさんにも曲を提供したわけだ。「山谷ブルース」から「夜風のブルース」へ。「おめえ若ぇのに疲れんなよこの野郎!」と山谷で野次られたのはひと昔、それでもなお年齢を超越したアプローチを続けた。
しかし3年ほど前には声をひっくり返しながら、爆音で狂気の中でロックやっていた人が、演歌。張り裂けそうだった心と声はいつの間に艶やかさ取り戻していた。これは岡林流『ナッシュビル・スカイライン』なのだろうか。
『うつし絵』。
イカすジャケット。

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岡林信康復刻62

2008-12-16

10319.jpg もうすでに店頭には明日17日発売の岡林信康コロムビア復刻3タイトルが並んでいます。シングル曲もボーナストラックとして追加収録されたこれら3作品是非お楽しみください。3タイトルまとめ買いでコロムビア特典の生写真も、ユニオン特典の箱もありますので、是非。コロムビアからの3枚は完全限定生産ですのでお早めに。
で、19日にはちょっと時間を遡って1970年の岡林信康withはっぴいえんどの演奏がたっぷり収録された3枚のライヴ盤(『中津川フォークジャンボリー』『ろっくコンサート』『岡林信康壮行会』)と当時URCからリリースされた3枚のオリジナルアルバム(『わたしを断罪せよ』『見るまえに跳べ』『俺らいちぬけた』)には未収録の楽曲を集めた『大いなる遺産』の4タイトルがリリースされます。今週だけで7枚。こんなスペシャルな岡林月間は今後ないと思いますので、今年1年の岡林信康の復刻の打ち上げとして楽しんでいただければと思います。酒でも飲みながら。聴くの大変ですが。
しかし改めて思いますがフォーク、ロック、演歌、パロディと1970年代からめまぐるしく変化していたのですねぇ。フォーク、ロックと来るのは解りますが、間に演歌をかませるあたりが岡林さんぽい。この変貌を繰り返すということは今に始まったことではないのだと今更ながら改めて実感しました。岡林さん自身、11月にやったロックスタイルが大変楽しかったということで、これ、ちょっとまた変化しちゃう予感がします。事実今まであえて聴くことを止めていたディランやザ・バンドのCDやDVDを解禁してして聴きまくっているということです・・・・・。さあ来年はどうなる!!!!!!?しかしロックやってた頃のの岡林さんを聴くと、よくあんな歌い方してあんな何もかも出し尽くしたかのような走り方して、燃え尽きることなく、60歳こえて、今日をこえて今も歌っているなあと思いました。人間的にもとことん面白い。

今日のBGM:新説SOS『セレナーデ』収録
※この曲聴くといつも笑ってしまいます。この人はいったいなに言ってるんだろう?って思う(笑)

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岡林信康復刻61

2008-12-12

10302.jpg レコード倫理規定委員会から思想的偏向性があるという理由によって名誉ある初めての発売禁止楽曲になったのが「くそくらえ節」。思想的偏向性って、凄い理由。じゃあどれだけこの歌が過激なんだと思うだろうけれど、歌いやすい明快なメロディーに乗って教育、雇用、政治、宗教の矛盾などをテンポ良く突いているにしか過ぎない。
あるひとつの一方的な尺度で人間の価値をはかったり、機械の部分品のように会社の歯車となり必死に働いている労働者たちへ支払われる低賃金の問題や、政治家の表と裏のスケベな顔、宗教家の盲目的で一方的な信仰性とそれを正当化するやり方などなど。茶化しながらの歌ではあるけれども、そのターゲットとされている人たち、つまり教育者や雇用者や政治家や宗教家や天皇も含めて、そのいずれもが人間臭くてあからさま。そしてそのあからさまな部分が一人歩きして思想的偏向性として重要視されてしまったのだろう。
ただ結局偉い人も偉くない人も全部同じ人間であるということが、この歌の最大のポイントだと思う。どんな人でもウンコするし、屁こくし、スケベだし人間臭い。そして、この歌を思想的偏向性があるとして発売禁止としたひとたちも同じ。ぐるぐると同じところだけを回って、誰も得をしなかったのが「くそくらえ節」の発売禁止とその理由だと思う。ただし岡林さんはそのこともあって『放送禁止歌手』という紹介もされていて、またある記事では『危ない歌手』なんてその部分ばかりを煽られたりしていて、これはこれで逆に岡林信康に注目させてしまった。臭いものに蓋をしたつもりが、まったく出来ていなかった。すぐにぶくぶくと泡吹き出して、蓋が外れてしまうのだ。
そして今現在、この歌は誰もが自由に聴くことができる。そして歌の中で歌われた矛盾とバカバカしさはそのまま現代にも当てはまってしまうという事実にただ愕然とするのだった。

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岡林信康復刻60

2008-12-11

10296.jpg 髭を伸ばしたり、剃ったりを繰り返しているのですが、望みが叶うのならば、若い頃の岡林さんみたいな口髭と顎鬚がぐるりとつながった状態で、ニールヤングみたいな男なモミアゲを蓄えてみたいのですが、髭はぐるりとは繋がらず、モミアゲも中途半端な感じでどうにもだめです。
思えば60年代や70年代のアーティストで最初に風がひげに遊んでいく位に無造作に伸ばしていたのは岡林さんだと思います。だからか当時の岡林さんは実年齢よりも上に見えるし、男特有のギランギランなものが見え隠れしていて、風貌と歌の世界がとても巨大なものに感じました。格好は実はアイドル歌手だけでなく、岡林さんみたいなフォークからスタートしたアーティストにとっても非常に重要で、野音の狂い咲きのステージで普通の短髪で髭もなく、休日の若いサラリーマンみたいにジーパンにTシャツ姿だったら、やっぱり相当違和感がある。あのどうしようもないルーズでヒッピー的な佇まいは歌と同じ位説得力があるし、長髪で髭というのは間違いなく当時の反体制のシンボルであったわけで、限りなく自由な雰囲気を醸し出しているから、観客の熱狂を呼んだ部分も多分にあるのだと思います。
さて、写真は17日のコロムビアの3タイトルをまとめて買った方に差し上げるメーカー特典の生写真。75年頃、岡林さんが一番ゴールデン街で飲んでいた頃の写真です。もうこの頃はヒッピーというよりもうなんかライフルが似合ってしまうようなとんでもない迫力を感じるのですが。サングラスも良く似合いますね。それが100円ショップで購入したものでもね。

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岡林信康復刻59

2008-12-10

10288.jpg 19日発売の第3弾のサンプルが届きました。
今回から一連の復刻も後半戦に突入です。残すは来年3月発売予定の第4弾で一応終了を迎えます。第1弾第2弾では黒かった帯も、今回から白に変わりました。

今回は1970年の『見るまえに跳べ』リリース前、リリース後のライヴ音源がメインということもあり、岡林信康とはっぴいえんどとの関係性がよりダイレクトに分かると思います。スタジオ作からは伝わりきれないワイルドな演奏。この手のライヴ音源CDからはボーカルの声が聞こえにくいということが良くありますが、きちんと聴こえます。これはやはり当時のスタッフの方々がサウンドと同じくらいに岡林信康のボーカル、つまり日本語で歌われている言葉というものに注意を払って録音したのでしょう。しかしながら岡林さん曰く当時のライヴなんて今からは考えられないくらいのボロボロの機材で、ひとつのアンプにベースからギターからジャックを突っ込みまくって、音をそのまま出し、モニターもなしのステージだったということです。だからなのか岡林さん、タワーでのリハーサルが終わった瞬間に自分の足元にあるモニタースピーカーを全部取っ払っうよう指示してました。「これで足元すっきりしたわ」と言っておりましたが、これはやはり当時そんなものもないなかで、ロックをやっていた分、今の整った機材においての声やギターの返りが煩わしかったのでしょう。そして何もなくなった足元を満足げに眺めていたその瞬間はやっぱりどうしようもないくらいロックでした。

さてCDに関してですが、MCからは初めてギターを持たずにステージに立った時の戸惑いも、有名な下痢の話しも、一夫一婦制に関しての自身の考えも全てノーカットで収録されているので、音楽だけではなく、当時の青年岡林信康の状況もダイレクトに伝わってくると思います。
必ずしも良い録音状況ではないですが、38年前の岡林さんは、ロックを通り越してもうガレージに近い感覚。「今日をこえて」「それで自由になったのかい」「私たちの望むものは」「自由への長い旅」「コペルニクス的転回のすすめ」「性と文化の革命」・・・・。演奏されているタイトルを眺めて見るだけでワクワクします。そして、けたたましくもがなりながらどこまでも跳んで行きそうな瞬間の数々。そこにはルールも糞もなく、やりたいように、楽しみたいように楽しむという姿勢が見られ、それはやはり岡林さんの音楽の基本のようなものなのだと思いました。やりたいように好きなように制限されず、そしてリスナーにも制限を与えない。いつの時代でもどのスタイルでも自由に聴いて欲しい。これが岡林さんの最近のメッセージなのではないでしょうか。

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岡林信康復刻58

2008-12-08

Earth SodaというwebマガジンのEARTH SODA PEOPLEというコーナーにて、岡林信康のロングインタビューが掲載されております。

写真は浅井愼平さんで、久々のロングインタビューです。内容も写真も本当にWEBマガジンにしておくのが惜しいくらい(プリントアウトしました)凄く良いので読んでみて下さい。
インタビューではどの時代の岡林信康を好きでもそれは自由という言葉が印象的。弾き語りが良いという人もたくさんいるだろうし、ロックやってるときが一番良いというひともいるし、今のエンヤトットがいいという人もいて、それはもうその人たちの自由。今までは過去を閉ざしていた部分も多分にあったのが、もう全部身軽な気持ちになって、つまりオープンになってきているのが凄く面白い。URC時代の作品の復刻、11月のロックスタイルでのインストアイベント、もちろんその間に今のスタイルでのコンサートもこなし、過去と未来がもの凄い勢いで交錯した1年だったのだろうと思う。そしてようやく聴き手はずらっと並んだCDから自由にどの時代の岡林信康を選択することができるようになった。そんな風に交錯しながら、岡林さんは重い荷物を少しずつ整理したのだろう。その証拠にやっぱり声も肌つやも、ものすごくよくなっている。歌手のスイッチを押して、40年。見るまえに跳んで、40年。

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岡林信康復刻57

2008-12-05

17日のコロムビアと19日の富士からの復刻作品の特設ページができました。



特典も色々な角度から見られますので、是非見て下さい。
やはりコロムビアの3枚富士の4枚の計7枚をまとめてご予約する方が非常に多く(あとジャックスのレジェンドなども一緒に)、日本の復刻も本当に数年前と比べて非常に活発になりました。こうしてずらっと並ぶと、一体今はいつで、ここはどこなんだって思いますが、今の耳で、今の感性でするっと聴ける、残っていく音楽が日本にもこんなにたくさんあるということが面白いです。
本当に面白いものや、本当に個性的なものや、表面ではなく内面から湧き上がってくるものを、そのままストレートに表現した音楽は、演奏の上手さやトータルでのクオリティに関わらず、どんなにボロボロのライブ音源であろうと、どんなに声がひっくり返ってしまっているようなテイクであろうと、どんなに緊張を隠せないような硬い演奏であっても、永遠に残っていくのだと思います。だから、音楽にはモザイクをかけたくない。隠してどうするのっていう音楽やアルバムがたくさんあるけれど、久しぶりに全部むき出しの12月だ。この前の休日の夜『うつし絵』のレコード聞いていたけど、やっぱり「風の流れに」は染みる。

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岡林信康復刻56

2008-12-03

10244.jpg 今月17日にはコロムビアから3枚19日にはDIWから4枚の計7枚も岡林信康のCDが発売されるわけで、これは冷静に考えても凄い。今までクローズされていたポイントがこうして徐々にオープンされていく過程はやっぱりスリリング。ひとりで閉塞していく時代の中で、どうにもならないからこそ絶望的前衛であり続けたどんづまりの69年から71年。結婚して家族が出来ていろいろな別れを通過して、色々な出会いを体験した、いちぬけた後の75年から78年。時代が変わり、生活が変わり、歌も、歌の内容も変わった。これはもう全部新譜としてどの時代のどのアルバムからでも聴ける。自分で好きなポイントを見つけて、前にも後ろにも、過去も未来も関係なく自由に行ける。そしてそれら全部があの先月24日の、ロックスタイルでの最新の岡林信康に繋がっている。自分の中ではぐるぐると時代がひとまわりしたような一年があっという間に終わっていくのはちょっと寂しい。そんな話を月曜日の夜、高田馬場で某出版社の方とずっと話してきました。来年一連の復刻が終わる3月あたりに何か素敵なことできればいいなと思います。早いもんで今年ももう終わりです。そしてまだまだ続いていく。

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岡林信康復刻55

2008-11-27

10210.jpg ArtLIFE MUSEUM the NETの岡林信康のページにおいて、24日の渋谷タワーレコードでのインストアライブのレポート、岡林信康のおしゃべり!による当日の感想などがUPされております。

Earth SodaEarth Soda PEOPLEの次号でいよいよ岡林信康が登場。写真は浅井槇平さんです!

本日発売の日刊ゲンダイにて24日の渋谷タワーレコードでのインストアライブのレポートが掲載されております。『若者たちはなぜ岡林信康に心酔するのか?』という興味深い記事です。

ということでメディア掲載情報でした。

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岡林信康復刻54

2008-11-26

10205.jpg 一連のURC時代の作品の復刻に関してお話しをさせていただいたのが4月。そこからあれよあれよという間に、12月19日発売の4タイトルで2008年に復刻CD10枚がリリースされて、まさかの渋谷タワーレコードでのロックスタイルでのインストア・ライヴもあって、夢のような日々が現実となって過ぎていくわけです。岡林信康の40年という月日はやっぱり半端じゃないくらい濃く、面白く、こんなガキンチョの話しをいつも真剣に聞いてくれて、それに音楽で120%応えてくれているわけで。今の世の中、なかなか若者たちにチャンスを与えてくれる大人がいないですけど、岡林さんは思い切りチャンスを与えてくれたのでした。
「好きにやったらエエよ」「君らの年代に任せるわ」という言葉はいつもいつも胸の奥でリピートされていた。そうして出来上がったCDを岡林さんに送る。それだけだ。途中で指示を仰ぐことも、校正段階でこのジャケットで行きますとかそんなやり取りは一切なし。制作の過程は全く本人に連絡する必要がない。マスタリングだってそうだ。だからといって出来上がったCDに関してあれこれ注文を付けることも絶対になく、いつも出来あがたCDをただ楽しんでくれている。とにかくこちらの自主性、現代の耳で聴いた岡林信康というものを自由に作っていくことが大前提だった。
今までは単なる一ファンのような感じでここまで来てしまったのですが、これからはまたもっと別の視点からも岡林信康を捉えていきたいと思いました。次に繋がる何かが少しは見えてきた気がします。だから2008年12月暮には「1970年12月暮」を聴こうと思う。

しかし渋谷タワーでのインストアライブ、客電が落ち、大歓声の中、サングラスをかけ、ディラン風な格好でキメた岡林信康が登場して発した「こんばんはー、小室哲哉でーす」の第一声にはずっこけました。いくらキメても結局自分でこちら側に下りてくる。だからみんな夢中になるのだと思う。岡林さん、今更ですが散々楽しませていただいたのにノーギャラでごめんなさい。また遊んで下さい。

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岡林信康復刻53

2008-11-25

10195.jpg ということで、昨日11月24日(月)冷たい雨の降る渋谷、給料前ということもあり懐も若干寒い中、たくさんのご来場の中無事に終了いたしました岡林信康渋谷タワーレコードインストア・ライブ。お買い上げいただいた方の出席率も良く、雨が降るとイベントの集客は落ちるというジンクスを跳ね返すような形となりました。本当にありがとうございます。

以下当日のセットリストです。
1.今日をこえて(エレキ)
2.家は出たけれど(エレキ)
3.流れ者(エレキでロックバージョン!)
4.俺らいちぬけた(アコギ)
5.自由への長い旅(アコギ)
6.それで自由になったのか(エレキ)
7.山谷ブルース(エレキ)※アンコール

いきなりエレキでかましてくれました、「今日をこえて」もうみんなのテーマソング。
「家はでたけれど」。本人ははっぴいえんどと録音したシングルのこと忘れておりましたが、40年ぶりくらいに歌うと仰っておりました。これにはびっくり。
「流れ者」のロックバージョン。エレキでリズムが入ると、この曲もしっかりとしたロックサウンドになってしまうということが、面白く、また痛快。
「俺らいちぬけた」最近のステージでも頻繁に披露している同名タイトルのアルバムに収録されている超名曲。ここからアコギへ。
「自由への長い旅」そのままアコギを抱えて、『見るまえに跳べ』に収録されているバージョンに近い形での再現。途中の平野さんのギターがカッコいい。
「それで自由になったのかい」ここからまたエレキに持ち替えてかましてくれました。前日のリハでこの曲をやりだしたとき、ぶっ倒れそうになるほど感動。71年のジャンボリーでの「バッキャロー、スケベー、ンニャロー!」の絶叫は本人も覚えておりました。てへへってな感じでした。
「山谷ブルース」アンコールでは平野さんとのエレキ2本で弾き語り。これもアコースティックとは異なって、エレキだと力強くロック。

ということで超駆け足で全7曲、1時間弱のステージをご紹介。言いたいことや話したいことはたくさんあるけれど、この辺にしときます。歌詞は今回の復刻のCDを見て完璧におぼえたとは本人の弁。
実は前日のリハ後、家に帰って寝ようと思ったのですが眠られなくて、興奮していて。こんな気持ちは中学生とか高校生の時に感じて以来久しぶり。
だって目の前でエレキを持った、岡林信康が風のように歌っているんだもの。ホント、風の様な人だ。

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岡林信康復刻52

2008-11-24

エレキを持って、全曲ロックやります。
今日だけは、弾き語りもエンヤトットもありません。
35年以上歌っていないという歌も含め、驚くほど昔の歌詞をしっかりと覚えています!
和のリズムを通過した上でのロック。
驚くほど自然で、驚くほど当たり前のようなロックです!

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岡林信康復刻51

2008-11-23

やばいやばいやばい!もひとつヤバイ!
今岡林さんのリハーサルに立ち会って飯ゴチになって帰ってきましたが!
明日の渋谷タワーでのインストアライブ、えれくとりっく・オカバヤシ!です。これ以上言いません。言えません。さらに選曲は予定通り初期スタジオ3作品プラスURCからシングルで発表されたあんな曲まで。もうスタジオで一緒に歌って来ましたよ、実際。鼻血もんです。これ見逃したらマジで後悔します。こんな不況の中、10月発売の3枚買わないといけないという部分で申し訳ない部分も多々ありますが、絶対に後悔させません!後悔なんかしないでよ、実際。アレ歌いますよ。まだ若干余裕あるようですので、迷っている方は是非いらしてください!
まさかこんな事になるとは思わなかったです。

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岡林信康復刻50

2008-11-21

10175.jpg 12月発売の4タイトルのブックレット、帯など昨日修正分も合せて全て入稿終わりました。内3枚の初CD化のライヴ盤は、ジャケットからデザインをし直して、これが大変でしたが、楽しい作業でした。マスタリングも特に『ろっくコンサート』と『岡林信康壮行会』は当時の録音の悪さ、オリジナル・マスターも良い状態とはいえないながらも、何とか仕上がりました。あとは出来上がるのを待つばかり。今回はいつもより1枚多い4タイトルの進行、さらに12月発売ということもあっての年末進行、新装ジャケット、インストアイベント各種進行などなどいつもより作業的に大変でしたが、なんかいつもよりもっとずっと楽しかった。第3弾でやっと軌道に乗った感じというか、すごい自由な感じで楽しめました。

ということで、結構身軽な感じで連休最終日の月曜の岡林さんの渋谷タワレコ地下のインストアのイベントに臨めるわけで、これはちょっと嬉しい。チラシ(画像ご参照)も出来たし。「あんたにゃわかるめー!」とか「それで自由になったのかいよー!」とか「いーま、飛び立つのだーーーーーーーー!」ってな絶唱が聞こえてきそうなチラシです。恐らくタワーのインストアイベントの時にはもう配布していると思いますので、是非お持ち帰り下さい。

はっぴいえんど柳田ヒログループをバックに爆音でロックをやっていた頃は20代前半、いよいよ60歳をこえて、今日をこえ続けてからのロックはどんな感じでしょうか。月日の経過も楽しみのひとつです。

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岡林信康復刻49

2008-11-19

10168.jpg 12月17日に一足早く発売される岡林信康のコロムビア3作品。ディスクユニオンオリジナル特典としてラブソングス紙ジャケ収納BOXを製作しておりますが、ここに来てなんとコロムビアからの特典として生写真が急遽決定しました。写真はこれまた川仁忍さん。いずれも3タイトルまとめてお買い上げいただいた方に先着で差し上げますので、お早めにご予約を。
しかしかっちょいいですねー。なんすかね、この頃の雰囲気。ヒッピーから脱却して、生活も音楽もスタイルが変わり、そうすれば当然新たに付き合いが始まる人たちも増えるわけで、ちょいヤクザ風なやさぐれた雰囲気はまたコロムビア時代の作風にもマッチしていると思います。ゴールデン街に行ったことがないという美空ひばり親子を連れて、ゴールデン街で飲んで、流しのギターで美空ひばりさんがノリノリで何曲も歌って警察が駆けつけるほどの大変な騒ぎになったというのもこの頃でしょうか。しかし、はっぴいえんどから美空ひばりまで網羅している岡林信康っていったいなんでしょう。もう音楽のジャンルもクソもないです。ジャンルなんかに縛られているのもアホみたいに感じます。もう自分がその時々でいいと感じて挑戦したい音楽をやるだけ。だけど、岡林さんが出会ってきた人たちって本当にすごい。本物には本物の出会いが待っているのだと思う。

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岡林信康復刻48

2008-11-18

10161.jpg 11/24にタワーレコードで行われるインストアライブですが、詳細他、昨日岡林さんといろいろ話してみたところ、当初のお話し通り4人でのロック編成でした。弾き語り、エンヤトットのステージしか体験することが出来なかった我々団塊ジュニア世代にとって岡林信康のロックを見られるかもしれないというのはやはり驚きで、もう二度と見られないかもしれないし、もしくはこれを機にまたロックやりだすかもしれない。もちろん当時を知る人も、知らない人もきっと楽しめるステージになると思います。

今回の復刻に合わせたインストアイベントですので、70年、71年頃のURC時代の楽曲に限定されるのではないでしょうか。7月に恵比寿で行われた絵の展覧会の時のミニライブでは、ピアノとアコギだけの「自由への長い旅」が聴けて、これが本当に全く色褪せていないというか、生々しくてびびったのですが。さらに「俺らいちぬけた」まで歌っていて、最近のレパートリーにはない楽曲も取り上げていたので、今回はどうなるのでしょうか。

イベントを40分くらいの時間として考えると、1曲約5分、途中ノッてくるとおしゃべりがはいるのでその分を15分として(もっと?)、残り25分もあるので、5曲は最低でも聴けるのでは?なんて色々考えると楽しい。当日会場に来る方はそれぞれ聴きたい曲があるでしょうけど、期待しながらもまた綺麗にその期待とは別なロックを見せてくれるのが岡林さんですので、フライングクロスチョップで飛んでくることも、「ナーンセンス」に「異議なし」と応えることも、4文字言葉を連発することもないでしょうけど(あったらすごい)、当時のそんな岡林さんの面影を感じつつも、現在進行形の岡林信康の姿のひとつとして、肩の力抜いて見られればと思います。

今年はもう関東でのライブが入っていないようですので、あくまでインストアライブイベントではございますが、編成が編成だけに、是非この機会にお買い上げの上ご来場下さい。

11/24(祝・月) 岡林信康 インストアイベント開催!

