まちぼうけ。久保田麻琴さんが行ったリマスタリング済みの音が届き、じっくりと聞く。音の太さ、まろやかさ、そして今までの再発CDでは決して味わえなかった細かな音の残像が残る仕上がりで驚く。
さらに録音レベルを今までより3段階ほどあげているらしく、盤起こしではあるものの現在の耳にぴったり。やっぱりオリジナルLPというのは音が素晴らしく良い。今回のリマスターはどこまでもオリジナルに近い大胆さと繊細さを伴ったものになる。
あがた森魚の新作タルホロジーでも感じた事だけれど、録りあげた音を一番その世界が伝わりやすく、心地よいレベルに引き上げるというのはやっぱりマジックだと思う。アーティストの世界観を壊すことなく良い部分を最大限に引き出す様はやはりプロデューサーだ。
ジャケット、インナースリーブ、初回封入特典の汽車/かわいいお前の7インチミニチュア復刻ジャケット、久保田麻琴最新インタビューライナー、そしてユニオンオリジナル特典ミニチュア復刻帯・・・。1枚のアルバムを音、ビジュアル、ライナーでトータルに楽しめる仕上がりとなります。
※画像はユニオンオリジナル特典ミニチュア復刻帯
あがた森魚ベルウッド3部作好評発売中です。
9/21といえば毎年恒例の大滝詠一のアニバーサリー・エディションの発売日ですが、今日の会社帰り、学校帰りは同時発売の大滝詠一幸せな結末/恋するふたりの7インチを2枚買い、さらに多羅尾伴内楽團Vol.1&Vol2 30th Anniversary Editionを手に取りつつ、あがた森魚ベルウッド3部作をそのままお買い上げ、乙女の儚夢原寸大ブックレット(あがたさん直筆サイン入り)を先着特典で貰って是非お帰りください。または通販でお買い上げの方はもうきっと届いてますよー。
それでは素敵な週末を。
あがた森魚の最新アルバムタルホロジー。ジャケットも含めて丁寧な作り。どこまでも日本的でありながら、ちょっとした瞬間に覗く世界中の音楽要素に目がくるくる。そんなサウンドに導かれて、年を重ねる毎にいい塩梅になっていくあがた森魚のボーカルが乗る。全曲解説で久保田麻琴はあがた森魚のボーカルをジョアン・ジルベルトと比較していた。なるほど、何年経っても自分のスタイルを真摯に突き詰めているにも関わらず、堅苦しくなく肩の力の抜けたそのスタイルは、その後の姿も含めて最も楽しみな日本のシンガーだ。そういう見方もあったのか。
蓄音盤やベルウッド3作品に見られた激情を押えることなく咽び泣くような情感のほとばしりから35年。いつの間にか少年は少年の心を持ったまま芯はぶれることなくいい塩梅で年を重ね、和製ジルベルトの位置にちょこんといた。驚異だ。
10/26発売の久保田麻琴/まちぼうけ(紙ジャケット)の初回盤には激レア7インチシングル「汽車/かわいいお前」のミニチュア復刻ジャケットが封入されることになりました。※画像参照
もし、シングル・バージョンが存在していたら何が何でも聞いてみたかったところですが、残念ながら存在せず。このシングルはアルバムからのシングルカットのため、アルバムバージョンがそのままシングル曲になっています。しかしながら長髪の久保田麻琴が雪国を走る汽車から軽やかに飛び降りているジャケットはこの曲の世界をうまく表現しています。もちろん封入されるミニチュア・シングル・ジャケットは表面だけでなく、裏面もしっかり再現されますので、少しでも当時の雰囲気が伝わればと思います。
ディスクユニオンオリジナル特典として、お買い上げ先着で1973年のオリジナル・ミニチュア復刻帯も付いてくるので、これで久保田麻琴「まちぼうけ」にまつわる世界は完全版となります。
東芝EXPRESSにシングル1枚、アルバム1枚を残し、その後の活動のルーツとなった作品。音はもちろんビジュアルも含めて全体から当時の雰囲気を感じ取ってもらえればと思います。
今年2度目の岡林信康in八王子。
