言うものは知らず、知るものは言わず

僕の人生に深く影響を与えた、日本のフォークソングについて色々書いていこうかと思っております。URC Bellwood ELEC などなど大好きなアーティスト達の熱い魂のこもった歌を共感していただけれるよう、熱い記事にしていきたいです。どうぞよろしくお願い致します。

『I LOVE HONZI』早川義夫+佐久間正英+HONZI

2008-10-04

9940.jpg 『I LOVE HONZI』を聴いて、久しぶりに涙がこぼれました。

子供の頃、すごい泣き虫で。
毎日、何回も何回も泣いて、
一日中泣いていた日もあったぐらい泣き虫だったのに。
大人になってからは、とんと不思議なくらい泣かなくなってしまった。
いくら心が締め付けられ、苦しくなっても「涙」そのものを流さなくなってしまった。
でもこのアルバムを聴いたとき、ほんとに久しぶりに涙がこぼれた。

泣き方なんて忘れていたけど、自然と、深いところで身体が震え、涙が湧き上がってきて、
なんだか一番弱い部分を見られているようで、それを拒もうとする自分、なんとか正当化しようともがく自分を、
早川義夫の歌に裸にされ、HONZIのバイオリンが包み込んできた。

生きていく上で、正当化できない矛盾も何もかも背負って、正直に歌い、奏でるのだから、
正しいと思う論理など入る余地も無かった。
憧れも嫉妬も
嬉しさも悲しさも
希望も絶望も
どれも同時にやってくる。
矛盾こそが真実ではないだろうか。

HONZIのキラキラと輝く真っ直ぐな音色は生命そのもので、
命を動かし、本当に生きようとするHONZIの魂が、
生と死の間に、ものすごいエネルギーを響かせていた。
僕なんかまだまだ、ろくに生きてもいないのだと思った。

HONZIとHONZIを愛する人達でつくったアルバムだと言うことが、切実に感じ取れました。
素晴らしいアルバムでした。

4/29新宿ゴールデン街劇場 早川義夫・鈴木亜紀『愛は伝染する』

2008-05-01

9187.jpg ブログを書き始める事にすら抵抗を感じるような、一人だけで噛み締めたいような感動のライブだった。
僕の中の感動を綴ります。

歌う人は、日常で歌えないから歌が生まれ、歌を歌う。
日常で歌を歌えているのであれば、無理に歌を歌う必要はまったく無い。
「日常で歌うことが何よりもすてき。」まさにそのとおりだ。

・風月堂
・赤いワンピース
・われた鏡の中から
・躁と鬱の間で
・猫のミータン
・くらし
・恋に恋して
・I LOVE HONZI
・音楽
・身体と歌だけの関係
・お父さんへの手紙
・この世で一番キレイなもの

人生の事、奥さんの事、お母さんの事、ミータンとチャコの事、HONZIの事、自分の事、お父さんの事、

今の早川義夫さんの歌は本当にすばらしい。
早川さんが昔に触れられたくないという気持ち、すごくわかります。

早川さんは魂で歌っている。
歌い方に格好をつけていない。
パフーマンスも勿論ないし、とにかくわざとらしさがない。
とても正直な動き、発声をする。だから美しい。

人に共感を求めない所が、心の表面だけではなく、心の奥まで沁みこむ。

万人にではなく個人に対しての、沁み込みの深さが違う。

うつむいて聴く人、祈るように聴く人、すすり泣く人、遠くを見ている人、

誰一人雰囲気で聴きに来ている人はいなかった。

皆、自分が何者なのかを探し、迷走している自分自身を聴いている。

『自分が何者なのかを知るために音楽を聴く』僕はこの言葉を聴いた時、本当に感動した。


魂は絶対に存在する。魂はけして死なない、肉体が滅びても心に生きる。


・いい娘だね
・君でなくちゃだめさ

鈴木亜紀さんと早川義夫さんの二人での演奏

鈴木亜紀さんと一緒に演奏している時の早川さんの顔はとても嬉しそうで、
奥さんが見たら嫉妬してしまうのではないかと思うくらい、やらしい顔をしていた。

人間は嫉妬の生物なんですから、気を付けて下さいと心の中で少し思いながら見ていました。
ほんと正直な人なんだなぁと思いました。

最後に握手が出来たのがとても嬉しかった。やわらかい優しい手でした。

J.A.シーザー/天井棧敷音楽作品集(限定盤)

2008-03-24

9007.jpg これまで僕は演劇や演劇音楽そのもの存在を気にも留めておらず、
「青少年のための無人島入門」台本資料の文字お越しという作業に、
ただ黙々と文字を打ち込み没頭していた。
そのうち自然と台本が脳に入り込み、いつの間にか僕は、この見たことも無い演劇に感動していました。

無人島とはいったい何なのか。

人は皆、無人島を夢見ていると同時に愛を求めていたりもする。

心はいつも無人島であり、百万人の無人島の中で生きている。

文明の便利さに身をゆだね、街を満たす文明的装飾が華やかな百鬼夜行に見えてくる。

言葉はただの言葉だ。

僕は台本の内容に、その都度うなずき感動した。

でも、こういった感動は、説明しようとして口に出したとたんに魂を失ってしまいます。

無言で本人が感じ取った感動こそ純潔な感動です。

是非、自分の耳で目で魂で感じ取っていただきたいと思います。

演劇の奥深さが、可能な限り濃縮された貴重な資料的作品 J.A.シーザー/天井棧敷音楽作品集(限定盤)
収録内容は以下
disc1:J・A・シーザーリサイタル〜 第1部
disc2:J・A・シーザーリサイタル〜第2部
disc3:青少年のための無人島入門
disc4:走れメロス+恐怖の音楽
disc5:こども狩り