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岡林信康復刻47

2008-11-17

10148.jpg 灰色。白と黒が合わされば灰色。今の気分も灰色。
岡林信康のロックには不思議なほどまぶしい色が感じられない。残された音源からは匂いはプンプンと、熱も激しく感じるのに、何故か色だけがほとんど感じられないのだ。どんなに爆音でロックを鳴らそうとも、どんなにMCで煙に巻くかのようにふざけようとも、どんなに声の限りに私たちの望むものを叫んでも、ろっくコンサートのジャケットの写真の様に、いつも儚い感じが拭えない。白く激しく純粋な部分と、黒くいつの間にか汚れてしまった部分とが合わさって、はじめて岡林信康のロックが生まれたのだと思う。そしてそれは迷いの色でもあると思う。今日をこえて、自由への長い旅、私たちの望むものは、性と文化の革命、おまわりさんに捧げる唄・・・。それら全ては迷いの元から発生した、打ち消しの歌ではないのだろうか。打ち消すことは出来たのか出来なかったのか、それはわからないけど、顔に陰りを湛えながら、言葉と音を叩き付けることで、ゲリを抱えながら、なんとか自分自身にケリを付けようとしたのだと思う。迷うことは、発言が時々によって変わることは、自分勝手だけど、嘘じゃない。
GOD IS DEAD。
神の死は、ここから始まった岡林信康にとっての、ぼくたちにとっての自由への長い旅の入り口だ。

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岡林信康復刻46

2008-11-15

10137.jpg 確かなことなんてひとつもないところにずっといるのはやっぱりしんどいわけで、シラケる。来るのか、来ないのか、やるのか、やらないのか、待っていればいいのか、行けばいいのか全く見えないと、当然いちぬけて行くのだと思う。籠の中の鳥というか、結局何をするにも常に見られ、監視されているように感じる日常から、一体何が生まれるのか。岡林信康はそこに居続けなければならないような寂しさも、ポーズで歌を歌っていかなければならない自分自身に対してのウソにも、嫌気がさしたのだろう。だけどそれとは裏腹に自分の言葉がさらにどんどんと独り歩きしていく。求めが多くなる。だからこそ、そんなクソみたいな日常から抜け出すために、まず音楽のスタイルを変化させ、受けていたものを捨て、もがき、まだ見えていない、より直接的なロックの世界へ向けてまず『見るまえに跳べ』を生みだしたのだろう。そして翌71年の『俺らいちぬけた』。なんて最高のタイトルだろう。颯爽と抜けていく。籠の中から鮮やかに跳んでみせた。解放された緑の中で意気揚々としている。結局相手が変われないならば、俺が変わるまでだという宣言。文字通りこれ以降、音楽スタイルも、ライフスタイルもがらりと変わる。勇気とかそんなちっぽけな言葉ではとても言い表せないくらい自然。緑と風とどっちらけとすっとぼけにまみれている。そりゃ、風がヒゲに遊んでいくだろう。申し訳ないが気分がいいだろう。変化を存分に楽しんでいる。依存からの脱皮。期待する事も期待される事ももうやめた。今改めて聴いても、やっぱりこのアルバムは初期スタジオ3作品の中でも抜けがいい。突き抜けている。抜けると気持ちがいい。カムトゥギャザーを求めた時代に、カム、イク時は一人だという正反対のスタイルを取って見せた。そしていよいよこの世界をライブで再現した希望と絶望とどんずまりの70年、71年のフォークジャンボリーのステージがやっと聴ける。

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岡林信康復刻45

2008-11-14

10125.jpg 70年の岡林信康はライブ時に「どうもあがっている訳でして・・・」という言葉を良く口にするけれど、はにかんだ様な口調から察するに、本当にあがっていたようだ。ロックを人前でやることは、それまでのたった一人のステージからバンド編成のステージへと変化するわけであって、今までと勝手が違う部分と、これは一体受け入れられるのだろうか?という不安が激しく交錯して、緊張を生んだのか。弾き語りのスタイルは聴衆に確実に受けていたという手ごたえを恐らく本人も感じていたのだろうし、なにもわざわざそのスタイルを解体して、新たな方向へ挑戦する必要もないじゃないかという声もあっての事だろう。しかし、岡林信康にはどうしても歌わなければならない理由があったのだ。それもロックというスタイルで。その結果、それまで短かった髪を伸ばし、髭も伸ばし、サングラスを身に付け(岡林信康コンサートの時とかに身に着けていたサングラスがめちゃくちゃかっこ良くて欲しいのだけど)、音楽の変化と共に、風貌も大きく変化、武装していった。つまりは戦う姿勢を歌だけではなく、外見からも漲らせていたわけで、フォークの弾き語りの頃の「隣の気のいいあんちゃん」みたいな取っ付き安さは後退し(少なくとも外見からは)、ギラギラと良く解らない巨大な闇の中へプレッシャーを背負ったまま、やかましく、叫びながら、跳んでいった。今、ロックなんて誰でも気軽に適当にやることができる時代だけど、日本のロックがそこに行き着くまでには、このような苦悩の果てに、ロックで現状を打破することができるかもしれないという大きな幻想と気概の下に、重苦しく、暑苦しく意義を問うた結果生まれた表現だったはずだ。だから特に若い人たちを中心として音楽でも映画でもスポーツでも恋愛でもなんでも、もっともっと勘違いして突き抜けることができる。

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岡林信康復刻44

2008-11-12

10113.jpg 大きい画像でジャケットが見られるようになっておりますので、是非。12月19日発売の岡林信康復刻第3弾は、叫んだり、アジったりのギランギランのロック期の岡林信康のライブがメインとなっておりますが、顔を歪めながら、言葉を放射し続けて、つまりは顔で歌っているわけで、顔で歌えた、顔で歌えるアーティストってそんなに居ないから、岡林信康がステージに立って、空を見つめながらはっぴいえんど柳田ヒログループなんかをバックにつけて、当時の雑なステージ設備の中、爆音でロックをぶつければ、それはとんでもない破壊力を生んでいく。ふとしたときに見せる疲れ果てた表情の岡林信康もまたリアルで、恐らく聴衆はどこに転がっていくかわからないステージ上の男に、自由や希望を全てを託したのだと思う。だから、私たちの望むものは、今も空中に漂ったままだ。そしてみんなどっかに行ってしまった。

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岡林信康復刻43

2008-11-11

10103.jpg ライナーもぼちぼち届きだし、ジャケットも出来てきました。ジャケット、雰囲気があってよい感じに仕上がってきて、嬉しいです。マスタリングもあがったようなのでぼちぼち取って来ます。なんか来る時は一気にくるもんで、というか人間やっぱりぎりぎりにならないと動かないのが心理なんですね、まあ自分も含めてですけど。
なんてこと言っていたら、岡林信康とも関係のあるジャックス40周年記念BOXの特典が急遽決定。これがすごい、なんと【あんぐら音楽祭ジャックス・ショウのポスター】。これも『あんぐら音楽祭岡林信康リサイタル』の時のポスターデザインを担当した廣野勝氏によるもので、今回は特典としてですが、またまたお借りしました。現物が近々届きます。いつもありがたいです。
岡林信康もジャックスも(あんぐら)という部分から登場したカウンターカルチャーだったわけで、それを反映したかのようなおどろおどろしくも、日本的で、危なくてエロくて暗い世界。でもポスターのジャケットも含め、どこかポップだと思う。アメリカのパンツ穿いて磔られていたり、首がぶっ飛んでたり、逆さ吊で拷問されたいたり、ぶった切っていたり。アーティストが全部デフォルメされて、自由に遊ばれている。ザンコクな絵に見えるけど、どこか楽しそう。で、そのポップでおかしい雰囲気は、やっぱり今も数多くの人たち、特に若い新しいファンの人たちにとっては、大きな入り口のひとつとなっているわけで、それはいつしか超ど真ん中の本流に流れ着くはずだとおもう。
そしてなにより、実際はみんな明るく気さくな人たちで、それは岡林さんも早川さんも年齢を重ねたからという部分ももちろんあるだろうけど、暗い人が音楽やったほうが明るい音楽になるのか、それとも明るい人が音楽やったほうが暗い音楽になるのか、全くわからず。どっちでもいいけど、たまにそんな事考える。

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岡林信康復刻42

2008-11-10

10093.jpg 12月19日に発売になる復刻第3弾4タイトルのジャケットの進行が大詰めです。大いなる遺産以外の3タイトル、SMSからリリースされたLPジャケットは、今回の紙ジャケ復刻で全てデザインから作り直しています。SMSのジャケットも良いのですが、風景画より、当時の写真の方がリアルで雰囲気もあるので。
ろっくコンサート壮行会は川仁忍さんの写真をメインに、ジャンボリーの写真は当時新譜ジャーナルの編集を担当していた方が撮影した写真を用いて制作進行中です。これらが素材として本当に良くて、ずっと見ていても飽きません。
岡林信康のロックの時期はものすごい熱気の中にありながら、どこかぽっかりと穴が開いているみたいに白々した部分が必ずあります。これは岡林信康の白々した部分なのか、それとも70年という時代のものなのか、それとも若者特有のものなのか、良く解らないですが。ただ時代を一緒に駆けぬけたわけではないので、良く解らないままのことがたくさんあって、今の感覚で感じるしかないわけで、それはそれでとても面白いのです。恐らく解らないままでも良いということがあって、変にあれこれ弄り回したり考えたりすることをせずとも、いつの間にか勝手に一人で歩き出していく部分があって、これは不思議。その瞬間はただ無心。
とにかく約40年前の若者たちの姿を素材として、今の感覚で接することが可能だということは何なのだろうかと思います。音楽も、容姿も変わっていく過程のモクモクと立ち込めるそれは朝靄の中で、まだたばこを吸っていた頃、髭面の細いジーパン姿の岡林信康が佇んでいる。転がる石みたいに、これから先にいろいろなことがあって、いろいろな人と出会って、別れて、今があるのか。

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岡林信康復刻41

2008-11-07

10081.jpg 「だからここに来た」と大滝詠一とハモリながら繰り返される。フォークジャンボリーの映画の主題歌。片面はコペルニクス的転回のすすめ。録音は1970年9月10日。70年のジャンボリー終了から約1ヵ月後の録音。もうこの頃の岡林信康の歌は自分の歌でありながら、歌が一人歩きしてしまっている。ロックに移行して約半年、日本語によるロックは手応えがあるのか無いのか解らないまま、とにかくトンネルの中をアクセル全開でヤケクソに突っ走っているように見える。走れば汗がでる。今匂いがするロックはどこに行ってしまったのか。ロックなんかヤケクソにやれば良いと思う。だめなら、止めればいい。止めたり復活したりを繰り返した岡林信康は、きっとしんどいながらも、ロックのリズムと熱がやっぱり心地よく、自分自身が虜になっている部分もあったのだろう。そして短い期間ながらも若者の教祖、代弁者として君臨していたのは、それだけ当時の若者たちが真剣に岡林信康の音楽と向かいあっていたということだと思う。それは誠実で純粋なことだ。80年代の尾崎豊以降、若者の代弁者として君臨したスターは居なくなってしまったように感じる。岡林信康には匂いがあって、尾崎豊には危うさがあった。どちらもスターでありながら生身の部分が思いっきり見えていた。今やスターは絶対に良い匂いがするであろう手の届かないセレブだけだ。私たちの望んだ共同の夢は花と散ったわけだけど、それがいい、悪いは別にして、自分の事ばかりにしか頭が回らないケチでずるい世の中より当時の方が健全な部分はあったような気がする。

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岡林信康復刻40

2008-11-06

10073.jpg 昨日は風呂場に出たゴキブリをゴキジェットで角に追いやって15秒くらい噴射して殺した。開け放した窓から入ってきたのだろうか。虚しい。その後風呂に入って、色々書いたりしていたのだけど、Tシャツ1枚だとものすごく寒くて、やっぱり虚しい。気分を変えようと「からっぽの唄」の7インチ聴いてたら、さようならという言葉がずっと引っかかってしまって、色々想って切なく当然気分変えられず。原稿放り出した。ひとりじゃ飲んでもつまんないから、誰かに電話しようと思ったけど、12時過ぎてるからやっぱりやめた。リニューアルするお茶の水駅前店岡林信康の巨大なパネルを設置して、その後ひとりでカロリー焼き食べて帰ってきた33番目の秋の水曜日は寒かった。だけどジャンボリーのマスターなどを夜にごそごそ家で聞きながら思う。心の底で思っていることは中々言葉に出来ないから、思っても見なかった逆の事を口にしたり、遠まわしにそれっぽいことを言ったりして相手の理解を促すのか。日本語はあやふやな表現がたくさんあるから、便利だけど、難しい。それを言ったらおしまいよってな言葉も、みんな言わないで、心の底に貯めているはずだ。それが秩序だったり礼儀だったりする。だから歌うことは、かつての日本においては、今より非常に難しく大変なことだったと想像する。そしてアーティストにはそれなりの覚悟があったはずだ。なにしろロックという多くの若者たちを虜にするリズムに乗って、英語ではない理解できる言葉が連打されるのだから。その言葉が強くストレートであればあるほど、多くの若者たちは自分たちの言葉として受け止め、心の底に貯めていた、飲み込んだ言葉をまるで開放するかのように、ステージ上のアーティストが切り開いていく世界に自分のボンヤリした夢を託すのか。じゃあ、代弁なんてすっかり慣れてしまって目新しいものではなくなった今の若者たちにとって、何に自分の夢を託すことができるのか。託すことができる対象が多すぎて、もしかしてそんなもん、もう持ち合わせてもいないのか。

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岡林信康復刻39

2008-11-04

10055.jpg かつて放送禁止歌として指定されていたものがこうして多数CD化されているわけですが、全くどこの団体からもなんの問い合わせもないです。知らないのか、知っていても問い合わせるに足らない内容だと判断しているのでしょう。かつて放送禁止歌として別の角度からも捉えられ話題となったこれらの楽曲は、聞きたい人が聞けばいいだけであって、今も積極的に電波に乗る事はない。そして今回の復刻に関して言えばレコード会社の都合などで楽曲カットなどということは無いので、こうして復刻できて良かったと思います。茶化しながらの禁止歌も、切々と胸に迫ってくるような禁止歌も、聞きながら笑ってもいいと思うし、じっくりと歌われている内容に関して真剣に考えてもいいし、逆に何も感じなくたっていいです。歌は歌のまま。じゃあ、『あんぐら音楽祭 岡林信康リサイタル』に本来なら収録されていたはずの「自衛隊に入ろう」はどうなんだっていう話になるので、「自衛隊に入ろう」に関して。高田渡氏が生前「封印した楽曲」と仰っていたことを尊重し、カットしました。高田氏がお亡くなりになる前、たくさんライブを見ましたが、「封印した」という言葉どおり、一度たりとも「自衛隊に入ろう」は歌っていませんでした。この楽曲に関しては本人への確認もなしに入れることは出来ません。それだけの理由です。

実際『あんぐら音楽祭 岡林信康リサイタル』で披露された「自衛隊に入ろう」は、岡林さんもノリノリで最後「花と散るぅ〜!」と相当おちゃらけていて、だいたいあの時の岡林さんは全体を通しておちゃらけているのですが、2人だから余計楽しそう。

【お知らせ】
11/24(月・祝)岡林信康@タワレコ渋谷B1インストアライブ決定!!!

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岡林信康復刻38

2008-10-31

10040.jpg 12月には75年以降に岡林信康がコロムビアに残したアルバムが3枚リリースされるわけですが、これですっぽり抜け落ちていた70年代の岡林信康のカタログが全て揃う。こんな日が来るとは夢にも思わなかった。フォーク、替え歌、ロック、カントリー、フォークロック、演歌、ニュー・ミュージック、ポップス、パロディ、反戦、自由、差別、愛、セックス、季節、自然、家族、自分。人間というのは不思議なもので、前回の作品が好きならば、やっぱり同じ路線のものをアーティストに求めてしまけどそれはやっぱり無理だろう。人間だれでも年取るし、成長する。生活の中では楽しいことも嫌なこともあるし、恋愛だって結婚だってするし、いち抜けたい時もある。そのためその時の気持ちがアルバムや楽曲に反映され、結果こちらの期待に反した内容だと感じるとすぐにそっぽを向いてしまい、それはすぐにレコード・セールスに表れてくる。「何か」を期待されるのがアーティストだけど、でも結局アーティストはただの人間で(神様じゃないよ)彼らがまず変わっていくから面白いのであって、「何か」は、変われるか、変われないかは自分自身に期待すればいい。そして岡林信康はアルバム単位で聴くアーティストでは絶対に無いし、岡林信康として聴かなければ本当の面白さは伝わらない。だから僕は岡林信康を聴いている。岡林信康の音楽を聴いているのではなく、岡林信康を聴いているのだ。そして乱暴に言ってしまえばアーティストはいつまでも相手(リスナー)に合せている必要は全くない。でも売れるためにはそれも必要だけれど、そうできなかった岡林信康を僕はやっぱり信じてただ聴いているのだ。

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岡林信康復刻37

2008-10-29

10035.jpg 色々なライヴバージョンでも熱い「私たちの望むものは」ですが、この楽曲は前半と後半で全く逆の内容のことを望んでいるように聞こえますが、歌詞を読みながら聞いていくと、その突然の変化にはやっぱり唖然とするし、だけどそれぞれが対になっているため根底では同じことを望んでいるように思えます。プラスとマイナスとマイナスとプラスが混在した現状を打破するためには、このような一見乱暴に聞こえる世界がどうしようもなく本当のことに見えてくるから不思議です。苦しんだり喜んだり、与えたり奪い取ったり、殺したり殺されたりのこのクソみたいな世界において、唯一変わらないことは、繰り返すことではなく、たえず変わってゆくことだけで、たった1回だけそう歌われるこの部分がこの歌の本質なのだと思いました。ぼくは結局いつもこの部分が欲しくて、この部分が聞きたくてCDをセットしているのでしょう。

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岡林信康復刻36

2008-10-27

結局朝5時に帰って来て風呂に入り、5時半頃寝て、8時半に起きて10時に会社に居ました。昨日というか今日は迎え酒は酔わないということを学習しました。そしてまだ体力があったので今日は夜、吉祥寺で石崎氏と12月の岡林信康復刻シリーズ第3弾4タイトルのマスタリングの打ち合わせして帰ってきました。打ち合わせと言ってもいつも僕の漠然としたイメージをお話ししているだけなんですが、毎回音の奥に引っかかったままのかき消されそうなギターの音や緊張感のある間の空気を見事に引き出してくれていて、いつも思うのだけれどこれはもうマスタリングというかマジックに近い感じで、自分が魔法だと感じる部分を信じられればそれはラヴィン・スプーンフルの言うところの「DO YOU BELIEVE IN MAGIC?」ということで、ワクワクすることが待っているのだと思いました。現に数週間後「出来上がりましたよ」っていう連絡が石崎氏からもたらされると僕は早く聴きたくて帰りにマスタリング済の音源を受け取り急いで家で聴くのでしょう。そしてマスタリングをやり直したことって無いのです。いつも一回でオッケーです。大体本当のことは一回でオッケーなのです。そこにはこうしたらいいかもとかこうすべきだったとかいう迷いが不思議なくらい無いのです。完全にひとつの音として立っているのがいつもうれしいのです。
もういい加減寝ます。泥のように眠ります。

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岡林信康復刻35

2008-10-26

帰宅したのが午前3時過ぎ。新宿で飲んで、飲みすぎて最後はビールが飲めなかった。でも言いたい事はそれぞれの心の中にあって、それを言い合えるかどうかはどちらかが本当の事を言い出したときに始まるのだと思った。これはなかなか難しいしことだし、相手を傷つけてしまう事があるし、自分が傷付いてしまうこともあるけれど、僕は全部本当の事しかいえないし、牡牛座だからか全身で前進してしまうからかわされる事もあるし、とにかく昼過ぎに目覚めたときに夢かなって思ったけど、夢じゃなかったみたい。

時間が止まればいいなと本気で思うことが33歳にもなって日々あるのだけれど、時間は絶対に止まってくれない。でもジャックスフォークルが切々と歌った「時計をとめて」みたいな気持ちはいつだってあるなあと今日昼過ぎに起きて、昨日のことを思い出し、自分のボケた頭が嫌になり、でもテレビはクソつまらないから音楽聴いてる。僕は無神論者なのかもしれないけれど、「自分が好きな音楽は、それはその人にとっての宗教だ」というエンケンさんの言葉を信じるならば僕はバリバリの岡林教でありエンケン教でありジャックス教でありフォークル教であったりするわけで、とっても面白いし心強い。それはいつだって自分のこころのどこかに寄りかかっていて、影響を受け、自分を形成する部分で作用しているからなのだと思う。

