OTIS REDDING / LIVE IN PARIS AND LONDON (STAX)
オーティス・レディング / ライヴ・イン・パリ&ロンドン 1967 (ユニバーサル)
スタックス・ミュージアムの完成、新生STAXの再興などで注目を浴び、リイシューの機会も増えてきているSTAX関連作品。STAXといえばやはりこの人、ソウル代名詞、OTIS REDDING。先頃発売された「オーティス・ブルー(コレクターズ・エディション)」の感動も冷めやらぬ中、今回の逸品もなかなか。60年代後半、隆盛を極めたSTAX/VOLTレビューでの彼のライヴ音源を一枚にまとめた作品であります。
初出音源が含まれるのかは要調査。基本的にはOTIS名義によるアルバム「LIVE IN EUROPE」と、オムニバス「STAX/VOLT REVUE」で聴くことができる音源をまとめあげたものですが、これでコンサートの全貌が見えてくるということになるでしょう。
収録内容
1. Introduction/Emperor Rosko
2. Respect
3. My Girl
4. Shake
5. Day Tripper
6. Fa-Fa-Fa-Fa-Fa (Sad Song)
7. (I Can't Get No) Satisfaction
8. Try A Little Tenderness
9. Introduction/Emperor Rosko
10. Respect
11. I Can't Turn You Loose
12. I've Been Loving You Too Long
13. My Girl
14. Shake
15. I Can't Get No Satisfaction
16. Fa-Fa-Fa-Fa-Fa (Sad Song)
17. These Arms Of Mine
18. Day Tripper
19. Try A Little Tenderness
(1)〜(8)までが1967年3月17日ロンドンのFINSBURY PARK ASTORIAでの公演、(9)〜(19)までが同年3月21日パリのOLYMPIA THEATREでの公演による音源。まさに「ヨーロッパのオーティス・レディング 完全版」といった趣。2008年デジタル・リマスタリング音源を採用ということで、間違いなく"マスト"なアイテムであります。
祝!完全版度 ☆☆☆☆☆ | 全盛スタックスの面々がバックアップ度 ☆☆☆☆☆ | 名唱度 ☆☆☆☆☆ | 嗚呼、名盤度 ☆☆☆☆☆
V.A. / PLAY THE GAME: THE XL AND SOUNDS OF MEMPHIS STORY VOL.2 (KENT)
昨年、一部の熱狂的なソウル・ファンを歓喜の渦に巻き込んだことでも記憶に新しい「THE XL AND SOUNDS OF MEMPHIS STORY」のシリーズ第2弾が一年足らずのスパンを経て登場!今回も驚くべきはその未発表曲の数!22曲収録中半分の11曲が未発表!
収録内容
1. All In My Mind - George Jackson
2. Play The Game - Vision
3. Got To Get Home - Art Jerry Miller
4. Gotta Move On To My Destiny - The Ovations
5. Today Tomorrow and You - Everyday People
6. Natural Reaction - The Minits
7. Is It Love - William Bollinger
8. You Don't Love Me - Barbara Brown
9. #1 - Charlie's Children
10. Stepping Stone - The Minits
11. Not Mama'a Little Girl Anymore - Lou Roberts
12. Take Time To Love Your Woman - Spencer Wiggins
13. Little Man - The Ovations
14. I Don't Need You No More - George Jackson
15. So Much Love To This - The Sweeteens
16. Teardrops - William Bollinger
17. Try My Love - Carroll Lloyd
18. I Love You - Richard & Walter
19. Doorsteps To Sorrow - Rudolph Taylor
20. Nothing But The Truth - Ann Hodge
21. Take A Look At Yourself - The Minits
22. I Love Only You - Willie Cobbs
さてどの曲もリリースされなかったのが不思議でならない出来の良い楽曲で、どこから手をつけたら良いものか迷うが、まずはこの人マイ・フェイバリット・シンガー、GEORGE JACKSONである。1曲目から未発表曲ということだが、このシンガー、GEORGE JACKSONでは無い可能性が濃厚。彼は変名でもシングルをリリースしているが、その唯一無二の歌い口は一度耳にしたら忘れようもない。ならば誰が歌っているという話になるわけだが、誰?(笑)余りにも良い曲なので今も健在の本人に真偽のほどを確かめてみたいものである。話は変わるが同じく14曲目に収録されている既発の曲は原盤が恐ろしく珍しいことで知られる一枚。欲ちぃ〜!
彼の楽曲だけで熱くなりすぎてしまいスペースが無くなってしまったが、OVATIONS、MINITSの未発表が収録されていることでも話題には事欠かないCDだろう。言うまでも無く今年のベスト・コンピレーションCD最有力候補である。
国立駅前店 S氏
夏の終わりにやってきました!ディープ・ソウルの夏!以前、お伝えいたしました「THE XL AND SOUNDS OF MEMPHIS STORY」第二弾!しかしまぁ、半分が未発表だなんて...失禁寸前であります。しかし、この一曲目"All In My Mind"って、歌っているのは誰なのでしょうか...?続報をお待ち下さい。
祝!続編発売度 ☆☆☆☆☆ | やはり流石な英KENT度 ☆☆☆☆☆ | 未発表の喜び度 ☆☆☆☆☆ | ジョージの謎度 ☆☆☆☆☆
SOUL CHILDREN / STILL STANDING (JEA/RIGHT NOW)
突然ISAAC HAYESの訃報が飛び込んできた。偶然この時聞いていた曲がDAVID PORTERとISAAC HAYES作曲の"I'll Understand"。再結成したSOUL CHILDRENの2008年バージョン(グレイト!)である。
言わずと知れたSTAXで共にメンフィス・ソウルの隆盛に一役買った同志。しかし、片や再結成したかと思えば、片や亡くなるなんて諸行無常...と、湿っぽい話さておき本題。この復活したSOUL CHILDREN。女性2名はオリジナル・メンバーでは無い。しかも新生STAXからのリリースではなく、メンフィスのマイナーJEA/RIGHT NOWから。
ところが変わらぬ歌声でJ. BLACKFOOTを筆頭に歌うわ歌う。LARRY DOTSON(BAR-KAYS)やARCHIE LOVE、MR.SAMらのバックアップでオリジナルを中心に再演も少々。水分補充しながら聞かないと熱中症になりかねない危険なアルバムである。
収録内容
1. Long Ride Home
2. Lil House Big Party
3. Love You For Life
4. The 3 Of Us
5. Window Shopping
6. More Than A Woman
7. Too Hot To Hold
8. I'll Understand
9. Tell Me How To Please You
10. The Sweeter He Is Part 1 & 2
11. Goodbye Is Not The Only Way
国立駅前店 S氏
本当に凄いです、J. BLACKFOOT。70年代当時の歌声そのままに歌い上げるその姿、きっとメンフィスの若いシンガーたちもシビれていることでしょう。ISAAC HAYESも向こうで聴いてくれているでしょうか。
祝!再結成度 ☆☆☆☆☆ | J. BLACKFOOTの凄さ度 ☆☆☆☆☆ | NORMAN WESTも健在度 ☆☆☆☆☆ | 熱いですメンフィス度 ☆☆☆☆☆
BARBARA LYNN / THE JAMIE SINGLES COLLECTION 1962-1965 (JAMIE/GUYDEN)
私と付き合って下さい!キュート且つ凛とした魅力を放つバーバラ・リンのような女性に、一生に一度は勇気を出してアタックしてみたいものです。彼女にならフラれても光栄であります!と、序盤から突っ走り気味の齋藤です。
冗談はさておき、バーバラ・リンは本当に好きで何度聞いたことか。ギター(左利き)を抱え、単なるバッキングだけでなく、オブリガードも入れる芸達者な彼女。そして何と言っても魅力的なのは自然体でいてソウルフルなその歌。心洗われます!
収録内容
DISC.1
1. You'l Lose A Good Thing
2. Lonely Heartache
3. Second Fiddle Girl
4. Letter To Mommy And Daddy
5. I'm Sorry I Met You
6. You're Gonna Need Me
7. Don't Be Cruel
8. You Can't Be Satisfied
9. To Love Or Not To Love
10. Promises
11. (I Cried At) Laura's Wedding
12. You Better Stop
13. DEdicate The Blues To Me
14. Everybody Loves Somebody
15. Money
16. Jealous Love
DISC.2
1. Oh! Baby (We Got A Good Thing Goin')
2. Unfair
3. Don't Spread It Around
4. Let Her Knock Herself Out
5. It's Better To Have It
6. People Gonna Talk
7. (Don't Pretend) Just Lay It On The Line
8. Careless Hands (with Lee Maye)
9. I've Taken All I'm Gonna Take
10. Keep On Pushing Your Luck
11. Can't Buy My Love
12. That's What A Friend Will Do
13. All I Need Is Your Love
14. You're Gonna Be Sorry
15. Silly Of Love
16. That's Something I Can't Take
さて、このCDにはタイトルのとおり1962年から1965年にリリースされたERIC、JAMIEレーベルのシングルを全て収録。ちなみにJAMIEよりリリースされた彼女のデビュー・アルバム「YOU'LL LOSE A GOOD THING」にはシングル・カットされていない曲が5曲収録されていますが、このCDには未収録。
国立駅前店 S氏
今もバリバリの現役度 ☆☆☆☆☆ | 初期作品の輝きは永遠度 ☆☆☆☆☆ | 名作「YOU'LL LOSE A GOOD THING」はやはりLPで持っていたい度 ☆☆☆☆☆ | JAMIE/GUYDEN新作続々と度 ☆☆☆☆☆
WILEY AND THE CHECKMATES / WE CALL IT SOUL (RABBIT FACTORY)
先月のブルース&ソウル・レコーズ誌における『インディ・ソウル高度成長期突入!?』対談コーナーで、近年ベテラン・ソウル・シンガーのWILLIE WALKER(10月には来日公演が決まっている)や白人若手シンガーであるELI "PAPERBOY" REEDらが、驚くようなソウル・アルバムをリリースして話題になったことに触れた。事実、当時のスタックスを始めとするレーベルがそうであったように黒人、白人という人種の垣根を越えて音楽を制作するスタンスを持つ、ヴィンテージ志向のソウル系ミュージシャン達の活動が世界各地で活発になっている。
そんなわけで、これはどうやらソウル・リバイバル・ブームが到来か?と思っていた矢先に追い討ちをかけるようにこのグループのセカンド・アルバムがリリースと相成った。デビュー・アルバムである「INTRODUCING WILEY AND THE CHECKMATES」ではサム・クックやオーティス・レディングのパロディ路線丸出しで愛すべき内容ではあったが課題も残った感が強かった。しかし本作ではバンドのサウンドにもより一層一体感が増し、60年代のメンフィス・ソウル・サウンドに真っ向から向き合った仕上がりだ。