八王子の街は大学の時以来足だから、実に10年ぶりくらいだ。この街にも色々な想い出がある。前回の岡林のライブが行われた立川の街も、予備校時代の想い出がある街で、そんな話しをしていたら「結局中央線沿線なんだよ」と終演後居酒屋でビールを飲みながら連れに言われた。
そうか、中央線沿線の街は好きで嫌いで色々な残像がこびりついているからもううんざりしている気持ちもあるのだけれど、結局その地に立つと色々なことがブワーっと過ぎる。もう忘れちゃっていることや思い出すのも恥ずかしい事もあるんだけれどそれはそれでそんなに嫌じゃないという事にこの時気付いた。
コンサートの楽しさはライブは勿論、終わったあとに居酒屋でビールを飲みながらつまみを食うことにあると思う。ステージに立っている人は勿論、見ている方も本気で見ているので、終わった後には、なんだかほっとしたようななんともいえない開放感がある。だから飲みたくなる。好きで見に行っているのに、終わってほっとするという事は変な話だけれど、それだけ真剣に見て聞いているのだと思う。
岡林さんはかつてのギラギラしたものをうまく消化して今はキラキラしていると思う。そうでなければあの様な艶やかな声を手に入れることは出来ない。自身のスタイルの変化の過程において、実は歌も高度に変化していたのだ。70年代、岡林信康を続ける事は寂しさとしんどさの連続だったと思う。だけど色々な年のとり方があるけれど、人間臭さや面白さと根底に流れる明るさだけは決して失わずに今に至っている。今の時代人間臭く生きる事ほど難しいことはないと思うけれど。
そしてそんな時代にipodで爆音で岡林を聞く僕はいったいなんなのだろうと思う。ただ一つ言えることは流れている音楽は本物だという事だ。どこにも連れて行っちゃくれないけれど。どこにも連れて行ってくれなくていい。行きたければ自分で歩いて行くから。
この2枚に流れている、明るく私的な生活のリズムは、どこかのんびりしていてそれはきっと金曜の夜から日曜の朝の、忙しさからちょっとだけ離れた休日のリズムなんだと思う。
11/2発売 各¥2,500(税込)
試聴できます
加藤和彦/それから先のことは
加藤和彦/ガーディニア
フォークル、ソロ、ミカバンドとフォークもアシッドフォークも、ロックもグラムも通り越したトノバンの新しい局面。ここでトノバンはいち早く新しいポップの姿を提示した。それは今までの日本には見られなかった種類のちょっと大人びた世界を可憐にまとったポップの新しい方向性だった。
まちぼうけ本日より試聴を開始しました。
試聴に関しての、限られた時間の中で、雰囲気が少しでも伝わってくれればと思います。
そして初めて触れる人に。
初めて聞く音楽をプレイする時はいつもどきどきするけれど、
そのどきどきした気持ちが、そっと包まれるような音楽が流れてくれればと思います。
ご試聴、ご予約は下記より↓
10/26発売 ¥2,500(税込)
久保田麻琴『まちぼうけ』
狭山で細野晴臣を見て、もう丸2年になる。月日の経つのは早い。狭山の後、再び歌に目覚め、東京シャイネスとして全国ツアーも行い、その間にレコーディングそ行い、出る出るといわれていた細野晴臣の待望のアルバムがいよいよ9/26にリリースされるのだが、近年の盛り上がりに対してどのような返答を見せてくれるのか、期待は高まる。
還暦という区切りに、人は何を思い、何を感じるのか?それを音楽でどのように表現するのか?空飛ぶ円盤として自身の最終章と最新章を飛行するということは、とにかくあらゆるジャンルの音楽の蓄積が半端ではない方なので、自身の今までの楽曲を中心とした、カントリー、フォーク、ロック、ジャズとこれまた自身のルーツで表現した心地よいアコースティックなアルバムを期待してしまう。過去と未来。永遠のテーマ。
自分もそれまで健康で生きていれば、いつかそのまま還暦を迎えるのだろうけれど、一体どのようなおっちゃんになっているのだろうかとこの異様に早いスピードで過ぎ去っていく毎日を憂いながらぼんやりとおもう。おっちゃんのリズムを会得することが出来ているのだろうか?