貴重な台本、絵、写真を収録した豪華ブックレットも付いた歴史的な作品です。
それぞれのディスクに人生を感じ、個々の無数の感動に出会えることだと思います。

オクノ修 吉祥寺MANDARA2 ライブ

2008-03-13

8954.jpg まるで主役としてのオーラを発さない。


その後姿がまさに京都三条にある六曜社という喫茶店のマスターであるオクノ修を感じさせた。

マスターは常に、控えめで、目立たず、コーヒーを注ぐ。
けしてお客の邪魔はしない。


だから喫茶店って好きなんです。


そんなオクノ修さんは、ごく自然に僕の目の前に座っていた。


ふと後方に目をやると、なんとそこに豊田道倫さんもお客として来ていた。

やっぱりこの人も、日常が心底好きなんだなぁと思った。



豊田さんの唄は、ちょうどあぶらがのった年頃の日常だ。


オクノさんの唄は、けしてぎらつかない、ごくごく自然な日常だ。


照明がおち、腰低くステージに上がるオクノさん。

そして僕は驚いた、
唄い出しのあの変化の無さに。

ふつう唄い出し、第一声めで会場の空気感に多少の変化が起こるはずだ。

それがまったく無かった。

あたかも、もうすでに唄っていたかのような‥。


まえもって声がわかっていたかのような‥。


唄い出しを聴き逃してしまったかと思うほど、不思議なくらい自然な唄い出しだった。

唄を聴くと僕はすぐに眠たくなって、曲が終わると
目が覚めた。

僕はそれの繰り返しで、最後までいってしまった。

なんか夢の中で、唄が聴こえてくるようだった。

帰り道、僕は電車に揺られながら、うとうとと‥
まるで風呂に浸かって、仕事疲れをとったかのような感覚で、また眠りについたのでした。

パラダイス・ガラージ 「奇跡の夜遊び」

2007-11-02

8266.jpg 入手困難のプレミアCDが11年ぶり復活、パラダイス・ガラージ/豊田道倫のセカンドアルバム『奇跡の夜遊び』初回限定紙ジャケット仕様で発売。ハマジムに続いてレコード店ではディスクユニオンが先行発売。いよいよ一般流通開始。

という事で、ようやく買うことが出来て、とても嬉しいかぎりです。

中古屋に足を運んでは、密かにこのアルバムがあるかを確認していたいました。

パラダイスガラージ(豊田道倫)の歌の中には、いつも日常があって非常に共感できる。
僕達の日常の中にも、一見些細で何も変わっていないよでも日々着々と変わっていて、成長しているし、
なんかそんな日常をトツトツと歌える豊田道倫さんが、とても素敵だなと思います。

些細な事ほどすごく共感できるし、些細な事ほどその人の内がよく伝わるし、
大きくないから、嘘っぽくなく、すごく信じられます。

とても良いアルバムなので是非聴いてみてください。

久保田麻琴 まちぼうけ

2007-10-27

8237.jpg まず、本題を言います。
「是非、是非、お買い求めください。」
オリジナルLP盤からのマスター制作、久保田麻琴本人によるリマスタリング、発売当時のオリジナルジャケットを忠実に再現、質感当時のまま、ジャケット最高、何よりも曲、詩、最高。
名盤中の大名盤。

久保田麻琴 1 st album まちぼうけ


はじめて聴いた時、切なくて、悲しくて、幻想的で、なんて綺麗なんだろう。なんか虹のようなアルバムに思えた。

切なさ、悲しさの中に人の美しさがあって、
現実だけど幻想的だった。

朝の光に包まれながら「あさの光」を聴けば、
センチメンタルで、現実的幻想世界へつれて行ってくれます。

余談ですが、つい先日、夕方ごろ自転車で家に帰っている時、
家の近所の川と海が繋がるあたりで、虹を見ました!
それも!まんまるな見事な半まるで、空に描かれた虹です。ほんとです!
あんなに端から端まで全部が見えた虹ははじめてでした。

とても不思議な気分でした。

岡林信康 狂い咲き2007

2007-10-24

8214.jpg 岡林信康 35年ぶりの日比谷野外音楽堂でのライブ
席はB-11列。真ん中辺り。

祭り囃子の、太鼓、三味線、尺八のリズム

始めて見た時とはなんか違う。

体が自然と御歌囃子のリズムに乗っていた。
胸が自然と高鳴っていた。

土着のリズム、祭りのリズムが僕の遺伝子に組み込まれていたのだと思う。

僕の分子が振るえ動いて、他の人の分子と溶け合い、会場全体が一体となって、なんだか気持ちよく、妙な他人の関係がそこにはなくなってゆく。

みんな共通のリズムで繋がった。

愛想のないこの社会の暖かい光だった。

野外独特の光に包まれ、高層ビルと緑と夜空に囲まれて、今日を越えて生きることを誓いました。

素晴らしい、思い出に残るライブでした。

早川義夫「歌は歌のないところから聴こえてくる」

2007-10-16

8162.jpg 早川義夫「歌は歌のないところから聴こえてくる」
僕の大好きなアルバムです。

全ての事が、このアルバムに集約されているのではないかと思えるくらいの、詩だと僕は思います。

このアルバムを聴くと、もう他には何もいらなくなるし、他人の好みなんかも気にならなくなるし、その人が感動することがなによりだし。

だから、何も言う必要がないと思うんです。


ただ、このことを理解しておかないと、いつまでも不安は付き纏うし、本来の自分を見失ってしまうと思うんです。


「生きて行くのが ぶきっちょなのは 生きようとしていた 証拠なんだ」(僕の骨)

僕はなんか得体の知れない不安に、常に付き纏われてしまって、いつも方向がわからなくなってしまう。
こうだ。と思っても、そうでない。
こうしよう。と思っても、すぐ不安になる。

迷ったり、悩んだり、偶に上手くいっても、なんで上手くいったのかもわからないでいる。
不安の正体がわからない。

「迷うことが 生きること」(天使の遺言)

「何度も落ちこみながらも、僕は僕になっていく」(音楽)


早川義夫さんの詩を聴くと、なんか らくになる。

村八分

2007-09-22

8030.jpg 最近、しんみり深い、底の底のほうの詩ばかり聴いていて、
脳内バランスが偏り気味だったせいか、目の視点がさだまらなかった。

いくらしんみり暗いフォークが好きでも、これはいけません。
偏ると体調を崩す。栄養はバランス良くとらないといけない。

亜鉛がわりに久しぶりに「村八分」を、御茶ノ水の学生がたむろする喫茶店で爆音で聴いてやった。(もちろん一人イヤホン)

チャー坊の「うっせー!!!」の一言で
喫茶店の中の、型にはまった笑い声とありふれた会話を一気にぶっとばして、すかーっと晴れ渡った。
足りていなかった栄養素が見事に的中した。

「俺の事わかるやついるけ?」なんて、もろに自分に当てはまったように思えた。

「始めて会うタイプ」「面白くない」「暗い」「普通の人」「面白い」「冷めた奴」「冷めてない」「わかりやすい奴」「つかみ所のない奴」など、色々言われてきたが、まったく持ってどんな奴かわからない。
人間そんなに単純にはできていない。
本人も自分の深い所を口にして言い表すことが難しい。複雑だと思う。



もし誰からも仲間はずれの村八分になった時、どんな気分になるんだろうと、ふと思った。


なんか前よりも増して自分の殻に閉じこもってしまったかもしれないが、でもまぁいい。
気分は何故か良かった。

岡林信康 八王子コンサート

2007-09-15

先日、岡林信康さんのコンサートを見て参りました。
僕が思うに結局は、岡林さんは岡林さんだし、僕は僕なんだなぁと思いました。
僕は僕で探しているし、岡林さんは岡林さんで探している。

