ジャケットだけでも、ただジャケットを見てるだけでもいいから欲しくなるアルバム。音は想像でもいいから。そして音はそのうちジャケットから聴こえてくる。
レコード屋の7インチコーナーで時々出くわす愛の化石/お願い帰ってのジャケ。サクサクやりながらそのジャケットを手にすると一瞬はっとして時間が止まる。そんな錯覚。それと同等のものが浅丘ルリ子のすべて〜心の裏窓(紙ジャケット)からは感じられるだろう。もちろんピンナップも再現されるということだから、夏の暑いときにルリ子のどこか冷めた確かな意志を湛えた瞳は格好の清涼剤となることだと思います。
ディスクユニオン限定特典も、その昔平凡パンチに掲載された横尾初期名作「浅丘ルリ子裸体姿之図」のポストカードに決まりました。このブラジャーとパンティが脱げかかった、さらに四つん這いのどこか匂いたつエロティックで暗く美しい画。もう、美しいものばかりです。そして美しいものには、いつも匂いと憂いが同居していました。そして心の裏窓はなかなか開いてはくれないものです。