今日このアルバムを聴いて、正解だった。斉藤哲夫のセカンドアルバム。
斉藤哲夫は成長している。『君は英雄なんかじゃない』での悩みはもう吹っ切っている、悩む時期はすぎたのだと、初めてこのアルバムの良さがわかったよ、悩みに悩み抜いた末の次作『バイバイグットバイサラバイ』
悩みに悩んだからこそ生まれた、このアルバム、あなたはたどり着いたのですね、社会や自分が生み出した底なし沼をもがき苦しみながらたどり着いた新境地、もがき苦しんだからこそ見えたのかもしれませんね。
どう転ぼうとも後にはもどれないんだと、進むしかないのだと。
しかし、悩む事はけして無駄ではなかった。「バイバイグットバイサラバイ」を聴くと、何か切ない気持ちになる、悩んでいた頃の斉藤哲夫自身と泣きながらのお別れをしているようだ、引き裂かれる思いっだったのか、そんなきがする。やはり斉藤哲夫は悩んでいたかったのだろうか、苦悩の末の別れ…
このやるせない気持ち、バイバイグットバイ。
哲っちゃん、あなたは本当に、お人好しで、優しい人なんですね。
でもこのアルバムの「親愛なる紳士淑女の為に」で、最後のプロテスト魂を見せていると思う。
このアルバムを最後に哲っちゃんは、反抗をやめてしまった。
少し悲しい気持ちだが、それでよかったのだと思う。
給料日前になると、シバ『青い空の日』に収められている「この世で」この曲が心に染みる。
金もなくなり、食うものもなく腹は減ったし、家からも一歩も出れない。
冬の家は冷たくて、暖めてくれる人も居ないし、毛布に包まって体温で暖まるのをじっと待っている…
死んじまいたいとまでは思わないが、
この世には、まだ、みれんがあるのさ。
あっとゆう間に変わっていく時代、人間、社会に取り残され、慌てて追い掛けるが、皆時代のスピードについていくので精一杯、脅迫されるかのごとく、常に早歩き、どこに急いでいるのかもわからず、時代のスピードに流されるがままに、自分の思いを考える間もなく突き進み、ふと気がつくとそこには昔の面影は何一つなく、ひとりぼっち荒野のど真ん中。
戻るにも道も覚えていない。
もう昔にはもどれないんだと初めてそこで気づくのです。
佐渡山豊さんの「変わりゆく時代の中で」を聴いた時、
僕は初めて時代のスピードの早さに気がついた。
昔の友達はもう近くにはいない事に気がついた。
ここはもう故里ではない事に気がついた。
新しいものを追い求め、次から次へと新しいものが生まれ、新しいものに埋もれていく、社会は常に新しいものを生み出し、脅迫されているかのように、新しいものを追い求めている。
もしも古いものが今のこの世の中の流れをかえるなら、僕はこの変わりゆく時代の中で、生きていけるような気がします。
佐渡山さんの曲に僕は痛く共感した…
僕が山平和彦さんの唄に出会ったのは、山平和彦さんがお亡くなりになられてから後でした、山平和彦さんの歌は本当に心に響きました。
歌詞には魂が乗り、弾き語りの聞かせる歌で、人間である事の喜びと、寂しさを同時に感じさせてくれました。
ファーストアルバム『放送禁止歌』は、納められていた「月経」と「大島節」と言う曲の表現が[わいせつ]だと言う事で発売禁止となってしまったらしく。
その2曲を差し換えた形で、改正版として再発され、この2曲は永遠に聞く事が出来きなくなってしまった…
「月経」はナチの収容所に囚われた女性が極限状態の中においても、月に一度自分の股間を伝う血を見て自分の生命を知覚するという、壮絶な生命への尊さを歌った曲らしいが、もうけして聞く事は出来ないのだろうか…
御本人も他界されライブで聴く事も出来ず、どうすればよいのか…
山平さんはこの発売禁止の事をライブ中に知り、泣きながら「月経」を歌われたらしい。
御本人のいない今、この曲のメッセージは永遠に伝える事の出来ないまま消えてしまうのだろうか…