だから僕は「今日をこえて」「自由への長い旅」「愛する人へ」「私たちの望むものは」が大好きです。

それは今僕がその思想だからに他なりません。ただそれだけの話です。

岡林さんが若かった頃のように、今の僕も若い。

僕は岡林信康から、自分なりの解釈で、生きることに活かす多くのものをいただきました。

コンサートはとても素晴らしく、大成功でした。
岡林さんと共に歳を重ねたお客さん達は、超のりのりだったし、なんか羨ましかったなぁ。

演歌、津軽三味線、尺八の素晴らしさも感じられたし、エンヤトットの奥深さもわかった。

何より「今日をこえて」「自由への長い旅」を聴けたこと‥‥本物でした‥泣(当然ですね‥すいません)‥。

次は、10月20日 日比谷野音でのライブです。楽しみです♪

友川カズキ

2007-09-13

7951.jpg エスカレーターのような人生。
そんな場所からはみ出してしまった人達。
自分の考えで生きようとしたとき、よほどの確信がないかぎり、
自分を見失うような気がします。
用意されたものに手を伸ばし、しがみつきたくなります。
自分の立っていた場所を振り返ってみた瞬間、もうそこには戻れないような気がします。
どっちつかずの人生の狭間に迷い込んでしまった人。
全てのうまくいかない原因は自分にあります。


友川は自分自身の不甲斐無さ、惨めさ、意気地なしさ、寂しさ、悲しさ、を自分自身にぶつけています。

でも、それは人事ではなく、このアルバムを聴いた私達にも直結することです。

こういった己の惨めさ、不甲斐無さなどは、わかっていても完全には受け入れていないし、誰でも認めたくないものです。

誰かに言われて初めて直視できることだと思います。

世の中のせいにしたり、誰かが救ってくれる、いつか転機がくる。
などの逃げ道を探して、ずるずるといつまでも本当の原因を引きずっている。

結局は、友川カズキのように、自分自身で自問自答し、声に出し奮い立たせなければならないような気がします。
だって結局は自分で自分の首を絞めているのですから。

子供の時経験した、つもり積もった悪事がばれて、こっぴどく怒られた後の、何もなくなった感じ。
不安と後ろめたさに自分で首を絞め続けた毎日からの開放。

このアルバムを聴いた時はそんな感じを受けました。
と同時に、ここまで直球を食らわなければ、真剣に考えることも出来ない、自分の不甲斐無さ。

友川カズキの唄から僕は、人間としての意地と生を感じました。


友川かずき  1st Album [やっと一枚目]

友川かずき  2nd Album [肉声]

友川かずき  3rd Album [千羽鶴を口に咬え日々〕

友川かずき  特典付3タイトル(やっと一枚目、肉声、千羽鶴〜)まとめ買い『3枚買うって言ってみろ!』セット

偶成

2007-09-01

偶成 = 詩歌などがたまたまでき上がること。また、その作品。偶作。



加川良「偶成」と言う曲、この曲を始めて聴いたとき、深い安堵感のようなものを感じた。

ずっと一人で、
人の流れに流されることがない様に、固い殻に閉じこもり、自分を守り続けた。
自分を見失わないように、しっかりと錘を付け、深い水の底で、孤独からの怖さと戦い、寂しさを押し殺し、自分の言葉を貫いた。
深い水のそこで、一人ぼっちになって、上を見上げれば、水面ではぱしゃぱしゃと楽しそうに水遊び。
でもけして向こうには行けなかった。
僕は深い水の底で、自分自身を探求し続けた。
一人ぼっちでいる時間が長ければ長いほど、自分は形成されていった。

でもいつしか、深い水のそこで、ゆるぎない温もりを感じることが出来たんです。


「偶成」を聴いたとき僕は、後ろから抱きしめられたような気がして、おいおい泣いてしまいました。

一人ぼっちの寂しさを、頑固に意地張って隠し通すことは出来ませんでした。

僕は今、僕の周りにいてくれる人達を、大切にしたいと思います。


偶成を含むアルバム
・加川良ウィズ村上律/ALIVE(紙ジャケット)
・加川良/親愛なるQに捧ぐ
・渡辺勝/アンダーグラウンドリサイクル

ホーボーズコンサート3 加川良「流行歌」

2007-08-29

7825.jpg ホーボーズコンサート3に収録されている、
一番最後の曲、加川良「流行歌」・・・

1〜7タイトルの中で好きな曲はたくさんありますが、
なかでもこの曲は際立って好きな曲です。

「流行歌」・・・・

君は君のことが好きでありますように

僕は僕のことが好きでありますように


・・・加川良のこの歌に、そこはかとない優しさと、マッチ一本のぬくもりを感じます。

人それぞれ生き方は違うのだし、
その人にとって、どの曲が心に響くかはわかりませんが、
1974年に開催されたこのコンサートには、この今の世の中を生きていく為に必要な、言葉、メッセージ、姿勢があります。

自分の生き方に合う、共感できる、歌がこのホーボーズコンサートから見つかりますように願っております。

是非聴いてみてください。


ホーボーズコンサート ベルウッド紙ジャケ第4弾まとめ買いセット


・高田渡,中川五郎,なぎらけんいち他/1974 HOBO'S CONCERTS I〜見えないボールを投げる〜(紙ジャケット)

・林亭,佐藤博,シバ他/1974 HOBO'S CONCERTS II〜大きな青空が胸に〜(紙ジャケット)

・ディラン2,加川良,三上寛他/1974 HOBO'S CONCERTS III〜みんな昨日のようさ〜(紙ジャケット)

・友部正人,大塚まさじ,いとうたかお他/1974 HOBO'S CONCERTS IV〜君のまわりをひとまわり〜(紙ジャケット)

・細野晴臣,小坂忠,布谷文夫他/1974 HOBO'S CONCERTS V〜ありがとうありがとうありがとう〜(紙ジャケット)

・西岡恭蔵,斉藤哲夫,田舎芝居他/1974 HOBO'S CONCERTS VI〜空は君になじめたか〜(紙ジャケット)

・遠藤賢司,銀河鉄道他/1974 HOBO'S CONCERTS VII〜虹の橋をわたる〜(紙ジャケット)

遠藤賢司実況録音大全 第一巻 1968〜1976』発売記念&還暦記念パーティー

2007-01-17

6064.jpg 先日LOFT+oneで『遠藤賢司実況録音大全 第一巻 1968〜1976』発売記念&還暦記念パーティーの、湯浅学さん根本敬さんなど関係者のトークイベントがありました。
過去の遠賢さんが出演した映像を、湯浅さん、根本さんのご自慢のビデオコレクションの中からの選りすぐりの、超マニアックなビデオ上映会でした。

個人的には根本敬さんの持ってきたビデオの中からエノケンさんの孫悟空の劇のサイレンと映像に、遠賢さんの踊ろよベイビーをバックでながすのがヤバかった。
エノケンさんのハイテンションぶりと遠賢さんのハイテンションぶりが、うま〜く重なって、なんともいえないおかしな光景になっていて、何か間抜けな、でも真剣なみたいな、真剣さが逆に間抜けさを加速させるような笑いになっていました。

