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長らくお休みを頂きましたが、再開いたします!

JACKIE ROSS / TAKE THE WEIGHT OFF ME サム・クックに見出されたシカゴのレディ・ソウルその人生

2006-05-22

3712.jpg JACKIE ROSS / TAKE THE WEIGHT OFF ME (GRAPEVINE)

一時期の休息(レーベルHPはしばらく更新停止、インフォメーションも遅っ!また何処ぞやでお皿をお堀りになられているのでしょうかGARYさん...)を経て、久々&突如届いた英GRAPEVINEの新作2タイトル。まずこれは紹介せねばなるまい。そう、あのSAM COOKEによってその才能を認められたながらも、後年の活動はあまりにも不遇であったシガゴ・レディ・ソウル・シンガー、JACKIE ROSSの単独アルバム初CD化である。

CHESS〜BRUNSWICKといったシカゴ名門レーベルでシングルを発売、"SELFISH ONE"('64 CHESS)がそれなりのヒットを記録し、順風満帆の活動を続けると思いきや70年代には沈黙、レーベルと金銭トラブルで揉め、そのまま第1線のシーンより姿を消した。

そんな彼女が再起を架けて望んだのが、今回のCD化に収録された自身のマネージャーのレーベルより発売されたシングル音源の録音と、同郷。LITTLE MILTONとの録音である。LITTLE MILTONとの音源はアルバムまで出たものの、結局、単独録音の音源たちはレア盤シングル、多くの日の目を浴びる事は無かったわけであるが、これがどうして、モダンなバラッドからブルージーなナンバーまで、時折みせるゴスペル的な唱法でさりげなく説得する巧さ。当時のソウル・シーンの事情を考えれば、これらが売れなかったのも致し方なしではあるものの、実に惜しい。ここで再度成功を収めていたならば、彼女の今も多少は変わっていたであろうに...

こういった様々な事情を加味して聴く未発表音源、ソウル・ナンバーの楽しみ方こそが、一番グッと心に迫る聴き方ではあるものの、当の本人にしてみれば堪ったモンではないでしょう。でも今、彼女はこのリイシィーを喜んでいるだろうなぁ。いや、生きておられればの話ですが... こんなCD化を出来るのはやはりGRAPEVINE、GARY J. COPEという人の懐の深さなのだろうなぁ〜と、つくづく考えさせられるのであります。

そしてそれを聴ける喜び、いつまでも聴けるってモンでもないこの1枚ゝを大切に聴かねばならぬと、このアルバム、そして彼女が伝えてくれているように感じてならないのであります。

シカゴ度 ☆☆☆☆ | レディ・ソウル度 ☆☆☆☆☆ | 波乱万丈人生度 ☆☆☆☆ | 女泣き度 ☆☆☆☆☆

Posted by kurojiru at 20:09:23 │Comments(1)TrackBack(0) | 黒汁通信 TOP | 前の記事次の記事

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この記事へのコメント

ナント!アルバム・リリースされなかったと記載をしました同時代のLPが発売されていた模様。申し訳ございません。
調べたら出てきました。かなりのレア盤の様子です。

JACKIE ROSS / YOU GOT YOUR HOOKS IN ME (A NEW BEGINNING FOR JACKIE ROSS) (GOLDEN EAR/CAT NO.UNKNOWN)
Posted by 黒汁男 at 2006-05-23 18:10:37
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