収録内容
1. I Want Your Love In My Life
2. Up In Heah
3. I Did My Part
4. Guess You Wouldn't Know
5. All-The-Way Wrong
6. Tryin' To Get Next To You
7. I Don't Want No Funky Chicken
8. Ode To Billy Joe/Hip-Hug-Her
9. Have You Been Crying?
10. Set Your Mind Free
前作には無かった路線として、ひたすらに疾走する「Set Your Mind Free」や「Guess You Wouldn't Know」といったホーンがビシバシと決まるファンキー・チューンも異様に格好良い。またニクいことに「All The Way Wrong」のようなOYA-G泣かせのバラードも忘れてはいない。そして今回唯一のカヴァー曲として白人シンガー・ソングライターであるBOBBY GENTLY「Ode To Billie Joe」とBOOKER T. & THE MG'S「Hip Hug-Her」のメドレーも忘れずにチェックしていただきたい。
さて、こうした生バンドという形態をとっているわけだから、この夏は様々な場所で演奏しているだろうという勝手な憶測の元、彼らについてを調べていたら、何と彼らはあのROSCOE ROBINSONやHERMON HITSON、RALPH 'SOUL' JACKSONといったベテラン・シンガーとイベントで共演しているようだ。
そんな周辺情報もあるがWILLIE WALKERやELI "PAPERBOY" REEDが好きなリスナーには絶対に注目しておいて欲しいアーティストだ。
国立駅前店 S氏
バーミンガムからリアル・ソウル度 ☆☆☆☆☆ | 米国ソウル・ミュージック・ブーム到来!?度 ☆☆☆☆☆ | 往年のシンガーたちの復活度 ☆☆☆☆☆ | さすがのRABBIT FACTORYの仕事っぷり度 ☆☆☆☆☆
V.A. / BIRMINGHAM SOUND: THE SOUL OF NEAL HEMPHILL VOL.2 (RABBIT FACTORY)
かつて日本はサザン〜ディープ・ソウルの未発表音源の発掘にかけては世界に誇るべき国であった。今、その文化的な観点から捉えた重要性が、ソウル・ミュージックの本国である米国へと浸透し、次々と素晴らしい音源が発掘、再発されている。NUMERO、STONES THROW(NOW AGAIN)といった新鋭レーベルたちからリリースされる作品群は、どれもソウル・ミュージックへの愛情、情熱を深く感じることができる。
そんな作品群の中でも、その深い愛情、そして音源の貴重さから、世界中のサザン〜ディープ・ソウル・ファンを圧倒したのが、2006年にRABBIT FACTORYからリリースされたコンピレーション「THE BIRMINGHAM SOUND: THE SOUL OF NEAL HEMPHILL VOL.1」である。すでに他界してしまっているNEAL HEMPHILLの遺族から授けられたマスター・テープから発見された莫大な未発表音源を収めたこの作品が、ソウル・ファンに与えた衝撃、そして感動は、今も忘れられない。そんな「THE BIRMINGHAM SOUND」の待望の第二集がついに完成いたしました。
収録内容
1. Strickly Soul - Bobby Dobyne & The Barefacts
2. Get Up And Get At It - Unknown
3. Testify - Cortez Greer
4. Matchbox - Ralph 'Soul' Jackson
5. Let Me Be Myself - Chuck Mitchell
6. I'm A Telling You - Wes Lewis
7. Work Hard - David Sea
8. Take My Hand - Frederick Knight
9. Instrumental - S.O.B.
10. Soulful Sound Of Music - Bobby Dobyne & The Barefacts
11. Da Da Dee Dee Da - Cortez Greer
12. Everybody's Doin' The Worm - Hope Parker
13. It Slipped Right By You - Frederick Knight
14. When You Wake Up - Fletcher Flower
15. Set Me Free - Sam Frazier
16. How When Or Where - Frederick Knight
17. Stop By - Chuck Mitchell
18. Let's Go To The End Together - Frankie
19. Take Me Back - Sam Frazier
20. Best Of My Years - Wes Lewis
21. Let Your Sweet Love Surround Me - Ralph 'Soul' Jackson
22. Knock In For A Second Chance - Lee Wilson
23. I've Been Lonely For So Long (Demo) - Frederick Knight
24. Set Me Free (Alternate Version) - Ralph 'Soul' Jackson
ディープ・ソウル・ファンの聖地、アラバマ州。あのマスルショールズによって切り開かれたアラバマのソウル・シーンを影で支えたマイナー作品の中でも、日本で高い支持を得ているバーミンガムのNEAL HEMPHILLの関連作品。今作ももちろん蔵出しの未発表音源を多数収録した、世紀のコンピレーションに仕上がっております。
アラバマではすでに名の知れたシンガーであった同地の先駆者であるROSCOE ROBINSONやFREDERICK KNIGHTらが録音に携わり、バーミンガムのマイナーなシンガーたちの歌声を次々に収めていったその音源たち。ソウル・ミュージックを紐解いてゆくには、その都市ごとの物語、重要人物をおさえてゆくことが重要であるが、それを音源、そして資料等々で見事なまでにコンパイルしているこの「THE BIRMINGHAM SOUND」シリーズ。また多くのソウル・ファンの心を打つに違いありません。2008年、サザン〜ディープ・ソウル・ファンに衝撃、再び。
祝!第二弾、無事発売度 ☆☆☆☆☆ | JOHN CIBA氏の愛情と情熱度 ☆☆☆☆☆ | 今回も驚愕の未発表度 ☆☆☆☆☆ | やはりアラバマは素晴らしいソウル土地度 ☆☆☆☆☆
JEFF FLOYD / KEEPIN' IT REAL (WILBE)
まずはこの作品を(ここが重要!)ディスクユニオンの店頭で、しかも大きな音で聞くことを強くお薦めする。この作品を聞いて興奮出来ないソウル・ファンは可哀想?それほど刺激的で素晴らしいアルバムに仕上がったJEFF FLOYDの約4年振り、通算4枚目のアルバム。
2、3作目同様WILBEからのリリース。WILBEの公式ブログでは本作が「これまでの作品中、最高傑作に仕上がった」と紹介されていたのを受けて、期待度は最高潮!そして、いざ実際耳にしてみるとそれまでの期待を更に上回る内容に、鼻の粘膜が弱い私は思わず鼻血が出たことをここで白状しなくてはならないだろう。
収録内容
1. Lock My Door
2. Shakes Somethin' Loose
3. That Body
4. A Woman's Worth
5. Do You Wanna
6. Hand On It
7. Planning My Weekend
8. Rump Bump
9. Where Do You Go
10. How Do You Want It
11. Wrapped Up In You
12. Last Call
さて、ALI OLLIE WOODSON張りの歌の熱さは変わらず、サウンドは同レーベルのFRED BOLTONやLOLAの作品で聞けた伝統を受け継ぎながらも「今」を充分に感じさせる生の音作りが心地良い。本作ではアップ・テンポな"Shake Somethin' Loose"でこれまでに無かったノリを見せたり、WILLIAM BELLとのデュエットで聞かせる"A Woman's Worth"のような抜群のスロー・バラード、その他、12曲収録中の半数を占めるミディアム・テンポの曲、全てにコメントしたくなるほど個々の楽曲のクオリティが高いことを特筆したい。
WILBEの稼ぎ頭として面目躍如した感のあるこの傑作アルバムは、今年の新録ソウルのベスト候補として大きく話題になることだろう。
国立駅前店 S氏
祝!新作度 ☆☆☆☆☆ | 歌力度 ☆☆☆☆☆ | 良作多しのWILBEの謎度 ☆☆☆☆☆ | 御大WILLIAM BELLの手腕たるや、恐るべし度 ☆☆☆☆☆
TYRONE DAVIS / DO YOU FEEL IT (EXPANSION)
タイロン・デイヴィス、忘れられない男。1976年から81年まで在籍したコロムビア時代のおいしいところを中心に集めたコンピレーション。
この時代といえばメロウでシルキーなタイロンが前面に出ていて、EXPANSIONとの組み合わせも悪かろうはずがありません。しかもなかなかオリジナル・アルバムのCD化も進んでいない現在、初CD化曲も多数収録したマニアも黙っていられない内容となっています。
収録内容
1. Never Stop Loving You
2. Overdue
3. Ain't Nothing I Can Do
4. Just My Luck
5. Satisfy You Before I Satisfy Me
6. I Won't Let Go
7. I Just Can't Keep Going On
8. Be With Me
9. Leave Well Enough Alone
10. Love (Ain't Over There)
11. I'm Still In Love With You
12. Playing In The Sand
13. In The Mood
14. Turn Back The Hands Of Time
15. Do You Feel It?
ビヨ様ネタとしても有名な(3)、レア・グルーヴ・クラシックとしても知られる(1)や(5)、サム・ディーズ作の極上スロウ(9)、言わずもがなの大ヒット(13)等々。どうしてもダカー時代と比べて評価の低いところに収まってしまうきらいのあるこの時代のタイロンですが、いやいやこうして振り返ってみると数々の名曲、名唱が隠れていて、なぜオリジナル・アルバムのCD化が進まないのか不思議でなりません。
EXPANSION渾身の選曲でお送りするコンピレーション。今は亡き彼のシカゴ魂、お聞き逃しなく。
by 営業部S氏
「THE GLORIOUS SOUL GEMS」の続編あたりで、ぜひこのタイロンとZ.Z.ヒルあたりのアルバム紙ジャケ化を!と、期待しておりましたが、流石は英EXPANSION、わかってらっしゃる。紙ジャケ化への布石となるか!? 乞うご期待!
祝!久しぶりのコロンビア期CD化度 ☆☆☆☆☆ | 燻し銀度 ☆☆☆☆☆ | 同期のアルバムは全部で7枚盛りよし度 ☆☆☆☆☆ | THE GLORIOUS SOUL GEMSへ想いをよせてしまうアルバム毎CD化度 ☆☆☆☆☆
V.A. / PLAY THE GAME: THE XL AND SOUNDS OF MEMPHIS STORY VOL.2 (KENT)
それは夏の終わりにやってくる...