根本敬さんの漫画でも、悲惨な中に間抜けさがあったりするし。終始勘違いしてしまう人など、
人間の面白い部分ですよね。

いやぁ面白かった!根本さんの感性に脱帽しました。

遠賢さんも突っ走ってましたね!、遠賢さんが一人で突っ走れば突っ走るほど、周りの観客がおかしく見えてくる。
周りを間抜けにしてしまうほど、遠賢さんは飛び抜けた凄い存在でした。

そんな遠賢さんの還暦祝い『遠藤賢司実況録音大全[第一巻]1968-1976BOX
CD業界でも飛び抜けた外見も中身も存在感のある遠藤賢司BOXになっております。
完全受注生産につきお早めにお求め下さい。

無題

2006-07-24

最近、恋愛について考えてばかりいる、
今までの自分では絶対にありえない事だと思う。

早川義夫豊田道倫中村ジョー、安藤裕子、Platonic Sex、Lost In Translation、

いったい自分に何が起きたのかわからないが‥
やけに早川義夫の「サルビアの花」が心に染み、
豊田道倫の「抱きしめた」に涙があふれ、
安藤裕子の女の切ない思いに凄まじいほどにグッとなる。

寝れなくなるし、息も苦しくなるし、ため息も多くなるんだけど、聴かずにはいられない。

最近なんかもう自己中心的な欲望なんてどうでもよくなってきて、
愛こそ究極なんじゃないかって。
生きる意味って恋愛なのかも知れない…って最近になって思うようになりました。

早川義夫の音楽&自分探し

2006-02-11

2573.jpg 早川義夫さんのホームページにあるエッセイを読んだとき、
なんだか凄く僕と似たところがあるとかってながら感じてしまった。
僕の一番の理解者は自分自身だが、このエッセイでの共感できる箇所は無数に存在した。

一番みじかにいる人に一度だが、あんたの考えている事がわからないと言われた事がある。
自分でもつかみどころの無い奴だと思っている…
どこかでそう簡単に俺を理解されてたまるか!と強がっていたりもする。

早川義夫さんの音楽を聴くと、何かわからない感情に、うなだれたリ、感動したり、涙が溢れ出そうになったりします。

「ビートルズを知りたくてビートルズを聴いたのではない。
自分が何者なのを知るために音楽を聴いたりする」

まさに今この心境だ。

早川義夫さんの音楽を聴けば、何かわかりそうな気がする。

友部正人『また見つけたよ』

2006-01-21

2299.jpg 友部正人『また見つけたよ』
こんなにリアルで孤独な唄はまだ他に聴いた事がない。

友部正人の言葉のひとつひとつが、脳に張り付いて離れなくなる。
言葉の重みと、あまりのリアリティーに脳が拒絶する人もいるだろう。

友部正人の唄は、けして空気のようなBGMにはならない。

一度聴いたら、好き、嫌い、いずれにせよ脳みそになんかしらの衝撃を残す事だろう。
唄とは重たいものだと思うし、聴く側にもそれなりの覚悟が必要だと思う。

孤独感からは、逃れられないし、誤魔化そうとすればする程、孤独は増幅し、いつか殺される。

孤独と共存するしかない。

このアルバムを聴くと、自分が個人である事を思い知らされる。

友部正人個人にしか歌えない唄、唯一無二の素晴らしいアルバムです。
みんなにではなく、個人の心にこの感情は届くことだろうと思います・

一人で聴いてみて下さい。
自分からけして逃れる事は出来なくなる事でしょう。

加藤和彦作品集

2006-01-13

2177.jpg 加藤和彦選曲による作品集
加藤和彦さんのアルバムを初めて買うなら、これかもしれません。

名曲だらけで、僕の中でも今かなりのお気に入りアルバムになっています。

『ぼくのそばにおいでよ』『スーパーガス』の代表曲+α フォーク・クルセダ−ズの曲も入っていて、そうとう良いです!

「もしも、もしも、もしも」「ぼくのそばにおいでよ」も入ってるし、
「9月はほうき星が流れる時」なんかは、10分以上の長い曲だが、
9月の歌詞にさしかかった時に、なんど涙がこぼれそうになったか…
クニ河内さんのドラマティックな曲調に、さらに共感度がまします。

そしてフォーク・クルセダ−ズの曲「悲しくてやりきれない」の切ない歌詞にまたしても泣かされる。
そして超名曲「あの素晴らしい愛をもう一度」でとどめをさされて、
もうどうでもよくなってしまうのです。

切なさを求めている僕っていったい…もうパンチドランカー状態なのか??
でも切なさの奥に何かを感じている。

全てを聴き終えた時の、この充実感はなんなんだろう。心が満たされた感じになる…

早川義夫『かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう』

2005-12-12

1803.jpg 曲は暗くて陰湿で、ジャケはダサくてかっこ悪い。
このアルバムでは隠す事なく人間のかっこ悪い部分を全部うたっている。

このアルバムのタイトルを初めて見た時、凄い衝撃を受けた。
このアルバムを手にした当時は、まだ学生だったように思う、かっこつける事に一生懸命だった頃だ。
タイトルを見た瞬間、一瞬立ち止まったような感覚になったのを今でも覚えている。
そしてなぜかそのアルバムを買っていた。
中身の音楽は、どうしようもなく暗くダサかった。
その時僕は聴くのを敬遠してしまった。

数年たったあと、もう一度聴いてみた。
でもまだ、かっこ悪くなる事をおそれた僕は、聴くのをやめた。

そして今、このアルバムの素晴らしさを知った…
全部、自分の中でかってに作り上げたプライドというものに、雁字搦めにされていた事に気付いた。

早川義夫と言う人物は、まぎれもなく人間で、あまりに人間すぎて信じられなくなってしまうぐらいだ。

でも自分の自分を見つめ直してみると、まさにその通り、全て正しく当てはまり、嘘と本当が逆転している自分が見えてくる。

このアルバム『かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう』に秘められた内容は、誰もが持っている人間の根っこの部分なんじゃないかと思う。
自分を形成している全てのものをとっぱらえば、なんともかっこわるい、弱々しく内股でうじうじした、ジャケットに描かれているようなものが出てくるんじゃないかなと思う。

早川さんは、俺達がひたむきに隠してきた全てのかっこ悪い真実を、唄ってしまわれた…

どうしますか? まだかっこつけますか?


