SUPER FUJI DISCS制作メモ(日本)金野記

日々の日記です

 
 

絶対零度

2013-06-30

16770.jpg へぼ詩人の蜂蜜酒は、大工哲弘に続くオフノートの2番として発売された。1994年アルバム『リライアブル・フィクション』発売時、その頃おれはバージンメガストア池袋店に勤務しワールドミュージック担当だったがインストアイベントをやった。ルナパークアンサンブルの10インチ(クラゲイルレコード)をとても大事に聴いてたので、このCDはコメントカードなどですんなり紹介出来たけど少しでも売りに繋がればと「絶対零度!!!!の木村真哉、大熊ワタルが〜」と付け加えた。絶対零度は一度も聞いたことがなかったが80年前後の東京のパンク、ニューウェイブ・シーンにあって何だかよくわかんないけど何だか凄いというイメージだけがあった。ここから約20年、絶対零度からは30数年、その後期メンバーだった坂口透氏より持ち込まれたその音源で初めて知ることとなり、いや実はその沢山のカセットを編集してくれたCDRを聴くまでにはもうひとつあって、それは80年前後にあっったミニコミ誌「ミュニオン」のこと、これも現物を全く見たことなかったが、話の特集だったか本の雑誌で紹介されていて多分自分と同世代の高校生が作っていたことに当時かなり焦ったもの、この主宰、林原聡太氏が絶対零度のマネージャーもやっていた、このことを思い出し、それは間違いないだろうと、このCDRを聴き、それはたいへんカッコよかったです。そしてこのたび発売することになったのです。

絶対零度II(SUPER FUJI DISCS FJSP213/214 7月24日発売)
絶対零度III(SUPER FUJI DISCS FJSP215/216 7月24日発売)




Posted by kaneno at 17:20:07

2013.6.19、「ストラーダとNRQ」新宿ロフト

2013-06-30

16769.jpg ■この日ストラーダのラストは「沼」、アルバムテイクとは全く違うアレンジで驚いたがNRQ牧野が「O.V.ライト!」と叫んだほどハイな音だった。Hi レコードのようなサウンドという意味です。■NRQの演目中数曲にストラーダメンバーが加わる案もあったが、NRQのクワイエットマン服部将典がきっぱり拒否したくらいこの日のNRQの気合と演奏は凄かったです。■アンコール最後は両者一緒のセットで「コンサルタントマーチ」、しかしこの日は最初から最後まで篠田昌已の姿は見えなかったように思います。■oono yuuki、アルフレッドビーチサンダル、壊れかけのテープレコーダーズ、MARK、失敗しない生き方(以上確認できたところでは)、若いミュージシャンが来てくれてとてもうれしいです。■ストラーダ次回はワンマン公演、7月19日(金)吉祥寺マンダラ2です。



Posted by kaneno at 17:10:29

6/19「ストラーダとNRQ」新宿ロフトお見逃しなく

2013-06-16

16732.jpg  ストラーダとは、フェリーニの「道」、誰も行ったことのないところへの道です。
 今週6月19日に行われるストラーダ8年ぶりのライヴ(於・新宿ロフト)の前売り予約不調由不慣れなツイター連投するも不評、私に電話してくださいドゾよろしくスタイリーというのはコレですが、まさかの電話を頂戴しありがとうございます、しかしストラーダとは何か即答不出来、不と出来の間にレ点で出来ず、上手く説明出来なかったのですので上記一文でいかがでしょう、使い古されてますけど。さてちょっと久しぶりに『テキサスアンダーグラウンド』(2nd/1998年)聴いたらアイスラーのカバーM7がちょっと大ツボありえないPOPでした。ここで意地悪くアルバムの説明は終え、2003年に発売されたライヴ編集盤『タブレット』『スイッチバック』の2:1特典CD『身それた花』について、これは桜井芳樹のアイデアでした。1993年結成直後のライヴ(このときはまだストラーダと名乗ってなかったと思います。この渋谷クアトロ篠田昌已メモリアルコンサートの映像はユーチューブにあるようです)から2000年まで全11トラック「身それた花」だらけ(プラス最後は篠新Eマイナーのイントロで締めてるところがニクイ)、プリンスのラヴセクシーばりにトラックナンバー打ってないので約75分中尾勘二だらけの勘二る盤です、今日もうまいねおれ。
 6月19日水曜日新宿ロフト「ストラーダとNRQ」18時30分開場19時30分開演天気予報は雨みなさまどうぞお越しくださいますようよろしくお願い申し上げます。



Posted by kaneno at 02:33:11

浦朋恵/Got You On My Mind

2013-06-11

16696.jpg  「ミステリートレイン」とか鉄道トレインソングが好きです。日本だと山口百恵20歳記念盤『百恵白書』のA面1曲目「アイケイムフロム横須賀」、横須賀に住む彼女が東京に住む彼に会いに京急快速特急に乗って品川まで行く歌です、もちろん阿木宇崎コンビに萩田光雄アレンジはフィリーソウル風味でリズム刻む羽田健太郎エレピが最高、歌詞の汐入追浜金沢八景金沢文庫もいいけど文庫過ぎて上大岡井土ヶ谷日の出町横浜まで、このへん時速120キロ超の感じが見事、心は走る線路なのとシートには座らずドア付近に立っている、泣けます泣きます。
 さて、浦朋恵の3作目『ガッチューオンマイマインド』のラスト曲が終わってしばらくすると「恋の汽車ポッポ」が流れてきます。大瀧詠一のではなくポールアンカのカバー、本年1月に行われた浦朋恵7インチ『トワイライトタイム』発売パーティーの隠し録りにしてはクリア過ぎる録音だったのでわざわざ汚して収録したものです。ボーカルとギターはインナーのクレジット参照のこと、ロックンロール東西の雄、歴史的邂逅の瞬間です。