岡林信康のライヴ盤を大きな音で聞いていると本当に1969年に1970年に1971年に飛んでいく。その会場の空気を感じる。見える。うつむき加減じゃなくて上を向いて笑える。まるでタイムマシーンにお願いして飛んできたみたい。そしてここに刻まれている時間はこの日で止まっている。そう感じられるのも、「自分が好きな音楽は、それはその人にとっての宗教だ」からだろうか。
となると僕は多神論者だ。岡林さんは元々神様だ。だから僕には後ろ盾がたくさんあって、おまけに歌を口ずさめちゃったりするもんだからたまらない。そして、この文章を最後まで読んでくれたあなたは僕のかけがえのない友だちのひとりだ。

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岡林信康復刻34

2008-10-24

とうことで今日24日に岡林信康復刻シリーズ第2弾3タイトルが発売となりました。東京は生憎の雨(1日中ずっと雨らしい)ですが、雨の中何卒よろしくお願いします。そして晴れている地域の方も何卒よろしくお願いします。
今回最低2枚組、最高3枚組、3タイトルで計7枚というボリュームで、販売価格も上がってしまいました。『狂い咲き』なんてA式ダブルジャケットの間にE式のジャケットが挟まっているような特殊仕様で、とにかく当時のレコード制作サイドは仕様も色数も含めて本当に自由にやりたいように、そして丁寧に制作していたのが良く分かります。CDのサイズになってしまってちょっと遊びが少なくなってきていますが、今回紙質も含めて製作費は相当掛かりましたができる限り現物に近い形で再現できたと思います。石崎氏のマスタリングは前回に引き続いて今回も凄く良いので、末永く聴いて下さい。

とか行っている間にコロムビアから12月17日にこんな3枚が出ます。
12/19発売 
デジタル・リマスタリング/紙ジャケ仕様
完全限定生産
うつし絵
ラブソングス
セレナーデ
もうどれも最高なんですが、やっぱりラブソングスが本当にいいです。僕も家族が出来たらこんな歌にあるようなこと感じたいです。100点満点。

年末年始は家族みんなで岡林信康の歌を是非。

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岡林信康復刻33

2008-10-22

10009.jpg 昨日も湯浅学さんと電話で色々話していたんだけれども、1970年の岡林信康の記事が極端に少ない。68年、69年の新聞記事や雑誌記事などは相当数あるのですが、70年になってから極端に記事が減る。それはそれまでの政治がらみの集会や山谷などでのコンサートなど音楽以外のトピックが乏しくなってきたというのも理由のひとつだと思うけど。
70年の前半は姿をくらませていて、2月に早川義夫の協力を得て新作を作りはじめ、ニューミュージックマガジン誌の第1回日本のロック1位に69年の『わたしを断罪せよ』が選出され、4月にステージにカムバック、はっぴいえんどとレコーディングを行い、出来上がった『見るまえに跳べ』がリリースされたのが6月。ということもあって実質70年の岡林信康の「表立った」活動は大体半年くらいというのもある。
しかしながら『見るまえに跳べ』はURCのカタログの中ではダントツに売れたようなので、『わたしを断罪せよ』の続きを期待していたファンも相当いたはず。だけどプロテスタント・フォークから、私たちの時代と愛と性に関する個人的な内容の歌を含む詞の内容の変化もさることながら、それをエレクトリック・サウンドでやっているもんだから、当時それほど熱烈的には受け入れられなかったのか、はたまたどのように扱ってよいのか分からなかったのかもしれない。
その後71年にはっぴいえんどの『ゆでめん』がニューミュージックマガジン誌の第2回日本のロック1位に選出されたことに端を発し(2年連続でURCのアーティストが1位を獲得)、日本語はロックに乗るのかという大きな議論に発展するちょっと前。『わたしを断罪せよ』『見るまえに跳べ』もその議論の大きなきっかけのひとつだったのだ。そして70年は6月に『見るまえに跳べ』8月に『ゆでめん』が出た時代。時代が大きく変化する中で、日本語のロックが聴衆の賛否を待たずして見るまえに跳んだ。そして岡林信康の肩を押したのが早川義夫はっぴいえんどだったのだ。

ということで、資料探しに行かなくっちゃ。そして12月の4タイトルのスケジュール進行が相当やばーい。

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岡林信康復刻32

2008-10-21

10005.jpg 早川義夫の『かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう』はもてない男たちのコンセプトアルバムみたいで、登場してくる男たちは全部女々しいし、しょっちゅう泣いている。恐らくこの時代に真っ先にもてない男たちにスポットを当て、陰でいじけている男たちのおかしさと哀しさを歌に取り上げたのが早川義夫なのだと思う。この作品がジャックス解散後のソロ作品として69年にURCから発売されて、ジャックスとは打って変わって、ピアノとリズムボックスだけのシンプルこの上ない格好で歌われるもんだから、言葉はいつもグサリと突き刺さってくるから苦しい。演奏の面でも、余計なものを足さないで、音を削ぎ落とせるだけ削ぎ落とした作品でもある。この後、歌をやめて、URCのディレクターとして数々の作品に関わってくるのだけれど、『見るまえに跳べ』でのディレクターとしての仕事が一番大きいし、有名だろう。

蒸発から戻った岡林信康の家に赴き、どんな話しをして、どんな気持ちで、どんなビジョンでアルバムの全体像を見渡していったのだろうか。70年安保の喧騒の中、政治的イデオロギーから離れて、ひとりの男としての自分を見つけ、男と女の関係を歌でも突き詰めていこうとしている岡林信康に、もてない男たちをかつてひっそりと男からの視点で歌った早川義夫はどんなアドヴァイスを送ったのだろうか。そしてディレクターを担当するということは、ロックバンドで歌うということを既にジャックスで経験し、世の中と逆行するかのように弾き語りのシンプルな路線へ向かって、自分の中で音楽がひとまわりして、表現することをいったん終えてからやっと出来るものなのだろうか。

この前リリースされた『腹貸し女』『I LOVE HONZI』の2枚を聞いても、一周廻ってまた元に戻ってきたような気がするけれど、歌をやめてから20年くらいの本屋生活があり、2作品の間には40年くらいの時間が横たわっている。人生本当、何があるか分かったもんじゃないけれど、やっぱり自分でやりたいことをやりながら何かしら見つけていくほうがいい。そうすれば時間は後からついてくる。

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岡林信康復刻31

2008-10-20

9996.jpg ということで、10月17日金曜夜にNACK5坂崎幸之助さんのラジオK's TransmissionのJ-Pop School岡林信康特集に出演してきました。本番では復刻のいきさつとか今後の発売予定の作品などに関して色々お話ししてきましたが、曲がかかっている時も実は2人でずっと日本のロック、フォークについて話していて、かなりマニアックな部分の話しになっていて、本番と同じくらいこの時のお話も凄く楽しかったです。

最初にブースで2人きりになったとき「生放送だから放送禁止用語はだめよー」と坂崎さんに笑顔で言われてしまったので、卑猥なことは言わないように気をつけていました。というのも番組が始まる前に『岡林信康コンサート』の「性と文化の革命」を演奏し終わった後の岡林さんのMCの内容に関して盛り上がっていたからで、さすがに「大丈夫です!」と力強く答えましたがちょっぴり不安でした。番組ではともかくお伝えしたいことはほぼ喋ることが出来て、あっという間に30分が過ぎてしまっていて、とても楽しいひと時を過ごさせていただきました。坂崎さんはこちらの言いたいことをいち早く察知してくれて、お話しをテンポよく振ってくれるので、本当、こんなド素人の僕なんかでもなんとか話せたのです。ありがとうございました。

ということで来週は早川義夫さんがゲストです。なんと意外にも初登場ということです。ジャックスの話しからこの前リリースされた『I LOVE HONZI』のお話しなどが聞けるのではないでしょうか。坂崎さんから「来週も遊びに来てもいいよー」と何度も誘って頂いたので、お言葉に甘えて僕も遊びに行ってきます。

で、このコーナーの公式ブック『坂崎幸之助とJ-pop フレンズ 1』も大好評発売中です。高田渡さんとか遠藤賢司さんとか井上陽水さんとか小坂忠さんとかきたやまおさむさんとか細野晴臣さんとか歴代のゲストの方々とのトークが再録されています。分からない単語やアーティストに関して注釈もとても充実していて、丁寧なガイドブックです。是非お近くの書店で手に取ってみて下さい。

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岡林信康復刻30

2008-10-15

12月発売の岡林信康復刻第3弾のラインナップが発表となりました。ということでまた休んでる間も無く、年末まで制作を進行させていかなければならないのですが、今回も濃くって面白い。

岡林信康/岡林信康ライブ中津川フォーク・ジャンボリー ¥2,800(税込)
【初CD化】1970年はっぴいえんどをバックに、そして翌1971年柳田ヒログループをバックに登場した中津川フォークジャンボリーでのエレクトリック岡林の熱気を余すことなく収録。岡林信康にとって、ロックとは、はっぴいえんどとは、柳田ヒログループとは一体なんだったのか?「今日をこえて」から「俺らいちぬけた」まで全10曲。ライブ音源があまり残っていない「愛する人へ」、アルバムには未収録の「君を待っている」、そして鈴木茂のギターがけたたましくもうねりまくり、細野晴臣のベースと相まって究極のグルーヴ感を生み出す「私たちの望むものは」、1970年の中津川フォークジャンボリーのドキュメント映画のテーマ曲となった「だからここに来た」・・・。その全てが中津川という独特の雰囲気の中、日本語で激しくロックに挑む岡林信康の姿を浮かび上がらせる。       
【収録曲】1.今日をこえて 2.愛する人へ 3.君を待っている 4.性と文化の革命 5.私たちの望むものは 6.だからここに来た 7.自由への長い旅 8.いくいくお花ちゃん 9.ゆきどまりのどっちらけ 10.俺らいちぬけた ※1.〜5.(1970年withはっぴいえんど)6.〜10.(1971年with柳田ヒログループ)
オリジナルリリース:1979年(SMS)

岡林信康/岡林信康ロック・コンサート(仮) ¥2,800(税込)
【初CD化】1970年10月9日、日比谷野外音楽等行なわれた岡林信康withはっぴいえんどのステージを収録。徐々にエレクトリックスタイルが聴衆に受け入れられているという手応えからか、岡林のMCも軽妙で吹っ切れたように明るい。当時シングルでリリースされたばかりの「コペルニクス的転回のすすめ」のライブバージョンも収録。はっぴいえんどの単独演奏曲「12月の雨の日」「かくれんぼ」の2曲を収録している点も見逃せない。いつになくラウドでルーズなはっぴいえんどの演奏も聞き応え十分。
【収録曲】1.おまわりさんに捧げる唄 2.性と文化の革命 3.それで自由になったのかい 4.12月の雨の日(はっぴいえんど) 5.かくれんぼ(はっぴいえんど 6.手紙 7.コペルニクス的転回のすすめ 8.自由への長い旅 9.私たちの望むものは 10.今日をこえて 
オリジナルリリース:1979年(SMS)

岡林信康/岡林信康ロック・コンサートPART?(仮) ¥2,800(税込)
【初CD化】1970年4月24日、渋谷公会堂で行なわれた「岡林信康壮行会」の模様を収めたライブ盤。リリース直前のセカンドアルバム『見るまえに跳べ』から8曲を演奏。はっぴいえんどと出会い、エレクトリックに以降しだしたばかりのぎこちないながらも熱い演奏を展開。特に『見るまえに跳べ』にも収録されているジャックスのカバー楽曲「ロールオーバー庫之助」(ロール・オーヴァーゆらの助)「ラブ・ゼネレーション」「堕天使ロック」のライブ演奏は珍しい超貴重音源。それまでの優しく歌いあげるボーカルスタイルから、荒々しいロックボーカリストの姿へと変貌する岡林信康の姿も見逃せない。
【収録曲】1.今日をこえて 2.おまわりさんに捧げる唄 3.ロールオーバー庫之助 4.性と文化の革命 5.それで自由になったのかい 6.チューリップのアップリケ 7.山谷ブルース 8.お父帰れや 9.ラブ・ゼネレーション 10.堕天使ロック 11.私たちの望むものは 
オリジナルリリース:1979年(SMS)

岡林信康/大いなる遺産 ¥2,800(税込)
【21年ぶりのCD化】URC時代に吹き込んだ、レアなスタジオ音源、ライブ音源をまとめた編集盤。はっぴいえんどをバックに吹き込まれたシングル曲「君をまっている」「家は出たけれど」、1970年中津川フォークジャンボリーのドキュメント映画のテーマソングにもなった、大瀧詠一との掛け合いが最高にロックな「だからここに来た」、極初期のスタジオ音源「白い傘」「生き残り」などアルバム未収録楽曲満載。「チューリップのアップリケ」のスタジオバージョンは今回の一連の復刻シリーズでは本作にしか収録されていないので要注意。
【収録曲】1.白い傘 2.生き残り 3.流れ者 4.がいこつの唄 5.くそくらえ節 6.チューリップのアップリケ 7.君を待っている 8.家は出たけれど 9.だからここに来た 10.コペルニクス的転回のすすめ 11.アイ・シャル・ビー・リリースト 
オリジナルリリース:1975年(URC)

初CD化ライブアルバム3枚に、21年ぶりのCD化1枚という、もうほぼ全部初CD化と言ってしまっても良いような4枚ですが。
まずライヴ盤3枚ですが、1970年の中津川、日比谷野音、渋谷公会堂ではっぴいえんどをバックにエレクトリック岡林としてギランギランだった時の演奏と、1971年のあの例のステージを占拠するという暴動があった中津川での、どこか心ここに在らずといった感の、空虚でいながらも、暴力的に歌い倒すところがもうどこまでもロックなライヴ音源です。で、URC末期にリリースされた編集盤といった趣の『大いなる遺産』ですが、これには初期のスタジオ音源や当時アルバム未収録だった岡林信康withはっぴいえんどの7インチシングル曲「君を待っている」「家は出たけれど」「だからここに来た」「コペルニクス的転回のすすめ」の4曲のスタジオ音源が収録されており、あと今回の一連の復刻作品では本作に唯一収録されることとなる「チューリップのアップリケ」のスタジオバージョン、最後に五つの赤い風船の解散コンサートのときに歌われた「アイ・シャル・ビー・リリースト」で終わるというこれまた堪らない、外せない1枚となっております。
岡林信康の「アイ・シャル・ビー・リリースト」といえば『1973PM9:00→1974AM3:00』のDISC2の最後の最後に収められているバージョンが、なんだかそれまでずっと堪えていた感情を全部この曲で、この曲を歌うことによってやっと解放することが出来たみたいな感じでいつ聞いてもたまらない気持ちになってしまうのだけれども。特に「でもーみんな みをまもりー た ま ら ない だろーおー」のところなんか激情がほとばしって泣いているように聞こえてたまんない。ということで色々な聞き方が出来る4枚(年末なので4枚出します!)、お楽しみに。
岡林信康はもうどうしようもないくらいにギランギランのロックだったのだ。

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岡林信康復刻29

2008-10-14

9979.jpg 岡林信康コンサートのMCによると世の中を達観したような歌を作った時というのは実は童貞の時だったようだ。
世の中を達観したような歌とはどれを指しているのかは具体的には分からないけれど恐らく「山谷ブルース」とかあのあたりの初期の歌を指しているのだと思う。大学を飛び出し、身体を動かして汗をかいて労働に励み、初めて酒を飲み、たばこを吸い、酔っ払い、ヘド吐いて道端に転がっている人を見て、豊かに見える社会の陰で別の日本の姿を知り、未体験のことを次々と身体でおぼえていく。その過程で歌を歌い、歌を作り、いつしか童貞を失くしていったのだろうか。でもきっとそこからの経験が初期のアコースティックの名曲をたくさん生んだことそのものに繋がってくるのだろうと思うし、だからこそ当時のシンプルな弾き語りの岡林信康の声はどこまでも優しく透き通っているのではないだろうか。
童貞である時に作った歌は哀しくも無性に優しい。

これからどこに転がっていくのか分からない漠然とした不安の中で、言いたいことが確かにあって、そして筋が通っている。だから今も歌い続けているのだろうね。今のバージョンもなんかパーカッションがラテンチックでリズミカルでカッコいいから好き。

-お知らせ-
10/17(金)NACK5THE ALFEEの坂崎幸之助さんがパーソナリティーを務めているK's Transmission(毎週金曜21時〜23時)の番組の後半、J-pop Schoolというコーナーの岡林信康さん特集にわたくし出演します。今回の一連の復刻作品や今後のリリース作品のことなど喋ってきます。生放送です。22時頃から出演予定ですので、関東にお住まいの方是非聞いて下さいー。

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岡林信康復刻28

2008-10-13

9973.jpg見るまえに跳べ』に収録されている「愛する人へ」は、周りでも人気のある曲なのだけれど、それはきっと男ならこの曲の中で歌われているような事を彼女にかつてしたことがきっとあるからだと思う。結局は別れの歌なのだけど、新しく歩いていく前に、してきてしまった事はもうどうしようもないし、別れていく彼女にむかって「だけど 心配なんか しなくていいよ」なんて、どこまでも男よがりで幼稚で自己中心的ではあるけれど、結局男なんてそんなもんだと思う。なんか色々聞いたり、言ったり、こんな事したらきっと悲しい顔するだろうなと思ったり、分かっているけれどついついそれをやってしまうのだけれど、その後、哀しそうな顔を思い出して、急にいたたまれない気持ちになってしまって、苦しくて「愛する人へ」は出来たのだろうか。男は勝手に引きずるけれど女は切り替えが早いらしいのでスパッといくようだけれども、引きずる分だけ男の方が鬱陶しくも優しいのかも知れないと思ったけれど、そんなの迷惑な話なのだろうと思うと永遠に謎のままだ。

「愛する人へ」のライヴ音源は驚くほど残されていない。まず10月に発売する『自作自演コンサート狂い咲き』に収録されていて、70年の音源としては12月に発売予定の『岡林信康ライブ中津川フォークジャンボリー』に収録されている。ライヴでほとんど歌われる事のない歌だ。だからこの曲はそれぞれがそれぞれの心境で歌えばいい。あくまで個人の状況の中で生み出され、そんなときに歌うべき歌だと思う。

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岡林信康復刻27

2008-10-10

9965.jpg 酔いつぶれることは、今もたまにあるけれど、昨日もそうだったけれど、何でこう飲みにばっかり行くのかというと、ひとりでお酒、 飲んでもつまらないから。要は友達とか好きな人とかと一緒にお酒飲めれば、喋れるから、その話しの内容はキラキラしていて、それは男同士のどんなにスケベな内容の話しだとしても、それはお酒入っているから、キラキラしていて、とにかく楽しいから、話したいのだと思う。で、ついつい酒が進んでしまって、酔っ払うのだ。机に突っ伏して、ししゃもにまみれて眠ったり、急に起きて鼻歌でちゃう感じでご機嫌になったりすのだ。
岡林さんもお酒、当時相当飲んでいたようで、川仁忍さんが撮った、酔いつぶれている写真いくつか見た。ひっくり返っていたり、カウンターでベロベロになっていたり。酔っ払っている姿を捉えた写真って、かっこう良くはないけれど、正直な部分が素で出ているから、そこに物語があるから好きだ。なんで酔っているのか、なんでそうまでして飲んでしまったのか、フラれたのか、とてもシラフではいられない状況だったのか、それともものすごく嬉しいことがあって、飲んでしまったのか。昨日一緒に飲んだ同僚は、先週好きな子とデートして、何故かひとりでビール飲んで、ワイン2本空けて、べろんべろんに自分だけ酔っ払ってしまって、それ以降電話に出てくれなくなったと言っているそばから、昨日もまたべろんべろんに酔っ払って、階段を踏み外していた分かりやすい酔っ払いなのだけれども、酒の力借りないと、口説けない時もそりゃある。だから何かしら理由があるのね。
岡林さんが当時どのような気持ちでお酒を飲んでいたのかは本人以外には分からないことだし、もうそんな事忘れてしまっているかもしれないけれど、一人で歌、歌うってことは、解散できないし、ましてや若者の教祖だったわけだから、自分の歌と状況と感情はものすごく複雑に絡み合っていたのだと思う。だから、そんなに楽しいお酒ばかりでもなかったのではないだろうか。

「今日の仕事は辛かった あとは焼酎あおるだけ」(山谷ブルース

「泣きながら飲めない酒をかわす 泣きながら飲めない酒をかわすのだ」(ラブ・ゼネレーション

やりきれない時の酒は優しい。でも最初は誰も酒なんか飲めない。気づいたら飲めるようになっていたって人がほとんどだろう。そんで、みんなちょっと疲れている。

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岡林信康復刻26

2008-10-09

9957.jpg岡林信康コンサート』の高田渡が歌う「生活の柄」は、色々なライブ盤で聞くことの出来るそれと比較しても、とびぬけて良いテイクだ。彼の声が出ているとかそれだけの理由ではなくて、淡々と物語を聞かせるような歌い方とシンプルな演奏は、他のどのライブテイクよりこちらに押し付けることなくすっと耳に入って来る。
「生活の柄」で歌われているような浮浪者みたいに生きたいとは思わないけれど、一度でいいから夏の夜の涼しい晩に、夜空と陸との隙間にもぐり込んで、草に埋もれて眠ってみたい。きっと地球にたったひとりぼっちで居るような気分になりそうだから。

1970年12月1日に行われた岡林信康コンサート岡林がふらりと現れてアコースティック・ギターの前奏から「1970年12月暮」が歌われた瞬間に感じる底冷え。鼻にかかった声。消耗の一歩手前という告白。肌寒い、日が暮れた神田共立講堂。よど号ハイジャック、万博、太陽の塔、日米安保自動継続、三島由紀夫自決。世の中がものすごく大きく揺れ動いている中で、「生活の柄」で人間そのものの自由とおかしさをさらりと歌ってしまった高田渡という人はもう居ない。そして1970年、ジミヘンは27歳で死んだ。ジャニスも死んだ。そんな年。その5年後、僕やっと生まれる。