曖昧な規制のこの世の中、何一つ確信のないまま人は生き、曖昧に罪を犯し、曖昧に裁かれる、こんな世の中の今だからこそ、真実の歌を聴かなければならない。
「月経」などの生(命)の尊さを歌った曲が必要なんだ。
このような意味のある歌を聞かなくては、世も末だ。
と熱くなってしまいましたが…
山平和彦さんの歌に出会えた事は本当に僕にとって人生の宝になりました。
『ライブ!disk2』に納められている「街の君」では西岡恭蔵さんと山平和彦さんのお二人で歌っておられ、非情に胸をあったかくさせていただきました。
残された歌は意味のある素晴らしもので、僕の心には、しっかりと伝わり残りました。
ありがとうございました。
山平和彦BOXの貴重な音源内容
「放送禁止歌」ファーストアルバム改正版
「風景」セカンドアルバム
「ライブ! 山平和彦」ディスク1
「ライブ! 山平和彦」ディスク2
以上の4枚組みBOXです。
このアルバム朝野由彦『巡礼』を聞くと、自分のペースを取り戻す事ができる。
大きな波に飲み込まれて溺れ掛かった自分を、まわりを見渡せる丘の上に救い上げてくれるんです。
まわりを見渡すと皆溺れかかっているように見えるのです。
中にはその波にうまく乗れている人もいます、しかし大半は荒波に飲まれ見失う…一度丘に上がり時分のペースで再挑戦すればいい、まわりに流される事なく自分のペースで。
朝野由彦さんの歌声は、個性的な声ではないのだが、どこかほっとする…実家に帰った時、昔と変わらぬ母のぬくもりを感じるような…ゆったり歌う歌声が、心にあたたかく広がる。
タイトルでもある曲「巡礼」、春一番でも歌われている「うたを歌って」、「オリオン座」、オープニング曲の「冬ごもり」など素晴らしい名曲がたくさん詰まった、朝野由彦の唯一のアルバム。
…なんかいろいろ思い出した……
先日11/2の新宿シアターpooでの豊田道倫さんのライブに行ってきました。
新宿西口出て少し歩くと雑居ビル3Fに小さなシアターbarのライブ会場でした。中は満員ながらもなにかくつろげる空気が漂っていました。
豊田さんはなんのオーラも感じさせる事なく登場し、最初に歌った曲は「東京でなにしてんねん」いきなり自分に投げかけられたようだった、東京でなにしてんだろって…心に響いた。次に「うなぎデート」こちらは新曲だった、その後に「メロンパン」「宇多村美香」新曲「恋ヶ窪」…今ホームページを見たら、曲リストが載っていた…ので
豊田道倫 ソロライブ 11/2/2005 新宿シアターpoo
1/東京で何してんねん
2/うなぎデート
3/メロンパン
4/恋ケ窪
5/宇多村美香
6/ドライブ
7/コーヒーとマーマレイドティー
8/最後のチュー
9/彼
10/顔と身体はタイプだった
11/東京の恋人
12/RIVER
13/35の夜
14/長い一日
15/天神橋筋六丁目
16/あの汚くなった靴をあの子はひとりで買ったのだろうか
17/DOG DREAM
18/日本に生まれて良かった
19/Vシネマ、カウンターで
20/新宿
〜アンコール〜
DVD『豊田道倫 映像集・』予告上映
「この夜」
PV「うなぎデート」
FOREVER LOVE
I LOVE YOU(リクエストにこたえて)
21世紀の歌(リクエストにこたえて)
バス通り(新曲)
とても濃厚な夜だった、好きな曲と新曲で構成されたこのラインナップ…幸せな夜を過ごさせていただきました。豊田さんは思いのほかよく喋る人で気さくな人だった、リクエストも聞いてくれて優しい人でした。
帰りの新宿の町がなんか寂しく感じました。
12/2発売のnew album『東京の恋人』、同時発売DVD豊田道倫『映像集・』早く聴きたいな、ほんと良い曲がいっぱい詰まってます。個人的には一番好きな曲「だきしめたい」のクリップ映像が楽しみ。