そして二十歳になったときも、三十歳になったときも、特に何も感じなかったのはまだ肉体の変化がほとんど見られなかったからだろう。その間音楽の嗜好は年々変わって行ったわけだけれど、それはそれでいいかなと思う。
加藤和彦の極上のアルバム「それから先のことは」(1976年作品)、「ガーディニア」(1978年作品)の2作品もいよいよ11月に復刻されます。
ミカバンド解散後に、新しいパートナーとして安井かずみを迎えて制作された2作品。それまでの自分を一区切りとして、それから先の事を見据えたこの2作品は、いずれも完璧な演奏に支えられて、加藤和彦特有の揺れる、憂いを帯びたボーカルも今までよりどこか心地よく響く。
当時の加藤和彦の新しい生活を包むものは、こういった心地よい生活だったのだろう。一日の初めと終わり。単調な生活の中で見過ごされそうなその日の喜びをここまでお洒落に可愛く気持ちよく表現したのは加藤和彦が最初だ。
そういう点からみても喫茶ロックというより、元祖渋谷系と呼べる2作品。1976年に既にその元となる音楽が存在した。こういったさりげない作品でさりげなく最先端のことをさらっとやってのけるのが加藤和彦だ。
11/2同時発売。オリジナルLPに忠実な紙ジャケット仕様、オノセイゲンによる最新リマスタリング¥2,500(税込)
詳しくは→ディスクユニオン日本のロック/インディーズニュース欄から。
通販でのご予約受付開始は9月中旬を予定。
ここに溢れる原初的な歌、表現は一体なんだろうと思う。
1978年11月の渋谷ジャンジャンで永遠の遠国目指してひたすらに歌う。このままでは届かない、だからもがく。遠国目指して、歌だけでも届けようとする。何度でも投げつける。それは目の前に横たわる巨大な的めがけて牙を剥いている姿だ。必死に身体全体でキャッチャーミットだけを目指して身体全体で投げていた往年のプロ野球のピッチャーみたいに綺麗だ。
直情的な表現をする人は年々減ってきていると思う。自分が思ったことを追求しつつ、軌道修正するところは素直に認め、直し、更に自分自身の表現を遠国目指して投げつける。投げつけた球がフルスイングされてスタンドに入ってもいいから、自分の最高の球をミットめがけて投げる。これがあがた森魚の投球なのだ。
9/26発売
あがた森魚コンサート〜「永遠の遠国」at渋谷ジャン・ジャン(紙ジャケット)
10/26発売 ¥2,500(税込)
久保田麻琴/まちぼうけ(紙ジャケット)
本日よりWEB通販でのご予約受付開始しております。
ディスクユニオンオリジナル特典としてお買い上げ先着で【まちぼうけ・オリジナル・ミニチュア復刻帯】を差し上げます。
今回のミニチュア復刻帯は激レアな1973年発売時のオリジナルの復刻帯を再現いたします。とにかく字体が凄くかっこいい帯です。ご期待ください。
※特典画像は今しばらくお待ちください。
マスターテープ紛失。これがまちぼうけの現状です。いつ頃なくなったのかは定かではないですが恐らく70年代後半にはすでマスターがこの世から消えていたのではないでしょうか?そのため今までCD化されたものは全てLPからの盤おこし。しかしいずれも1973年のオリジナル盤からではなく、1977年に再発されたセカンドプレス盤からの盤おこしでした。
今回は復刻に際し、盤質の状態の良い1973年のオリジナルLPをいくつか探し(実はこの作業が一番大変でした)、それを元に久保田麻琴さんがリマスタリングを行ないました。その結果ふっくらとした輪郭が浮かび上がり、まちぼうけ本来の姿に近づきましたので、是非音質の方にもご期待ください。
9月6日(木)17時。台風9号が上陸しだした代官山で久保田麻琴さんとお会いした。10/26発売の「まちぼうけ」に関してのお話がメイン。これらはもろもろライナーに反映されるので、ご期待下さい。
「まちぼうけ」に流れる風景について僕が感じた事。
久保田さんは石川県小松市で育った。
そして僕はお隣の石川県金沢市で育った。「まちぼうけ」に流れる空気感は、小松空港から眺める町並みや季候、湿度なんかと見事にマッチする。アルバム全部に風景が焼き付けられているような。どこまでも緩やかで、優しい風景。僕が感じだこのことを久保田さんに伝えると、やっぱり僕たちが育った場所が石川県で同じだから、原風景として見て来た景色がダブるんだろうね、とニヤリとしていた。