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岡林信康復刻25

2008-10-08

9952.jpg自作自演コンサート 狂い咲き』において「愛する人へ」の続編のような形で「君を待っている」が歌われているのだけれど、この2曲の歌詞だけ読んでみると最早究極のラブレターで、読んでてドキドキするけれど、ここまで赤裸々に自分の気持ちを歌に託すということは、歌を作っている過程においては相当苦しかったのだろうと思う。
ラブソングは、結局2人結ばれてハッピーな時には書けないものだと思うし、もし幸せ絶頂の時のラブソングなら、聞いていてもちっとも面白くも無いだろうと思う。やっぱりギリギリの時に歌わざるを得ない時に放たれる言葉は、どうしようもないくらい優しいメロディを生み出し、言葉を見事に包みこんでしまうものだ。
男と女も、男と男も、女と女も、こと恋愛においてはそれぞれ色々大変なのだろうけれど、この世の中にたくさんのラブソングが溢れていることを見ると、まるでその行為は自己を解放してしまう特殊な効果があるのかなと思う。
1977年には家族への愛に溢れた『ラブソングス』という超名盤がコロムビアからリリースされるのだけれど、そこへ行き着くまでには・・・、色々あるさ、生きてりゃ。

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岡林信康復刻24

2008-10-07

9949.jpg自由への長い旅」において「知っているのは たどりつくところが あることだけ」という有名なフレーズがありますが、これは結局なるようにしかならない、神のみぞ知る的な意味合いに感じるんだけれども、その次に「信じたいために疑いつづける」というこれまた深い、有名なフレーズが来るもんだから困ってしまう。とりあえず、なるようにしかならないかも知れないけれど、あらゆるものを疑い続けて、これから自分の行く先のヒントを少しでも掴めれば、そのじたばたするという行為が自由への道に繋がっていくということなのだろうか。

今自由とか声高に叫んでいる若者はあんまり居ないようですけれど、尾崎豊世代くらいまで自由は若者たちにとってものすごく大きなキイワードだったはずだ。じゃあ何が自由なのかというと、それぞれ色々な自由像を抱いていたはずだけれど、大まかに言うと校則をゆるくとか、取り締まる大人たちに対して自分達の自由の権利が奪われていると感じたことから来る反抗など、そんな程度だった。だけど若者たちが声を大にして叫んだ自由に真っ向から向かってくる大人たちが居たわけで、だからこそ自由は大人と子供の気持ちを繋ぐ重要なキイワードであり続けたのだろう。

自由への長い旅」が当時の大人たちの目にどのように映ったのか、或いは映りもしなかったのか知らないですが、この歌を今現在、還暦を過ぎた本人が歌い続けているということはものすごく興味深いことです。ただメロディが綺麗で、人気のある曲だという理由からだけではないでしょう?根底にあるのはもう歌うことのなくなった「それで自由になったのかい」という自問なのかなと思ったけれど、違うかも知れないから今度本人に聞いてみる。だけどその後の岡林さんの活動を辿ると、当時フォークの神様というレッテルから離れるということが最大の自由だったのかもしれないなと思った。

自分自身の歌から派生するこんがらがった不自由な日常を、見事に当時の若者たちの置かれた状況と重ね合わせたことは間違いない。

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岡林信康復刻23

2008-10-06

9946.jpg 結局のところ直球の時代だったのだと思う。「ヘライデ」も「がいこつの唄」も「くそくら節」も「手紙」も「性と文化の革命」も。
今直球はどうなんだろう。打たれたり、負けたりするのがやっぱり嫌だし、分かり易い行動で相手に自分の手の内を見せると一気に叩きつけれれてしまうかもしれないから、中々投げられる球種ではないのかな。もしくは、そんな直球を受けてくれる土壌も無いかもね。みんなスマートに変化球をポンポン投げ込んでくる時代だもんね。
直球を投げ続けるということは逃げられないから思いっきりスタンドに運ばれることもあるし、完璧に打ち取ることもある。当時はその勝負が聴衆との間で出来る時代だったのかな。直球で投げた歌を受け止めれくれるリスナーがたくさんいたように感じる。今よりもっともっと歌にメッセージ性が求められていたということもあるのだろうけれど。最早言葉はリズムに取って変わってしまった。凄く大切なものを捨ててきてしまったのかな。
だけど岡林さんの歌は直球でも途中で笑いや悲哀が入る。つまるところ微妙にシュート回転したり、指に引っかかってドロップ気味に落ちてきたりするからクセ球だったのだ。そのクセ球を悪珠打ちの岩鬼正美よろしくかっ飛ばした時は、そして思いっきり空振りした時はやっぱりいつも心地よい疲れと痺れが残る。

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岡林信康復刻22

2008-10-03

9937.jpg 短く刈り込んだ頭で社会に出て行く人たちを尻目に、髪の毛を伸ばし、髭も風に遊んでいくくらい伸ばすということは、当時の日本では明らかによろしくない風貌であったのだろう。それが表立って若者たちに影響力を与える歌手の場合であったらなおさら危険な野郎だと思われただろう。一般の若者が髪の毛が長いというたったそれだけのことだけで、電車の中でサラリーマンにからまれ、殴られるということもしょっちゅうあったようだ。今では考えられないけれど、それほど長髪は異質で挑発しているように見えたのだろうし、反社会的と映ったのだろう。男の長髪は実直に(なにがどのように実直かは分かりませんが、大まかに言って)働いている大人たちには許せない行為の、そして女々しい行為のひとつと映ったのだろう。

長髪になると、どんな心の変化があるのか。なんだか少し退廃的な気分になる。ベルボトムは似合うし、音楽が、特にロックが似合う気がする。セックスの匂いもする。創造の真っ只中にいるような気がする。全部全くの「気分」で自分以外の何者にもなれないのだけれどね。でもそれでいいもんね。だからロックに移行するに従って岡林さんが長髪になっていったのは自然の成り行きだったのだろう。まわりをぐるりと囲むはっぴいえんども全員長髪だし、柳田ヒロなんて長髪通り越して、なんだか良く分からない得体の知れない危なさといやらしさで溢れ返っていたし。でもみんな、結局日本の音楽史に多大なる痕跡と影響を与え続けている存在であるので、やっぱり元からただの人でなかったのですね。

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岡林信康復刻21

2008-10-02

9935.jpg 岡林信康の1970年はきっと今日をこえて、私たちの望むものに向かっていかなければならなかったのだろう。それまで働く喜びや、明日への希望を歌うことが当たり前の日本の音楽界において、岡林信康は明日へ希望がないということを歌い、そして矛盾を抱え込んだままそれを歌う必要性を感じていたのだろう。「僕は前なんか向いて生きたことはない、僕はうしろを向いてしか生きられない」(絶望的前衛)と歌ったかと思うと、「くよくよするのはもう止めさ、今日は昨日をこえている」(今日をこえて)と歌う。絶望と希望が交互にやってくる。混沌とした現状に絶望し、だけど死にたくないから、生きていく。
矛盾した現実から逃げないということは、矛盾した状況の歌を生む。だから矛盾すれば矛盾するほど、自身の生活と気持ちに即した素直な歌なのだ。

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岡林信康復刻20

2008-10-01

9930.jpg 1971年7月28日の真夏の日比谷野音で開かれた『自作自演コンサート 狂い咲き』。岡林さん曰く、この時、デビュー前からずっと岡林さんを撮り続けていたカメラマンの川仁忍氏がアメリカへ行っていて、当時の写真がほとんど手元に無かったそうです。ところが、ひょんなことから人づてに当時写真を撮っていた方を知り、20点以上に及ぶ野音での写真と去年の野音でのコンサートのタイミングでようやく対面できたということです。

今回の『狂い咲き』には初公開となる写真を収めた12Pに及ぶ写真集が封入されています。撮影は藤坂勝氏です。その中から1点を、左上の画像にあるように、特典BOXにも使用させていただきました。実際に写真を見ていただければ分かると思いますが、この日の野音には一体どのくらいの若者たちが集まっていたのだろうかと思います。ステージにまで人が溢れ、そんな中、長髪髭面、ヒッピースタイルに身を包んだ岡林がエレキを抱えている。ステージに無造作に転がるタイヤ、ピースマークの旗、何本も立てられたマイク、カメラのフラッシュ、照明の明かり、人、人、人。だけど写真からは何故か不思議と暑さや熱さがほとんど感じられなくて、実に淡々としています。1971年の夏休みは一体どんな感じだったのだろうかと思います。

ディスクから一番熱を感じるところはやはりエンディング。DISC3の10曲目の「今日をこえて」が終わった途端、「えー、ステージには上がらないで下さい」というアナウンスが入る。そんなものお構いなしにそのまま立て続けにクソッタレ気味で11曲目の「私たちの望むものは」になだれ込む。観客の手拍子と大合唱。演奏もものすごくラウド。初めて聴いた時まるで「I Don't Believe You…You're a Lier!」と叫んで、後ろでロビー・ロバートソンが「Play it Loud!」とバンドに激を飛ばし、クソッタレなライク・ア・ローリング・ストーンになだれ込む、ボブ・ディランの1966年のロイヤル・アルバート・ホールでのライブのエンディングみたいだと思いました。

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岡林信康復刻19

2008-09-30

9925.jpg 「くそくらえ」と思うことは今も昔も政治や日常生活にはたくさんあって、そんなことを激しいビートで叩きつけて、聴衆の感じている「くそくらえ度」を言葉とビートでヒートアップさせたのがパンクだとすると、フォークギター1本で激しくギターをかきむしることもせず、「くそくらえ」とシャウトすることもせず、叩きつけることもせず、サラリと茶化し、笑わせながらも聴衆の「くそくらえ度」をヒートアップさせた岡林の姿勢はのちのパンクに通じるものだとおもうし、汚い格好はグランジみたいだと思ったけれど違うね。ただ小奇麗ではなかっただけだ。
後にはっぴいえんど柳田ヒログループというロックバンドの力を得て、岡林信康のアジテーションはいよいよビートに乗り、言葉を聴衆と世の中に汗まみれで叩き付け、シャウトを生んだ訳だが、たった一本のギターで短髪で小奇麗ではない(つまり小汚い)格好で「くそくらえ」と言葉に出したのが岡林信康のアジテーションのルーツだ。その時点で当時の岡林信康という人物の輪郭が出来上がっていった。「くそくらえ節」から後は、下痢を抱えたまま、明日に希望が無いということを歌う絶望の感情へとシフトチェンジしていく。これは今で言うところのエモ?

何を上品と言うのか知らないけれど、一般的に下品とされている「うんこ」「クソ」「ブタ箱」「便所のハエ」「お」から始まる四文字言葉など言えば言うほど盛り上がってしまうのは、下品にはどこまでも滑稽で人間臭い臭いがついてまわるからだと思う。

「くそくらえ節」は10月24日発売の『あんぐら音楽祭 岡林信康リサイタル(2枚組)』及び『自作自演コンサート 狂い咲き(3枚組)』に収録されます。

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岡林信康復刻18

2008-09-23

9888.jpg 自分の記憶が正しければ、この岡林信康コンサートの裏ジャケの、革ジャンの胸のところ付いているバッヂには「GOD IS DEAD」と書かれていたはずだ。
1970年の頭から日本語によるロックサウンドの表現をはっぴいえんどという最強のグループと共にをいよいよ本格的に始動、自分自身試行錯誤で生み出した『見るまえに跳べ』には手応えを感じていたはずだ。しかし当時の日本でロックを聴いている人は圧倒的に少数だったのだろう、ライブで聴衆の求めるものはいつも初期の弾き語りのフォークスタイル。自分自身をぶっ壊して、生活の中から何とか新しい自分に変化しても、付きまとってくる過去を払拭しようにも、逃れられない現実がただそこにあるということはどういう気持ちだったのだろうか。「歌う機械ではない」という当時の悲痛なつぶやきはやっぱり重たい。
今でこそ、アルバム毎にジャンルやスタイルを変化させて、それが前作同様、それ以上の受け入れられ方をするアーティストは珍しくは無いけれど、恐らく日本で一番最初にスタイルの変化を試みて、聴衆との壁にもろにぶつかり、心が折れたアーティストは岡林信康なのではないだろうか。
それは当時『わたしを断罪せよ』より『見るまえに跳べ』のセールスが上回ったにもかかわらずだ。

「1970年12月暮」を聴くと、そろそろ師走の慌しい気配を感じさせながらも、凍りついた街に一人放り出されたような気分にさせられる。演奏後のMCのトーンもダウナーだ。後に『俺らいちぬけた』で「ゆきどまりのどっちらけ」となるこの音楽の核は、弾き語りのスタイルでありながらも間違いなくロックそのものだ。破綻の一歩手前で鳴らされた歌は、やることがない、とても退屈な時に出来た歌はロックだ。

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岡林信康復刻17

2008-09-22

9885.jpg 岡林信康が「歌はババ(うんこ)みたいなもんや」と言う時、僕はその意見に賛成する。毎日の生活の中で取り入れたものの結晶をうんこと例えるのならば、歌はうんこみたいなもんで良い訳で、必死に捻り出したうんこはどこまでも現実的で、排泄は死ぬまで生活に密着したひとつの重大な行為だから、フォークソングを民衆の歌と例えるのならば、現実と密着したうんこは正にフォークソングそのものなのだと思うけれど、違うのかもしれない。

岡林信康のルーツはフォークソングで、それは生活に根付いたことを歌って、聴衆と自分の距離、そして聴衆と歌の距離を縮めた事がまずなにより重要なことだ。歌の内容は現実の世界で目にしたり、感じたりしたことを歌うわけだから、それは幻想や憧れで彩られたまだ見ぬ理想の世界ではなく、どうしようもない今、現実のことばかりだったから、きっと聴いている方も相当に疲れただろうと思う。でもみんなが何かしら問題意識をもって毎日を過ごしていたことは、ライヴ盤を聞く限り明らかであって、現代の若者たちと同じような問題に直面した時、当時の人は歌を現実と向き合うツールとして活用し、状況を受け入れることが出来たのかも知れないと思った。音楽ジャンルの選択肢も今の10分の1にも満たない位のものだから、みんなの共通言語としてのフォークソングがあったのだろうと思う。
とにかく当時の人たちはみんな良く笑うね。本当、岡林さんの喋りで良く笑う。悲しい歌の後に笑ったり、笑った後に悲しい歌を受け入れたり。臨機応変に自分の気持ちをコロコロと転がして状況を楽しむ術を知っていたのですねえ。

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岡林信康復刻16

2008-09-21

9880.jpg 週末にほぼ10月発売の3タイトルの作業が終了。前回は今だから告白しますけど、帯に重要な間違いがあり、急遽やり直したんですね。あの時は焦った。だから今回は何度も校正しました。だから大丈夫。

で、今日は雨だから家でマスタリング済み音源をステレオで聴いているわけですが、やっぱり混沌としていますね、岡林さん。全然スマートじゃない。こんな不器用で1年毎に髪が伸び、服装もヒッピー度が増していく姿は時代もやさぐれ度もアルコール臭も感じるけれど、全部ホントの事しか言っていない。ストレートであるということはスマートじゃないという事なのかもしれないなと思ったけれど、違うのかも知れない。

あの時あんな事言わなければ良かったとか、あんな事歌わなければ良かったと後で後悔することがたくさんあったのだろうと思う。でも歌わざるを得なかった状況があったわけで、それはそれでそこまで自分を追い込み、追い込まれ、そのような状況から逃げ出すのか、歌うのかというぎりぎりのラインで歌った歌が、こうして35年以上の月日を経て、現代に顔を出したわけだから、面白い。
これからも岡林さんの歌の中にあるたくさんのこんにちはとさようならにまみれた歌が世の中に溢れてくると思う。たくさんの矛盾と本当の狭間で何が見える?

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岡林信康復刻15

2008-09-17

9864.jpg 岡林信康の10月24日発売の復刻3タイトルのデザイン、マスタリングいよいよ大詰めです。第2弾よりライヴ盤のリリースとなり、初っ端からいきなり濃く熱い3枚です。
あんぐら音楽祭 岡林信康リサイタル(2枚組)\3,500(税込)
岡林信康コンサート(2枚組)\3,500(税込)
自作自演コンサート狂い咲き(3枚組)\3,990(税込)
3タイトル合計で7枚。69年、70年、71年の代表的なライブアルバムです。年代順にたどっていけば、当時の岡林氏の心境の変化(MCから良く分かります)、サウンドの変化が伝わってきて、やっぱり若いということはどうしようもなく迷うことで、逃げても逃げてもその迷いは常に自分の身を捉えて離さず、どうしても逃げられない現実を見せ付けてくるものなのかなぁとマスタリングされた音源を聞きながら改めて思ったけど違うかもしれない。
弾き語り、日本語ロック、ニューロック。岡林信康は間違いなくはっぴいえんどと共に日本語ロックを作り上げた人物で、はっぴいえんどもこの岡林信康との共演が無ければ「風街ろまん」もきっと生まれ得なかったのだろうと思います。
岡林信康コンサートからは岡林氏の作り出す音楽から4人が色々なことを試しているのが良く分かって、音楽的志向の違いももちろんあったと思うけれど、プラスに作用したところも十二分にあったのだと思う。
前半の若干暗く、心ここにあらず、だけど出てきて歌に入ると歌の世界にずっぽりはまってしまって、きっと歌なんかやめようと思っていたのかもしれないけれど、それでもステージが進むに連れて自分のペースを取り戻す。アンコールでは「ベースの人はうんこしに行きましたんで」と言っていつもの調子をすっかり取り戻していて、そこから激しくも美しい「今日をこえて」で終わる本作。この部分今まで何回聴いたことか。フルボリュームで鳴らしたい。

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岡林信康復刻14

2008-08-22

9757.jpg 本日発売となった岡林信康復刻第一弾3タイトル
朝日新聞朝刊(関東版/関西版)には画像のような新聞広告も掲載しました。お近くにお住まいの際は是非ご覧下さい。
こうして、長い間封印されていたアルバム群が順次レコード店に並んで、誰もが気軽に購入できる環境が整ったのは嬉しい限りです。3タイトルまとめ買い以外では見るまえに跳べが一番売れているようですが、個人的にオススメするのは俺らいちぬけたです。URC時代の最後のスタジオ作品でバックは、はっぴいえんどから柳田ヒログループにチェンジしましたが、シリアスとお馬鹿とが同居した世界は、柳田ヒロの鍵盤の効果もあって、トータルで聴き易いと思います。はっぴいえんどがフォークロックっぽかったのに対して、柳田ヒログループはよりロック的で、実験的。長髪率もこっちのほうが高い感じ。歌詞の内容も政治的なことから、自然や自身の心の内を歌ったものが多く、更に伸びた髪の毛と髭面のヒッピー然とした岡林青年の、背伸びをしない、等身大の姿が映っていると思います。
ブックレットでは触れていませんが、10曲目「申し訳ないが気分がいい」が終わった数十秒後に、岡林氏の「まだやんのけ?」っていう言葉によって始まる歌は、「岡林信康に捧げる唄」っていうタイトルです。オリジナルLP通りの復刻ですので、トラックは入れてありませんし、タイトルも表記していませんが、ご参考までに。岡林氏曰く当時突然スタジオで思いついて吹き込んでみたとのことでした。

さて、10月発売の第二弾の制作も進行中です。更にこの発売に併せて、凄いイベントも予定していますので、また改めてこちらでお伝えできるかと思います。

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岡林信康復刻13

2008-08-18

9736.jpg いよいよ今週末に発売となる岡林信康紙ジャケ復刻第一弾。もうしばらくお待ちください。
とか言っている間にもう第二弾のインフォです。
時が経つのが早すぎる。もう第二弾への作業開始です。

10/24発売 岡林信康復刻第二弾 いよいよライヴ盤登場!!

