年々南正人の回帰線が信じられないくらい好きになっていく自分がいる。この当時のソロアーティストの作品ではTOP3に入る位好きだ。どうしようもない優しさにまみれたこのアシッドロックにはいつもいつも痺れてしまう。痺れちまう。
南正人が青い夜に刻んだ爪痕が痛い。その感情に胸が軋むし、こびり付いた青い面影に胸が軋む。愛情の裏側に見える別れや、滑稽なほどに馬鹿正直な男と女の姿に胸が軋む。音楽で胸が軋むのはこの人の作品からだけだ。
それでもやっぱり遠い明日を目指している。空の青さに優しさを求めている。そんな綺麗な地球で生きている。だからこの作品はどこまでも綺麗だ。綺麗過ぎて目や耳や心が痛い。痛ぇ。
南正人以外、『悲しみ忘れた悲しさ』なんて事歌える人はいない。そして今日もみんなそれぞれの夜をくぐりぬけて行く。夜は短い。