SUPER FUJI DISCS制作メモ(日本)金野記

日々の日記です

 
 

三輪二郎/シーサイドシーサイドライン

2012-10-25

15678.jpg  とてもいいメロディーが頭の中で鳴ったのでICレコーダーに鼻歌録って誰かに、三輪二郎ならいい、とプレゼントしようと考えたら、それは三輪二郎の「シーサイドシーサイドライン」という歌だった。アルバムには収められていないがライヴのたびに映える本当にいい歌です。
 去年夏、唐十郎のCDを出す際、ジャケ画の原画を借りに合田佐和子さんの家に行くのに鎌倉から金沢八景行きの京急バスに乗った。いい国作ろう鎌倉幕府の頃の切通しのある朝比奈を越えると海が見える。海は昔は小柴海岸と言った今は埋立地、この埋立は三輪の歌にも出てくる(京急の宅地開発による)釜利谷の残土、地名も残ってない。シーサイドラインは金沢八景からこの埋立地を通るモノレールで何の魅力もない路線だが、フェンスもありフェンスとはその先が米軍施設ということ、アンビバレンツ横浜の何ともいい風景なわけです。
 弾き語りのアルバム『レモンサワー』もいいけど、吉田悠樹、あだち麗三郎、轟渚を従えたバンド・アルバム『おはようおやすみ』が今日はとてもいい。



Posted by kaneno at 10:30:23

昆虫キッズ/こおったゆめをとかすように

2012-10-10

15595.jpg  昆虫キッズの新作『こおったゆめをとかすように』を『ジョンの魂』と重ね合わせてみる。合う。言い過ぎだとは思うが、それは(ほぼ同時発売された)LPだとよくわかります。両作とも歌い方に憧れてしまう。
 
昆虫キッズ/こおったゆめをとかすように(CD/MY BEST! RECORDS/MYRD-35/¥2,300)
昆虫キッズ/こおったゆめをとかすように(LP/MY BEST! RECORDS/MYRD-36/¥2,500)



Posted by kaneno at 09:47:23

昆虫キッズ/text

2012-10-10

15594.jpg  つい先日、新作『こおったゆめをとかすように』の取材がありインタビュアー氏がリーダー高橋翔に「わざと音程を外して歌っているの?」と同じこと2度訊いた。音符はあるが音符はないと思って歌うのだろうこのヴォーカリストがおれは大好きだから、そのわかりやすい例え、シェーンベルグの「月に憑かれたピエロ」でも持ち出せば、権威主義的なこのライター氏もわかってくれるだろうと考えたが言わず、ま、お互いいい年だから感覚も錆びてきますね、と心の中でツイットするおれは今日も優しい。
 昨年11月、この氏が執拗に括りたがる3つのバンドが会したイベントが渋谷WWWであった。誰が見ても括れないほど昆虫キッズは突出しそこではっきりとその特異性に改めて驚いたものだ。もう全くの簡潔明快さだった。恐らく意識はしてないだろうが自分の体の震動に忠実過ぎる故の簡潔さで、詩とそのヴォーカリゼーションが宙に畳み込まれていく。高橋翔のヴォーカルは極めて身体のことだと思う。ところでおれだが新作のレコーディング時(本年5、6月)にはずっと前作『text』のプリプロデモのコピーを聴いていた。そんなおれはやっぱりとてもいい。

昆虫キッズ/text(MY BEST! RECORDS/MYRD-11/¥2,415)



Posted by kaneno at 09:43:17
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