待ち遠しい今年の夏。様々な出来事、そしていろんな想い出とともに夏が終わる頃、8月末。あの英KENTから届けられるこの一枚。そうです、忘れもしない昨年の暮れに届けられたTHE XL/SOUNDS OF MEMPHIS音源集「CAN'T BE SATISFIED」の続編がいよいよリリース決定!タイトルは「PLAY THE GAME: THE XL AND SOUNDS OF MEMPHIS STORY VOL.2」!
今年に入り、同じくTHE XL/SOUNDS OF MEMPHIS音源のOVATIONS 「ONE IN A MILLION: THE XL/SOUNDS OF MEMPHIS RECORDINGS」がリリースされた時点から、もう心待ちにいたしておりました。そしてその期待に見事に応えてくれる、英KENT。流石です。もっと感謝しなくては。さて今回の気になる収録内容をどうぞご覧下さい。
収録内容
1. All In My Mind - George Jackson
2. Play The Game - Vision
3. Got To Get Home - Art Jerry Miller
4. Gotta Move On To My Destiny - The Ovations
5. Today Tomorrow and You - Everyday People
6. Natural Reaction - The Minits
7. Is It Love - William Bollinger
8. You Don't Love Me - Barbara Brown
9. #1 - Charlie's Children
10. Stepping Stone - The Minits
11. Not Mama'a Little Girl Anymore - Lou Roberts
12. Take Time To Love Your Woman - Spencer Wiggins
13. Little Man - The Ovations
14. I Don't Need You No More - George Jackson
15. So Much Love To This - The Sweeteens
16. Teardrops - William Bollinger
17. Try My Love - Carroll Lloyd
18. I Love You - Richard & Walter
19. Doorsteps To Sorrow - Rudolph Taylor
20. Nothing But The Truth - Ann Hodge
21. Take A Look At Yourself - The Minits
22. I Love Only You - Willie Cobbs
やはり収録されております、GEORGE JACKSON、OVATIONS、そしてSPENCER WIGGINS。RUDOLPH TAYLOR、WILLIAM BOLLINGER辺り、滴り落ちるディープ汁。そしてやっぱり期待してしまう未発表音源たち。
全サザン・ソウル・ファン悶絶の時、再び。今年の夏を満喫したあとの、心の癒しにいかがでしょうか。(癒されなさそうだなぁ〜)心してお待ち下さいませ!
祝!続編発売度 ☆☆☆☆☆ | やはり流石な英KENT度 ☆☆☆☆☆ | 未発表の喜び度 ☆☆☆☆☆ | VOL.1と並べてご満悦度 ☆☆☆☆☆

「BIRMINGHAM SOUND: THE SOUL OF NEAL HEMPHILL VOL.1」で世界のソウル・ファンを驚愕させたRABBIT FACTORYの近況をご報告。な、な、なんとあのRALPH "SOUL" JACKSONとROSCOE ROBINSON、そしてHERMON HITSON、バックにTHE CHECKMATESの面々を従えてのライヴを行っている模様! 上記にてそのエピソードがご覧頂けますが、いやはや、リアルなソウルがこうやってまだまだ存在しているんですね。
これからの動きにも要注目です。
リアル・ソウル度 ☆☆☆☆☆ | 往年の名シンガーが集う夜度 ☆☆☆☆☆ | 行ってみたいなPONDEROSA STOMP度 ☆☆☆☆☆ | JOHN CIBAさんもちょこっと写ってます度 ☆☆☆☆☆
GEATER DAVIS / I'LL PLAY THE BLUES FOR YOU: THE LEGENDARY HOUSE OF ORANGE SESSIONS (SOULSCAPE)
サザン・ソウル・ファン歓喜!GEATER DAVISの代表曲である"Sweet Woman's Love"を含むALLEN ORANGEのレーベル、HOUSE OF ORANGE音源が念願のCD化!やってくれるのはやっぱりここか!の英SOULSCAPE!いや、ここまでサザン・ソウル・ファンを歓喜の連続へと導いてくれるなんて...素晴らしいレーベルであります。
70年〜79年のシングル、および同レーベルより71年にリリースされたLP「SWEET WOMAN'S LOVE」の楽曲で構成された全16曲。彼の過去のCD(AIM盤「LOST SOUL MAN」、そして今は廃盤のWESTSIDE盤「SADDER SHADES OF BLUE: THE SOUTHERN SOUL SESSIONS 1971-76」)はそれ以降(一部、跨いでいますが)の作品群(SEVENTY SEVENやLUNA、ACEといったレーベル諸作)であったため、このHOUSE OF ORANGE音源のCD化は実に嬉しいかぎりであります。
収録内容
1. Sweet Woman's Love
2. Don't MArry A Fool
3. My Love Is So Strong fFor You
4. I Can Hold My Own
5. For Your Precious Love (Album Version)
6. Wrapped Up In You
7. Cry, Cry, Cry
8. I Love You
9. St. James Infirmary
10. I Know (My Baby Loves Me)
11. Best Of Luck To You
12. I'll Play The Blues For You
13. Cold Love (Long Version)
14. I'll Play The Blues For You (2nd Version)
15. Breath Talking Girl
16. I'll Get By
BOBBY BLANDフォロワーにして、逆にそのBOBBY BLANDにあの名作「MEMBERS ONLY」でカヴァーされたという逸話を持つ男。その楽曲こそが前述の(1) "Sweet Woman's Love"。BOBBY BLANDがこの歌を歌った85年、なんと彼、GEATER DAVISは亡くなっているのである。
忘れられぬ男、GEATER DAVIS。その心は今、BOBBY BLANDが歌い継いでくれているのかもしれません。

「GEATER DAVIS / SWEET WOMAN'S LOVE」
'71/LP (HOUSE OF ORANGE/HOS-6000)
祝!初期CD化度 ☆☆☆☆☆ | サザン・ソウル度 ☆☆☆☆☆ | WESTSIDE盤(LPはCHARLYより発売)再CD化求む度 ☆☆☆☆☆ | 流石の英SOULSCAPE度 ☆☆☆☆☆
KIM TOLLIVER / COME AND GET ME, I'M READY (REEL MUSIC)
「U.S.ブラック・ディスク・ガイド」を読むことを毎晩、寝る前の楽しみとしていた若かりし頃、特に惹かれた作品がこのKIM TOLLIVERだった。何故なのかはわからないのですが、この彼女のLPが掲載された"THE 70's SOUTHERN DEEP SOUL〜70年代のサザン/ディープ・ソウル"というカテゴリー(P.151〜)が大好きだった。そのカテゴリーの冒頭を飾っているのがあのJOHNNIE TAYLORやSOUL CHILDRENといったスタックスの面々だったからかもしれない。(その頃、ちょうどスタックスの音の虜だった)
そんな中で紹介されているアルバムたちも次々とCD化されていった。OLLIE NIGHTINGALE、CALVIN SCOTT(無念の廃盤中)、BANKS & HAMPTON(こちらも無念の廃盤...)、CANDI STATON(ストレート・リイシューではありませんが)、BILL CODAY、LORRAINE JOHNSON、JIMMY LEWIS(今購入できるのはNOTストレート・リイシューのKENT盤のみ)、PAUL KELLY、MEL & TIM、FREDDIE WATERS、ROY C.、BENNY JOHNSON、ANN SEXTONなど... いや、かなりCD化されたんですね。
でもそんな中でも待ちに待っていたのが本作、KIM TOLLIVERの73年作CHESS原盤「COME AND GET ME, I'M READY」の世界初CD化であります。
収録内容
1. The Other Side of Town
2. She Don't Know You (Like I Do)
3. Come And Get Me I'm Ready
4. The Way He Used To
5. I Need You (Come As You Are)
6. Takin' A Woman's Stand
7. I'm Losing The Feeling
8. Learn To Get Along Without You
シングルに傑作の多い彼女。このLPの評価は「これぞ決定盤!」というわけではないというところも、個人的にはツボ。それにしてもこの歌声、素敵ですね。数多くいるディープ・ソウル・レディの中でも、とりわけ大好きな彼女なのであります。
追記、昨年の6月にお亡くなりになられているそうです。ご冥福をお祈りいたします。
祝!世界初CD化度 ☆☆☆☆☆ | 新鋭、米REEL MUSIC期待度 ☆☆☆☆☆ | 彼女のムサ苦しいと表現されるほどのこの歌声度 ☆☆☆☆☆ | シングル盤はこちらで一曲聴けます度 ☆☆☆☆☆
ARCHIE LOVE / LOVE CHRONICLES (JEA/RIGHT NOW)
前作に収録のJ.ブラックフットとの濃厚なデュオで聞かせる「Same Woman」で体の芯まで熱くなった身としては、本当に待ち遠しかった約3年越しとなるARCHIE LOVE新作が到着!
ソロ転向後、通算3枚目となる本作は迎えたゲストもこれまた豪華。前作に引き続きJ.ブラックフットにBIGG ROBB、BAR-KAYSのLARRY DOTSON、そしてなんと!新作が大好評発売中のOMAR CUNNINGHAM、そしてサザン・ソウル・シーンで頭角を現し始めている実力派ライター、プロデューサーのMR.SAMことSAM FALLIEといったラインナップ。
収録内容
1. Tune-Up
2. I Take It Back
3. Ain't Got Nothin On You
4. Done All That I Can Do
5. Help Me Get That Woman
6. Get On The Dance Floor
7. Love Is A Wonderful Thing
8. You're My Joy
9. Standing On The Edge
10. Keep Our Love Strong
11. Before A Judge
12. Dear Momma
この強力な布陣の貢献著しく、前作以上の充実作に仕上がった。「Help Me Get That Woman」を筆頭に「You're My Joy」「Keep Loving Strong」といったテンポのある曲、また「Standing On The Edge」や「Before The Judge」のスローも曲の良さもさることながらARCHIE LOVEの歌の熱さも健在。
彼の圧倒的なソウルフルさの前ではメジャーやインディといった垣根は必要ない。現在、隆盛中ののサザン・ソウル熱を伝える濃密盤がここにまた一枚誕生した。
しかし...本盤、以下のマスター・テープに起因する不良箇所がございます。
* 1曲目の冒頭イントロ部分の欠落。
* 8曲目が終了後に同欠落部分が挿入。
当社入荷分のすべてがこの症状でした。傑作だけに...惜しい...