スタジオ3部作に続いて今回は69年、70年、71年の東京でのライヴ音源です。順を追って聞いていけば、その音楽スタイルの変貌、はっぴいえんど柳田ヒログループの協力を得ながら日本語ロックへシフトチェンジしていく様が良く分かります。
軽快なトークと音楽。岡林の持ち味が存分に発揮されたステージは今の岡林のステージをご覧になった方なら良く分かると思いますが、69年、それ以前からずっと変わらずに楽しいものです。

8/22発売第一弾大好評ご予約受付中↓
8/22発売 【特典あり】岡林信康 遂にURC時代の音源(初CD化多数)が紙ジャケで随時復刻開始

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岡林信康復刻12

2008-08-08

岡林信康の復刻作品の→特設ページが出来ました。特典詳細も併せてご覧下さい。

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岡林信康復刻11

2008-08-01

9659.jpg 8/22発売の岡林信康復刻第一弾の3作品「わたしを断罪せよ」「見るまえに跳べ」「俺らいちぬけた」の3作品をまとめてお買い上げいただいた方に差し上げる「見るまえに跳べBOX」のデザインが出来上がりました。とにかく白黒な、どこか白々としているシンプルなデザインにしたかったので、その通りになったと思います。またE式ダブルジャケット(断罪、跳べ)A式ダブルジャケット(いちぬけた)の3作品がぴったり収納できるサイズですので、初期スタジオ3作品を是非まとめてお買い上げ、収納して下さい。
初期スタジオ3部作がジャストで収納できるこちらの特典BOX付でのお買い上げは下記より。
岡林信康/復刻第1弾3タイトルまとめ買いセット

ディスクユニオン各店通販サイトで予約受付中です。

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岡林信康復刻10

2008-07-29

7月28日月曜日、恵比寿 art cafe Friendsで行なわれた岡林信康初めての原画展に行ってきた。絵本「ぼくの村は美しい国」で描かれていた原画が数十点展示されています。8月15日まで原画展をやっているようですので、興味のある方は是非。
原画展とともに初日だった昨日のみ岡林信康のミニライブが行なわれた。アコギ弾き語りスタイルで約2時間。弾き語りだけのステージは、今コンサートでも30分くらいなので、この日の全編弾き語りという構成は今めったに見られるものではない。「俺らいちぬけた」が聞けたこと、「自由への長い旅」では平野融氏がピアノの伴奏をつけて、初期のバージョンに近い形での再演となったのは素晴らしい瞬間だった。

前日7月27日日曜日には下北のラカーニャで加川良さんのDVD発売記念ライブを見た。こちらも弾き語り。ラップスティールギターのすぎの暢さんがサポートとして加わった2時間強のステージ。しゃべりと歌としゃべりと歌が行ったりきたり。そして「枚方のあきちゃん」がまさか聞けるとは思わなかった。あきちゃんはみんな女の人だと思っているようですが、男の人です。今も地元で不動産屋を営んでいるようです。

こうした一番最初の初期衝動で始めたスタイルというのは、ごまかしが全く利かないからやっているほうは、それはそれでしんどいとのかなと思う。それも両日共に100人前後のお客さんの前で、丸見えの状態だと尚更だ。だからいつも以上にしゃべりがあって、そこで自分を笑って、みんなを笑わせて、距離をもっともっと縮めて、汗かいて歌うのだ。


60を過ぎたおじさんが、たった1本のギターと歌で聴衆と向き合った瞬間はやっぱりかっこいい。それは真夏に真剣に汗だくで焼き鳥焼いているおじさんや、ヘルメットと重装備姿でこちらも汗だくで丁寧に交通整備しているおじさんの姿なんかと似ている。

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岡林信康復刻9

2008-07-24

8/22発売の「わたしを断罪せよ」「見るまえに跳べ」「俺らいちぬけた」の3タイトルのジャケット、帯、盤面の入稿が完了。最後ミスが発覚し、ギリギリで急遽やり直した部分もありましたが、これで一安心です。間に合ってよかった。

さて次回第2弾発売予定ラインナップの中の「岡林信康コンサート」。1970年12月に神田共立講堂で行なわれたライブ盤ですが、このライブ盤には岡林信康withはっぴいえんどのほかに、高田渡加川良、そしてはっぴいえんどの単独演奏曲がそれぞれ収録されています。

・高田渡「生活の柄」「おなじみの短い手紙」
・加川良「教訓?」
・はっぴいえんど「かくれんぼ」「はいからはくち」

いずれも本人たちへ連絡し、収録の許諾をいただけました。ということで、オリジナルマスターテープのまま、特に楽曲のカットは行なわず、岡林信康withはっぴいえんどの演奏以外にもそれぞれの単独演奏がノーカットで収録されます。

先日松本隆氏にお会いした際には「岡林の音楽はもっともっと評価されるべきだ」という言葉とともに「僕たちのやってきた音楽はどうしたって残っていくものだから、こうして岡林の音源が、本人許諾の下リリースされっていくということは、良かったね」と言っていたのが印象的でした。どうしたって残っていくもの。それはロックだとかフォークだとかジャンルを超えて、自分達の言葉で自分達の歌を、音楽を作り出して来た証だと思う。

彼らがどのようにして、日本人としての独自の音楽を模索して、それを音にして刻んできたのか、そのルーツを辿ってみるのもまた面白い。

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岡林信康復刻8

2008-07-22

9608.jpg私を断罪せよ」「見る前に跳べ」「俺らいちぬけた」の3タイトルのマスタリング済音源があがってきました。早速聞き比べていますが、正直ものすごい良い音に仕上がったと思います。
いずれも古いマスターテープをデジタル化し、そちらをCD用にマスタリングしたわけですが、ギターの鳴り方ひとつとっても、とてもきめ細かく全体的に奥行きが感じられます。「私を断罪せよ」に関してはアコースティックならではの生々しい迫力、「見る前に跳べ」「俺らいちぬけた」もそれぞれの音が際立っているにも関わらず、それらがいっせいに鳴り出すとバンドサウンドとしての一体感が感じられます。そしてなにより岡林氏の日本語の発音がいい。言葉は言葉として崩したりすることなく、伝えたいからこそきちんと歌っている。何を言っているのか、何を歌っているのか、瞬時に耳からすぐに伝わってくる。今まで何の気なしに聞いていましたが、これは新しい発見。
音が鳴り出した瞬間の立ち上がりの良さも含め、是非岡林氏の歌を堪能していただければと思います。

さて、画像は7月初旬から一部レコード店やフォーク酒場などで配布している今回の3タイトルの復刻のチラシです。裏面には珍しい写真、今後のラインナップなども掲載されているので、見つけたら是非持って帰って下さい。横向きの珍しいチラシです。

今日は岡林氏の誕生日です。朝から「くそくらえ節」聞いてます。

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岡林信康復刻7

2008-07-07

9542.jpg 今回の復刻の大半はライブ音源となっていて、大体岡林氏の弾き語りが1割、はっぴいえんどのバックが7割、柳田ヒログループのバックが2割と言った感じです。はっぴいえんどをバックにした1970年のライブ音源がダントツに多くて、やっぱりこの演奏が岡林氏と一番マッチしていると思います。
38年前のライブ音源にも関わらず、非常にロック度が高く、荒々しい。一番演奏が良いと個人的に感じるのが10月にリリース予定の『岡林信康コンサート』(1970年12月に行なわれた岡林信康withはっぴいえんどのライブ音源。初CD化。)です。共に活動したのはたったの1年足らずでも、12月にはその演奏のバランスがピークに達していたのが良く分かります。このままあと1枚はっぴいえんどをバックにスタジオアルバムをもし残していたら、一体どんなアルバムになったのだろうかとたまに思います。風街チックな、メッセージ色が薄れた牧歌的なアプローチが全面に出た作品になったのだろうか?と思いますが、松本隆がプロデュースした1973年の「金色のライオン」がそれに当たるわけで、恐らくこのはっぴいえんどとの1年足らずという活動期間は本人達も予め感じていた自然なことだったのだろうと思います。

今日は色々連絡したり、連絡があったり。昨日も今日もちょっともろもろ動いているので、またここで決定事項を随時紹介できればと思います。とにかくやるのなら面白いものとして原盤に忠実な形でリリースしたいです。そしてきちんと繋がっていければ。

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岡林信康復刻6

2008-07-05

9530.jpg 今回の復刻で一番嬉しかった事は、岡林さんが僕達にチャンスをくれたことです。岡林さんは一番に、何故岡林さんの音楽を出したいのか、何故ここまで聞き続けてきたのかというこちらの熱意を感じてくれていて、その次に自分の息子と同じ位の年齢の子供(僕は33歳ですが、岡林さんから見れば子供)が当時のことを伝説でしか知らないながらも、大きな影響を受けている事などを最大限に考えてくれて、とても前向きな判断をしてくれました。これは凄い嬉しい事でした。大人が子供の気持ちに素直に理解を示してくれて、チャンスをくれるということ。恐らく今の世の中ではなかなか得られない、得がたい体験だと思います。
岡林さんの当時の歌から見えてくる日本と今の日本。その比較が今回の復刻の最大のテーマです。そしてターゲットは若者たちでもあります。20代30代の僕と同じ年代の、これからの日本で、世界で活躍していくであろう多くの若者たちに「蟹工船」を読むのであれば岡林の音楽を聴いてもらいたい。


一部新聞報道などで復刻話しを岡林氏へ持ちかけたこちらが若いからそれは実現したというような事ばかりがクローズアップされているようですが、決して若いからという理由だけで実現した復刻ではありません。過去は文字や映像や音楽からしか知りえなかったからこそ、僕にとっては未来と同じものとしてそこにあっただけで、過去と未来を繋げて行く復刻というものが一番重要なポイントなのです。

8月22日にリリースされる「私を断罪せよ」「見る前に跳べ」「俺らいちぬけた」の初期スタジオ3部作のブックレットには、先月僕が行った岡林氏へのインタビューも掲載されます。岡林さんが感じる日本と自然と過去と未来。それらが少しは見えてくればと思います。

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岡林信康復刻5

2008-06-24

9473.jpg 岡林信康の復刻作品のニュースが流れて早1週間。すでに新聞などでも取り上げられており、その反響の大きさを少しずつ感じます。
途中でリリースがなくなるのではないか?とか、頑なにリリースを拒否していたのに本当に出るのか?など様々な憶測が飛んでいるようですが、出ます。
既に正式な契約を本人と交わしており、その上でリリースされます。
CDに入っているライナーには当時の写真や資料のほかに岡林さんへのQ&Aをまとめたものなど収録予定で、制作に関して岡林さんにもご協力いただいております。もうそろそろマスタリングした音があがってくる頃です。

岡林信康という人で僕がイメージすることのひとつに音楽スタイルの変貌、それによるイメージの崩壊、一新があります。スタイルの変化によってファンが求めていたものとの相違などにより、その都度様々な思いを抱えながらも、次の一歩を踏み出していく人。その繰り返しが今に繋がって、今が過去に繋がっていく。それは不器用なことなのかもしれないけれど、どんな場面でも自分に正直に音楽をやり続けた人だけにしか感じ得ないこともたくさんあるのだろうと思います。
過去の作品も今の作品もその途中の作品も誰もが自由に聞いて欲しいです。

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岡林信康復刻4

2008-06-19

9449.jpg 東芝EMI(現・EMIミュージックジャパン)から1992年に「私を断罪せよ」「見る前に跳べ」「俺らいちぬけた」「狂い咲き」が復刻されてから18年経っている。その間聞きたい人はプレミアがついた高額な値段に跳ね上がった中古CDを購入するか、持っている人に借りるか、もしくは当時のアナログ盤を購入して、MDやカセットに落として聞くか(LPから個人でデジタル化出来るようになったのはつい最近のこと)しか方法がなかった。だから今手元にあるCDやレコードはきっと大切にしている人がほとんどだろう。

サンボマスターのメンバーみたいに若いときにたまたま手に入れて、そのときに聞けるものを、何度も何度も繰り返し聞いてきた若者たちもいる。みんな面白い音を求めて、特に若いときはその欲求でいっぱいの中、レコード店に足を運ぶ。自分の足で自分の耳を満たす音を求めてさまようわけだが、今回の復刻で多くの若い人たちにもう一回レコード店に足を運ぶきっかけになればこれは嬉しい。もちろん、全く音楽から遠ざかっているお父さん方にも。

当時の岡林信康の音楽は技術的にうまい、下手でもなく、リズムに乗れる、乗れないでもない。今のように誰もがネットや携帯を通じて自分の気持ちを綴り不特定多数の人へ向けて発信したり、そこから繋がりが実感できた訳ではない。そんな時、人はライブ会場へと足を運び、それらを実感したのではないだろうか。その多くの声の中心に岡林信康という青年がいたのだ。

今回多数のライブ盤がでますが、全タイトル、MCはノーカットです。岡林青年のおしゃべりは、この当時から今も変わらず面白い。

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岡林信康復刻3

2008-06-18

9445.jpg 「今日をこえて」と「絶望的前衛」が好きだ。
ものすごく前向きな歌と、ものすごく後ろ向きな歌。強気になったり、弱気になったり、それは人間らしい姿だと思う。

岡林さんの歌には基本的に応援歌みたいな歌はない。ほとんどがどん詰まりの中で、身を置いた場所から現実を見つめ、そこから僅かな変化を期待して、出口を見つけようとしているような歌や、社会に転がっている様々な問題を今一度見つめ直そうとした歌だとおもう。たとえば真正面から「戦争反対」とかストレートに言わない分、その歌詞の裏に隠れた怒りや悲しみは深いし、そこからこちらの想像力も広がるのだと思う。

20代前半からのハードスケジュール。全国各地を飛び回った当時の記録が今の時代に甦るということ。時に赤裸々に、様々な思いが詰まった歌もあるだろう。そこに写るのはあのどこか冷めたような、ひりひりするような目だ。歌の内容も含め、20代とはとても思えない。冷めながら澄んでいる。

8/22発売 -特報-【特典あり】岡林信康 遂にURC時代の音源が紙ジャケで復刻開始 一大プロジェクトが8月より始動!

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岡林信康復刻2

2008-06-17

9439.jpg 今回の岡林信康さんの復刻シリーズでは、まず初期スタジオ三部作「私を断罪せよ」「見る前に跳べ」「俺らいちぬけた」が紙ジャケット仕様で8月22日にリリースされます。価格はそれぞれ\2,800(税込)。その後、隔月で月3タイトルのペースでライブ音源やシングル音源などが順次リリースされます。ライブ音源には今まで一度もCD化されていなかった作品が多数含まれます。これらは79年にSMSから幻のフォークライブ傑作集として岡林さん単独作品としてリリースされたものを中心に、URCからカセットだけで販売されていた「私たちの望むものは 岡林信康・音楽舎春場所実況録音」などがあります。それから当時リリースされたシングル(7インチ)でしか聞けない音源をまとめたシングル集など、音だけではなく、見て楽しめるものを予定しています。

岡林さんからは音源だけでなく、多数の写真や当時の資料をお借りしました。これらをライナーなどで作品ごとに活かした楽しい作品に仕上げていきます。
またオリジナルマスター音源からのマスタリングを行ないます。当時の質感を損なうことないような、ダイレクトでダイナミックな音になるでしょう。

とにかく当時URCからオリジナル盤が出て、ビクターから編集盤が出て、ビクター、キングからそれぞれフォークジャンボリーの音源が出て、URCから出たシングル盤にしか収録されていないバージョンがあって・・・・と、もうリリースの形態、会社が多岐に渡っています。これらの音源も整理してCD化を行い、解り易い形での復刻が必要だと感じています。

今、少しずつ作業が進んでいます。

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岡林信康復刻

2008-06-16

9434.jpg このブログのタイトルは『見るまえに跳べ』。岡林信康の1970年にリリースされた名盤セカンドから取っている訳ですが、ブログを書き始めた頃は、『見るまえに跳べ』を含む、URC時代の初期の音源はきっともう復刻されないのだろうなと勝手に決め付けていた。ただ、その間もずっと岡林さんの歌は自分の生活の一部としてあった。自分が生まれる前に書かれた曲が、こうして今の時代に自分の耳にダイレクトに響いてしまうということはどういうことなのかと聞くたびに考えていた。髭で長髪で汗まみれのギラギラしたに匂いたつようなセクシーな姿、色々な書籍に記されている彼の当時の言動に異様に興味を持った。全部がなまなましいから。そんな人が今は日本のリズムを全面に取り入れたエンヤトットをやっているということが、ひどく痛快で面白すぎた。築いては壊し、築いては壊しを繰り返していたから。エンヤトットは全く新しいトランスみたいな感じで自分の体の中を走り抜けていった。


話せば大変長くなるので、ものすごく端折りますが、もういいかげん直接会って、なぜ今この時期に岡林さんの音楽が必要なのかということを伝えたくて、本人へコンタクトを取った。そこから返信があり、ある日のコンサート会場の楽屋で会いましょうということになったわけです。岡林さんを目の前にこちらは正直な気持ちを伝えた。岡林さんは真剣に話しを聞いてくれたのがその時はすごく嬉しかった。

それから話しはどんどん動き出し、お互いの気持ちを最終的に確認し、いよいよ岡林さんが原盤を保有している初期URC時代の作品が順次「富士」からリリースされていくことになったのです。

岡林から御歌囃子へと繋がるそのルーツである最初期の作品がレコード店で買えないという現実。レコード屋に岡林さんの仕切りがないということ。これは悲しかった。今の岡林さんの活動へ繋がっていく過程がすっぽり抜け落ちていたのが、今回の復刻を機にこうして補えるのだから、それは大変嬉しいことです。そして御歌囃子となった今、そのコンサート会場には過去と未来が綺麗に同居していて、過去は事実として、未来は希望として、歌と笑いが溢れる懐かしくも新しい空間となっているのです。
ここから日本がまた元気になればいい。

8/22発売 -特報-【特典あり】岡林信康 遂にURC時代の音源が紙ジャケで復刻開始 一大プロジェクトが8月より始動!

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ザ・ノウ「ノウ宣言」フリー・インストア・ライブ開催決定

2008-05-20

9286.jpg 今週の金曜日、5月23日にディスクユニオン下北沢店ザ・ノウのレコード発売記念フリーインストアライブが開催されます。21時半スタート、翌日はお休みなので、みなさん是非来て下さい。終わったらそのまま下北で飲めばいい。

下北沢店の入り口脇には巨大なノウの看板が立っており、その廻りを曽我部恵一バンドの「キラキラ」のポスターが囲む形となっており、思わず笑ってしまいましたが、こうして形となって残っていくのは本当に嬉しい限りです。

2月の寒い日曜日の朝に、2週に渡って代々木で待ち合わせ、レコーディング中には本当にたくさんのお友達が遊びに来て(お友達はみな一様に酔っ払っていた)そのまま深夜までレコーディングをした日が遠い昔のようです。

ノウ宣言はシンプルで単純なロックンロール。言いたいことが歌詞のあちらこちらに散らばっている。メンバーの個性もバラバラだけれど、それがいい。大体個性が同じだとバンドなんか組まないのか。

ディスクユニオンのオリジナル特典のSEXBOYのPVは笑ってしまうほどかっこよくてかっこわるい。こんな曲にこんなことしちゃうなんて、正直ずるいよ。

音楽で笑えるかどうかということは実はとっても重要なことであって、その資質を十二分に備えているザ・ノウはだからこそとってもポップなのだと思う。今の時代、「お笑い」より「バンド」の方がもっともっと可能性が無限に広がっている手段だと思うけど。

とにかく皆さん金曜の夜は下北に遊びに来て下さいね。

5/23発売 【特典&試聴&フリーインストアライブあり】噂のバンド、ザ・ノウ『ノウ宣言』でいよいよデビュー!!

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バンドワゴンとラグーン

2008-04-22

9143.jpg 毎回春になるとバンドワゴンの季節みたいにリリースは春先が多い。今回も暖かくなった頃を見計らったかのようにバンドワゴン2008スペシャル・エディションラグーン2008スペシャル・エディションがリリースされる。ラグーンも同時発売ということで、なんだか春と夏がいっぺんにやってきたかのような豪華なリリース。いずれも今まで未発表となっていたアウトテイクや未収録曲が満載。それだけでも十分に魅力的だか、今回はミックスダウンを一からやり直し、2008年の今の耳にマッチしたサウンドに仕上げている。ミックスは鈴木茂本人が担当。こういうアニバーサリー企画盤は多数編まれているが、バンドワゴンとラグーンはファンキーグルーヴとクールボッサの傑作で、続けて聴いても全く疲れず、むしろ2枚セットで聞きたい裏と表のような作品だ。

パーフェクトエディションサマーブリーズと時々に変化しながら遂に2008年に完成。これはもはや「ニューアルバム」と言っても過言ではない。それくらい広がりを持ったぶっといミックスが為されていて完結編として是非春先にガンガン聴いていただきたい。

4/23発売 【特典あり】鈴木茂『BAND WAGON』『LAGOON』がニューミックス+ボーナス入りでスペシャル・アップグレード!

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フラワー・トラヴェリン・バンド

2008-03-25

9014.jpg 最近激しく聞いているのがフラワー・トラヴェリン・バンド。復活→フジロック出演決定→新譜も秋頃リリースとなれば現在廃盤の旧譜ももちろん再発されるということで、再び花のフーテンバンドに注目が集まっています。

4/23発売 【特典あり】祝!復活!!フラワー・トラヴェリン・バンド紙ジャケ仕様で復刻

さて、今回の紙ジャケの注目点はまずメイク・アップの鞄型特殊アウター・ジャケット。これは前回は特典としてのみ一部流通していましたが、今回は全て商品の段階で鞄入りです。原油高→原料の高騰などで一度は商品化を断念しかかりましたが、何とか鞄付きでの販売に漕ぎ着けてほっとしています。
さらに各ディスクには当時リリースされた7インチのミニチュア復刻ジャケットが初回封入特典として付いてくる点も見逃せないでしょう。
ディスクユニオンオリジナル特典は3タイトルまとめてお買い上げで3つご用意。
?カナダ盤LP「FLOWER TRAVELLING BAND」復刻ジャケット(ダブル・ジャケット仕様)
?国内編集盤LP「TIMES」復刻ジャケット(シングル・ジャケット)
?上記特典ジャケット2種含む、紙ジャケ計5タイトル収納可能な「SATORI BOX(内箱付きタイプ)」
※「メイク・アップ」の鞄型特殊アウター・ジャケット付きもそのまま収納可能


YOUTUBEとかにアップされている当時の映像もすさまじいです。やっぱりあの風貌、あのへヴィーでサイケなサウンドは永遠にかっこいい。どこか得体の知れないパワーと混沌は今の時代の音楽シーンから消えてしまったものだけれど、吹き込まれたサウンドは永遠に残っていく。はっぴいえんども大好きだけれど、全く違う手法で世界に刀を持って切り込んでいくかのようなフラワーの面々もかっこよすぎる。今この時代にフラワーが誕生したとしても当然のように刀を持って世界に飛び出していったことだろう。

さあ、4月23日の旧譜リリースで予習、ライブに備え、9月の新譜ではじけて下さい。
希望としては野音で見たい!ひたすら見たいです。

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オクノ修 街角の唄たち DOCUMENT TAPES 1979-1981

2008-02-12

8776.jpg 週末はオクノ修街角の唄たち DOCUMENT TAPES 1979-1981』をずっと聞いていた。
この70年代終わりから80年代にかけてのセッションは、僕と君と部屋と朝と昼と夜があって、それはそのまま歌の中に登場してくる人たちのありふれた日常だけど、どこか非日常的な、いうなれば霧の立ち込めるちょっとひんやりした木と緑に囲まれた明け方の森の中にいるみたいな匂いがして、これは本当に何度聞いても不思議な感覚だ。日常的なことを歌えば歌うほど、非日常感が増してしまうのだから。


これまで何度も何度も聞いた『オクノ修』や『胸いっぱいの夜』の弾き語りで表現された世界は、シンプルで余分なものをそぎ落とせばそぎ落とすほどに、世界が広がって行った。だけど、ここで聞かれるようなシンプルなバッキングが入ったとしても、それは変わることなく伝わるから、恐らく演奏云々では言い表せない強い力が働いているのかもしれない。いつもの少年のような声で途切れ途切れに続くオクノ修の日常には、そういう目に見えないけれど強く感じることの出来るものが確かにあって、それは唄うという行為の最も純粋な部分だったりするのかも知れない。

