バンドワゴンとラグーン
毎回春になるとバンドワゴンの季節みたいにリリースは春先が多い。今回も暖かくなった頃を見計らったかのようにバンドワゴン2008スペシャル・エディションとラグーン2008スペシャル・エディションがリリースされる。ラグーンも同時発売ということで、なんだか春と夏がいっぺんにやってきたかのような豪華なリリース。いずれも今まで未発表となっていたアウトテイクや未収録曲が満載。それだけでも十分に魅力的だか、今回はミックスダウンを一からやり直し、2008年の今の耳にマッチしたサウンドに仕上げている。ミックスは鈴木茂本人が担当。こういうアニバーサリー企画盤は多数編まれているが、バンドワゴンとラグーンはファンキーグルーヴとクールボッサの傑作で、続けて聴いても全く疲れず、むしろ2枚セットで聞きたい裏と表のような作品だ。
パーフェクトエディションやサマーブリーズと時々に変化しながら遂に2008年に完成。これはもはや「ニューアルバム」と言っても過言ではない。それくらい広がりを持ったぶっといミックスが為されていて完結編として是非春先にガンガン聴いていただきたい。
4/23発売 【特典あり】鈴木茂『BAND WAGON』『LAGOON』がニューミックス+ボーナス入りでスペシャル・アップグレード!
ザ・ノウ「ノウ宣言」
言いたいことがきちんと自分の中にあって、それを自分の言葉で歌う。お金もないし、お洒落にはあまり気を使えないけれど、何が自分に似合うのかということを、よく知っている。
ザ・ノウって言うバンドは変だと思う。一見どこにも属していないように見えて、実はみんなの心の中にあるモヤモヤした気持ちやぶっ壊したい感情と激しくリンクしている。即効性があるのは日本語のなせる業か。
5/23発売【特典&試聴あり】噂のバンド、ザ・ノウ『ノウ宣言』でいよいよデビュー!!
脈々と流れている日本のフォークやロックやパンクの流れを正統に継承している。それは歌が聞こえるから。だれもが歌えるから。そうだれもが歌える。久しぶりの感覚だった。今だれもが歌える歌のなんと少ないことよ。圧倒的な構成力と歌唱力が無くてもいい。それが無いからこそバンドなんだと思う。
みんなで補っている。
ノウ宣言。こんなファーストアルバムっぽいファーストアルバムって久しぶり。勢いで歌が零れ落ちて来る。ミラーズのレッツゴーのカバーを含む全14曲。
僕の、最高のバンドをやっている友達。今を生きている。そして気づいたら、見る前に跳んでた。
フラワー・トラヴェリン・バンド
最近激しく聞いているのがフラワー・トラヴェリン・バンド。復活→フジロック出演決定→新譜も秋頃リリースとなれば現在廃盤の旧譜ももちろん再発されるということで、再び花のフーテンバンドに注目が集まっています。
4/23発売 【特典あり】祝!復活!!フラワー・トラヴェリン・バンド紙ジャケ仕様で復刻
さて、今回の紙ジャケの注目点はまずメイク・アップの鞄型特殊アウター・ジャケット。これは前回は特典としてのみ一部流通していましたが、今回は全て商品の段階で鞄入りです。原油高→原料の高騰などで一度は商品化を断念しかかりましたが、何とか鞄付きでの販売に漕ぎ着けてほっとしています。
さらに各ディスクには当時リリースされた7インチのミニチュア復刻ジャケットが初回封入特典として付いてくる点も見逃せないでしょう。
ディスクユニオンオリジナル特典は3タイトルまとめてお買い上げで3つご用意。
?カナダ盤LP「FLOWER TRAVELLING BAND」復刻ジャケット(ダブル・ジャケット仕様)
?国内編集盤LP「TIMES」復刻ジャケット(シングル・ジャケット)
?上記特典ジャケット2種含む、紙ジャケ計5タイトル収納可能な「SATORI BOX(内箱付きタイプ)」
※「メイク・アップ」の鞄型特殊アウター・ジャケット付きもそのまま収納可能
YOUTUBEとかにアップされている当時の映像もすさまじいです。やっぱりあの風貌、あのへヴィーでサイケなサウンドは永遠にかっこいい。どこか得体の知れないパワーと混沌は今の時代の音楽シーンから消えてしまったものだけれど、吹き込まれたサウンドは永遠に残っていく。はっぴいえんども大好きだけれど、全く違う手法で世界に刀を持って切り込んでいくかのようなフラワーの面々もかっこよすぎる。今この時代にフラワーが誕生したとしても当然のように刀を持って世界に飛び出していったことだろう。
さあ、4月23日の旧譜リリースで予習、ライブに備え、9月の新譜ではじけて下さい。
希望としては野音で見たい!ひたすら見たいです。
昭和フォーク & ロック音楽堂
昭和のフォークとロックのレコードが153枚。オールカラーだから眺めるだけでも楽しいし、もちろんこれらをリアルタイムで経験して、毎日が驚きと発見の連続であったであろう中村よお氏の解説も分かりやすく、楽しい。
