見るまえに跳べ

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ディランにて

2007-06-11

7246.jpg ここのところ実は洋楽ばっかり聴いていたりすることもあったけど、やっとここに来てまた日本語ロック、フォークを聴いたりしている。
言葉がダイレクトに耳に入ってきて、イメージを喚起させる歌や歌詞がきついと感じる時は勿論ある。友部正人の「一本道」や、加川良の「精一杯」や、岡林信康の「今日をこえて」なんかを聴くと、胸が痛くなる。ましてや土曜日とか日曜日に阿佐ヶ谷の駅に降り立ったときに、ipodで聴いたりすると一人じゃいられない気持ちになったりする。ずーーっと聴いてきた音楽が今まで味わったことのない景色を運んでくる変化に出会う。。そしてやっとこれらの歌の意味がわかったような気がする。

さて、ディランにて西岡恭蔵のファーストアルバムで、今までも何度もここで触れてきたアルバムだが、6/22にベルウッド35周年記念復刻第2弾の中の1枚として装いも新たに、オリジナルの質感を損なわない紙ジャケット仕様での復刻です。

ギター、ベース、ドラムそして一部エンジニアの吉野金次氏のピアノというシンプルな編成で大阪の喫茶「ディラン」界隈での生活をそのまま唄っている。生活が根付いた場所から、生活を唄う。それだけのフォークロックアルバムだ。だけど生活から逃れることなく、そして逃れることが出来ない若者たちが唄われているからこそ、僕はこのアルバムが好きだ。自分自身がきちんと腹を括ってそこにいる。じたばたしていない。そこからきちんと希望を見つけ、愛を唄う。そしてやっぱりここに収録されている12曲全てが楽しくて哀しい。そして悔しさは皆無だ。悔しさを伴ったアルバムだったらきっと僕はこのアルバムが好きではなかったと思う。それが無いからこそここから漂ってくる健全で健康な匂いが心地よいのだと思う。

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