2/10発売 オクノ修/街角の唄たち DOCUMENT TAPES 1979-1981

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3/19発売 ゴダイゴBOX

2008-02-03

8730.jpg 土曜日は別件で打ち合わせがあって、その後神保町の餃子屋で餃子を食べながら延々ゴダイゴトーク。よくもまあこんなにゴダイゴという4文字が次から次へと出てくるもんだと感心したし、その食いっぷりにもひたすら感心しました。
で、ゴダイゴです。いよいよ3/19にゴダイゴのBOX(オリジナルアルバム14タイトル(16枚)+特典ディスク1枚の計17枚)及び単品アルバム14枚が一挙紙ジャケ仕様/最新リマスタリングで発売という事で、盛り上がっています。
小さい頃、ゴダイゴの音楽はテレビからしょっちゅう流れていて、その音楽の先には何かとても言葉では言い表す事の出来ない希望があって、ゴダイゴが歌えば、ものすごくポップで高揚した気持ちになりました。対個人ではなくもっと大きな世界規模での音楽の楽しさと平和への祈りがあって、それを笑顔で表現した唯一のバンドだったのだと思います。
ゴダイゴにまつわる個人的なエピソード。子供の頃犬の散歩をしているときに、高台にある広場でなにやら人だかりが出来ていて、何だろうとその人の群れの中を犬と一緒に入っていったらなんとゴダイゴがソフトボールをしているのに遭遇した事がある。きっとコンサートでこの地に来て、オフの時間にメンバーでソフトボールをしていたのだろう。タケがピッチャーで、ミッキーが外野を守っていたような気がするが全員ものすごく楽しそうだった。大人でもこんなに楽しそうに遊ぶのだ。そしてゴダイゴに会えた事にめちゃくちゃ興奮したのだった。

3/19発売 【特典あり】GODIEGO BOX遂にリリース

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2/20発売 ムーンライーダーズの鈴木慶一待望のソロアルバム プロデュースは曽我部恵一

2008-02-01

8717.jpg とても好きな曲があって、それははちみつぱいの煙草路地という曲で、オリジナルアルバムには未収録ながら、フォークジャンボリー春一番に収録されているライブ音源で何年も何年も、何度も何度も繰り返し聞いている。
ぱっとしない毎日の中で、ぼんやり煙草を吸いながらこれからどこに転がっていくのか漠然と広がる明日へ向けたとてもシンプルな歌。表面上はクールに装っていてもその内面の心の奥底に汲めど尽きない強い気持ちが湧き上がっている。一見流れに身を任せている風でいて、実はその流れにどうやって逆らっていこうかという一点は強さと若さだ。
間違いなくミュージックとソングの両方が聞こえて成り立っている唄の最大のポイントは煙草で、これは35年間で煙草を取り巻く環境はガラリと変わってしまい、愛煙家にとっては肩身の狭い日本になってしまった。けれど、昔は今より煙草を吸いながらひとりボンヤリ考えを巡らせ、今一度自分の意思を確認する渋い大人がたくさんいた。そして値上げも健康も関係ない若さは永遠ではない。

鈴木慶一のソロアルバムが2/20にリリースされる。プロデュースは曽我部恵一だ。「煙草路地」や「スカンピン」も再現される。このコンビを見ると98年のテレフォンショッキングの流れを思い出す。高田渡鈴木慶一曽我部恵一遠藤賢司と夢のような流れが出来た。

2/20発売 ムーンライーダーズの鈴木慶一待望のソロアルバム プロデュースは曽我部恵一!

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J.A.SEAZER J.A.シーザー/天井棧敷音楽作品集 曲目掲載

2008-01-30

8709.jpg ということで、ものすごい勢いで予約が入っているので、曲目全部掲載しました。

3/23発売
J.A.SEAZER J.A.シーザー/天井棧敷音楽作品集(限定盤)

何か近づき難く難しい音楽かというとそんなことは全然無く、むしろ色々な聞き方ができる音楽です。1個の興味から血管みたいに色々な方向へ流れ、広がっていく快感は言葉では到底説明ができません。

腰まで伸ばした髪で長身で細身のJ・A・シーザー。ブックレットや、フライヤーの素材として当時の写真をたくさん拝見しましたが、いやはや、絵になる。音楽同様、世界規格。

3/23発売 【特典あり】日本ロック復刻レーベル「富士」再始動第4弾!! J・A・シーザー/天井棧敷音楽作品集(完全限定盤)

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ELECTRIC ALLNIGHT SHOW 73

2008-01-28

8701.jpg 大学で行なわれたロックイヴェントは70年代に日本各地の大学でたくさん催されていて、神大のオールナイトレインボーショーを体験した人の話を聞くと、やっぱり煙でモクモクだったとの事。ぶっ飛びながら南正人久保田麻琴と夕焼け楽団裸のラリーズなんかを大きな音で生で聞くという経験は恐らく世界がぐるんぐるんと二廻りするくらい衝撃的で気持ちが良い体験なのだろうと想像できる。そんなオールナイトレインボーショーと共に日本のロック史に大きな足跡を残したイベントとして、埼玉大学体育館にて開催された幻のオールナイト・ロック・コンサート「エレクトリック・オールナイトショー73」が遂にCDで復刻される。
当時のポスターを見ると、アシッドロック、アシッドフォーク系のバンドやシンガー・ソングライターが多数出演していて、ここに収録されたアーティスト以外の音源も是非聞いてみたいと思えるすごい面子だけど、今回収録されていないということはカセットなりオープンリールなりのマスターが存在していなかったのだと思う。だけど今回収録された8組のアーティストの音源だけでも十分に手が出てしまう。そしてこの音源を聞きながらみんな想像するのだ。当時を体験した人も当時を知らない人も、体育館で行なわれたライブの風景を。ドラムの跳ね返りや、ゆらゆら揺れている聴衆や、爆音の中で眠りに落ちた人なんかを想像しながら、何か尋常じゃない音楽の魅力にずるずるとはまっていく。それはもうすぐ朝が来る前のどこか静かで、ちょっとした希望の中に埋もれている感覚に近い。

3/1発売 ファンの間で長く語り継がれていた裸のラリーズ幻のステージ音源が遂に!

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予約受付開始 J・A・シーザー/天井棧敷音楽作品集(完全限定盤)

2008-01-25

8686.jpg 本日よりJ・A・シーザー/天井棧敷音楽作品集(完全限定盤)のWEB通販予約開始です。
すでにものすごい勢いで予約が入っておりますので、是非お早めにご予約下さい。

今サンプルCDRの「首吊りの木」や「一切滅亡響」などを次々パソコンで聞きながらこのブログを書いていますが、やっぱり凄いです、この音楽。間違いなく当時の日本で、世界に通用する音楽を奏でており、独特のおどろおどろしさと相まった最高にスリリングでハードでサイケデリックなロックがどろーんと広がっています。何より笛の音から導かれる「母捨般若経」のゆるいテンポからバンドアンサンブルとして一体になる瞬間はいつ聞いても鳥肌がたってしまいます。「越後つついし親不知」の曲間にひょろひょろ流れる笛も同様、和楽器を使用して、サウンドの面からスリリングな日本語のロックをきちんと構築しているのがいつ聞いても面白いです。

なにか尋常じゃない音がここには詰まっていて、日本語と和楽器とエレクトリックが出会った瞬間に広がる、どこまでもぶっ飛んだサウンドは、今で言うトランスに近い感覚を呼び起こしてくれます。
バスドラが一定のリズムを刻みな、みなががなりながら展開される「らまいまだ」。身体は自然と揺れて何じゃこりゃってなくらいの快感が身体全体を突き抜けていきます。音も歌詞も風貌も含めて、間違いなく今までどこにもなかった世界は巨大で、見たことがなかったあっち側やこっち側にきっと連れ出してくれるでしょう。

3/23発売 【特典あり】日本ロック復刻レーベル「富士」再始動第4弾!! J・A・シーザー/天井棧敷音楽作品集(完全限定盤)

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ラッキー・オールド・サン

2008-01-23

8679.jpg それまでの、ショーボートを離れて、コロムビアより1977年にリリースされた「夕焼け楽団」名義では唯一の作品となる「ラッキー・オールド・サン」。彼らの作品の中では、一段とポップで聞きやすく、もっともストレートにアメリカン・ロック的な大らかさを大胆に取り入れた作品と言える。
ハワイチャンプルー」や「ディシキーフィーバー」や「セカンドライン」に挟まれてしまうと、ジャケットも含めて若干地味なアルバムなのかも知れないが、、実は密かに、そして長い間愛聴している人も多いのではないでしょうか。メンバーそれぞれが、それぞれの道を手探りで探しているような、プライベートで内省的な部分も詞に見え隠れするのもいい。
音楽的に様々な要素を取り入れて走り抜けてきたサンセットギャングは、「ラッキー・オールド・サン」でやっと一息と言ったところか。そしてこのアルバムがあったからこそ79年に「セカンドライン」という久保田麻琴と夕焼け楽団のひとつの完成形といえる傑作アルバムが生まれたのだから。

最近アルバムタイトル曲でもある「ラッキー・オールド・サン」を仕事帰りに聞くと、とても沁みる。この上なく沁みる。昔はこの歌の美しいメロディにヤラレていたけど、今はもう間違いなく歌詞にヤラレている。これはどこか尋常じゃないリアリティを持って胸に迫ってくる。それはまるで大人になったかのような気分なのだ。

1/23発売 「昭和アーカイブス」シリーズ第5弾 吉川忠英、夕焼け楽団、そして岩渕まこと!

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伊藤銀次 デッドリイ・ドライブ 紙ジャケ

2008-01-22

8676.jpg 確か府中の中古レコード屋でこのLPを買ったのだ。大学生の頃だ。何で購入したのかは良く憶えていない。きっと誰かに勧められたか、シュガーベイブ絡みでの購入だったのだと思うけど。ジャケットを眺めて、長髪というかロンゲで程よく色落ちしたジーパンはいて、Tシャツ姿の伊藤銀次はかっこいいと思った。夜の高速?かどこかの国道のトンネルの前で佇むちょっと変なジャケット。だけどこんな色のジーパンが欲しかった。そして、髪をまた伸ばし始めていた頃だったから、ここまで伸びるにはあとどのくらいかかるんだろうか?と思った。

そんな伸びかけの頭で、デッドリイドライブを聞いた。アルバム全体から漂うドライで洗練された世界は不思議だった。都会の喧騒から逃れていくような、早送りのビデオの画面を見ているような感覚だった。逃げていく季節を早足で追いかけて、いつの間にか梅雨になり、夏の午後の小雨の中を走り抜けているような、爽やかな空気は、今まで聞いてきた音楽とは異質だった。土の匂いよりもコンクリートの匂いの方若干が強いサウンド。でも全然無機質じゃなく、この上なく人間的な温もりを併せ持っているから不思議だった。

それ以来季節の変わり目とかに、このレコードを良く聞いた。でも何故かウォークマンとか携帯プレイヤーで聴いた記憶が無い。専ら部屋でひとりで聞いた。

2/20発売 伊藤銀次 デッドリイ・ドライブ他 待望の紙ジャケリリース

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1/19 吉野大作、音羽信ライブ@横浜日の出町グッピー

2008-01-20

8656.jpg はじめて行く横浜日の出町の老舗ライブハウス「グッピー」。僕の両親の実家がお隣の黄金町で、日の出町は黄金町同様よく夏休みとか冬休みに従兄弟達とぶらついていた街だけど、当時は競馬のおっちゃんと酔っ払いが多くて怖かった。そしてストリップ小屋、ポルノ映画館、風俗店と子供には教育上よくない(ある意味ではいいのかもしれないけれど)、男たちにはこの上なく素敵な街は今も健在で、嬉しくなった。
さて、そんなグッピーでは吉野大作音羽信のライブが行われた。昨年12月に発売された「ランプ製造工場デラックス・エディション」と「わすれがたみ」のCD発売記念ライブだ。
特に吉野大作には馴染み深いグッピーというライブハウス。そしてそのライブハウスで何れも34年前にリリースされたアルバムの再発記念とあって、会場は同窓会のように、お互いの健在を笑顔で称えあっていたのが印象的だった。

ライブではまず、音羽信の「わすれがたみ」の世界が、まさか2008年に聞けるとは思わなかった。当時と同じ声で、低音でひとつひとつ言葉を丁寧に歌っていく姿が印象的だった。音羽さんの息子、西欧(セオ)さんがベースを弾き、二人だけのシンプルなステージ。「わすれがたみ」の世界に閉じ込められた、長身で長髪のヒッピー青年は、間違いなく年をとり、頭に白いものが混じっていた。そして途中で音楽活動を休止し、イビザに渡り、今は一流の建築家として大成している。しかし、この日の音羽さんは、そんなブランクを感じさせることなく、青年音羽信として、若いバンドマンと音楽を楽しんでいるような感じだった。
「君はまだ」のイントロが流れたとき、そして「風」が歌われたとき、果たしてこれはどういうことなのだろうか?と思った。レコードでしか聞くことの出来なかった、あの音が今ステージで演奏されているのだから。あの夏の日の夕方にこのLPを聞きながら、湿った風を扇風機が撒き散らしていた、あの汚れた調布の部屋が、あの畳の部屋が頭の中をぐるぐると回った。

そして吉野大作。
この人、やっぱりすごい。熟講師をやりながら、音楽活動を一度も止めることなく、常に活動を続けてきたのだから。そして仲間に恵まれている人だと思った。なんといっても吉野大作バンドのギタリスト朝山孝氏(現在ロスで国際公認会計士)がアメリカから、そして70年代の横浜ナンバーワンギタリスト斉木一久が駆けつけたのだから。この3人で演奏し、そして大合唱となった「流れにそって」。鳥肌が立った。虹の流れをこえて、宇宙の果てへとどこまでも行こうという力強さ。自分達の未来は自分達で切り開いていくしかないと歌った彼等の未来はやっぱりそれぞれが、それぞれの形で切り開いた現在があって、年をとるをいうことはどういうことなのかがちょっぴり分かった気がした。

終演後超満員のグッピーでCDの販売を終え、ビールを1パイ飲んで、桜木町の駅から電車に乗ったのは11時半前。家に着いたのは1時近く。帰りの電車の中で「わすれがたみ」と「ランプ製造工場」をipodで聞きながら、僕もあんな素敵な年のとり方をしてみたいと思った。

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3/5発売 コロムビア*レディメイドの

2008-01-17

8637.jpg 3月5日に*レディメイドのコロムビア100年と題した新シリーズがスタート。監修は小西康陽で、第1回ラインナップは日本のジャズロックの名盤10枚が一挙紙ジャケ化、10枚中9枚が初CD化となります。

3/5発売 「コロムビア*レディメイドのコロムビア100年」スタート!第一弾は激レアジャズロック、紙ジャケ10タイトル発売!!

60年代後半から70年代初頭にかけてリリースされたこれら10作品。音はもちろんジャケットも含め、いずれも洗練されていて、凄い。
2010年にはコロムビアが創立100年を迎え、2010年までに様々な視点からカタログとして存在しながらも埋もれている名盤がなんと100枚を目標としてリリースを続けていくそうで、今後も目が離せません。

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遠藤賢司とJ・A・シーザー

2008-01-15

8629.jpg レコードコレクターズ誌の2月号の日本のロック部門のリイシューベスト10で第1位を獲得した遠藤賢司実況録音大全[第一巻]1968-1976。この巨大な赤い箱の中に収録されている10枚のディスクを聞いた方は、一体どんな色が見えたのだろうか?僕はこの箱とエンケンのシャツの色と同じ赤い色が見えました。激しい赤い色は、血の色を連想させて、優しさと怒りには情熱的な赤色がぴったりとはまるもんだと感じた次第です。そしてそれはやっぱりどうしようもないくらい温かい赤色でした。

さて、昨年エンケンBOXをリリースした富士ですが、今度は3/23にまたとんでも無いアイテムがリリースされます。
3/23発売 【特典あり】日本ロック復刻レーベル「富士」再始動第4弾!! J・A・シーザー/天井棧敷音楽作品集(完全限定盤)
シーザーさんの所有する某県にある倉庫に眠っていた数々のマスター音源。彼が所蔵し、門外不出としていた貴重なマスターテープ音源から劇団天井棧敷の歴史的未発表音源が遂によみがえります。
昨年のクリスマス前にマスタリング作業を行なっていたのですが、その時に改めて聞きながら、このサイケデリック、ヘヴィ・ロック・サウンドの根底に流れる日本的な匂いは一体なんだろうと思いました。それはまるで遺言歌のサウンドをピンクフロイドが担当したかのような眩暈がするような強力な個性は力強く、そして崩れ落ちてしまいそうな叙情に支えられたものでした。

そういえば以前エンケンさんが「昔新宿の風月堂でJ・A・シーザーを見た!」と言っていました。風月堂の奥の方は当時のヒッピー連中の溜まり場のようになっていたらしく、なかなか普通には入っていけないような妖しい雰囲気があったようです。

世界のサイケ、日本のロック音楽的側面から、そして劇団天井棧敷の歴史的観点から、是非J・A・シーザー/天井棧敷音楽作品集にご期待ください。

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ルーーチュー・ガンボ最高 細野晴臣 ストレンジ・ソングブック-Tribute to Haruomi Hosono 2-

2008-01-10

8609.jpg 正直ここまで豪華でここまですばらしい内容のトリビュートアルバムになるとは思っていなかったので、これは速攻買うことに決めました。

1/23発売 
細野晴臣 ストレンジ・ソングブック-Tribute to Haruomi Hosono 2-
日本語も英語もインストも男も女も全てが耳に心地よく響いてくる。もうここまで来ると世界共通音楽家としての細野晴臣の立ち居地が出来上がってしまったような気がする。ジャンルも何もない。ただ気持ちよく楽しい。
気持ちよく楽しいといえば大好きな曲がルーチュー・ガンボ。もともと泰安洋行に収録、夕焼け楽団も「セカンド・ライン」で取り上げていて(そういえば細野、久保田両名のKALABISA名義でのRoochoo Gumbo y2kもあった)、今回久保田麻琴が再びカバーしたルーチュー・ガンボ。これ本気で痺れました。最高すぎて笑ってしまった。久保田麻琴特有の妖しさ満載で、全編にピーヒャラと笛の音が鳴り響き、ダウナーな久保田麻琴のボーカルが乗ると思わず身体が揺れてくる。色々な音がポイントポイントで響いてきて、これが絶妙のスパイスとなっている。どのルーチュー・ガンボよりこのトリビュート盤に収められたルーチュー・ガンボが一番いい。きっと30余年の月日を費やし、久保田氏の中でやっと完成されたのだろうと思う。
いずれにせよ、この豪華なトリビュート盤の発売が今から待ちきれない。

そして、もう皆さん忘れてしまっているかもしれないけれど、Tribute to Haruomi Hosono 細野晴臣トリビュート・アルバム7インチBOX(アナログ限定盤)も1/23同時発売です。今度こそ。多分出ます。きっと出る。
仕様がものすごく凝ったものになっているので、こちらもお忘れなく。アナログ盤なのでもちろん限定です。

1/23発売細野晴臣 STRANGE SONG BOOK-Tribute to Haruomi Hosono 2- 細野晴臣トリビュートアルバムアナログ限定盤

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桜井順CM WORKS(1957-2007)

2008-01-08

8602.jpg 50年代から07年までのCM音楽が詰め込まれた宝箱。どの年代の人が聞いても、知っている曲、知っているフレーズに出くわす。CM音楽からは思い出がよみがえる。ドリフとかテレビアニメの合間に流れていた15秒くらいのメロディー。それはそのまま家族と過ごした家庭の思い出に直結する。夕食の良い匂いが漂ってきそうだ。たった15秒で当時の匂いに包まれてしまう。そしてそれはやっぱり地上波の音だ。

企業が本気で売りたい商品。その商品をどのように視聴者に短い間で伝えればいいのか。黄金のフレーズはどのようにして生まれるのか。かわいいとおバカとお洒落。この3つが切っても切っても飛び出してくる。

昨日家に帰って聞いていて、とても心地よかった。仕事終わりの夜のひと時に。

桜井順CM WORKS(1957-2007)

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オクノ修/街角の唄たち DOCUMENT TAPES 1979-1981

2008-01-07

8598.jpg 胸をかきむしられるような唄があって、それは初期のオクノ修の作品に詰め込まれていて、その不安定ながら、しっかり唄う声がいつも好きだ。
だからもうずっと長い間彼の作品を聞き続けていて、今も全く飽きずに聞いているというのはどういうことなのだろうかとたまに思ったりするけど、すぐに忘れる。それは彼の歌が聞こえるとそんなことどうでもよくなってしまうからだろうと思う。
彼の作品には少年と青年の二人がいつも同居していて、抱いてくれた彼女の事とか、アパートの部屋の風景や月の光や夢見たことや泣いたこと、恋をしたこと、夢がこぼれたことなんかが唄われてている。
そしてその唄は流れるというよりもむしろ降って来るのだった。
この感覚は恐らく大概の人たちは成長の過程で置いてきたり、競争社会の間で強くなる中で、心の奥底に置き去りにしてしまうことだ。
裸の心で弱々しい部分を歌う事で強くなれたオクノ修は、60年代後半から2008年の今も力強く歌を唄っていて、これは凄いことだといつも思う。だけど、やっぱり唄が流れるとそんなことすぐに忘れてしまうのだった。