ご購入の際は予めご了承の上、お買い上げ頂きます様、お願い申し上げます。
嗚呼、傑作が...度 ☆☆☆☆☆ | この豪華さこそ現在のサザン〜チトリン系シンガー作品の充実の証度 ☆☆☆☆☆ | やはり貫禄の歌声度 ☆☆☆☆☆ | さぁ、次はSOUL CHILDRENの新作!度 ☆☆☆☆☆
TOMMY TATE / HOLD ON: THE JACKSON SESSIONS RARE AND UNRELEASED (SOULSCAPE)
昨年の暮れにもこちら黒汁通信でご紹介させて頂きました英KENTからのKO KO音源集「I'M SO SATISFIED: THE COMPLETE KO KO RECORDINGS AND MORE」の発売も記憶に新しいTOMMY TATE。サザン・ソウル・ファンの国、我が国、日本人の心を掴んで離さない彼。そんな日本との縁を感じずにはいられないのが、79年にあのヴィヴィド・サウンドから国内盤のみでリリースされた完全未発表アルバム「ホールド・オン」(VS-1017)の存在である。
どういった経由で国内盤LPのみで発売となったのかは近日、私の手元に届くであろう同盤のライナーノーツを楽しみにするといたしまして、そう、30年近くの時を経て、そのLP収録曲がなんとあの英SOULSCAPEからCD化となります。いや、さすがは目の付け所が違いますぞ、GARRY氏。サザン〜ディープ・ソウル・ファンを唸らせるようなリリース連続の英SOULSCAPE。ひと昔前の日本人の得意分野を、CD化という形で次々と切り開いてくれております!
収録内容
1. Stand By Me
2. The Whole World Is The Same
3. Where Did I Go
4. Friend Of Mine *
5. My Wife *
6. Little Boy *
7. Get It Over Anyway *
8. I've Been Inpired To Love You *
9. All A Part Of Growing Up *
10. I'd Really Like To Know *
11. I Can't Do Enough For You Baby *
12. A Thousand Things To Say *
13. Hold On (To What We've Got) *
14. Something To Believe In *
15. Do You Think There's A Chance *
16. Cold And Lonely Man
17. Solid Straight And Sound
18. You're Not To Blame
19. So Hard To Let A Good Thing Go
20. Never Too Busy
21. Let Us Be Heard (A Prayer For Peace) **
22. Peace Is All Need **
23. Something Good Going On (Bonus Track)
* 「ホールド・オン」(VS-1017) 収録曲
** Jackson Sound盤
前述のヴィヴィド盤「ホールド・オン」収録の12曲に加え、11曲が足された全13曲。判明したのは(21)(22)のJACKSON SOUND盤シングル曲のみで、他の楽曲は現段階では出所は不明です。いや、もしかしてこれ、さらなる未発表の発見か!? インフォメーション原文は下記の続きをクリックして頂けると読めるのですが、そこには"his collection includes a number of Tate's songwriter demos"との記載があるとおり、未発表である可能性が高い。
日本人かかねてから愛して止まないシンガー、TOMMY TATE。永い年月を経て今、ようやく世界へ。今、彼は何をしているのでしょうか。いつまでも忘れないですよ、私たちは。

「トミー・テイト / ホールド・オン」 '79/LP (VIVID SOUND/VS-1017)
祝!CD化度 ☆☆☆☆☆ | 偉大なるサザン・ソウル・シンガー度 ☆☆☆☆☆ | そう、今思えばGRAPEVINEからリリースされたコンピレーション「TROUBLED WATERS: DEEP SOUL FROM THE DEEP SOUTH」にも2曲収録されていたんですね度 ☆☆☆☆☆ | あっぱれGARRY J. CAPE氏度 ☆☆☆☆☆
MITTY COLLIER / SHADES OF THE CHESS SINGLES 1961-1968 (KENT)
60'sレディ・ディープの裏番的存在、MITTY COLLIER嬢のチェスからリリースされたシングルを集めた編集盤が世紀のCD化!さすがはやってくれます、信頼の英KENT。昨年、突如と名盤の誉れ高き「SHADES OF A GENIUS」がLPリイシューされましたが、久しぶりのCD化であります。
久しぶり、と申しましたのは実は彼女のチェス期、過去に一度CD化されているのです。1999年に「SHADES OF A GENIUS」というオリジナルLPと同じタイトル、全22曲収録でCD化されているのです。今ではすでに入手困難なCDとなってしまいましたが、あれ?もしかして、そのCDの出し直し?答えは「ノン」。そんな安直なリリースは英KENTの誇りに架けてもいたせませぬ。驚きの英KENT盤のその全貌はこちら!
収録予定内容
1. Gotta Get Away From It All (Version 2)
2. Everybody Makes A Mistake Sometimes
3. Git Out
4. That'll Be Good Enough For Me
5. Do It With Confidence
6. You're The Only One
7. (Lookin' Out The Window) Watching And Waiting
8. Like Only Yesterday
9. My Party
10. I'm Satisfied
11. Sharing You
12. Walk Away
13. Help Me
14. For My Man
15. Ain't That Love
16. No Faith, No Love
17. I'm Your Part - Time Lover
18. I Had A Talk With My Man
19. Let Them Talk
20. My Babe
21. Don't Let Her Take My Baby
22. Miss Loneliness
23. I've Got To Get Away From It All (Version 1)
24. I've Got Love
さすがは"CHESS SINGLES"と題しているだけのヴォリューム感。何と言っても注目なのは1999年「SHADES OF A GENIUS」CD化の際には収録されなかったシングル・オンリー曲の数々!その中でも「U.S.ブラック・ディスク・ガイド」において中河先生がアルバム化を切望されているほどのバラード・ナンバー(2)の収録は、まさに待望の収録でしょう。
その(2)の他にも(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10)(11)(12)(13)が前述「SHADES OF A GENIUS」には未収録。(1)もヴァージョン違い(テイク違い?)で初収録であろう。おそらくこの中には未発表も...入っちゃってたりするのか!?
懐の深い英KENTらしい仕事っぷりにひたすら感激。頭が下がる思いでございます。
祝!CD化度 ☆☆☆☆☆ | シングルあってこそのMITTY嬢度 ☆☆☆☆☆ | ジャケのMITTY嬢に萌え度 ☆☆☆☆☆ | 流石の英KENT度 ☆☆☆☆☆
BOBBY WOMACK / THE BEST OF BOBBY WOMACK: THE SOUL YEARS (CAPITOL)
先日お伝えいたしましたBOBBY WOMACKのデビュー40周年ベスト盤。発売延期を繰り返し、現段階での発売日は5/27。今日で発売日まで10日を切ったとなると、これはいよいよ発売されるのでしょうか?当初のタイトルは「THE BEST OF BOBBY WOMACK: THE LAST SOUL MAN」でしたが、「THE BEST OF BOBBY WOMACK: THE SOUL YEARS」と変更になったようだ(収録内容も若干変更されている)。
掲載いたしましたジャケット写真も変更前のタイトルのもので、新しい画像は更新されていない。う〜ん、なんともはっきりしない感じがファンをモヤっとさせてしまっているようで、何だかなぁ〜
収録内容
1. Across 110th Street
2. Woman's Gotta Have It
3. I'm A Midnight Mover
4. That's The Way I Feel About Cha
5. You're Welcome, Stop On By
6. Lookin' For A Love
7. I'm In Love
8. I Left My Heart in San Francisco
9. Communication (Single Version)
10. Fact Of Life/He'll Be There When The Sun Goes Down
11. Fly Me To The Moon (In Other Words)
12. Harry Hippie
13. I Can Understand It
14. The Preacher/More Than I Can Stand (Live) (Single Version)
15. I'm Through Trying To Prove My Love To You
16. It's All Over Now/Bobby Womack and Bill Withers
17. California Dreamin'
18. How I Miss You Baby
19. Nobody Wants You When You're Down And Out
20. Daylight
21. Check It Out (Single Version)
22. Fire And Rain
...なんてことをあれこれのサイトで調べておりましたら、大変な記事を発見してしまいました。な、なんと!1972年の殿堂APOLLOでの未発表ライヴ音源を発掘!しかもその音源は5/27からデジタル配信で発売されるとの情報が公開されているではありませんか!?
EMI Bobby Womack Press Release 18 March 2008
「Live At The Apollo (1972, PREVIOUSLY UNRELEASED CONCERT RECORDING)」と、しっかり明記されているではありませんか。うわぁ〜、聴きたいんですけど、これ、本当に配信のみの発売なのでしょうか!?
ワーナー系はRHINO HANDMADE、ユニバーサル系はHIP-O SELECT...と、メジャー・レーベルがサイト・オンリーの限定盤発売を数多くリリースしている昨今、ついにEMIも一般店頭発売のない音源の公開へと踏み切ったということになるのでしょうか。世界の音楽市場がめまぐるしく変わりつつある今、そんなのとは無関係なところで音楽を楽しんでいるファンは一体、どのように聴けばよいのだろう...
この未発表ライヴ音源がいつの日か正式リリースされることを願いつつ、そして本当に発売されるのか?ベスト盤... まぁ、そんなことよりもBOBBYさん、40年間、有難う。そしてこれから先も宜しくお願いします。
祝!デビュー40周年度 ☆☆☆☆☆ | ソウル継承者度 ☆☆☆☆☆ | 全盛期ライヴ音源7曲、気になりすぎマス度 ☆☆☆☆☆ | CDでの発売切望度 ☆☆☆☆☆
THE RHYTHM ALL-STARS / THE RHYTHM ALL-STARS (JOMAR RECORDS)
GEOFF MCBRIDE!そうです、90年にARISTAからアルバム「DO YOU STILL REMEMBER LOVE」(GERALD LEVERTが一部プロデュース)でデビュー、そのディープな歌唱によりソウル・ファンの心を掴んだ忘れえぬ男。その唯一のアルバム・リリース以降、音沙汰のなくなってしまった彼がなんと!20年近い時を経てシーンに帰って来ました!
驚きなのはなんとバンドのメンバーとしての復活という点。このTHE RHYTHM ALL-STARSなるグループの名前をインフォで知った時はレーベルがJOMAR RECORDS(フロリダのサザン〜コンテンポラリー・ディープ・ソウルをリリースしているレーベル)ということからサザン系バンドの作品かと思っていましたが、その歌声を聴いて驚いた。「誰だ?このトンでもなく歌えるヴォーカルは?」と。そして気になりつつも忙しさにかまけて調べずにそのままオーダー...入荷して仰天!まさかのジェフ参加とは!
