昭和のフォークとロックのレコードが153枚。オールカラーだから眺めるだけでも楽しいし、もちろんこれらをリアルタイムで経験して、毎日が驚きと発見の連続であったであろう中村よお氏の解説も分かりやすく、楽しい。
音楽はもちろんリアルタイムで、その時代の空気の中で経験できればそんないいことはないが、毎月再発のアルバムが多数リリースされている中、10代、20代の若者たちが興味を持ち、手軽に手にとって、聞き始め、当時に想いを馳せながら、そしてあれこれ想像しながら楽しむことができる環境が整っている。だけど相変わらずオリジナル帯付きLPはバカ高い。聞ければCDでいいじゃんって最初は思ったけど、やっぱりオリジナルLPの魅力はハンパじゃなく、たまにそれが店頭やネットオークション上にあるとめちゃくちゃドキドキする。だけど最近買わなくなってしまった。お金が続かないというのが最大の理由ですが。その分を別のCDやレコードにお金を費やしているので、結局いつもお金はありません。
しかし、この本、初版分には帯が付いている・・。
初版=オリジナル。帯付き。
つーことで速攻買いましたが。
眠る前にゆっくり読もうと思います。
2月各種日本のロック系書籍リリース
週末はオクノ修『街角の唄たち DOCUMENT TAPES 1979-1981』をずっと聞いていた。
この70年代終わりから80年代にかけてのセッションは、僕と君と部屋と朝と昼と夜があって、それはそのまま歌の中に登場してくる人たちのありふれた日常だけど、どこか非日常的な、いうなれば霧の立ち込めるちょっとひんやりした木と緑に囲まれた明け方の森の中にいるみたいな匂いがして、これは本当に何度聞いても不思議な感覚だ。日常的なことを歌えば歌うほど、非日常感が増してしまうのだから。
これまで何度も何度も聞いた『オクノ修』や『胸いっぱいの夜』の弾き語りで表現された世界は、シンプルで余分なものをそぎ落とせばそぎ落とすほどに、世界が広がって行った。だけど、ここで聞かれるようなシンプルなバッキングが入ったとしても、それは変わることなく伝わるから、恐らく演奏云々では言い表せない強い力が働いているのかもしれない。いつもの少年のような声で途切れ途切れに続くオクノ修の日常には、そういう目に見えないけれど強く感じることの出来るものが確かにあって、それは唄うという行為の最も純粋な部分だったりするのかも知れない。
2/10発売 オクノ修/街角の唄たち DOCUMENT TAPES 1979-1981
土曜日は別件で打ち合わせがあって、その後神保町の餃子屋で餃子を食べながら延々ゴダイゴトーク。よくもまあこんなにゴダイゴという4文字が次から次へと出てくるもんだと感心したし、その食いっぷりにもひたすら感心しました。
で、ゴダイゴです。いよいよ3/19にゴダイゴのBOX(オリジナルアルバム14タイトル(16枚)+特典ディスク1枚の計17枚)及び単品アルバム14枚が一挙紙ジャケ仕様/最新リマスタリングで発売という事で、盛り上がっています。
小さい頃、ゴダイゴの音楽はテレビからしょっちゅう流れていて、その音楽の先には何かとても言葉では言い表す事の出来ない希望があって、ゴダイゴが歌えば、ものすごくポップで高揚した気持ちになりました。対個人ではなくもっと大きな世界規模での音楽の楽しさと平和への祈りがあって、それを笑顔で表現した唯一のバンドだったのだと思います。
ゴダイゴにまつわる個人的なエピソード。子供の頃犬の散歩をしているときに、高台にある広場でなにやら人だかりが出来ていて、何だろうとその人の群れの中を犬と一緒に入っていったらなんとゴダイゴがソフトボールをしているのに遭遇した事がある。きっとコンサートでこの地に来て、オフの時間にメンバーでソフトボールをしていたのだろう。タケがピッチャーで、ミッキーが外野を守っていたような気がするが全員ものすごく楽しそうだった。大人でもこんなに楽しそうに遊ぶのだ。そしてゴダイゴに会えた事にめちゃくちゃ興奮したのだった。
3/19発売 【特典あり】GODIEGO BOX遂にリリース
とても好きな曲があって、それははちみつぱいの煙草路地という曲で、オリジナルアルバムには未収録ながら、フォークジャンボリーや春一番に収録されているライブ音源で何年も何年も、何度も何度も繰り返し聞いている。
ぱっとしない毎日の中で、ぼんやり煙草を吸いながらこれからどこに転がっていくのか漠然と広がる明日へ向けたとてもシンプルな歌。表面上はクールに装っていてもその内面の心の奥底に汲めど尽きない強い気持ちが湧き上がっている。一見流れに身を任せている風でいて、実はその流れにどうやって逆らっていこうかという一点は強さと若さだ。
間違いなくミュージックとソングの両方が聞こえて成り立っている唄の最大のポイントは煙草で、これは35年間で煙草を取り巻く環境はガラリと変わってしまい、愛煙家にとっては肩身の狭い日本になってしまった。けれど、昔は今より煙草を吸いながらひとりボンヤリ考えを巡らせ、今一度自分の意思を確認する渋い大人がたくさんいた。そして値上げも健康も関係ない若さは永遠ではない。
鈴木慶一のソロアルバムが2/20にリリースされる。プロデュースは曽我部恵一だ。「煙草路地」や「スカンピン」も再現される。このコンビを見ると98年のテレフォンショッキングの流れを思い出す。高田渡→鈴木慶一→曽我部恵一→遠藤賢司と夢のような流れが出来た。
2/20発売 ムーンライーダーズの鈴木慶一待望のソロアルバム プロデュースは曽我部恵一!