|
|
| |
久保田麻琴/まちぼうけ
2007-10-26
本作再発売に至ったのは、同僚矢島さんの実に永らくの想いがあってのことです。生涯ベストかも、と事あるごとに語る彼の口調に突き動かされ、ちょうど、あがた森魚さんの新作をプロデュース中との話を得、あがたさんに紹介いただき久保田さんに直接連絡、周知のとおりこれまで本作に否定的だった氏自らがマスタリングを手掛け(EMIスタジオでのLPレコードのデータ取り込み作業から立ち会っていただきました)、ようやく本日発売となりました。
EMIミュージック担当氏によれば本盤のマスターテープは73年発売直後にはもう無くなっていたとのこと、つまり77年セカンドプレスLP発売時のものは73年ファーストプレス盤の盤起し、96年初CD化は、77年セカンドプレス盤LPからの盤起しであったこともはっきり判明し、だから今回の紙ジャケ再発売については、とにかくファーストプレス盤を探すことから始まりました。こういった事を当方に指摘、指示したのは他ならぬ久保田さん本人だったわけで、さらにはライナーノーツ執筆者の手配から宣伝・営業の心配までしていただいた氏の天職的プロデューサー資質には心より感服したものです。
リマスタリング最終工程で氏の自宅スタジオにお邪魔した際、それはちょうどあがた森魚新作「タルホロジー」制作作業が終了した時でもあったわけですが、あがたさんがいかに優れたトータル表現者であり特にこんな素晴らしいボーカリストは世界中でもいない、と熱く語ってくれた氏を見て、同じく「まちぼうけ」の久保田麻琴こそ、何よりのボーカリストである、と恥ずかしながら初めて深く感じ入った次第です。
くどいようですがLPレコードの盤起しです。プチプチ針ノイズまでもがたまらなく気持ち良く、アシッド・フォークなんて今の再評価も吹き飛ぶ、そのノイズまで含めて素晴らしいボーカル・アルバムです。くどいようですが本日発売、皆さん買うておくれやす!
Posted by kaneno at 09:48:01 | SUPER FUJI DISCS制作メモ(日本)金野記 TOP | │
TOP OF PAGE
|
|
|
|