こんなシンガー・ソングライターが京都のコーヒー屋に今も居るというのはいいな。

2/10発売 オクノ修/街角の唄たち DOCUMENT TAPES 1979-1981

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2007年

2007-12-29

8577.jpg遠藤賢司『遠藤賢司実況録音大全第一巻1968〜1976』
オムニバス『ライブインハトヤ』
オムニバス『1974ホーボーズ・コンサート7タイトル』
PYG『PYG!(Original First Album)』
大滝詠一『NIAGARA CM Special VOL.1 3rd issue 30th Anniversary Edition』
久保田麻琴『まちぼうけ』
オムニバス『実況録音盤!歌いまくる大映スター』
ミッキーカーティスと侍『侍』
音羽信『わすれがたみ』
吉野大作『ランプ製造工場デラックス・エディション』
村井邦彦『村井邦彦の世界』
日野原幼紀『螺旋時間』
あがた森魚『噫無情(レ・ミゼラブル)』
あがた森魚『タルホロジー』
曽我部恵一ランデブーバンド『おはよう』
加川良ウィズ村上律『ALIVE』
大貫妙子『パナムイヤーズ紙ジャケ2タイトル』
パラダイス・ガラージ『奇跡の夜遊び』
上田正樹と有山淳司『ぼちぼちいこか』
3/3『3/3』
石川晶とカウントバッファロー・ジャズ&ロック・バンド『バキシンバ −アフリカの想い出−』
クニ河内『歌えなくなる前に』
葡萄畑『葡萄畑』
シローとブレッド&バター『ムーンライト』
ヤマジカズヒデ『ヤマジカズヒデ ソロ BOX SET』
友川かずき『千羽鶴を口に咬えた日々』
加藤和彦『それから先のことは』
加藤和彦『ガーディニア』
三上寛『三上寛のひとりごと』
ジャッキー吉川とブルーコメッツ『G.S.R. グループ・サウンズ・リバイバル』
細野晴臣『Harry Hosono Crown Years 1974-1977 ハリー細野 クラウン・イヤーズ1974-1977』
高田渡『系図』
西岡恭蔵『街行き村行き』
川崎燎『恋はフェニックス/イージー・リスニング・ジャズ・ギター』
オレンジ・カウンティ・ブラザーズ『ファー・イースト・スワンパーズ』
小山ルミ『小山ルミ紙ジャケ3タイトル』
オムニバス『遺言歌 誰にも知られずに消えるしかないさ』
弘田三枝子『ミコR&Bをうたう』
南正人『Lady Let Me Go』
オムニバス『桜井順CM WORKS(1957-2007)』



今年1年リリースされた中から特に良く聞いたもの。今ぱっと頭の中に浮かんだもの。順不同ですが、やっぱり1番は遠藤賢司実況録音大全第一巻。制作の段階からリリース後まで本当に良く聞いたボックスセット。1月のこのエンケン箱から幕を開けた2007年は、復刻も再々発も含めてとても充実したリリースの年でした。自身も本当にたくさんのCDとレコードを買い、聞いて、やっぱり音楽は楽しいし、大好きだと再認識した1年でした。ただ家でじっくり音楽を聴く時間があんまりなかったので来年はそういう時間もきちんと設けたいと強く願っていますが、無理っぽい。

今年も1年本当にありがとうございました。2008年はどんな素敵な年になることでしょうか?
それでは良いお年を。

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音羽信「わすれがたみ」吉野大作「吉野大作ランプ製造工場(パーフェクト・エディション)」発売

2007-12-21

8551.jpgきみはまだ」も「朝の賛歌」もやっぱりいい。それぞれ黒いジャケットの奥に隠れている音は現実と非現実の間を揺らめいている。そしてその音は黒から濃紺、そして鮮やかなオレンジやブルーに変化していく。決してカラフルではないけれど、唄われている情景からの連想が色を運んでくる。無限の対象、無限のメロディー。

自分の心に浮かんだ気持ちをメロディと詩に表わす。こんな素敵なことはない。だからいつの時代にもミュージシャンを志望する若者は永久に不滅だ。オーソドックスなスタイルはだからこそ強くて、いつまでも残っていく。聞くほうもやる方も気持ちがいい。

音羽信吉野大作。一般的にほとんど知られていない日本の70年代のアーティスト。クローズ状態の横浜の当時のロックシーン。身近なようでいて遠かったアーティストと横浜という場所。リスナーに残された音楽の選択肢はもはや無限になってしまったけど、そんな中でこのマイナーで色々な側面から聞くことのできる作品がこうしてこっそりリリースできたことは嬉しい。

今年は70年代の日本のマイナーな音楽がたくさん復刻された1年だった。今回の自主盤はもとより大手メジャー会社がリリースしたにもかかわらず、セールスに結びつかず、倉庫に作品が眠ったままになっていた作品たち。次回はそのあたりのことをこっそり書きます。

12/21発売 【特典あり&試聴あり】70's・アシッド・フォーク・コレクション第2弾音羽信「わすれがたみ」、第3弾吉野大作「吉野大作ランプ製造工場」

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細野晴臣イエローマジックショー

2007-12-13

8503.jpg 今年は細野晴臣関連の作品が本当にたくさん出て、もう今年の初め頃のリリースに関しては忘れてしまいそうな感じです。2月にリリースされたHarry Hosono Crown Years 1974-1977 ハリー細野 クラウン・イヤーズ1974-1977で歓喜して、泰安洋行のTシャツ作ったの、今年か。もう去年の出来事に感じた。そしてここから対談の本音楽のちから〜吉野金次の復帰をと続いて、一息つくかなとおもったらなんといきなり民謡のアルバムが出てびびった。そしたらキリンラガーのCMでYMOが勢ぞろいしていてまたびびったけど。あ、今書いてて思い出したけど、YMOの紙ジャケも今年の3月だったのか・・・。で、パシフィコ横浜で開催されたHASYMOのチャリティーコンサートにも行って、シングルも出て、そしたらいつの間にかエクスマキナっていう映画のオリジナル・サウンドトラックも出て、忘れた頃に細野晴臣トリビュートアルバムなんか聞いていたらいつの間にかハリー・ホソノ&ザ・ワールド・シャイネス名義でFLYING SAUCER 1947というニュー・アルバムがリリースされてしまうし。トリビュートのアナログ盤は発売延期のままで残念だなーと思っていたら2005年のハイドパーク・ミュージック・フェスティバルのDVDのお取り扱いをユニオンで開始して、また2年前のあの日の狭山の事を思い出して、さすがに今年はもう細野関連作品のリリースはないと思っていたら12/22に幻の音楽バラエティ番組細野晴臣イエローマジックショーがリリース・・・・・。もう、出すぎです。まあみんな買ってるんですが。年末はおとなしく今まであんまり見れてなかったり、聞けてないこれらCDをちゃんと聞こうかなと思います。

↑しかし真っ赤だな。

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冬は読書で

2007-12-07

8476.jpg まず12月10日に石橋春海の「蘇る封印歌謡」が出ます。これは4月に出た「封印歌謡大全」の続編で、CD付き。4月に出た封印歌謡大全の反響はすごかったようで、ラジオでも3時間ぶち抜きの特番が組まれ、数々の放送禁止歌が流れた。

続いて12月19日に故・黒沢進が残した莫大な著作を再編集、Susumu Kurosawa Worksの第1弾が。大好評の日本ロック紀GS編コンプリートに続いて、黒沢進の残した数々の貴重な文献がこうして新たに編まれリリースされるのは嬉しい。ハードカバーの豪華仕様。日本ロック紀GS編コンプリートは初版がすぐに売り切れてしまったので要予約。

12/10発売 石橋春海著「蘇る封印歌謡」CD付き
12/19発売 黒沢進著作集〜Susumu Kurosawa Works Vol.1〜

日本の音楽がどのような歴史を辿って今に行き着いたのか、また音楽という手段での表現にどのような障害が待ち受けていたのか。年末はこの2冊で。

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コロムビア「昭和アーカイブス」第5弾

2007-12-05

8464.jpg 好評のコロムビア「昭和アーカイブス」シリーズ。来年1月23日にはその第5弾5タイトルの発売が決定。毎回色々な切り口で5枚ずつリリースしていますが、今回はティン・パン・アレー、ライダーズ、ラストショウ絡みのいい仕事です。ラインナップは下記の通り。リマスタリングされてどこまで音が向上するのかも楽しみ。


各¥2,300(税込)
吉川忠英/こころ
吉川忠英/CHUEI#29
久保田麻琴と夕焼け楽団/ラッキー・オールド・サン
久保田麻琴と夕焼け楽団/セカンド・ライン
岩渕まこと/スーパー・ムーン

ティン・パン・アレームーンライダーズ、ラストショウなど日本のロックを正面から、そして裏から支えたバンドのメンバーが多数参加したこの5タイトル、まさに本流の裏に隠れた超名盤ばかり。
全てのアルバムに共通している点は、優れたソングライティング力が発揮されているということ。これはすごいことだ。シンガー・ソングライターとしてもバンドとしても、日本の74年〜79年にかけてのアルバムとしてはいずれも最高水準だ。大きく見ればニューミュージックの陰に隠れ、商業的に成功したアルバムだとは言えない。ただ、その本流の裏で流れに左右されず黙々と自分達の音楽を鳴らした純粋な強さがある。だから色褪せない。

2008/1/23発売 「昭和アーカイブス」シリーズ第5弾 吉川忠英、夕焼け楽団、そして岩渕まこと!

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三上寛と伝説の肉屋「キャロル」でホルモン焼きを食べた夜

2007-11-30

8438.jpg 三上寛さんと伝説の肉屋キャロル歌舞伎町店でホルモン焼きを一緒に食べた。
三上さんはライブの後だから、もりもり食べるしビールも良く飲む。気さく。良く喋る。なんだか懐かしい人だった。ずっと前から知っている人みたいだ。いきなり打ち解けられる。今も変わらない音楽に対する気持ちや、女性器の事を各地の方言でなんて呼ぶのかとか、今撮っている映画のこと、赤塚不二夫のまんがNO.1のことなど、次から次へと会話がリズミカルに続く。三上さんのギターみたいだ。とにかく生きた言葉がポンポンポン。その言葉からは面白い人たちや素敵な人たちとたくさん出会い、もちろん悪い人にもたくさん出会い、東京で生き抜いてきた強さがあった。

この日のライブでは「夢は夜ひらく」をアコースティックギターで弾き語った。新宿で夢は夜ひらく。劇的な瞬間だった。

歌舞伎町で三上さんと肩を組んで写真を撮った。いつまでたっても明るい歌舞伎町がなんだか淋しかったけど、そのがっちりした身体は優しかった。カメラを見る顔がいつの間にか笑顔になった。

後で知ったことだか伝説の肉やキャロルはジョニー大倉プロデュースの店らしい。すごい。東京12チャンネルの赤塚不二夫の激情NO.1を思い出した。なんという偶然だろうか。これも縁なのか。

11/21発売コロムビア・ニッポン・ロック・アーカイブスVOL.2大好評発売中
三上寛の世界(紙ジャケ)
三上寛のひとりごと(紙ジャケ)
見開きジャケット。中に閉じられている歌詞カードも再現。オリジナルLPどおりだ。とてもいい。

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試聴開始 音羽信『わすれがたみ』 吉野大作『吉野大作ランプ製造工場パーフェクト・エディション(2CD)』

2007-11-28

8425.jpg 音羽信(オトワシン)の『わすれがたみ』(74)、そして、横浜日本語ロックの導師、吉野大作のジャックス・ミーツ・夕焼け楽団なアシッド傑作『吉野大作ランプ製造工場パーフェクト・エディション(2CD)』(74)の試聴を本日より開始しています。

音羽信『わすれがたみ』なんて当時自主制作で数百枚プレス、今回が初CD化となった正に幻の1枚。聞いたことの無い人がほとんどで、聞かないことにはこのアルバムの全貌が良く伝わらない作品だとおもいますので、是非聞いてみて下さい。基本はシンプルな弾き語り。湿った空気と渇いた空気が交じり合って、独特なアシッド感を作り出しています。そして音羽の後ろには、久保田麻琴と夕焼け楽団のメンバーが控えめながら歌と幻想的な世界を活かすバッキングをさりげなく務めており、全部が大変貴重な演奏となっています。音羽独特のポップなメロディーも聞きやすい。
久保田麻琴のアルバム『まちぼうけ』と同名異曲の「まちぼうけ」「挽歌」ももちろん試聴できますので、是非。

同時発売の吉野大作の『吉野大作ランプ製造工場デラックス・エディション(2CD)』も試聴できます。こちらはバンドサウンドながら吉野大作のポップな感性にどこまでもトリッキーで気持ちがいいギターが絡み、独特の歌詞と相まってどこにも属さない摩訶不思議な世界を作り上げています。
そしてやっぱりDISK2に収録された「流れにそって」はすごい。超名曲だ。12分に及ぶライブバージョンでありながら、長さを全く感じさせない締まった演奏。歌詞も泣けるし間奏と終盤の泣き泣きのギターもとことん染みる。こんな名曲がひょっこり横浜で産み落とされていたという事からも横浜ロックの底力を見せ付けられる。そして尾崎豊がこの曲をギターを手にした頃(中学生頃)に気に入ってよくカバーしていたという話しもすごいが、尾崎の純粋な感性にぴったりとマッチしたのだろう。吉野大作と尾崎豊。全く交じり合いそうも無い二者が、実は交じり合っていたという事実。不思議だ。

12/21発売 【特典あり&試聴あり】70's・アシッド・フォーク・コレクション第2弾音羽信「わすれがたみ」、第3弾吉野大作「吉野大作ランプ製造工場」

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HYDE PARK MUSIC FESTIVAL 2005 DVD

2007-11-27

8422.jpg 唐突ですがハイドパーク・ミュージック・フェスティバルはやっぱり楽しかった。今も深く胸に刻まれています。都心から電車で40分、公園の中央にあるステージ。空から太陽、下から緑。異空間ではなく現実的な空間だったことが良かった。晴天も豪雨も体験したけど、帰りは普通にTシャツ買って、電車で帰ったし。ただ純粋に音楽が好きな人が多かったような気がする。

2005年のハイドパークの模様を収めたDVDが好評発売中ですが、伝説にするには早すぎると思った。信じられないぐらいの集中豪雨も、その後何故か雨が止んでそこに登場した細野さんも。みんなが興奮したことは間違いなく、もう2度と見られないかもしれない面子が揃ったということも間違いないけれどこうやってDVDがきちんとリリースされたので、行った人もいけなかった人も、雨で途中、嫌になって帰った人も、みんなが映像を楽しめる。

昼、夕方、夜、晴れ、雨、曇り。1日の移り変わりや気まぐれな天候。良いときもあれば悪い時もある。毎日の生活の縮図みたいな2日間。そしてこれらは伝説でもなんでもなくて、そこにただ本当に純粋で良質な音楽が流れていたというだけの話し。だからみんな助かった。

ハイドパーク・ミュージック・フェスティバル2005DVD好評発売中!

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石間ヒデキ ONE DAY

2007-11-26

8414.jpg 3連休で日光へ旅行に行き、逆に普段より健康的な2日間。太陽を浴びて、ロープウェイでサル山にのぼり猿と戯れ、温泉に入り、サウナでさっぱりし、飯を食い、飲み、早々に寝て、翌朝は朝飯からスタート。普段ほとんど朝飯を食べないからか、こんなに朝ごはんが美味いとは思わなかった。ご飯お替わり、納豆2パック、味噌汁も美味すぎる。
チェックアウト後、ディカプリオもお忍びで来ていたライン下り、日光東照宮を回って新宿駅へ。中央線に乗るとなんだかほっとした。
フーと一息。
連休最終日のちょっと空いた中央線、そこで聞いた石間ヒデキのONE DAYは気持ちよかった。レイドバックしたリズムに乗った渇いたボーカルがだるい。身体の節々にそのダルさが心地よく染み渡る。ちょうど温泉に浸かったときに感じる気持ちよさに似ている。車内には連休最終日のあのなんとも言えない空気が漂う。明日は月曜日、もうすぐ楽しかった3日間が終わってしまう、今日はどうしよう、連休最終日をまだまだ心行くまで楽しむか、それとも疲れたから早めに帰り、風呂に入り眠ってしまうか?みんなそんなこと考えているだろうなあと想像していたら10分くらい本気で眠っていた。

朝でも昼でも夜でもどこでも、場所を選ばない渇いた声とスライドが気持ちい優れたシンガー・ソングライター作品。
ホッと一息つけるこの安心感は変幻自在のギターの音色から。レインボーカラーだ。

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0座標 脛噛りの一人言+解散新曲ライブ40分!

2007-11-22

8401.jpg 甘えん坊の大学生バンドなのか?
今回のコロムビア・ニッポンロック・アーカイヴスの中でも一番目立たないバンド0座標。彼らの名前を一番最初に知ったのは喫茶ロックシリーズのコロムビア編に収録された「授業のあいまに……」という楽曲だった。今までこの1曲しかCD化されていないカルト・バンドが、なんと前半を1974年の解散ライブ、後半を1973年のオリジナルアルバムで構成した全23曲というフルボリュームで初CD化された。
この曲順の意図は豪華ブックレットに掲載されている0座標メンバー代表の真柄久義氏の「ごあいさつとおことわり」を参照して欲しい。


さて、一気に全曲聞いた。正直、全部切ない。
演奏も歌も上手くない。演奏だけ抜き取ると大学生が授業の合間に練習して、バイト感覚でバンドをやっている感じだ。だけど、それぞれがアマチュアとは一線を画した優れた詩と曲を作っている。そして曲を作った人がだいたいボーカルを取っている。だから一生懸命歌う。一生懸命ハモる。時には詩の世界にかつての自分の影を見てしまって、涙で言葉を詰まらせてしまったりする。初々しい。流れる世界はたくさんのさよならとこんにちはが混在している青春そのものだ。そしてそのキイワードをベースに全ての楽曲を0座標のメンバーが担当した解散ライブも、プロデューサーの三浦義和のコンセプトナンバーを歌った「脛噛りの一人言」も、地続きになっている。

自分達の未熟な部分を晒しながらも夢のようなサウンドとコーラスを武器に、迷いに迷ったギリギリの、究極のガレージサウンド。一気に聞けばどうしようもない日常も迷いもどこかへ吹き飛んでいる。終わりからはじめた今回のこのコンセプトは成功している。甘えん坊だけど、実に逞しい。

ジャケットの絵。良く見てみると意味深なものが色々転がっていて面白い。布団に包まったおねえちゃんがセクシーだ。二年目の同棲時代といった趣の荒れ様だ。一応腕枕してるけど、そっぽ向いてる。どうしようもない。

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比呂公一 果樹園

2007-11-21

8393.jpg 「友達よ聞いて下さい」
これが比呂公一/果樹園の帯コピー文句だ。すごい。コピー文句だけから音を想像するとなるとフォークだ。しらけた日常生活に戻り、だけどどこか刺激の足りない毎日に満足できなくて、くすぶっている青春の日々を歌っているようなフォーク。
だけど比呂公一/果樹園はフォークでもなければロックでもない、今で言うシティーポップに近い作品。このアルバムがリリースされた1972年当時、このフォークでもロックでもない洗練された内容は、なかなか受け入れられなかっただろうということは、想像に難くない。
しかし本作が単なる洗練されたポップアルバムではなく、幻影的〜牧歌的風景をを背負ったものとしてあるのがいい。言葉一つ一つが意味深で、重みがある。風と星に彩られた世界は、ジャケットのオレンジと相まって、孤独な朝焼けの希望にただじっと目をむけているかのようだ。このような希望は1970年代独特のものだとおもう。そして今の音楽からはほとんど見受けられなくなってしまった希望や星。それらはピースへと向かっているのだけれど、高らかに宣言されず、淡々と歌の中で綴られているのが奥ゆかしくていい。


アルバム果樹園全編に渡って、作曲、編曲を担当した比呂公一。ここでの経験が2年後の葡萄畑のファーストアルバム葡萄畑でプロデュース、編曲作業において如何なく発揮されている。続けて聞くと4曲目の「遅い汽車」がその後の葡萄畑の世界に通じていて、面白い。

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日野原幼紀 螺旋時間

2007-11-20

8388.jpg 「音楽密造者発覚!!」
日野原幼紀/螺旋時間の帯コピー文句が全てを物語っている。そうだ、このひと、このアルバムで今まで誰に聞かせるともなく制作してきた音楽を、発見されてしまったのだ。
そしてやっぱり久しぶりに音楽を聞いて感動した。ものすごい衝撃を受けた。一人でホワイト・アルバムのおいしいところだけを取り出して、ジョン、ポール、ジョージ、そしてリンゴの4役を演じ、究極のポップを1972年の東京でたった一人鳴らした。どんどん上へ上へと絶頂を目指してあがっていくかのような転調が、何より気持がちいい。曲をこの上なく盛り上げるコーラスも、そしてストリングスもそれに覆いかぶさる。高音でひょろひょろしながらも歌いきる日野原のボーカルも最高だ。その歌声からはただただピュアな強い気持ちが、ひねくれた楽曲の隙間からとぼけた顔して覗いている。

とにかくオーバープロデュースされていない。自由に気ままに遊んだ録音だ。アレンジも、ギターの響きも、コーラスも、ストリングスも日野原の書く楽曲を生かすためだけになされている。そうやって完成されたひとつひとつの曲は、未完成の美に行き当たる。バンドというひとつの共同体が奏でる音楽からは絶対に味わえない、ポップな明るさの陰に隠れたちょっぴりやけっぱちな、ひとりぽっちの哀しさが伝わって来る。
アルバム中、散々遊んだ後にこのアルバムのラストを飾る「慕い寄る我が想い」が流れると、全ての想いへ向けた美しさにただただ圧倒されて、何にも言葉が出てこなかった。そしてまた1曲目「さあ諸君!」へと楽曲は戻っていく。螺旋階段をぐるぐる登ったり降りたししているみたいな感覚。そういう感覚のことを螺旋時間て言うのかな?

文句なしの10点満点。

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タモリ紙ジャケ ユニオン特典BOX

2007-11-19

8382.jpg 12/19発売のタモリ紙ジャケ。ディスクユニオンで3タイトルまとめ買いでもらえるタモリ箱のデザインが届きました。引き続きご予約受付中です。初回限定紙ジャケ仕様、さらに特典の数にも限りがございますので、ご予約はお早めに。

しかしタモリの紙ジャケのニュースは本当に各所で盛り上がっています。ヤフーのニュースになった時にはびっくりしましたが。今年でタモリレコードデビュー30周年とかそんな節目での盛り上がり関係なしに、実はみんな聞きたかった作品なのでしょう。
そしてやっぱりアフリカ民族音楽「ソバヤ」でのトチ狂ったタモリのエネルギーは凄い。ばかばかしい。この時でタモリ32歳。半分中年なのに、この人なにやってたんだろう。でもこんな遅咲きのベトっとした芸風の人、タモリ以外いない。大学浪人を経験、早稲田除籍、九州で保険外交員、ボーリング場の支配人と経て、1975年、30歳の時再び上京。経歴も含めて、その潜在していたエネルギーが一気に爆発した記録。今も昔もドンチャン騒ぎはお手のもの。

12/19発売 【特典あり】-特典画像掲載-タモリレコードデビュー30周年記念!遂にタモリの3作品が紙ジャケ復刻!!