浦朋恵/Got You On My Mind(MY BEST! RECORDS|MYRD-43|¥2,100)



Posted by kaneno at 02:25:39

浦朋恵/Got You On My Mind

2013-06-11

16695.jpg 昨年7月発売、浦朋恵の2ndアルバム『ウォーキン・ウィズ・ミスター・ビンボー』のうちロックステディ〜レゲエ曲4曲と(ロンサムストリングスの)原さとしバンジョーをフィーチャーしたM7にベーシスト松永孝義は参加し、8月のレコ発ライヴ(青山CAY)には叶わぬこととなり、氏を想い急遽出来たレゲエナンバー「木のような人」をそのアンコールで5月の録音メンバーで披露した。12月、このメンバーを中心に「木のような人」を改めて録音しこれがアルバムタイトルとなるはずだったが、あなたを想うと悲しい、と歌われるカバー曲「Got You On My Mind」をラヴァーズ風味で、これがタイトルとなった。田村玄一のリゾネーターギターが印象的なヴードゥーロック曲がこれに続き、関島岳郎がホーンアレンジをし、中尾勘二のトロンボーンが素晴らしいオリジナルバラードで締められた全4曲が本作です(70秒の無音後お楽しみ付き)。

浦朋恵/Got You On My Mind(MY BEST! RECORDS|MYRD-43|¥2,100)



Posted by kaneno at 01:25:09

あがた森魚/誰もがエリカを愛してる

2013-06-10

16692.jpg  先日亡くなられた川村ひさしデデ(川村龍一)が司会の洋楽紹介TV番組「ポップスインピクチャー」を中学の頃、食い入るように見ていたが76、7年ころからだったか、ロックマガジン編集長阿木譲が最新音楽を紹介するコーナーがあり、ラモーンズを知ったのもこれが最初、そこで紹介されるLPは輸入盤だからコーティングされているのかスタジオの照明のせいなのか、とにかくツルツルでピカピカしていて氏が紹介するLPはプラスチックのようだった。ツルツルでプラスチック、これがおれのパンク〜ニューウェイヴ最初の理解でこの感覚は今も同じ変らない。(プラスチックスはVoが長野出身というので高校生ながらダサいと思ってました)
 本作は当初「山椒魚戦争〜capriccio」とのタイトルで、同年春受け取ったデモ数曲はあの頃のニューウェイヴ感覚を思い起こさせてくれた。チャペックでタンゴとニューウェイヴ!ニューウェイヴは今です、と興奮したものです。2010年11月発売予定で同年8月ブエノスアイレスで録音が行われ帰国後「沢尻エリカ」になった。「乙女の儚夢」と比されるアルバムとなった。

あがた森魚/誰もがエリカを愛してる(Qpola Purple Hz|QPHZ-006|¥3,150 発売中)



Posted by kaneno at 15:46:49

あがた森魚/第七東映アワー

2013-06-10

16691.jpg 先月末、8月に発売を予定している或るバンドの打合せで学芸大学、鈴木惣一朗さん。待ち合わせに30分早く着いたので鷹番の中古レコード屋サテライトへ、しかし不作、でも8枚サクった。見せてよ、と見られちゃったうち何で抜いたか分からない「ヴァンヘイレン/炎の導火線」に、テッドテンプルマン!と反応アリ、そういえば「第七東映アワー」にはバーバンクの香りもちょっとします。「第七東映アワー」は90年代のあがた森魚を代表する名盤だが、持てる力を全て、ないものまで出し切った、という鈴木惣一朗仕事の最高峰でもあります。1976年「日本少年」から20年、その制作費の何分の1であろう宅録でそれに挑んだ姿を想像しては感動したものです。それから17年、永らく廃盤だった本作を再発するにあたり1996年ならジャケットデザインや80頁のブックレットもデータで残っているはずと当時のデザイナーをあたったところ、中村善郎氏と連絡が出来、それはMOディスクで何とか開くことが出来たがその膨大な数のファイルひとつひとつに、どろいたねぇと江戸っ子弁が出るくらい驚いた。まだまだ写植が主流でデータ入稿の黎明期、制作発売元TDKコアのロゴまでわざわざ作っている。鈴木惣一朗自宅スタジオでの音楽作業に並行しこのようにアートワークが為されていたことにたいへん感動しました。と本稿書くBGMに、このころ買いまくってはほとんど開封していないトータスとかガスターデルソルとかそういうの17年ぶりにまとめて聞いてますと、トータスの2ND(1996年)のM1はカン的展開の長尺曲ですが主メロはジェネシス/フォックストロットのサパーズレディの一節じゃんすかぷんすか。

あがた森魚/第七東映アワー(SUPER FUJI DISCS|FJSP-212 ¥3,150|7月24日発売)



Posted by kaneno at 14:30:52
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