音楽はもちろんリアルタイムで、その時代の空気の中で経験できればそんないいことはないが、毎月再発のアルバムが多数リリースされている中、10代、20代の若者たちが興味を持ち、手軽に手にとって、聞き始め、当時に想いを馳せながら、そしてあれこれ想像しながら楽しむことができる環境が整っている。だけど相変わらずオリジナル帯付きLPはバカ高い。聞ければCDでいいじゃんって最初は思ったけど、やっぱりオリジナルLPの魅力はハンパじゃなく、たまにそれが店頭やネットオークション上にあるとめちゃくちゃドキドキする。だけど最近買わなくなってしまった。お金が続かないというのが最大の理由ですが。その分を別のCDやレコードにお金を費やしているので、結局いつもお金はありません。
しかし、この本、初版分には帯が付いている・・。
初版=オリジナル。帯付き。
つーことで速攻買いましたが。
眠る前にゆっくり読もうと思います。
2月各種日本のロック系書籍リリース
オクノ修 街角の唄たち DOCUMENT TAPES 1979-1981
週末はオクノ修『街角の唄たち DOCUMENT TAPES 1979-1981』をずっと聞いていた。
この70年代終わりから80年代にかけてのセッションは、僕と君と部屋と朝と昼と夜があって、それはそのまま歌の中に登場してくる人たちのありふれた日常だけど、どこか非日常的な、いうなれば霧の立ち込めるちょっとひんやりした木と緑に囲まれた明け方の森の中にいるみたいな匂いがして、これは本当に何度聞いても不思議な感覚だ。日常的なことを歌えば歌うほど、非日常感が増してしまうのだから。
これまで何度も何度も聞いた『オクノ修』や『胸いっぱいの夜』の弾き語りで表現された世界は、シンプルで余分なものをそぎ落とせばそぎ落とすほどに、世界が広がって行った。だけど、ここで聞かれるようなシンプルなバッキングが入ったとしても、それは変わることなく伝わるから、恐らく演奏云々では言い表せない強い力が働いているのかもしれない。いつもの少年のような声で途切れ途切れに続くオクノ修の日常には、そういう目に見えないけれど強く感じることの出来るものが確かにあって、それは唄うという行為の最も純粋な部分だったりするのかも知れない。
2/10発売 オクノ修/街角の唄たち DOCUMENT TAPES 1979-1981
3/19発売 ゴダイゴBOX
土曜日は別件で打ち合わせがあって、その後神保町の餃子屋で餃子を食べながら延々ゴダイゴトーク。よくもまあこんなにゴダイゴという4文字が次から次へと出てくるもんだと感心したし、その食いっぷりにもひたすら感心しました。
で、ゴダイゴです。いよいよ3/19にゴダイゴのBOX(オリジナルアルバム14タイトル(16枚)+特典ディスク1枚の計17枚)及び単品アルバム14枚が一挙紙ジャケ仕様/最新リマスタリングで発売という事で、盛り上がっています。
小さい頃、ゴダイゴの音楽はテレビからしょっちゅう流れていて、その音楽の先には何かとても言葉では言い表す事の出来ない希望があって、ゴダイゴが歌えば、ものすごくポップで高揚した気持ちになりました。対個人ではなくもっと大きな世界規模での音楽の楽しさと平和への祈りがあって、それを笑顔で表現した唯一のバンドだったのだと思います。
ゴダイゴにまつわる個人的なエピソード。子供の頃犬の散歩をしているときに、高台にある広場でなにやら人だかりが出来ていて、何だろうとその人の群れの中を犬と一緒に入っていったらなんとゴダイゴがソフトボールをしているのに遭遇した事がある。きっとコンサートでこの地に来て、オフの時間にメンバーでソフトボールをしていたのだろう。タケがピッチャーで、ミッキーが外野を守っていたような気がするが全員ものすごく楽しそうだった。大人でもこんなに楽しそうに遊ぶのだ。そしてゴダイゴに会えた事にめちゃくちゃ興奮したのだった。
3/19発売 【特典あり】GODIEGO BOX遂にリリース
2/20発売 ムーンライーダーズの鈴木慶一待望のソロアルバム プロデュースは曽我部恵一
とても好きな曲があって、それははちみつぱいの煙草路地という曲で、オリジナルアルバムには未収録ながら、フォークジャンボリーや春一番に収録されているライブ音源で何年も何年も、何度も何度も繰り返し聞いている。
ぱっとしない毎日の中で、ぼんやり煙草を吸いながらこれからどこに転がっていくのか漠然と広がる明日へ向けたとてもシンプルな歌。表面上はクールに装っていてもその内面の心の奥底に汲めど尽きない強い気持ちが湧き上がっている。一見流れに身を任せている風でいて、実はその流れにどうやって逆らっていこうかという一点は強さと若さだ。
間違いなくミュージックとソングの両方が聞こえて成り立っている唄の最大のポイントは煙草で、これは35年間で煙草を取り巻く環境はガラリと変わってしまい、愛煙家にとっては肩身の狭い日本になってしまった。けれど、昔は今より煙草を吸いながらひとりボンヤリ考えを巡らせ、今一度自分の意思を確認する渋い大人がたくさんいた。そして値上げも健康も関係ない若さは永遠ではない。
鈴木慶一のソロアルバムが2/20にリリースされる。プロデュースは曽我部恵一だ。「煙草路地」や「スカンピン」も再現される。このコンビを見ると98年のテレフォンショッキングの流れを思い出す。高田渡→鈴木慶一→曽我部恵一→遠藤賢司と夢のような流れが出来た。
2/20発売 ムーンライーダーズの鈴木慶一待望のソロアルバム プロデュースは曽我部恵一!