収録内容
1. Stuck
2. I'll Work For You
3. Tic Toc
4. Hold Me
5. She's Powerful
6. Came Back Home
7. Sho Nuff
8. I Didn't Steal Nothing
9. What You Won't Do For Love
10. Back Stabber
アトランタからフロリダに移り住んだジェフが同地で知り合った面々と結成(参加?)されたのがこのTHE RHYTHM ALL-STARSである。昨年はSIMEOという若手の注目サザン・シンガーを送り出したJOMAR RECORDSの充実ぶりは、もしかするとこのバンドの面々がサウンドの一旦を担っているからか?などと勘ぐってしまいますが、それほどシンプルだが、適度にコンテンポラリーなサウンドも巧く演奏するなかなかのバンドなのであります。
そしてもちろんジェフのヴォーカル。元々デビュー当時もゴスペル〜ソウルを根っこに持つ、しっかりとした歌い手として評価されていた彼だけあって、このサザン〜コンテンポラリー・ディープ・ソウルのスタイルはしっくりきている。
そして、そんなサザン・ソウル・スタイルの楽曲の合い間に収められたアーバンな楽曲の素晴らしいこと。BOBBY CALDWELLの名曲カヴァー(9)にはじまり、都会的なアーバン・スロウ(4)の2曲だが、これが堪らなく良い出来。もちろんサザン〜ディープな楽曲での彼も良いが、もう一度このアーバンな路線での彼のソロ・アルバムを聴いてみた...という欲望は、もちろん渦巻きますが...
兎に角、90年代にデビュー〜活躍したシンガー達が次々と消えてゆく中、実に嬉しいカムバック。もしかしたら今、あのシンガーもどこかで歌っているのかもしれない...なんて夢を抱かせてくれる、そんな想いを胸に聴くというのもこのアルバムのひとつの楽しみ方ではないでしょうか。
・THE RHYTHM ALL-STARS オフィシャルmyspace
・JOMAR RECORDS HP
祝!カムバック度 ☆☆☆☆☆ | 痩せました?度 ☆☆☆☆ | サザンとアーバンの掛け橋度 ☆☆☆☆☆ | やっぱりソロ新作も期待してしまいます度 ☆☆☆☆☆
BROOKS O'DELL / I'M YOUR MAN: THE ANTHOLOGY 1963-1972 (KENT)
英KENTのコンピでお馴染みUKの著名ソウル評論家、DAVE GODINのお気に入りシンガー、BROOKS O'DELLの63〜72年にかけての録音集。
GOLD、BELL、COLUMBIA等に残された音源はアーリー・フィリー〜ノーザン〜ビッグ・シティ・R&Bの香りを残す小粋でスタイリッシュな空気感、噛めば噛むほど的通好みな歌い口ではあるが、時折聞かせるシャウトもサザン、ディープ偏重の耳には多少薄味に感じられてしまうのも確か。
むしろビート感を強調し過ぎた荒削りブーガルー、メロディ・ラインを探りながらが妙にセクシャルなモダン・ソウル的メロウ・チューン、感情過多で湿度が高めになってしまったバラッド他、9曲も収録された未発表曲にその真価アリ。
by お茶の水店長 K氏(恩師)
収録内容
1. I'm Your Man
2. Walk On By
3. Watch Your Step
4. Shirley, Remember Me
5. Soul Serenade
6. If I Had You
7. You Better Make Up Your Mind
8. It Hurts Me To My Heart
9. Walkin' In The Shadow Of Love
10. Standing Tall
11. The Lively Ones
12. The Heartless One
13. I Got What It Takes Parts 1 & 2
14. Now You Are Gone
15. Nothing's The Same Without You
16. What's So Wrong With You Loving Me
17. Everybody's Friend, Nobody's Lover
18. Turn My World Around
19. (I Didn't See The Smoke) Until The Fire Was Gone
20. I Don't Wanna Hear It Anymore
21. You Can Always Get It Where You Got It
22. I Don't Want To Cry
23. Predicament #2
24. Is It Real
25. Got To Travel On
26. Hooked On A Feeling
12,13,16,17,19,20,21,22,26 Previously Unissued
祝!アルバム化度 ☆☆☆☆☆ | アーリー・ディープ度 ☆☆☆☆☆ | どーんと未発表9曲度 ☆☆☆☆☆ | 英KENTのこだわり度 ☆☆☆☆☆
V.A. / MEMPHIS 70: THE CITY'S FUNK & SOUL IN THE DECADE AFTER OTIS 1968-1978 (BGP)
「MEMPHIS 70」...ド直球なこのタイトル、先ずトラック・リストを見てビクンッ!! としたのがオヴェイションズの未発表音源、そしてタイトルが「シェイク」ときたもんだ。ルイス・ウィリアムスによるサム・クックのカバー、こんな音源は隠されていたとは!
と言う訳で1枚購入するべくダッシュ。高鳴る期待を込めつつCDを挿入してみるとそこにはサムのものとは別世界のファンキーなアレンジのシェイクが...テンパってしまった私はメールでソウル/ブルース担当の皆さんに報告している内に話が脱線、最終的にウ○チの話になってしまいボスから「仕事しなさい!」の一括で正気を取り戻した次第だ!
その後、頭からゆっくり聞いてみるとウィリー・ウォーカーの未発表、す、すげぇ…
by 営業部 H氏
何の紹介なのか、サッパリわからんところが凄いですが...詳しくは下記の収録内容をご覧頂きまして。
収録内容
1. Mississippi Mud - Smithstonian
2. I Can't Tell No Difference - David Porter
3. Two Paces Ahead Of Love - Willie Walker
4. Pullin' - Minits
5. Strange Things - Art Jerry Miller
6. Shake - Ovations
7. No Ending - Stacy Lane
8. Tip Toeing - Alvin Cash
9. It's Bump Time - Gene 'Bowlegs' Miller
10. Blackrock Yeah Yeah - Blackrock
11. Keep The Faith - Mel & Tim
12. Who's Been Warming My Oven - Sir Walter
13. Come What May - John Gary Williams
14. Watchdog - Barbara & The Browns
15. Way Of Me - Kannon
16. Don't Boom Boom - Lillian Hale
17. Take A Giant Step - LaCleve Milon
18. Papa Killed A Chicken - Willie Toliver
19. Hard Times - Billy Cee & Freedom Express
20. Dig It (She's In The Groove) - Optimistics
はい、未発表がひっそりと収録されていたのです。ご紹介遅れまして申し訳ございません。しかもよりによってOVATIONSとWILLIE WALKERだなんて... そかもBGPのコンピレーションに収録ってところも股、ニクいッ!
今ならオリジナル特典「顔黒コースター KENT〜ACE RECORDS〜BGP編」まで付いちゃいます!お急ぎ下さいませ!
ずばり70年代のメンフィス度 ☆☆☆☆☆ | オーティス後度 ☆☆☆☆☆ | 驚き未発表度 ☆☆☆☆☆ | BGPもなかなか侮れませぬ度 ☆☆☆☆☆
C.L. BLAST / LAY ANOTHER LOG ON THE FIRE (SOULSCAPE)
サザン〜ディープ・ソウル・ファン待望のCD化叶う!昨今のディープ・ソウル事情で抜きん出た完成度の高さを誇るレーベルといえば、何といってもGARRY J. CAPE氏によるSOULSCAPEでしょう。そんなSOULSCAPEのMARY GRESHAMの未発表音源集に続く最新作はついにCD化!C.L. BLAST作品集であります。
「U.S.ブラック・ディスク・ガイド」での紹介ページでは高沢氏により「サザン・ディープ路線をマッシグラ」と評されているとおり、まさにサザン・ソウル一筋の男。そんな彼の名盤「I WANNA GET DOWN」(COTILLION/'80年)、そして2枚目「C.L. BLAST」(PARK PLACE/84年)を全曲収録、さらにJUANA盤シングルを追加した全20曲!
収録内容
1. Don't Fight The Feelin' (JUANA 3409)
2. Hard To Get The Feelin' Again (JUANA 3409)
3. Love Don't Feel Like Love No More (JUANA 3412)/*
4. Beautiful Lover (JUANA 3412)
5. I Wanna Get Down *
6. Let's Do Something Different Tonight *
7. If I Had Loved You More *
8. I've Got To Make It On MY Own *
9. Our Love Will Last *
10. If I Could Feel That Old Feelin' Again *
11. Share Your Love With Me *
12. Lay Another Log On The Fire **
13. Somebody Shot My Eagle **
14. 50/50 Love **
15. Boomerang Love **
16. I Need To Love You **
17. Drown In My Own Tears **
18. Never Let Me Go **
19. I Just Don't Know **
20. Let Me Entertain You **
* 「I WANNA GET DOWN」(COTILLION/'80年)収録
** 「C.L. BLAST」(PARK PLACE/84年)収録
80年代のサザン・ソウルを代表する名唱の数々。フレデリック・ナイト、サム・ディーズらによる作曲、プロデュース、マラコ録音、そして生まれはアラバマのバーミンガム... う〜ん、まさにサザン・ディープ路線をマッシグラ!「I WANNA GET DOWN」は以前、英国のTIMELESSよりCD化されていましたが、今や廃盤高騰中。絶妙なタイミングでの完璧なCD化に流石のSOULSCAPE...と、肯いてしまうのであります。

左: 「I WANNA GET DOWN」(COTILLION/'80年)
右: 「C.L. BLAST」(PARK PLACE/84年)
祝!CD化度 ☆☆☆☆☆ | サザン・ディープ一徹度 ☆☆☆☆☆ | 顔もやはり迫力が違う度 ☆☆☆☆☆ | 嗚呼、名盤度 ☆☆☆☆☆
ELI "PAPERBOY" REED & THE TRUE LOVES / ROLL WITH YOU (Q DIVISION)
EDDIE HINTONの再来か!? はたまたOTIS REDDINGの申し子か!? マサチューセッツ州はALLSTONをベースに活動している白人ソウル・シンガー/ギタリスト、ELI "PAPERBOY" REEDをここにご紹介いたしましょう。実は彼、このアルバムがセカンド・アルバム。デビュー作は2004年に密かにリリースされていた「SINGS "WALKIN' AND TALKIN' (FOR MY BABY)" AND OTHER SMASH HITS!」(当社も未入荷...猛省)。
13歳の頃のアイドルはSONNY BOY WILLIAMSONという彼。18歳の時にミシシッピへ移り住んだ。そこでドラマーのSAM CARRと出会う。彼の口利きでクラブやバーでの演奏をしながらリズム・アンド・ブルースを吸収していった。そして2004年に自身のバンド"THE TRUE LOVES"を結成。前述のデビュー作をリリースしたというわけだ。
簡単に書いてしまえばそれまでだが、彼の持っていた才能、熱意、そして愛情が結晶となったのはまさに奇跡だとしか言い様がない。兎に角、この音を聴いて頂ければお分かり頂けると思いますが、こんなディープな白人シンガーがかつていたであろうか!? しかもこの若さで...
