セシル・ライド / ストーン・フリー (Pヴァイン)
昨日お伝えいたしましたPヴァイン「GROOVE-DIGGERS」シリーズTHE ENTERTAINERSと同時発売されたのがこちらのCECIL LYDEである。今日はこちらのご紹介を。
真っ赤なジャケット(世間一般に出回っているのはほとんどが白ジャケですが、この赤いジャケットがレアってことでこちらでリイシューされた)は、イカにもなローカル・インディ・ソウル臭がムンムンの雰囲気。もちろん日本では名著「U.S.ブラック・ディスク・ガイド」のあのコーナーで紹介されている故、有名ではあるが、いやはやついに聴くことができるってモンでして。
冒頭のドラム・サウンドがいきなりビシバシいってていかにもな時代〜チープ具合を感じさせるが、これがインディ・ファンには堪らない。そしてこのディープな声。あぁこんな声していたのですね、もうディープ・ソウルですよ、この声、塩辛。
よりモダンな楽曲でこそ彼の声質はさらに翼を広げる。(2)(6)がそのよい例であろう。伸びやかにシャウトするその姿はインディらしさを越えて、世界のソウル・ファンの心を掴む。そしてソウル・ファンお待ちかねのスロウ・ナムバー(4)(7)。いやぁ〜ディープ。
しっかりとしたプロダクションの元で録音する機会があったなら、きっともっと多くの喝采を浴びたに違いない彼のシンガーとしての力量にバックがついてきていない感は否めないものの、この絶妙なアンバランスさが人気レア盤の証。秘境めいたというか、何と言いいますか、ソウル心を擽るってヤツです。
Pヴァインが全精力をあげてお届けするレア盤再発進行委員会「GROOVE-DIGGERS」シリーズ。やはり今年も目が離せません。
赤が眩しい度 ☆☆☆☆☆ | ディープなお声度 ☆☆☆☆☆ | チープ度 ☆☆☆☆☆ | レア度 ☆☆☆☆ (赤なら☆5つ)