J.A.SEAZER J.A.シーザー/天井棧敷音楽作品集 曲目掲載
ということで、ものすごい勢いで予約が入っているので、曲目全部掲載しました。
3/23発売
J.A.SEAZER J.A.シーザー/天井棧敷音楽作品集(限定盤)
何か近づき難く難しい音楽かというとそんなことは全然無く、むしろ色々な聞き方ができる音楽です。1個の興味から血管みたいに色々な方向へ流れ、広がっていく快感は言葉では到底説明ができません。
腰まで伸ばした髪で長身で細身のJ・A・シーザー。ブックレットや、フライヤーの素材として当時の写真をたくさん拝見しましたが、いやはや、絵になる。音楽同様、世界規格。
3/23発売 【特典あり】日本ロック復刻レーベル「富士」再始動第4弾!! J・A・シーザー/天井棧敷音楽作品集(完全限定盤)
ELECTRIC ALLNIGHT SHOW 73
大学で行なわれたロックイヴェントは70年代に日本各地の大学でたくさん催されていて、神大のオールナイトレインボーショーを体験した人の話を聞くと、やっぱり煙でモクモクだったとの事。ぶっ飛びながら南正人や久保田麻琴と夕焼け楽団や裸のラリーズなんかを大きな音で生で聞くという経験は恐らく世界がぐるんぐるんと二廻りするくらい衝撃的で気持ちが良い体験なのだろうと想像できる。そんなオールナイトレインボーショーと共に日本のロック史に大きな足跡を残したイベントとして、埼玉大学体育館にて開催された幻のオールナイト・ロック・コンサート「エレクトリック・オールナイトショー73」が遂にCDで復刻される。
当時のポスターを見ると、アシッドロック、アシッドフォーク系のバンドやシンガー・ソングライターが多数出演していて、ここに収録されたアーティスト以外の音源も是非聞いてみたいと思えるすごい面子だけど、今回収録されていないということはカセットなりオープンリールなりのマスターが存在していなかったのだと思う。だけど今回収録された8組のアーティストの音源だけでも十分に手が出てしまう。そしてこの音源を聞きながらみんな想像するのだ。当時を体験した人も当時を知らない人も、体育館で行なわれたライブの風景を。ドラムの跳ね返りや、ゆらゆら揺れている聴衆や、爆音の中で眠りに落ちた人なんかを想像しながら、何か尋常じゃない音楽の魅力にずるずるとはまっていく。それはもうすぐ朝が来る前のどこか静かで、ちょっとした希望の中に埋もれている感覚に近い。
3/1発売 ファンの間で長く語り継がれていた裸のラリーズ幻のステージ音源が遂に!
予約受付開始 J・A・シーザー/天井棧敷音楽作品集(完全限定盤)
本日よりJ・A・シーザー/天井棧敷音楽作品集(完全限定盤)のWEB通販予約開始です。
すでにものすごい勢いで予約が入っておりますので、是非お早めにご予約下さい。
今サンプルCDRの「首吊りの木」や「一切滅亡響」などを次々パソコンで聞きながらこのブログを書いていますが、やっぱり凄いです、この音楽。間違いなく当時の日本で、世界に通用する音楽を奏でており、独特のおどろおどろしさと相まった最高にスリリングでハードでサイケデリックなロックがどろーんと広がっています。何より笛の音から導かれる「母捨般若経」のゆるいテンポからバンドアンサンブルとして一体になる瞬間はいつ聞いても鳥肌がたってしまいます。「越後つついし親不知」の曲間にひょろひょろ流れる笛も同様、和楽器を使用して、サウンドの面からスリリングな日本語のロックをきちんと構築しているのがいつ聞いても面白いです。
なにか尋常じゃない音がここには詰まっていて、日本語と和楽器とエレクトリックが出会った瞬間に広がる、どこまでもぶっ飛んだサウンドは、今で言うトランスに近い感覚を呼び起こしてくれます。
バスドラが一定のリズムを刻みな、みなががなりながら展開される「らまいまだ」。身体は自然と揺れて何じゃこりゃってなくらいの快感が身体全体を突き抜けていきます。音も歌詞も風貌も含めて、間違いなく今までどこにもなかった世界は巨大で、見たことがなかったあっち側やこっち側にきっと連れ出してくれるでしょう。
3/23発売 【特典あり】日本ロック復刻レーベル「富士」再始動第4弾!! J・A・シーザー/天井棧敷音楽作品集(完全限定盤)










