URC真実を唄う代弁者達

URCでかジャケ好評発売中!
はっぴいえんど/はっぴいえんど
はっぴいえんど/風街ろまん
金延幸子/み空
加川良/教訓
遠藤賢司/niyago
高田渡・五つの赤い風船/高田渡・五つの赤い風船

休みの国「休みの国」

2005-12-10

1787.jpg 休みの国の音楽は、どこか幻想的でいて、何か楽しげ、だけど歌詞は訴えそのもので、
不可思議なこの世の中を、おかしく楽しくバカにしたように、批判しプロテストしている。

聴けば聴くほど共感してしまう自分がいます。

でも、これくらいおかしくなってしまうような、そんな世の中なのかもしれない。

お前は生きていたか 汗は流したか…って
なんか自分に言われているような気がした。

Union Stripという曲を聴くと、僕はすごく考えさせられてしまう。

乾燥していく世界、むしろ何もない世界の方がすてきなのか…

URCのアーティストは、自分の中にある違和感を明確に答えてくれる、代弁者であるように思います。
だから物凄く共感するし、自分のことでもあるので、心に突き刺さって、一生心に残る音楽になるんだと思います。

URCでかジャケ&旧譜フェア

2005-12-06

1716.jpg 12/7より『URC旧譜フェア』が開催されるということで、URCの存在を知らない人も、URCが大好きな人も、この機会にコンプリートしてみてはいかがでしょうか。
僕も今回のフェアを機に、URCから発売されたアルバム一枚一枚にこめられた、メッセージを感じて生きたいと思います。
今回発売されたURCでかジャケシリーズ
こだわりにこだわり抜いた、忠実に再現された質に僕はURCへの熱い魂を感じました。

ディスクユニオン特典、採算度外視の超豪華&他では決して手に入れることが出来ない超貴重な特典、「URCでかジャケシリーズ」の中から5枚お買い上げでもらえる『URCロゴ入りキャリングバッグ』に、URCへの熱い思い入れを感じました。

この混沌とした時代、何か違和感のあるこの世の中に、欠けているものをURCは教えてくれるはずです。

僕は遠藤賢司「niyago」の 夜汽車のブルースで、心を奮い立たされました。

加川良「教訓」で自分に対するやさしさを教えてもらいました。

友部正人「にんじん」で現実を痛感させられました。

ディラン2「きのうの思い出に別れをつげるんだもの」でふところの深い包容力に抱きしめられました。

URCにたくさんのことを教えてもらい、学びました。

URCの魂は今もまだ生きづいています。
このチャンスを機に、是非 聴くべき音楽だと僕は思います。

金森幸介『箱舟は去って』

2005-12-03

1648.jpg 今、金森幸介『箱舟は去って』を聴いています。
ほぼ毎日聴いているのですが、やっぱり良すぎる‥

これほど人間にふれれるアルバムは他にはないんじゃないかなと思う。

こたつにもぐりながら一人で聴いていると、あまりの共感 言葉で言い表せないほどの感情が湧き上がってくる。
このアルバムに自分が溶け込んでいくようだ。すみからすみまで、耳から入ってくる。
あ〜すべてが満たされる‥‥

金森幸介「箱舟は去って」の以前に書いたブログはこちら

いとうたかお『FOLK OF AGES』

2005-12-03

1647.jpg とても良いライブアルバムだった。
かざらない、ギター一本で我が思いの唄を聴かせる。
ひきがたりの良さを改めて感じたアルバムだった。
ギターと一心同体となって、いとうたかおの思いが、僕の心に届きました。

飾り付けのされていない分、言葉がストレートに伝わる弾き語りがやっぱり一番好きだ。

僕の求めているものは、楽曲ではなくて、やっぱり詩だと思う。
もしかしたら詩の朗読で満たされるかもしれない。

日本のフォークソングに心を掴まれたのは、日本語の言葉だった。自分にとって一番理解のある日語。
それがダイレクトに脳に伝わったのだと思います。優しいメロディーが言葉を僕の脳に運んでくれた。

パンクやハードコアを聴いていた時も、フォークやプロテストソングを聴いている今も、
僕の聴く姿勢は変わっていないような気がします。
訴え、疑問などの、社会や人間の歴史に対する、その人の姿勢や態度を聴いていたのだと思う。

楽曲はシンプルなものを好み、短調であればある程好きだった。
attitudeがそのままストレートに伝わるものが、心に響いた。

このアルバムを聴いた時、いとうたかおのattitudeを感じた。

唄がメッセージであった時代は、まだ ここに生きづいている。
音楽を日常の消耗品にしてはいけない。

斉藤哲夫『バイバイグットバイサラバイ』

2005-11-22

1465.jpg 今日このアルバムを聴いて、正解だった。斉藤哲夫のセカンドアルバム。

斉藤哲夫は成長している。『君は英雄なんかじゃない』での悩みはもう吹っ切っている、悩む時期はすぎたのだと、初めてこのアルバムの良さがわかったよ、悩みに悩み抜いた末の次作『バイバイグットバイサラバイ』

悩みに悩んだからこそ生まれた、このアルバム、あなたはたどり着いたのですね、社会や自分が生み出した底なし沼をもがき苦しみながらたどり着いた新境地、もがき苦しんだからこそ見えたのかもしれませんね。

どう転ぼうとも後にはもどれないんだと、進むしかないのだと。

しかし、悩む事はけして無駄ではなかった。「バイバイグットバイサラバイ」を聴くと、何か切ない気持ちになる、悩んでいた頃の斉藤哲夫自身と泣きながらのお別れをしているようだ、引き裂かれる思いっだったのか、そんなきがする。やはり斉藤哲夫は悩んでいたかったのだろうか、苦悩の末の別れ…
このやるせない気持ち、バイバイグットバイ。

哲っちゃん、あなたは本当に、お人好しで、優しい人なんですね。

でもこのアルバムの「親愛なる紳士淑女の為に」で、最後のプロテスト魂を見せていると思う。
このアルバムを最後に哲っちゃんは、反抗をやめてしまった。
少し悲しい気持ちだが、それでよかったのだと思う。

シバ『青い空の日』

2005-11-20

1432.jpg 給料日前になると、シバ『青い空の日』に収められている「この世で」この曲が心に染みる。

金もなくなり、食うものもなく腹は減ったし、家からも一歩も出れない。
冬の家は冷たくて、暖めてくれる人も居ないし、毛布に包まって体温で暖まるのをじっと待っている…

死んじまいたいとまでは思わないが、
この世には、まだ、みれんがあるのさ。

佐渡山豊「仁義〜変わりゆく時代の中で」

2005-11-15

1375.jpg あっとゆう間に変わっていく時代、人間、社会に取り残され、慌てて追い掛けるが、皆時代のスピードについていくので精一杯、脅迫されるかのごとく、常に早歩き、どこに急いでいるのかもわからず、時代のスピードに流されるがままに、自分の思いを考える間もなく突き進み、ふと気がつくとそこには昔の面影は何一つなく、ひとりぼっち荒野のど真ん中。
戻るにも道も覚えていない。
もう昔にはもどれないんだと初めてそこで気づくのです。

佐渡山豊さんの「変わりゆく時代の中で」を聴いた時、
僕は初めて時代のスピードの早さに気がついた。
昔の友達はもう近くにはいない事に気がついた。
ここはもう故里ではない事に気がついた。

