黒汁通信

ソウル〜インディ・ソウル〜R&Bのウラ、オモテ、ソコやらアソコをより深く弄るバイヤー業の日々を赤裸々に綴ります。

CONTROLLERS / CONTROLLERS 80年代ヴォーカル・グループの最高峰!MCA第一作となる84年作が待望の世界初CD化!

2008-03-26

9016.jpg CONTROLLERS / CONTROLLERS (FINESSE)

アラバマ出身の4人組ソウル・ヴォーカル・グループ、CONTROLLERSが南部に根差した70年代王道グループ的スタイルからアーバンな80年代コンテンポラリー・スタイルへと見事なシフト・チェンジを遂げたMCA移籍1作目(通算4作目)「CONTROLLERS」が待望の世界初CD化です!

JUANAからの前3作ではマラコ録音、FREDERICK KNIGHTのプロデュースと一貫していた彼らがこの転機にプロデューサーとして迎え入れたのは後にPATTI LABELLEPEGGI BLUなども手掛けるNICK JOHNSON。共通仕事の多いNICK MARTINELLIにも通じるメロウネスと爽快なグルーヴ感覚でアルバム全体を手触りの良いものに纏め上げている。86年作の「STAY」(英BLUE BIRD RECORDSから先頃CD化済み)以上に多くのリスナーの耳に馴染み易い音といえるかも知れない。

収録内容
1. Crushed
2. One Girl
3. Just For You
4. Undercover Lover
5. Givin' Up On Love
6. I Wanna Be Yours
7. Leaving Me
8. Nothing Can Stop This Feeling
9. My Secret Fantasy (Bonus Track)

アルバムはシングル・ヒットしたロマンティックなバラード(1) "Crushed"で幕を開ける。終盤には御大STEVIE WONDERのハーモニカをフューチャー。この他、2曲のスロウ("Just For You" "I Wanna Be Yours")でも堪能できるが、CONTROLLERS自身の歌声は独特のクセがあり程よくラフなリード(REGINALD MCARTHUR)、そして甘いコーラス・ワークも聴き応え十分。ミディアムの(7) "Leaving"も力のこもったリードを聴かせる味わい深い一曲。

実力派グループとしてオーソドックスな楽曲で貫禄を見せ付ける一方、新機軸となる80年代感覚のアップ・ナンバーでのノリがまた素晴らしく、(4) "Undercover Lover" (5)" Givin' Up On Love" (8)"Nothing Can Stop This Feeling"の3曲はどれも甲乙つけ難い出来。太いベースと優美なシンセ・サウンドに支えられた現代感覚のモダン・ソウル〜ファンク・ブギーにしっかりとなっている。こうしたフロア・サイドでの再評価がヨーロッパではオリジナルLPの価格高騰、さらには今回のCD化にも繋がったのでしょう。

ボーナス・トラックとして前述「STAY」屈指のハイライト・チューンで、87年の「FOR THE LOVE OF MY WOMAN」にも再収録された傑作メロウ・フローター"My Secret Fantasy"を追加収録。

その実力、実績に反して、80年代当時のベテラン組グループの中でも同じように70年代から継続して精力的に活動したWHISPERS等に比べるとどうしても地味な印象がありリイシューもなかなか進まなかった彼らにもようやく光が。この機会を是非お見逃し無く!

by 新宿テンチョーS氏

祝!世界初CD化度 ☆☆☆☆☆ | ヴォーカル・グループ名作度 ☆☆☆☆☆ | 同時インフォメーションはWINDJAMMERKLEEER度 ☆☆☆☆☆ | 新作も密かに期待度 ☆☆☆☆☆

Posted by kurojiru at 01:12:50 │Comments(0)TrackBack(0) | 黒汁通信 TOP | 前の記事次の記事

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