初めて「まちぼうけ」を聞いたときに感じだ懐かしい匂い。懐かしくてどこか湿っていて、あさの光が差し込んだときに感じるまぶしさや嬉しさや、ほのかに香る木の温もりは、北陸石川県の季節とどこまでもマッチする。雨がよく降って、緑と水に囲まれた空気が美味しいのどかさ。季節を肌で感じ、その自然のエネルギーをただただ純粋に喜ぶ事ができること。「まちぼうけ」にはそんなエネルギーが低温で流れている。だからこのアルバムはこんなにも気持ちが良くて、でしゃばらず、いつの間にか、あっという間にその人の心に溶け込んでくる。
それはきっと誰もが心に持っている原風景に必ずリンクしてくるグローバルなものだ。今忘れてはならないことは、そういうことなんじゃないかと「まちぼうけ」を聞きながら想う台風の夜。外は荒れているけれど心は穏やかだ。そんな夜。
10/26発売の久保田麻琴/まちぼうけの通販でのご予約受付は9月上旬を予定。もうしばらくお待ち下さい。こちらのブログ、下記ページで随時情報更新します。
→ディスクユニオン日本のロックインディーズ
初めてこのLPを聞いた時、オープニングの煽り、テンション、熱気全てに圧倒されてこんなバンドが日本にいたのかとびっくりしてジャケットに目を落とす。その先にはこの余りにも濃い面子が不適に並んで立っていて(決して整列していないところがとってもいい)、彼らがステージを所狭しと駆け回って演奏している姿が浮かんでは消えた。ボリュームはいつの間にかどんどん上がっていた。流れる音の中で、いても立っても入られない気持ちになった。
自分達の胸に迫ってきた溢れそうな熱い魂を吐き出したい、伝えたいという思いは、このLPに刻まれている。もしそういう気持ち心に抱いていて、それをどうやって表現したらいいのか解らない人がいたら、このLPを聞けばいい。自分達が本気でガムシャラになって楽しんでやってみれば、その本気の思いはいつの間にか観衆をも巻き込んだ1本の太いうねりとなってしまうのを目の当たりにできるのだから。
薄っぺらな欲望ばかりが横行している現在、この熱い魂は今もまだまだ有効だ。本気と本物は紙一重だけれど、間違いなく本物のうねりがここにはみなぎっている。
自由に好きなように。
9/5発売
上田正樹とサウス・トゥ・サウス/この熱い魂を伝えたいんや(紙ジャケット)
音も最新リマスタリングでとってもよくなっているので、是非スピーカーの前で、大きな音で。
都会で暮らす女の子の気持ちを透明な色で表現したかのような大貫妙子のパナム・イヤーズの2作品。
各¥2,300(税込) 2タイトルまとめ買い計¥4,600(税込)
・大貫妙子/グレイ・スカイズ(紙ジャケット)
・大貫妙子/サンシャワー(紙ジャケット)
優しくて健気でちょっぴり強い女の子が、どこか頼りなげで駄目な男を想いやる気持ち。だからこそ放っておけなくて何とかしようとする姿がここでいきいきと駆け回っています。
もう参加メンバーのことには触れません。今となっては考えられない、信じられない鉄壁のメンバーが参加しているので、上記からチェックして、「はぁー」と、ため息をついていただければと思います。大貫メロディを最大限に引き出しつつ、決して「でしゃばる」ことなく「さりげなく」に徹しているのがやっぱりプロフェッショナル。
しかしシュガーベイブがもし1976年に解散していなかったら「愛は幻」、「約束」、「時の始まり」、「街」という楽曲はシュガーベイブのセカンドアルバムに収録されていたのだろうか?
当時のレパートリーはこうして大貫妙子のソロとして再現されたけれど、大貫色が全面に出たであろう、シュガーベイブの幻のセカンドアルバムのことを想像するといつもわくわくする。
ディスクユニオンオリジナル特典決定
大貫妙子紙ジャケそれぞれお買い上げ対1特典として、それぞれのタイトルの【ミニチュア復刻帯】を、さらに上記2タイトルまとめてお買い上げ頂いた方に先着で【明日から、ドラマ】【サマー・コネクション】の当時の7インチミニチュア復刻ジャケット2種類セットで差し上げます!
→大貫妙子紙ジャケまとめ買いセット
いずれも先着特典となりますので、お早めにご予約下さい。
商品画像は今しばらくお待ちください。
詳しくは下記サイトから
→ディスクユニオン日本のロック/インディーズ