新しいものを追い求め、次から次へと新しいものが生まれ、新しいものに埋もれていく、社会は常に新しいものを生み出し、脅迫されているかのように、新しいものを追い求めている。
もしも古いものが今のこの世の中の流れをかえるなら、僕はこの変わりゆく時代の中で、生きていけるような気がします。

佐渡山さんの曲に僕は痛く共感した…

山平和彦「放送禁止歌」

2005-11-12

1314.jpg 僕が山平和彦さんの唄に出会ったのは、山平和彦さんがお亡くなりになられてから後でした、山平和彦さんの歌は本当に心に響きました。
歌詞には魂が乗り、弾き語りの聞かせる歌で、人間である事の喜びと、寂しさを同時に感じさせてくれました。
ファーストアルバム『放送禁止歌』は、納められていた「月経」と「大島節」と言う曲の表現が[わいせつ]だと言う事で発売禁止となってしまったらしく。
その2曲を差し換えた形で、改正版として再発され、この2曲は永遠に聞く事が出来きなくなってしまった…

「月経」はナチの収容所に囚われた女性が極限状態の中においても、月に一度自分の股間を伝う血を見て自分の生命を知覚するという、壮絶な生命への尊さを歌った曲らしいが、もうけして聞く事は出来ないのだろうか…

御本人も他界されライブで聴く事も出来ず、どうすればよいのか…
山平さんはこの発売禁止の事をライブ中に知り、泣きながら「月経」を歌われたらしい。

御本人のいない今、この曲のメッセージは永遠に伝える事の出来ないまま消えてしまうのだろうか…
曖昧な規制のこの世の中、何一つ確信のないまま人は生き、曖昧に罪を犯し、曖昧に裁かれる、こんな世の中の今だからこそ、真実の歌を聴かなければならない。
「月経」などの生(命)の尊さを歌った曲が必要なんだ。

このような意味のある歌を聞かなくては、世も末だ。

と熱くなってしまいましたが…
山平和彦さんの歌に出会えた事は本当に僕にとって人生の宝になりました。
『ライブ!disk2』に納められている「街の君」では西岡恭蔵さんと山平和彦さんのお二人で歌っておられ、非情に胸をあったかくさせていただきました。
残された歌は意味のある素晴らしもので、僕の心には、しっかりと伝わり残りました。

ありがとうございました。

山平和彦BOXの貴重な音源内容
「放送禁止歌」ファーストアルバム改正版
「風景」セカンドアルバム
「ライブ! 山平和彦」ディスク1
「ライブ! 山平和彦」ディスク2
以上の4枚組みBOXです。

朝野由彦「巡礼」

2005-11-08

1253.jpg このアルバム朝野由彦『巡礼』を聞くと、自分のペースを取り戻す事ができる。
大きな波に飲み込まれて溺れ掛かった自分を、まわりを見渡せる丘の上に救い上げてくれるんです。
まわりを見渡すと皆溺れかかっているように見えるのです。
中にはその波にうまく乗れている人もいます、しかし大半は荒波に飲まれ見失う…一度丘に上がり時分のペースで再挑戦すればいい、まわりに流される事なく自分のペースで。

朝野由彦さんの歌声は、個性的な声ではないのだが、どこかほっとする…実家に帰った時、昔と変わらぬ母のぬくもりを感じるような…ゆったり歌う歌声が、心にあたたかく広がる。

タイトルでもある曲「巡礼」、春一番でも歌われている「うたを歌って」、「オリオン座」、オープニング曲の「冬ごもり」など素晴らしい名曲がたくさん詰まった、朝野由彦の唯一のアルバム。

…なんかいろいろ思い出した……

遠藤賢司「不滅の男 エンケン対日本武道館」

2005-10-31

1125.jpg 今上映中の遠藤賢司『不滅の男 エンケン対日本武道館』を、僕はまだ見ていないのですが先に紹介しておこうと思います。見てからどうのこうの言う作品ではないと思うので。
とにかくエンケンさんらしく豪快にとんでもない事をやっている作品だと耳には入っています。観客のいない日本武道館、200台のアンプ富士山の前には四畳半、史上最長寿のロックンローラーエンケンは、たった1人で日本武道館に勝負するというもの…ま、あとは自分で見て感じるだけです。

テアトル新宿で11/5に予定ゲスト:遠藤賢司対○秘ゲストと言うことで上映があるので、これに行ってこようと思います。
チケット付きの7インチも買ったし、この映画のサントラ『不滅の男 エンケン対日本武道館』も買ったし、(ほんとハードコアなアルバムでした、魂みなぎってました。それに新曲「純音楽魂の唄」に感動しました。)あとは映画を見るだけ、楽しみです。僕は勝負を挑んできます!

あと
12/28臨時発売!! 2,500セット限定生産!! 遠藤賢司スペシャルBOX 東京ワッショイ(仮)
CD4枚組が発売ということで、ニュース一覧 [日本のロック/インディーズ]をご確認ください。
もちろん僕は予約済みでございます。

作品がどうのこうのではなく、見た人聴いた人の心の中に音楽や映画、芸術は存在するのです。言わば作品を造る側と見る側にそう違いはなく、造る側は自分の感性で造り、見る側は自分の感性で見る、ただそれだけなのです。そこに他人の感性は入る余地はないのです。自分の好きなものを造り、好きなものを見、好きなものを聴く、それでいいんだと僕は思います。感性は自由!縛られてはいない!

クニ・河内「愛はまだ氷りついたまま」

2005-10-28

1098.jpg 僕はこのアルバム、クニ・河内『愛はまだ氷りついたまま』のある一曲を聴いて、泣きそうになってしまった。
過去の思い出、心の奥に仕舞い込んでいたものを引きずり出されてしまったのです…忘れようと見てみぬふりしていた大切な思い出を。

思いではけして忘れる事は出来ず、自分の力で消化(変化)しなくては、積もり積もって押しつぶされてしまう…そんな消化しきれずに心の奥に引っ掛かっていた思い出を引きずり出されてしまったわけです。

人はそう簡単に過去の思い出を消化する事は難しいでしょう。
一生向き合っていく事もあるだろうし、新しい思い出の糧にする事もあるし…僕はまだ消化中。

音楽は聴く人の感情のエッセンスがプラスされて心に響き、自分のものになるんでしょうか…人それぞれ感じ方は違うのだし、歩んできた道も違う。
早川義夫さんの「音楽とは聴く人の心に伝わった感動そのものが音楽なんだ」と言う言葉が、なんかそう言う事なのかもしれません。

僕はこの一曲に共感し、以後クニ・河内さんの音楽に引き込まれるようになりました。
とても素晴らしく、愛に満ちたアルバムです。もしよければ手に取って聴いてみて下さい。
もしかしたら引っ掛かっていた大切な事を思い出すかもしれませんよ。