収録内容
1. Stake Your Claim
2. Am I Wasting My Time
3. It's Easier
4. The Satisfier
5. Take My Love With You
6. I'll Roll With You
7. She Walks
8. I'm Gonna Getcha Back
9. Won't Give Up without A Fight
10. (Am I Just) Fooling Myself
11. (Don't The) Boom Boom
サザン〜ディープ・ソウルを見事に蘇らせたバラード"It's Easier" "(Am I Just) Fooling Myself"はまさに絶句。サウンドもシンプルなサザン・スタイル。そして冒頭のシャウトでまさか白人とは思わないだろうなぁ〜、のジャンプ・ナンバー"Take My Love With You" "The Satisfier"。これは只者ではない。
SHARON JONES & THE DAP-KINGSの成功、そしてディープ・ファンク・ブーム、さらにはルーツ・ミュージック・ブームなどにより昨今、リリースが続く同趣向の作品群の中でもズバ抜けた出来。ただの懐古主義になんてとうてい聴こえない。まさに彼の"魂"を感じる歌声、そして演奏。
いやはや、トンでもない男がいたものであります。話題必至。お早めにチェックのほど!
・オフィシャル HP
・オフィシャル myspace
衝撃の白人シンガー度 ☆☆☆☆☆ | サウンドの絶妙な枯れ具合度 ☆☆☆☆☆ | こなすライヴ数もケタ違い度 ☆☆☆☆☆ | 2008年ブレイク必至度 ☆☆☆☆☆
V.A. / HEART OF SOUTHERN SOUL VOL.3 (ACE RECORDS)
CD再発初期にリリースされた英ACE RECORDSのディープ・ソウル傑作コンピレーション「HEART OF SOUTHERN SOUL」。昨年に第一弾、第二弾と嬉しい再プレスが敢行、新たなソウル・ファン〜ディープ・ソウル・ファンへ届けられましたが、ようやくここに第三弾の再プレスが決定いたしました。
語り継いでいかなくてはいけないソウル・ミュージックの心。多くのCDが廃盤〜生産中止となる中、実に素晴らしい再プレス。この懐の深さこそが英ACE RECORDSたる所以なのだなぁ、と改めまして思う次第でございます。
収録内容
1. She's All I Got - Freddie North
2. It Sure Was Fun - Doris Duke
3. Kiss Tomorrow Goodbye - Rose Davis
4. Ten Carat Fool - Jimmy Jules
5. Tears (I Shed For You) - Big T & The Pacemakers
6. The Next Man - Jean Stanback
7. Daddy's Home - Five Degrees Fahrenheit
8. I'm Going To Try You One More Time - Bobby Powell
9. You're Killing Me Slowly But Surely - Freddie North
10. He's Everything I Need - DorisDuke
11. For The Good Times - Seventh Wonder
12. Big Bad Rain - Five Degrees Fahrenheit
13. This Is My Chance - Art Gentry
14. Bad Water - Doris Duke
15. I Won't Leave You Hanging - Jerry Washington
16. Lovin' On Back Streets - Freddie North
17. If She's Your Wife (Who Am I) - Doris Duke
18. My World Tumbles Down - Jimmy Jules
19. Sun Comes Up - Freddie North
20. I'm Going To Win Her Love - Bobby Powell
21. Since I Fell For You - Doris Duke
22. Got To Travel On - Brooks O'Dell
EXCELLO関連、傘下のシングル音源を集めたこのシリーズ。もちろん往年のファンからすれば「懐かしいですね」で済んでしまうタイトルではございますが、このCDの存在すら知らなかった若いファン、新しいファンは大勢いるのであります。そんな新たなファンとともに、歩んでゆきたいソウルの新たな道。使命として尽力せねばなりませぬ。
祝!再プレス度 ☆☆☆☆☆ | 温故知新度 ☆☆☆☆☆ | 英ACE RECORDSの心意気度 ☆☆☆☆☆ | まさに"HEART OF SOUTHERN SOUL"度 ☆☆☆☆☆
POOKIE LANE / SOUTHERN WOMAN (ALLISON RECORDS)
今年の6月にボビー・ウーマック、マンハッタンズ、シャイ・ライツ、J.ブラックフット(ソウル・チルドレン)といったソウル界の大物達が集うイベント「SAG ENTERTAINMENT PRESENTS OLD SCHOOL SOUL JAM TOUR」(SAG ENTERTAINMENT HP)が開催されるのをご存知だろうか。その中に唯一フィーチャリング・ゲストとして参加するのがここに紹介するPOOKIE LANEである。本作は彼のデビュー・アルバムなのだが、この名前だけでピンときた方は表彰したい位にスゴイ!それでは驚くべき彼の経歴を解き明かしていくことにしよう。
彼はアーカンソー州ブライスヴィル出身。父親が宣教師で5才の時には教会で一緒に歌を歌っていたという。そして、彼が17歳になった頃には父親がデニス・エドワーズ率いるテンプテーションズのバックグラウンド・シンガーとして歌っていたというから、彼にとって父親は尊敬すべき大きな存在だったのだろう。その後、成長しグループを組んで音楽活動を行っていた彼らになんと、あのキース・スウェットが目を留め、彼の口添えによりメジャーのユニバーサルと契約。98年にリリースしたデビュー・アルバムはマルチ・プラチナムを獲得する大成功を収めた。そう!このPOOKIEこそがあの一世を風靡したOL SKOOLのメンバーだったわけだ。しかし、彼はOL SKOOLのセカンド・アルバムを制作する前にグループを脱退してしまう。
だがその後、彼の人生にとっての第二のドラマがあった。2000年頃に今をときめくサザン・ソウル・シンガー、STAN MOSLEYのショーにサポート・シンガーとして参加していた彼はショーの最後に、STAN MOSLEYに後押しされて歌を歌ったところ、そのパフォーマンスと歌で聴衆を魅了したそうだ。そこで当時テンプテーションズのベーシスト兼STAN MOSLEYのミュージック・ディレクターをしていたJAMES MCKAYが彼の才能に魅せられてアルバム製作を彼に持ちかけたのだという。
収録内容
1. Southern Woman
2. Love the Way We Use To
3. Knockin'
4. You Are Appreciated
5. Moments
6. Baby Girl
7. Pretty Brown Girl
8. On and On
9. Come Into My Bedroom
10. Work It Out
11. The Tribute
さて本作についてだが、「SOUTHERN WOMAN」というタイトルのとおり本作は南部の独身女性、働く女性達に向けて様々なメッセージが込められている。またPOOKIEは自身をサザン・ソウル界のバラディアーと称しているが、決して歌唱法に黒人バラディアー独特のいやらしさは無い。バラード中心の中にもミディアム・テンポの楽曲も配して、総じてリラックスして聞けるのは前述したアルバムのコンセプトに起因するものといえよう。
またトラックを聞く際に注意していただきたいのが、レーベルこそマイナーではあるがJAMES MCKAYによる丁寧なサウンド・メイクにより若いR&Bリスナーから筋金入りのソウル・リスナーをも虜にできるにコンテンポラリーさ加減。
"Southern Woman" "You Are Appreciated" "Bad Girl"はテンポのあるアーバン・ソウルで、ソウルフルで包容力のある彼の歌には女性でなくともクラッときてしまいそうだ。この3曲以外は全てベタベタなバラードなのだが、どの曲も甲乙つけ難い。そこで敢えてこの一曲といえば"Love The Way We Used To"だろうか。本国のラジオでも頻繁にかかっているドラマティックな素晴らしい曲だ。
さあ、JAMES MACKAYという最良のビジネス・パートナーを得て、再起なるかPOOKIEの兄貴!?
by 国立駅前店 S氏
祝!再起の道!度 ☆☆☆☆☆ | まさかのメジャーR&Bシーンからサザン・シーンへ度 ☆☆☆☆☆ | こちらで歌えばこんなにディープな男度 ☆☆☆☆☆ | 活性化するチトリン・シーンに2008年も大いに期待度 ☆☆☆☆☆
オーティス・レディング / オーティス・ブルー (コレクターズ・エディション) (ワーナーミュージック・ジャパン)
OTIS REDDING / OTIS BLUE: OTIS REDDING SINGS SOUL (COLLECTOR'S EDITION) (RHINO)
昨年のソウル・リイシュー界を盛り上げてくれたしたアレサ・フランクリンの「レア&アンリリースド・レコーディングス」に続いて米RHINOが仕掛けるソウル・リイシュー注目のアイテムが発表された。それがこちら、ソウルの巨人、オーティス・レディングの不屈の名作1965年作「オーティス・ブルー」のデラックス・エディション版です。いや、まさかオーティスでこんなデラックス版が出せるなんて...驚愕!
