黒汁通信

ソウル〜インディ・ソウル〜R&Bのウラ、オモテ、ソコやらアソコをより深く弄るバイヤー業の日々を赤裸々に綴ります。

LIZZ FIELDS / PLEASUREVILLE フィラデルフィアの隆盛を担った才女による原点回帰路線セカンド・アルバム!

2008-05-18

9269.jpg LIZZ FIELDS / PLEASUREVILLE (LIZZ FIELDS & TRISTAN LERAL)

フィラデルフィア出身の女優兼シンガー・ソング・ライター、LIZZ FIELDSのセカンド・アルバム。前作はここ日本でも国内盤が2003年にリリースされており、女性シンガー隆盛シーンのさなか、なかなかの話題にもなった。多くのリスナーも感じると思うが、現代のフィリーの女性シンガーというとまず比較したくなるのがJILL SCOTT。ファーストの内容はそのような期待を裏切らないネオ・フィリーど真ん中な内容だったが、今作ではもうひとつシンガー、ソング・ライターとしての幅を広げ、ネオ系としてだけの評価をしてしまうのは勿体ないほどのバラエティに富んだ作品となっている。

勿論フィラデルフィアの革新性を前面に押し出してはいるが、80'sまでさかのぼったようなダンス・ナンバーや切々と歌われるよりシンガー・ソング・ライターとしての成長が感じられるバラードがあったりと充実した内容だ。伸びやかで艶やかな声と抜群の歌唱表現力は言わずもがな健在。

収録内容
1. Intro
2. Pleasureville
3. Brooklyn Flowers
4. Sugah
5. Daddy's Caddy
6. Interlude
7. Day, Day, Day
8. It's Ok To Love Me
9. Runnin' On Empty
10. Sliding Doors
11. What We're Left With
12. Delectable
13. Oasis
14. I'm Waiting
15. Ride On

サウンド・プロダクション的には正直目新しさは感じられず、むしろ後退したと言ったら言い過ぎかもしれないがあまりポジティヴな表現はしずらくなっている。しかし独特の浮遊感溢れる楽曲のセンスと丁寧な作りこみによってそれほど悪い印象は抱かないだろう。そして前述のとおり、より幅の広がった作曲センス。(4)の60's的なポップ性、(9)の快活な80's的ダンス・ナンバー、ラスト(15)のラヴァーズ・ロック風なレゲエ・ナンバーなど聴き所は盛り沢山である。

女性シンガーの画一化が進んでしまっているメジャー・シーンではなかなか難しいと思われるが、そんな音たちに食傷気味のリスナーの耳には新鮮に響くであろう注目のセカンド・アルバムだ。

by 営業部S氏

LIZZ FIELDS myspace

才女っぷり度 ☆☆☆☆☆ | 幅広く音楽を楽しむ姿度 ☆☆☆☆☆ | フィラデルフィアの今度 ☆☆☆☆☆ | アーティストとしての成長度 ☆☆☆☆☆

Posted by kurojiru at 23:45:34 │Comments(0)TrackBack(0) | 黒汁通信 TOP | 前の記事次の記事

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