I.M.O.Band「Cata-Coto」

2005-10-25

1009.jpg 仕事帰りの電車の中でふと孤独を感じてしまうことがあります。辺りを見渡せば誰もが他人、あんなに狭いスペースのなかで、どんなに密着し隣に座っていてもやっぱり他人…
出会ってはいない。。。
自分を含め回りにいる人達がそれぞれ築き上げた何かを守ろうとしている、それはそんなに脆いものなのか、少し触られれば崩れてしまうそんなものなのか…皆臆病なだけ…そんな気がします。
僕は電車の中で何か緊迫した空気をビシビシと感じてしまった…

人波の中にいると逆に孤独を感じてしまうのです。

このアルバム、I.M.O.Band『Cata-Coto』を聴くと、無性に人恋しくなってしまいます。
しかし友人達と笑い合えばあうほど一人ぼっちだと思い知らされるのです。
僕はどうしたら良いのかもわからず同じ所をグルグルまわり続けてしまうのです。
このアルバムには人間の孤独感があり切なさがあって、人の純粋な感情というものを再確認できるんではないかと思います。

I.M.O.Bandは元五つの赤い風船の長野たかしさんと、もと都会の村人の金森幸介さんとおおたぼうさん、秋山たかしさんで結成されたBandで、僕の大好きな金森幸介さんのソロデビュー前に活動していたBandです。
この頃から金森幸介さんの歌には、なにか共感できる人間らしい切なさがあってとても引き込まれてしまいます。

I.M.O.Band唯一のアルバムにして最高のアルバムです!この切ない人間心を是非共感していただけたらと思います。

豊田道倫「SING A SONG」忘れかけられている素直な感情

2005-10-21

942.jpg 東京の一人暮らし、夜はひとり洗濯物をたたみ、腹が減ったらぶらり近所の食堂に向かい、顔見知りになった食堂のおばちゃんが毎日同じものを食べている僕に、菜の花のおひたしを付けてくれたり、卵が崩れているからと50円値引きしてくれたり、そんなささいな優しさが心に染みます。
部屋に帰ると僕はなんか安らぎと寂しさを感じます。
友達と会うと楽しくなり、喧嘩すると心がもやもやしたり寂しくなったり…なんかこのアルバムを聴くと、そんなごく当たり前の感情が明確に感じるようになって、なんというか…大切なことを見落としていたのかななんて考えちゃったりします。

そんななんでもない日々にすらいろいろな感情があって、日々そんなささいな感情の積み重ねで生きている。
このアルバム豊田道倫『SING A SONG』には、きずかないささいな感情を素直な感情で歌っているような、そんな気がします。

消えそうな声で歌う豊田さんの歌声は僕の心にリアルに染み込み。

激しく歌う豊田さんの歌声は僕に力を与えてくれます。

他のアルバムでパラダイス・ガラ−ジ(豊田道倫)『かっこいいということはなんてかっこいいんだろう』があります。こちらはDVD付きとDVDが付いていないものの2種類ありますが、おすすめは無論DVD付きです!
AV監督カンパニー松尾さんによる映像集です。
僕はカンパニー松尾さんの映像を見るのは多分初めてだったと思いますが、素晴らしいの一言です!デジカメで撮ったクリップ映像2曲と5年間に渡るライブ映像が58分30秒にわたり収録されています。
特にクリップ映像の豊田さんの静かでリアルな曲とカンパニー松尾さんのイメージセンスに、僕は一発で2人の大ファンになりました。1人の女の子が現代社会の中で生きるなにか切ない物語…買って見てからのお楽しみ。ホント良いです!僕はこの2人のアーティストに出会えてホントよかったと思います。

加川良「教訓」

2005-10-17

841.jpg 久しく聴いていなかった、加川良さんの『教訓』を聴いてみた。痛快だった。心にジ〜ンと染みるこの痛快さは初期作品の荒削りなパワーから来るのだろうか?…よく考えると僕の好きなアルバムは初期の作品が多いような気がします。初期作品にはその人の思想の濃さと言うのか、純な魂が直球で伝わり、且つ感じ取りやすくてとても好きです。

目まぐるしい時代を感じたまんま素直な気持ちで歌う加川良さんの歌に共感し、なにか心の中に掛かっていた靄が晴れて、また一歩足踏み出せたような、そんな思い出のあるアルバムです。綺麗な事も汚い事もあるのがこの世の中。あきあめ節!(高田渡さんの曲)あきらめる事も時には必要なのです。

それと加川良さんの途方もない優しさを感じました。命の大切さを感じました。このアルバムは自分に優しくなれるアルバムです。聴きなおしてみて改めて感じました。最高のアルバムです!是非聴いてみて下さい!

12/7に『URCでかジャケシリーズ』一挙6タイトルが発売決定!!ということで、
ますますこの作品に触れるチャンスです!!まだ出会ってない人たちにURC初期作品の熱い魂を是非感じていただきたいと願います。

発売決定の6タイトル!!
はっぴいえんど/はっぴいえんど
はっぴいえんど/風街ろまん
金延幸子/み空
加川良/教訓
遠藤賢司/niyago
高田渡・五つの赤い風船/高田渡・五つの赤い風船

金森幸介「箱舟は去って」

2005-10-11

723.jpg 大切な事が失われていっているこの世の中、自分を欺く事に何の意味があるのか。教訓とは一体なんなのか…世の中、前に進んでいるようで、前に進んでいる気を感じないのは僕だけでしょうか。人間の辿り着きたい場所とは何処なのか…ちょっと考えすぎかも知れませんが、ふとそんな事を考えてしまいます。

自分の弱さ、甘さを見て見ぬふりし認めようとせず、逆に強がってみせてしまう…でも自分自身が一番よく解っているのに…

僕はこのアルバム金森幸介『箱舟は去って』を聴くと、僕自身に説教をされているような気持ちになります。
金森幸介自身も自分の事を歌い、自分に言い聞かせているのでしょうか。僕はそれに共感し、僕自身に言われているような錯角に陥るのです。
このアルバムの歌からは、弱さ、甘さ、意気地なさ、優しさ、切なさ、無邪気さが感じられ、金森幸介自身の心境その者を歌っている、そんなアルバムだと僕は思います。自分を認め、あからさまに歌えると言う事は、とても凄い事だと思うし、素直な人なんだなと思いました。
自分を欺き通す事はけして出来ず、またそれでは先へも進めず立ち尽くすばかりで…自分を素直に認める事によって、また一歩次へとすすめる。そんな事を教えてもらえたアルバムです。
僕はこのアルバムを聴くと、素直な気持ちになれ、少し強くなれた気がします。

このアルバムの「プロポーズ」という曲には、金森幸介の優しくお人好しな一面が非常に良く現れています。仲間から愛されるべき人間だと言う事が伝わってきます。このアルバムのライナーには、にしおかたかしさん、加川良さん、大塚まさじさんから応援の言葉が寄せられていますが、なんとも微笑ましく、そこでもこの金森幸介と言う人間の魅力がとてもよく伝わってきます。

あとこのアルバムでは早川義夫さんの曲「サルビアの花」がカバーされており。二作目になる『少年』でも早川義夫さんの曲「もてないおとこたちのうた」がカバーされ歌われています。
もてないおとこたちのうたで思い出しましたが、加川良さんから金森幸介さんへの応援の言葉でも、女性にはとうてい縁のない君、と言われており、ホーボーズコンサートで歌われている金森幸介&永井よう「片想い」でも永井ようさんから、相変わらずもてないんですか?と言われていたのを思い出しました。やはりこう言う歌の世界というのは、もてないのかな・・・僕もこう言う音楽が大好きになり出した途端に・・・なんか不安になります。・・・やっぱりもてないんですかね〜y師匠!