ユニバーサル系作品で頻繁にリリースされてきたソウルの名盤のデラックス・エディション版。マーヴィンの三部作にJBのアポロ・ライヴ諸作、そしてHIP-O SELECTの諸作。そしてワーナー系ではあのRHINO HANDMADEが前述のアレサをはじめ、デラックス版に近い作品を数多くリリースしてきた。
ここにきてサイト限定発売ではなく、一般流通されるデラックス版が発売されるということは実に嬉しいことでありまして。しかも今回のオーティスも国内盤 「オーティス・ブルー(コレクターズ・エディション) 」も発売決定!これを気にさらに盛んに未発表音源〜名盤デラックス・エディションの類が企画/発売されてくれることを期待しつつ。
さて、肝心の「オーティス・ブルー」デラックス・エディション版の収録内容をご紹介いたしましょう。
収録内容
DISC.1
1. Ole Man Trouble (Remastered Mono Single/Album Version)
2. Respect (Remastered Mono Single/Album Version)
3. Change Gonna Come (Remastered Album Version)
4. Down In The Valley (Remastered Album Version)
5. I've Been Loving You Too Long (Remastered Mono Single/Album Version)
6. Shake (Remastered Album Version)
7. My Girl (Remastered Album Version)
8. Wonderful World (Remastered Album Version)
9. Rock Me Baby (Remastered Album Version)
10. Satisfaction (Remastered Mono Single/Album Version)
11. You Don't Miss Your Water (Remastered Mono Single/Album Version)
12. I've Been Loving You Too Long (Mono Mix of Stereo Album Version)
13. I'm Depending On You (B-Side)
14. Respect (Mono Mix of Stereo Album Version)
15. Ole Man Trouble (Mono Mix of Stereo Album Version)
16. Any Ole Way (B-Side)
17. Shake (Live, 1967 - Stereo Mix of Single Version)
18. Ole Man Trouble (Live At The Whisky A Go Go, 4/66)
19. Respect (Live At The Whisky A Go Go, 4/66)
20. I've Been Loving You Too Long (Live At The Whisky A Go Go, 4/66)
21. Satisfaction (Live At The Whisky A Go Go, 4/66)
22. I'm Depending On You (Live At The Whisky A Go Go, 4/66)
23. Any Ole Way (Live At The Whisky A Go Go, 4/66)
DISC.2
1. Ole Man Trouble (The Original Stereo Album)
2. Respect (The Original Stereo Album)
3. Change Gonna Come (The Original Stereo Album)
4. Down In The Valley (The Original Stereo Album)
5. I've Been Loving You Too Long (The Original Stereo Album)
6. Shake (The Original Stereo Album)
7. My Girl (The Original Stereo Album)
8. Wonderful World (The Original Stereo Album)
9. Rock Me Baby (The Original Stereo Album)
10. Satisfaction (The Original Stereo Album)
11. You Don't Miss Your Water (The Original Stereo Album)
12. Respect (1967 Version)
13. I've Been Loving You Too Long (Live In Europe, 3/67)
14. My Girl (Live In Europe, 3/67)
15. Shake (Live In Europe, 3/67)
16. Satisfaction (Live In Europe, 3/67)
17. Respect (Live In Europe, 3/67)
DISC.1 は Remastered Mono Single/Album Version, Mono Mix of Stereo Album Version, B-Side そして「Live At The Whisky A Go Go (4/66)」の音源を収録、DISC.2 には The Original Stereo Album, 1967 Version そして「Live In Europe (3/67)」の音源(正式発売された同名ライヴ・アルバム音源とはヴァージョン違いのみ発表ヴァージョン)で構成された2枚組全40曲。いやはや、凄い。
基本的に未発表曲の類が収録されているワケではありません。しかし、それこそが名盤アルバムのデラックス・エディションの醍醐味であります。名盤を様々な角度から聴いてゆくことで、その名盤たる所以を紐解く...しかし、今回の未発表ヴァージョンと予定されたライヴ音源は気になりますね。
国内盤、輸入盤ともに4/23発売開始予定。おそらく国内盤も輸入盤に帯と解説を付けた仕様になると思われます故、これは国内盤でゲット必至!? さぁ、もう一度、通常版の「オーティス・ブルー」を聴いて準備万端でお待ち下さいませ!
祝!デラックス・エディション度 ☆☆☆☆☆ | ソウルの巨人度 ☆☆☆☆☆ | 気になる「ヨーロッパのオーティス・レディング」の別ヴァージョン度 ☆☆☆☆☆ | ソウル名盤デラックス・エディション発売継続悲願度 ☆☆☆☆☆
MARIE QUEENIE LYONS / SOUL FEVER (VAMPI SOUL)
イタリアのVAMPI SOULなるレーベルをご存知でしょうか?イタリア人らしい(?)自由なチョイスでラテン、ジャズ、ソウルと幅広いジャンルの作品を世に送り出しているこのレーベル。CDはもちろんLP、そして7インチ・シングルまでをもリイシューしている彼らから仰天!ソウル・ファンが長きに渡り願っていた世界初CD化を実現してしまいました。それがこちらのMARIE QUEENIE LYONSの唯一のアルバム「SOUL FEVER」であります。
同レーベルからリリースされたソウル・リイシュー作品といえばBARRY WHITEにはじまりSLY & THE FAMILY STONE、BILLY PRESTON、WILLIE HENDERSONに、JOHNNY ADAMSにMICKEY MURRAYと、わりと何かしらで聴けるようなアーティストが主でしたが、これには驚きました。
KING〜FEDERAL〜DELUXE音源を編集したコンピレーション「CRASH OF THUNDER」をリリースした時にすでに「ん?これはくるかも?」という予想はしておりましたが、お見事。まぁファンキーな音が好みなVAMPI SOULらしいリイシューといえばそのとおりなのでございますが。
収録内容
1. See And Don't See
2. Daddy's House
3. You Used Me
4. Your Thing Ain't No Good Without My Thing
5. Snake In The Grass
6. Your Key Don't Fit It No More
7. Fever
8. I Don't Want Nobody To Have It But You
9. We'll Cry Together
10. I'll Drown In My Own Tears
11. I Want My Freedom
12. Try Me
LPストレート・リイシュー(DELUXE音源はシングル含めてこの12曲しか存在しない)。彼女を語る上で欠かせないのがJAMES BROWNであろう。彼との直接的な関わりは不明だが、彼女本人はJBに憧れていたようだ。それでデビューがKING傘下のDELUXEってんですから... 何かあったんでしょうかねぇ。
ゴスペル出身らしいシャウトっぷりを聴かせる歌声。英BGP発のファンク・コンピレーション「KING FUNK」などにも収録されたファンキーな楽曲ばかりがフィーチャーされている彼女ですが、いや、バラードもなかなか。いかにも南部らしいバラードを聴かせてくれます。
祝!世界初CD化度 ☆☆☆☆☆ | 田舎の娘がJBに憧れデビュー度 ☆☆☆☆☆ | ファンキー度 ☆☆☆☆☆ | サザン・ソウル的バラード・ナンバーもグー度 ☆☆☆☆☆
DORIS DUKE / WOMAN (RPM/SHOUT!)
05年に英KENTよりSWAMP DOGGプロデュースによるキャプリコーン・スタジオ録音の名作「I'M A LOSER」がCD化(オリジナル・ジャケットでは過去にPヴァインからCD化されるも今は廃盤)されたジョージア州出身のディープ・ソウル・レディ、DORIS DUKEのCOMTEMPO原盤75年作が世界初(おそらく?)CD化!
張り詰めたような緊張感溢れたその歌唱力。そのご立派な体格どおり実力を見せつける楽曲群。同時代に活躍したディープ・レディの中でも、よりゴスペル出身であることをうかがわせる迫力十分な歌声が魅力である。
収録内容
1. Woman Of the Ghetto
2. Hey Lady
3. Love Is Here And Now You're Gone
4. Pick Up The Pieces
5. Please Come Back
6. Grasshopper
7. To Chicago With Love
8. Little Bit Of Your Love
9. Full Time Woman
再発をしてくれたのは毎度、入荷が遅れまして大変ご迷惑をお掛けいたしております英RPM/SHOUT!レーベル。同じくCOMTEMPO原盤ではOSCAR TONEY JR.をリリースしたばかり。このレーベルも実に幅広いレーベルからのリイシューができるようで、KNIGHT BROTHERSやDON VARNER、ANNA KINGあたりはソウル・ファンには待望のCD化であった。
さらにディープな未CD化アイテムのリイシューをお願いしつつ、実現してくれるといいなぁ〜と心から願うとともに...ちゃんと発売日どおりに出荷してね...と嘆くのでありました。
女の道度 ☆☆☆☆☆ | COMTEMPOにもう一枚LPが?度 ☆☆☆ | 英RPM/SHOUT!期待度 ☆☆☆☆☆ | しっかり入荷させます!度 ☆☆☆☆☆
LOUIS WILLIAMS & THE OVATIONS / ONE IN A MILLION: THE XL/SOUNDS OF MEMPHIS RECORDINGS (KENT)
悲願成就!英KENTが心を込めてお届けいたしますOVATIONS(今作はLOUIS WILLIAMS & THE OVATIONS名義での発売)のGOLDWAX後の作品集!題して「ONE IN A MILLION: THE XL/SOUNDS OF MEMPHIS RECORDINGS」!2008年も英KENTは老舗らしいラインナップをリリースしてくれるであろうと思っておりましたが、さっそく3月下旬の新作(入荷は4月の予定)でいきなりの年間ベスト・クラスのリリースを敢行です。
思えば昨年にXLとSOUNDS OF MEMPHISの作品集「CAN'T BE SATISFIED: THE XL AND SOUNDS OF MEMPHIS STORY」をリリースしたころから、皆さまやはり期待されていましたよね!? そんな期待に見事に応えてくれる英KENTさん、流石であります。
このOVATIONSのGOLDWAX以降の後期作品は、過去に「ハヴィング・ア・パーティー」(PCD-1203) 、「フックト・オン・ア・フィーリング」(PCD-1310) としてPヴァインよりCD化されていましたが、ご承知のとおりすでに廃盤。中古市場でも驚くべき高値で取引されている。そんな彼らのXL〜SOUNDS OF MEMPHIS録音集、しばらくぶりに日の目を見ることとなりました。
収録内容
1. Hooked On A Feeling
2. I Can't Be Satisfied
3. One In A Million
4. Take It From One Who Knows
5. So Nice To Be Loved By You
6. Touching Me
7. Don't Break Your Promise
8. You'll Never Know
9. Soul Train
10. Having A Party
11. I Can't Believe It's Over
12. Don't Say You Love Me (If You Don't Mean It)
13. I'm In Love
14. Pure Natural Love
15. Sweet Thing
16. Till I Find Some Way
17. I Care For You
18. Hangin' On
19. I Can't Believe It's Over (slow)
20. You're My Little Girl
21. Gotta Get Free
後期の彼らにはオリジナル・アルバムが2枚存在する。「HOOKED ON A FEELING」(SOUNDS OF MEMPHIS 7001)、そして「HAVING A PARTY」(MGM 4945)がそれだ。その形に沿ったCD化がなされたのが前述したPヴァイン盤。さらにヴィヴィド・サウンドからそれ以降のシングルなどで構成された「スウィート・シング」(VSCD-0016/廃盤)というアルバムも発売されている。
それらの音源がすべて収録されているわけではないですが、一先ずはいつでも身近にいれるということで。過去にリリースされた前述の3枚のCDに未収録の音源が、今回のこのCDに収録されているかは要調査でございます。
DAN GREERとGEORGE JACKSONのサウンズ・オブ・メンフィスのマイルドな音に絡むルイの歌声。サウンドは甘くスウィートな香りを漂わせつつも、歌は気迫のこもったサム・クック後継。GOLDWAX期はもちろん絶対ですが、これも唯一無二の音であります。兎に角、いつでも手に取れるところに彼がいることの喜び...