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プロペラの全貌

2007-11-15

8349.jpg 日本の復刻作品などは、前後関係がすっぽり抜け落ちて、おいしいところだけピックアップしてポンとリリースされる場合が多い。今やそのラインアップやレーベル自体がコンセプトを持ってリリースに励んでいる場合が多いので仕方のないことなのだけれど、そのアーティストがそれまでにどんな作品を経て、その過程においてこんな音楽をやっていたという部分を見せないと、その作品の本当の面白さは伝わらないと思う。
その点、今回のコロムビア・ニッポンロック・アーカイブスは凄まじいし潔い。エイプリルフールフラワーズというニューロックの人気盤に混じって、プロペラの作品が全部ラインナップにきちんと組み込まれているからだ(松本零士のジャケットで7インチシングルのみのリリースとなった赤てふちん「しむたんきんい/おはよう」は除く。「おはよう」は喫茶ロックシリーズのコロムビア編で聞くことができます)。それも11月の第2回目には比呂公一日野原幼紀0座標という今まで一度もCD化されたことのないマイナーな作品がいよいよ復刻。しかし当時も今も、ほとんど知られていないこれら作品郡が果たしてセールスにどれほど結びつくのか?と思う。そしてそんな冒険を35年後にまた試みている。

売れるに越したことはない。どんな作品でもそうだ。だけどプロペラというレーベルに残された良質な作品郡に再注目、その前後関係、全貌を明らかにするという試みは爽快だ。LPは何しろレアでそうそう耳にする機会はないもの。粒ぞろいな作品ばかりだからこそ、全部横に並べてみる必要があるのだ。そしてこの粒ぞろいながらも、驚くほどのクオリティを保ったままの作品に是非耳を傾けて欲しい。プロペラのロゴ同様、それらはまるで紙ヒコーキみたいに低空飛行のまま、リスナーの耳にゆっくりと心地よく迫ってくるはずだ。

11/21発売 【特典あり】コロムビア・ニッポン・ロック・アーカイブスVOL.2 プロペラフェア開催決定!!

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特典決定 12/21発売 音羽信「わすれがたみ」、吉野大作「吉野大作ランプ製造工場」

2007-11-13

8334.jpg 吉野音羽両氏より届いた写真は凄かった。35年前の写真。わすれがたみのフォトセッションもあったし、レコーディング風景、吉野さんのライブシーン、グッピー、横浜野音・・・。写真の根底には物語りが揺らめいていて、とってもいい。長髪、ヒッピー、ロック、フォーク、ドラッグ、男、女・・・。とにかく目に飛び込んでくるもの全てに心地よい匂いが漂っていて、日本のヒッピーたちのかっこよさには参った。やっぱりリアルだ。
そして音羽信のわすれがたみ。このオリジナルライナーノーツが見つかった。トレーシングペーパーを用い、音羽信の手書き歌詞、メッセージなどが書いてある。「わすれがたみ」自体が激レアで、ほとんどお目にかかれない。それに輪をかけてレアなのがこのオリジナルライナーノーツで、持っている人もほとんどいないのではいないかという代物。音羽信がいかに「わすれがたみ」というアルバムを大切にしていたのかが良くわかる。ちょうどLPサイズの二つ折りライナーだ。

上記2点をディスクユニオンオリジナル特典としてお買い上げ対1でそれぞれ差し上げます。とにかく資料性を重視。少しでも当時の横浜というポイントにスポットを当て、今までクローズされていた場の雰囲気が解放されて、ゆっくりと伝わってゆけばと思います。

商品及び特典の詳細は下記より
12/21発売 【特典あり】70's・アシッド・フォーク・コレクション第2弾音羽信「わすれがたみ」、第3弾吉野大作「吉野大作ランプ製造工場」

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瀬川洋 ピエロ

2007-11-12

8327.jpg プロペラレーベルで真っ先に思いつくアルバムは、瀬川洋/ピエロだ。個人的にも一番初めにプロペラというレーベルに触れたのはこのアルバムだったし、6曲目の「靴ずれのおしゃべり」を除いて、全て瀬川のオリジナル曲、全曲日本語という点で、瀬川のシンガーとしての才能だけでなく、ソングライティング力の巧みさに関しても改めて思い知らされた1枚だった。そしてちょっと土臭く、カントリーロック調の楽曲も、のんびりとゆったりした雰囲気を醸し出していて、聞きやすかった。この全体に漂う雰囲気は、久保田麻琴と夕焼け楽団の雰囲気と似ていて、3曲目の「何故に生まれて」はハワイ・チャンプルーの6曲目「いつの日かおまえは」に繋がり、さらに10曲目の「時はながれて〜さよならベイビー〜」は同じくハワイ・チャンプルーの10曲目「バイ・バイ・ベイビー」へと繋がる。

久保田麻琴の1973年のソロ・アルバム「まちぼうけ」に瀬川洋がコーラスで参加していることからも、古くからの交流をこうやって音で表現するというのはなんとも心地よい。

11/21発売 【特典あり】コロムビア・ニッポン・ロック・アーカイブスVOL.2 プロペラフェア開催決定!!

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吉野大作ランプ製造工場完全盤曲目

2007-11-08

8302.jpg 70’sアシッド・フォーク・コレクション第3弾の吉野大作ランプ製造工場完全盤。気になるその収録曲目が届きました。

DISK1にはランプ製造工場+1974年の横浜国立大学蒼翠寮体育館で行なわれた当時のライブ音源が収録。主に当時自主でリリースしたばかりのランプ製造工場」からの曲を演奏。しかしながら「俺は釘を打つ」ってなんだ?なんというタイトルなんだ。このタイトルを吉野さんから聞いたとき思わず笑ってしまった。吉野さんも笑っていたが。一体何を言っているんだって。
DISK2には未発表曲満載。1975年の吉野大作BANDのライブが丸々占める。今も頻繁にライブを行なっている横浜グッピーでの極初期のライブ音源だ。
いずれも音を少し聞かせてもらったけれど、音質も良く、ギターも演奏もめちゃくちゃかっこいい。そしてブルージーなんだけれどポップな世界は衝撃的だ。正直何処にも属さない、独特な日本のロックだ。横浜の街角でぽっかりと浮かんだ怪作。それも英語ではなく日本語で当たり前にやっているところが横浜という土地柄、痛快でかっこよすぎる。

ブックレットには湯浅学のライナー及び当時の未発表写真も収録で、今までほとんど語られることがなかった横浜ロックシーンに関して、いよいよ明らかになる。そしてこのジャケット。いつ見ても意味が良くわからなくて好きだ。意味なんか無いのだろう。

12/21発売 久保田麻琴まちぼうけに続く70's・アシッド・フォーク・コレクション第2弾音羽信「わすれがたみ」、第3弾吉野大作「吉野大作ランプ製造工場」

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11/24発売 遠藤賢司バンド 『不滅の男』完全復刻

2007-11-07

8293.jpg 遠藤賢司バンドの魅力は性急さと激しさと優しさだろう。ここでは弾きまくり、叫びまくる。というか本作において1曲目「不滅の男」のリフが流れ出した瞬間こ「不滅の男」がもはやロックスタンダードとしてあることが分かるし、続く「満足できるかな」でも誰もが本能的に持っているロックな部分を揺さぶり続けられる。
そしてなんといっても圧巻は23分45秒にも渡る「輪島の瞳」だ。元横綱・輪島が親方業を廃業し、プロレスラーに転向、ジャイアント馬場率いる全日本プロレスに入門、地元石川県七尾市での国内デビュー戦をテレビで見ていたエンケンが衝撃を受けて作ったヘヴィロックナンバー。対戦相手はインドの【狂える虎】タイガー・ジェット・シンだ。試合後の輪島の目にいっぱい溜まった涙と汗。輪島の心の痛みを自分の痛みとして捉え、一からスタートしたかつての横綱である中年の男の希望と哀愁を叫ぶ。僕はこの曲を聞くといつもいてもたってもいられない気持ちになって、鳥肌が立つ。一生懸命とはなんときれいな事か。輪島はプロレスラーになってから余計な事は何ひとつ言わず、一生懸命だった。だからかっこよかった。絶望の淵から文字通り身体ひとつで立ち上がろうとした男の歌。僕も当時テレビで見ていた。寒かった思い出があるから、あれは冬のことなのか。

エンケンはきっと年齢も近い輪島の一生懸命な美しい姿に、自分もそうありたいと、自分の姿を重ね合せていたのではないかと思う。

11/24発売 遠藤賢司バンド 不滅の男完全復刻!!

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好評発売中 加藤和彦「それから先のことは」「ガーディニア」紙ジャケ&最新リマスタリング復刻

2007-11-02

8270.jpg 11月2日金曜日。一週間の終わり。東京地方は今にも雨が降り出しそうな曇り空で、寒い風が吹いているし、このタイミングで風邪を引いてしまった。これから土曜日がやって来て日曜日がやってくる。そんな日の午後は健康な身体を思いながらベッドで加藤和彦それから先のことは」と「ガーディニア」を聞きたい。
ここには一日の始まりと終わりがあって、朝の太陽の光はいつの間にか夕陽に変わって、一人一人の想いが揺れているから好きだ。影も形もない、目に見えない心を見つめて、それを唄っているから好きだ。
正にシティーポップの先駆けのような2作品ではあるが、安井かずみの作詞は灯に包まれているようでゆらゆら揺れる加藤和彦のボーカルも暖かい。

フォークルを解散してから最初にリリースしたファースト・ソロ・アルバム、「ぼくのそばにおいでよ」。フォーキーなこのアルバムからギンギンのロックバンドを経て、またソロに戻った仕切りなおしの2作品。加藤和彦のベースに流れる、丁寧な楽曲の進行は繰り返し聞かれていくべき強さがある。

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ニッポンロックアーカイブス プロペラフェア開催決定

2007-10-30

8253.jpg 11月21日に発売になるニッポンロックアーカイブスVOL.2の5タイトル。9月26日に発売になったニッポンロックアーカイブスVOL.1の5タイトルも対象として、下記10タイトルの中から、どれでも3タイトルまとめてお買い上げ頂いた方に先着で
プロペラロゴ入りラグランTシャツ」を差し上げます。

【対象商品】
11/21発売 各タイトル¥2,350(税込)
比呂公一/果樹園
日野原幼紀/螺旋時間
0座標/脛噛りの一人言
三上寛/三上寛の世界
三上寛/三上寛のひとりごと

9/26発売 各タイトル¥2,350(税込)
山内テツ/TETSU
瀬川洋/ピエロ
石間ヒデキ/ONE DAY
内田裕也とフラワーズ/CHALLENGE!
エイプリルフール/エイプリルフール

プロペラ。このレーベルに関しては2007年10月号のミュージックマガジン(ゆらゆら帝国が表紙の号)において、レーベルを立ち上げた渡辺忠孝氏のインタビューが掲載されていて面白かった。

1972年という今よりもっと自由で手探りな音楽環境の下、自分達のやりたい音楽を商品ではなく作品としてリリースした。様々な音楽の影響を素直に受け入れたミュージシャンが、自分達の音を作品に反映させている。だからレーベルにはカラーとなりうる一辺倒の音楽要素以外に、各アルバムごとに異なった色が付いている。
プロペラからリリースされたアルバムは全部でたったの6枚だ。英語、日本語、ニュー・ロック、カントリー・ロック、シティー・ポップ、ソフト・ロック、アシッド・フォーク。そのいずれもが何の迷いも無く、驚くくらいの高レベルで完成され、密封されたままだ。
それではこの6枚を同列に聞いて違和感を覚えるかというとそんなことは全く無く、むしろいずれもが「プロペラ」の作品らしい品と遊び心を兼ねそろえていると同時にその志の高さが心地よい。

さて、ジャケットは日野原幼紀の螺旋時間。こんなすっとぼけたジャケットでありながら、CDをセットすればスピーカーから流れ出すのはサイケデリックな風味をまぶした極上のソフトロック〜アシッドフォーク。ちょび髭はもちろん、ボーカルも優しい。決して甘くは無い。
色々なところからさらりと裏切ってくるレーベルの中の極上過ぎる1枚。

11/21より開催 【特典あり】ニッポン・ロック・アーカイブス プロペラフェア開催決定

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あともう一回だけ

2007-10-29

8246.jpg 土曜日は東京に台風が直撃した。家を出た15時半ごろは正に台風が直撃で、傘が裏返って、あっという間に壊れた。途中、傘さしても意味が無いと思い閉じた。全身びしょ濡れのままコンビにで新しい傘を買い、JRで鶯谷を目指す。
会場は東京キネマ倶楽部。元キャバレーみたいだけれど、何処と無く漂う昭和な場末のすえた感じは年季が入っていた。
珊瑚スペシャルTaruphology Tour初日。生憎の大雨、嵐の夜。だけどあっという間に用意されていたいすが全て埋まっていたから、きっとみんな必死な思いでこの会場にやってきたのだ。

初めて聞くあがた森魚の生の声。正直その艶やかさ、歌のうまさに驚いた。性急な感情を抑えることなく吐き出し続けた青年は、35年という年月の中、色っぽい男になっていた。想像以上に長身で痩せている色っぽい男。

「弥勒」でのピアノの弾き語りの時、譜面台が邪魔でみんなの顔が見えないと言って演奏を途中で止めて、譜面台をどかして、みんなの顔が見える場所から仕切りなおした。このシーンがあがた森魚の35年間の全てのような気がした。いつでもどんな時でもみんなの顔が見える場所から歌を唄っていた。自分の場所。
2度目のアンコール。プロデューサーの久保田麻琴のゆらゆらしびれるエレキだけの伴奏に乗せて唄われた「あともう一回だけ」。シンプルでメロウなこのシーンは最後を締めくくるにふさわしい楽曲だった。たちまち世界は夜の闇の中に消えていくようだった。

ライブ後、後片付けを終えて外に出ると、雨はすっかり止んでいた。近くの中華料理店で飯を食って、帰った。

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久保田麻琴 まちぼうけ 発売中

2007-10-26

8234.jpg 本日より久保田麻琴まちぼうけ』が店頭に並んでいます。
ジャケットの質感もオリジナル通り、インナーはもちろん、音質も久保田麻琴自身が盤起こしから立会い、リマスタリングを施したとあって今までにないくらいダイナミックな出来上がり。ライナーも久保田麻琴本人のインタビューを元に構成、今まで語られることのなかった様々な興味深いエピソードが満載です。

1973年という時代に数々の手助けはあったものの、久保田麻琴ソロ名義で、たったひとりで、試行錯誤しながらこのようなアルバムを完成させたということ。歌い方ひとつから、全体のミックスの違いで当時のスタッフと対立しながらも『まちぼうけ』という作品の意味を常に念頭に置きながら青年久保田麻琴はひっそりとこのプライベートなアルバムを完成させた。

リリースから34年という年月が経過した中でも全く色褪せることの無い、私的で優しい歌とメロディ。残ったのはそれだけだった。そしてなによりも本人がやっとこのアルバムと正面から向き合うことが出来たこと、必要以上に封印し続けていた過去から『まちぼうけ』を解放することができた記念盤になったことが嬉しく思う。


10/26発売 【特典&試聴あり】70’sアシッド・フォーク・コレクション第1弾 久保田麻琴「まちぼうけ」いよいよ紙ジャケ復刻!!!

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2007年10月20日 岡林信康 狂い咲き2007

2007-10-22

8203.jpg 霞ヶ関で降りて、B1の出口を出て、信号を渡ると公園がぽっかりあって、すぐにそこはお祭りみたいな雰囲気で、ビールとかお好み焼きとか焼きそばの屋台が出ていた。会場に入ると独特の丸い空間がこれまたぽっかりあって、ステージの左右に「御歌囃子信康」の、のぼりが。ステージ中央には狂い咲き2007の巨大なパネルがあった。
この都会の真ん中に突如出現したかのようなコンサート会場は、木々に囲まれていて、ゆっくりと日が暮れると、鈴虫が鳴き出した。少し肌寒い。そうこうしているうちに17時半前に岡林信康が登場。エンヤトットスタイルでいつもと同じように始まる。滑らかなおしゃべりと歌。36年ぶりの野音だけど淡々と変わらない、あえて変えないステージが進む。前半はバンドを従えてのエンヤトットスタイル。中盤弾き語り。終盤またエンヤトットスタイルに戻り、大歓声の中、20時15分頃狂い咲き2007は2回目のアンコールの後、不思議な熱気に包まれたまま、終わった。

今年3回目の岡林のライブ。正直エンヤトットには最初はなじめなかったけれど、今回はどうしちゃったんだろう、めちゃくちゃ楽しかった。というか60代のおっちゃんたちがステージで踊りながら、太鼓や笛や津軽三味線などの古典楽器を手に、楽しそうに、めちゃくちゃ笑顔で日本の土着のリズムを奏でている光景が眼前に広がる。手拍子するだけでリズムに簡単に乗れるのは、その土着のリズムが僕自身にも染み付いているからだろう。それだけで、一種のトランス状態に近い興奮と快感が得られた。これまでは馴染めないのではなくて、きっと馴染もうとしなかったのだと思う。


それまでフォークやロックを奏でていた人が突如西洋のリズムを封印する。西洋のバックビートは既に岡林身体に染み付いていたことだろうと思う。しかしそれを打ち壊して、捨てて、迷いながらも新たに挑戦した。誰にも理解されず、没頭する余りファンは去っていき、途中で止めよう考え、しかし止めずに、止められずに20年以上の歳月をかけて、やっと完成に近づいたエンヤトット。最初はライヴも散々だったことだろう。人もそんなに集まらなかったことだろう。今も幅広く理解されているというわけでは全然ない。だけど、どんな場所でもどんな相手でもいつもと同じように笑いながら踊り歌う。それだけ。それを20年間繰り返す。決してあきらめずに繰り返し楽しみ続けた結果が、狂い咲き2007の全員総立ちのアンコールだったのだと思う。

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12/19発売 タモリ紙ジャケディスクユニオンオリジナル特典あり

2007-10-19

8191.jpg 本日から12/19発売のタモリの紙ジャケ3タイトルの通販予約受付開始しました。
ディスクユニオンオリジナル特典として下記3タイトルまとめてお買い上げ頂いた方に先着で
【タモリ紙ジャケ収納BOX】を差し上げます。
タモリ/タモリ
タモリ/タモリ2
タモリ/ラジカル・ヒステリー・ツアー 
特典タモリBOX付まとめ買いは下記より
タモリ紙ジャケ3タイトルまとめ買いセット(タモリ紙ジャケ収納BOX付)

大好評ご予約受付中
12/19発売 【特典あり】タモリレコードデビュー30周年記念!遂にタモリの3作品が紙ジャケ復刻!!

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赤丸急上昇中 ライブインハトヤ

2007-10-18

8185.jpg 12/19発売のタモリの紙ジャケ復刻のニュースから、うまく便乗、お問い合わせが殺到しつつ赤丸急上昇中なライブインハトヤ。
タモリのレコードデビュー30周年にあたる2007年。何の意識もなしに、それに先駆けること10ヶ月、ひょっこりと2月22日という2並びの日にリリースされたライブインハトヤ
まんがNO.1に続く形で勢い良くリリース。順調に販売しつつ、この手のCDは鮮度が命であり、最近はひっそりと販売されていたわけですが、年末に向けて販売も絶好調、再び注目を集めています。

しかしタモリ復刻のこの注目度の高さは一体なんだろうと思います。ヤフーニュースにもなっていたし、新聞でも取り上げられていた。リスナーだけでなく、メディアも大注目。
バカらしいことを本気で一生懸命やる事、そしてそれが芸として「うまい」というクオリティの高さを誇った芸人が、最近少ないからなのか?芸だけでなく、音楽分野にもきちんと精通していた芸人は今もタモリくらいだ。

さて12/19発売のタモリ紙ジャケ3タイトル。まとめてお買い上げ頂いた方には先着でディスクユニオンオリジナル特典をご用意しております。詳細、通販でのご予約受付開始は今しばらくお待ちください。

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70's・アシッド・フォーク・コレクション第2音羽信「わすれがたみ」、第3弾吉野大作「吉野大作ランプ製造工場」12/21同時発売

2007-10-17

8177.jpg 10/26に発売される70's・アシッド・フォーク・コレクション第1弾「久保田麻琴/まちぼうけ」。それに続く題2弾「音羽信/わすれがたみ」、さらに第3弾「吉野大作/吉野大作ランプ製造工場」が遂に12/21に2タイトル同時発売決定。

詳しくは下記より
【速報】久保田麻琴まちぼうけに続く70's・アシッド・フォーク・コレクション第2音羽信「わすれがたみ」、第3弾吉野大作「吉野大作ランプ製造工場」12/21同時発売

日本の日本語で歌うアーティストでありながら、実は身近なようで遠い世界を肌で感じで欲しい。暗いとかリズムがよれているとか、歌がうまいとか下手とか、お洒落か否かとか、ルックスはどうのとか、入り口としてはいいけれど、音楽を一面からしか感じることが出来ないのはもう止めにして、多角的に耳から目から鼻から口から性器から身体全体で感じて欲しい。
クラブでこの辺が爆音でかかっても俺はいいと思うし、俺は今度かける。一瞬で世界が変わる。この浸透性は魔法。自分の現実から遠く逃れることは出来ないけれど。何処にも連れて行ってはくれないけれど。逆に追いかけてくる位だ。
明日以降も随時こちらのブログでも更新予定。


また点が線になった。

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まちぼうけ インナースリーブ

2007-10-17

8171.jpg たくさんの点がそこいらじゅうに散らばっていて、その点をつないで線にする。

久保田麻琴のまちぼうけは間違いなく点だ。そしてまちぼうけの中には音羽信や松任谷正隆瀬川洋はちみつぱいで活躍していた頃の駒沢裕城、裸のラリーズの水谷孝や後に久保田麻琴と共に