早川義夫「言う者は知らず、知る者は言わず」

2005-10-06

639.jpg 自分の人生に多大なる影響を与えてくれた素晴らしい音楽を皆様に共有できればこれ幸い、こんな嬉しい事はない次第ですので、どうぞよろしくお願いいたします。

僕はこのアーティストの音楽を初めて聴いた時、心が震え、泣いてしまいました。でも実際に涙が出たわけではなく、自分の中の心に突き刺さるような感じで…心が泣いたと言った方が正しいかもしれません。音楽を聴いてここまで自分の心中に突き刺さったのはこのアーティストが初めてではないでしょうか。この音楽をもし未成年の時期に聴いていたなら、おそらくここまで心に突き刺さらなかったでしょう。心はこの極太い槍に粉砕され…いや、僕の未熟な心にはかすりもしなく通り過ぎて行ったかも知れません。

でも人それぞれタイミングと言うものもあり、出合いに早いも遅いもなく、その人の人生の歩みの中でタイミングよく出会えた場合、それはその人の人生にとってかけがえのないものになるのでしょう。
僕は二十歳半ばでこのアーティストに出会いました。槍は僕の心にぐさりと刺さり、けして抜けないものとなってしまいました。
そのアーティストの初めて手にしたアルバムは、早川義夫『言う者は知らず、知る者は言わず』と言うアルバムです。

タイトルとなっているこの言葉は、僕がとても共感できた言葉で、好きな言葉です。まさに真実の言葉だと思います。このジャケットのおとなしそうな愛らしい犬を見ていると、自分のしてきた数々の過ちに胸が苦しくなり、でも犬はそんな自分にでも何も言わず愛を求めてくる。愛を大切にと言われているような……そんな感情が湧いてきてしまう、とても素晴らしいジャケットとタイトルだと思いました。

この早川義夫という人は、いったいどれほどの人生を歩んできたのだろう…、僕にはとても想像もつかぬ人生をおくって来たのだろうか。でないとこれほどのリアルを感じる音楽は出来ない!
真の人間の心を包み隠さず、あからさまに歌えはしない…拒絶したくなる程。
しかし、そこに人間の真の心があり、それがリアルなのだと思います。
その現実を受け入れてこそ、人は強くなれる、けして恥ずかしがらず向き合ってみれば、そこに真の自分が見えてくる、そんな気持ちをこのアルバムから感じました。

早川義夫の音楽とは、聴く人の心に伝わった感動そのものが音楽なんだと…

このアルバムの他に映像DVD『いいひとはいいね、Ces Chiens Live 早川義夫 佐久間正英』こちらも見ていただきたいです。早川義夫(ピアノ・ボーカル)、佐久間正英(ギター・ボーカル)の2人のユニットです。映像から伝わる感動の音楽が心に響くことと思います。是非!

斉藤哲夫「君は英雄なんかじゃない」

2005-10-04

580.jpg 初めましてNAOJIと申します。ブログなるものを書くのは初めてなのですが、自分の人生に多大なる影響を与えてくれた素晴らしい音楽を皆様に共有できればこれ幸い、こんな嬉しい事はない次第ですので、どうぞよろしくお願いいたします。

大阪から東京にやってきて早4年、出てきた日それは9,11テロ事件の
真只中
母に東京に行く事を告げた時、母の姿と同時に目に入ったのは、ビルにジャンボジェット機が突っ込んでいるテレビの映像。。。
こんな大変な状況の中で変な事を言い出す息子に、
母は『何言ってんの!今アメリカが大変な事になってんのよ!』
とアメリカのテロの話で自分の東京に行く話が、有耶無耶になりそうになったのを、必死に説得した事が懐かしく思います。
世界中がテロの事で慌てふためいている中、実にひっそりと申し訳無さそうに東京に降り立ったのでした。
何故、東京なのか…それは日本の国際都市、あらゆる情報の発信地、欲望の渦巻く都市それが東京なのです。
何かの見過ぎかも知れませんが、来てみると確かにそう感じます。
そして何故、東京に行く決意に至ったのか、それはアーティスト斉藤哲夫と言う人の歌に背中を後押しされたのかもしれません。

僕が十八歳の時に出会った1枚のアルバム、斉藤哲夫『君は英雄なんかじゃない』…このアルバムに出会った事で、自分の人生に対する思いが大きく変わったような気がします。
今までのリアルじゃなかった自分に気付き、自分の中にあるほこり塗れで眠っていた自分を引きずり出してくれて…まっ完成された自分が出てくるわけでもないので、そこからが大変なんですが…
でも、このアルバムに出会えた事で始めて自分の人生に本気になれた気がします。

このアルバムでは、社会に馴染めない若者の悩み、その悩みにさらに発破をかけるかのような『とんでもない世の中だ』と歌う、世の中、社会、に対するプロテストな歌であり、思いが濃厚に納められています。
現在の社会に何かわからぬ違和感を感じている、そんな人にはこのアルバムに凄まじく共感できると思います。
時代の悩みは今も昔も常にリンクしているんだなと思わせられます。
(斉藤哲夫さんの歌になんど力をいただいた事か…ありがとうございます。)
このアルバムには入っていない曲で『されど私の人生』と言う曲があるのですが(URCシングルス2に納められています)、この曲も素晴らしいので、是非聞いてみて下さい。
この曲は、吉田拓郎の『ともだち〜よしだたくろう・オン・ステージ!!』『GOLDEN☆BEST/よしだたくろう ひきがたり』などでもカバーされ歌われています。

このアルバムが出されたレーベル『URC』全盛期の時代の人達の熱さ、思想の強さにはほとほと感心させられます。自分の人生に本気だったのか…今は本気の人が少なくなってきているような気がしませんか?惰性と言うか、半ばあきらめているのか…自分の人生を惰性で生きてちゃ勿体無いので、自分なりに自分の人生を本気で生きていきたい、そんな気持ちの今日この頃です。

blog.diskunion.net ©2005 disk union company limited