さぁ、今年もサザン・ソウル復権の狼煙を上げるに相応しいタイトルのリリースが実現!この後も大いに期待してしまう、我らがサザン・ソウル・ファンなのであります!
・黒汁通信「CAN'T BE SATISFIED: THE XL AND SOUNDS OF MEMPHIS STORY」記事
祝!再CD化!度 ☆☆☆☆☆ | ルイに昇天度 ☆☆☆☆☆ | 2008年もサザン・ソウル復権度 ☆☆☆☆☆ | 英KENTへ敬意を表して度 ☆☆☆☆☆
MARY GRESHAM / VOICE FROM THE SHADOWS (SOULSCAPE)
2007年日本、いや、世界のディープ・ソウル・シーンを震撼させた英SOULSCAPEの諸作品リリース。GARRY J. CAPE氏によるソウル魂に溢れた作品のクオリティ、そしてその熱意に感激させられ、そして泪した。そんなSOULSCAPE、2008年もやってくれそうです。さっそく新作インフォメーションが到着。おぉ!? これは誰ですかッ!?
私この方、存じ上げませんでした。MARY GRESHAMという知られざるディープ・シスターの作品集。サブタイトル「THE STORY OF A MUSCLE SHOALS SOUL SISTERS」のとおり、68〜77年までのMUSCLE SHOALS、FAME、PLAYGROUNDなどサザン・ソウルの名スタジオで録音された音源集。しかし!その内容を見て驚愕!な、なんと収録曲24曲中、未発表曲が20曲!?
収録内容
1. Let's Walk Down The Street Together
2. The Woman In Me
3. Going Through The Changes
4. Motivation
5. Just You And Me
6. Spend A Little Time (Loving The World)
7. Try(Just A Little Bit Harder)
8. Get On Back On The Right Track
9. Rainin' In My Heart
10. The Colour Of Man
11. I'll Never Let You Walk Alone
12. Leaving Me
13. Use Me
14. You've Been Doing Wrong For So Long
15. I Want To Be Loved
16. I'm Not Made For Love
17. Nobody's Gonna Turn Me Against You
18. Sorry We Didn't Make It
19. You've Never Really Lived
20. Promises Are Not To Be Broken
21. His Love Can Be No Stronger
22. Stay There And Try To Be Strong
23. We Are So In Love
24. So Many Ways
(1)でいきなりごっついディープな男性シンガー(誰っ!?)とのデュエットではじまり仰天。彼女自身の歌声は張りのある少し高めの声質で、ハツラツとした印象を受ける。アップ群では抜群のノリを聴かせてくれます。スロウもなかなか味わい深い。前半の60年代はまだ若さを感じさせるが、後半の70年代の楽曲群では貫禄を感じさせるような大きなスケールの歌いっぷりである。
それにしてもサウンド〜楽曲は完璧の一言に尽きる。そりゃそうです。プロデューサーはTERRY WOODFORD、CLAYTON IVEY、JIMMY JOHNSONにROGER HAWKINS、そしてJERRY WEAVERにFINELEY DUNCANという錚々たるメンツが担っているのですから。
GARRY氏HPもデザインを一新。新たな門出を飾る記念すべき2008年SOULSCAPE第一作目。今年も期待して止まないのであります。
・GARRY J. CAPE氏ホーム・ページ
幻のサザン・ソウル・シスター度 ☆☆☆☆☆ | 驚愕の未発表音源集度 ☆☆☆☆☆ | 2007年の感謝度 ☆☆☆☆☆ | そして2008年も感動を度 ☆☆☆☆☆
ソウル・チルドレン / ファインダーズ・キーパーズ (ソニー・ミュージック・エンターテイメント)
今のサザ・ンコンテンポラリー・シーンを引っ張る男、J・ブラックフットが在籍していたというのは言わずもがな、ハイにシングルを残しているノーマン・ウェストとの男同士の歌対決、そして女性陣ジェルブラ・ベネットとアニタ・ルイスからなる、コーラス・ワークで聴かせるのではなく、各々のリードの取り合いを楽しむという稀有のヴォーカル・グループ、それがこのソウル・チルドレンだ。
ご存知スタックス買収後のレーベルの看板グループとして不動の地位を確立した、サザン・ソウル・ヴォーカル・グループである彼(彼女)らが、その古巣であるスタックスの倒産後に移籍したのがCOLOMBIA傘下のEPICだった。
昨日ご紹介したジョニー・テイラー、さらに「THE GLORIOUS SOUL GEMS」第一弾アンコールプレスが実現したボビー・ウーマック、そしてZ.Z.ヒル(「LET'S MAKE A DEAL」は文句なしの名作!未聴の方はぜひ廃盤デッド・ストック入荷中の英WESTSIDE盤を)らとともに、新しいサザン・ソウルの形を模索したのが70年代後半のCOLOMBIAであった。このアルバムは移籍第一弾となるグループ第二期の船出を飾る屈指の名作なのであります。
収録内容
1. ハイウェイ
2. グッドバイ・イズ・ノット・ジ・オンリー・ウェイ
3. ウイ・ガット・トゥ・ゲット・アワ・シング・トゥゲザー
4. イフ・ユー・ムーブ・アイル・フォール
5. ア・リトル・アンダスタンディング
6. ミッドナイト・サンシャイン
7. ファインダーズ・キーパーズ
8. アイム・ジャスト・ア・ショルダー・トゥ・クライ・オン
9. ワン・ブロークン・ホーム・フォー・セイル
10. ホエア・イズ・ユア・ウーマン・トゥナイト *
11. メリー・ゴー・ランド *
まずメムバーはジェルブラ・ベネットが抜けて3人に。ますます男の戦いに拍車をかける形となっている。それに見事応えたのがやはりJ・ブラックフットであろう。(4)における彼の歌声はまさに神憑りものである。そんなスロウはもちろん、アップもプロデューサーがドン・デイヴィスに代わったことでより磨きがかかった。駄曲皆無、まさに名盤であります。
実はまだちょこっと流通されているSRCS規格の通常プラ・ケース盤には未収録のボーナス・トラックとしてEPICからの2作目「WHERE IS YOUR WOMEN TONIGHT?」(ESCA規格でCD化されるも廃盤)収録の2曲を追加収録。名盤よ、永遠に。
祝!紙ジャケ化度 ☆☆☆☆☆ | 名作度 ☆☆☆☆☆ | J・ブラックフットの凄さ度 ☆☆☆☆☆ | 「THE GLORIOUS SOUL GEMS」全19タイトルでソウル界は2008年、一気に沸点へ度 ☆☆☆☆☆
ジョニー・テイラー / シーズ・キリング・ミー (ソニー・ミュージック・エンターテイメント)
忘れられない男、ジョニー・テイラー。スタックス時代は言わずもがな、続くCOLUMBIA期、BEVERLY GLENN、そしてMALACO...いつの時代にもその歌声には泪させられる。そんなジョニーのCOLUMBIA期といえば何と言っても"ディスコ・レイディ"のヒットというのが世論。しかし、熱心なソウル・ファンに言わせるならばこの79年作「シーズ・キリング・ミー」収録の"プレイ・サムシング・プリティ"こそがCOLUMBIA期のベストである。
ディスコ期にヒット曲を持ったサザン・シンガーは数少なく、いずれの名シンガーも不毛な時代を送ったわけですが、彼は見事にそこでも華を咲かせた。しかし、その時代の辛さを実感したのが誰よりも彼自身であったに違いない。そんなシンガーとしての鬱憤を晴らすかのような名唱が収められたのがこの作品なのであります。
収録内容
1. リトル・ダンシン・クイーン
2. プレイ・サムシング・プリティ
3. シーズ・キリング・ミー
4. ユーザーズ
5. ラヴ・アカウント
6. プリング・ザ・トレイン
7. アイ・キャント・リーヴ・ユア・ラヴ・アローン
8. アイ・ゴット・ジス・シング・フォー・ユア・ラヴ *
9. ベイビー・レイ・ダウン *
10. シルヴィア *
ここにめでたく世界初CD化。同期のCD化はベスト盤と「RATED EXTRAORDINAIRE + DISCO 9000」の2イン1、「EARGASM」(廃盤)のみの様子。世界に誇るべき日本オンリーCD化が、ソウル界にまたひとつ生まれました。
祝!世界初CD化度 ☆☆☆☆☆ | 名作度 ☆☆☆☆☆ | ボナトラも嬉し度 ☆☆☆☆☆ | 「THE GLORIOUS SOUL GEMS」全19タイトルでソウル界は2008年、一気に沸点へ度 ☆☆☆☆☆
BOBBY WOMACK / HOME IS WHERE THE HEART IS + PIECES (SOUL BROTHER)
サム・クックを継承した男、ボビーの70年代後半COLUMBIA在籍時のアルバム2枚を丸々収めてCD化!英SOUL BROTHERにしては意外にもストレートなリイシューでちょっと驚き?かと思いきや、実は同僚の英EXPANSIONがその次のARISTA期の「ROADS OF LIFE」をストレート・リイシューしたりして、あら?何かボビー熱、キテます?
昨日ご紹介いたしましたソニー・ミュージックからの「THE GLORIOUS SOUL GEMS」では、そのCOLUMBIA期の片方「HOME IS WHERE THE HEART IS 」(邦題: 我が魂の故郷)が紙ジャケで出たり、時代、レーベルを越えたベスト盤「THE BEST OF BOBBY WOMACK: THE LAST SOUL MAN」がリリース予定だったり。
収録内容
1. Home Is Where The Heart Is
2. Just A Little Bit Salty
3. Standing In