SUPER FUJI DISCS制作メモ(日本)金野記

日々の日記です

 
 

桜井芳樹・西脇一弘/far home

2010-05-24

12808.jpg  マイ本棚を人に見られるのは、「傷だらけの天使」岸田今日子社長の、食事を見られるのはセックスを覗かれることよりイヤ、との言にも似て、20代前半に夢中になっていた白水社カンケーは奥にしまってあります。
 本CDのマスタリング前に桜井芳樹・西脇一弘両氏から届いたメールの曲目リスト中「india song」とあるのを見て、もうきゅんきゅん〜約30年前にプレイバックしました。デュラスです。
 1981年に買ったクレプスキュールのオムニバス「原罪の果実」はC面ばかり聴いていて、ヴァージニア・アシュトレイのピアノ(と知ったのはちょっと後です)をバックに(スコットランドのパンク・バンド、スキッズの)リチャード・ジョブソンがきつい訛りで、デュラスのインタビューを挟んで、朗読する2編がとくに好きでした。直後すぐ読んだデュラスは翻訳でも伝わるもったいぶった嫌味ったらしい文体が嫌いでしたが好きなふりしてたら好きになりました。
 以上マイ青春ツイットと本作「far home」は何の関係もありませんが、皆様のマイベストとなりましょう。ただ2つのギターが流れ、ただそこにあるだけです。
 5/24、25(月、火)は、下北沢leteにてレコ発ライブです。



Posted by kaneno at 09:54:41

GOZIRA SPECIAL DINNER -GOZIRA RECORDS COMPLETE COLLECTION 1978-1979

2010-05-24

12807.jpg ■5/21発売の2CD全24曲内容はこちら(http://diskunion.net/portal/ct/detail/IND4930)。日本初のパンク・レーベル、ヒゴヒロシのゴジラ・レコードから発売された6枚のシングル(1978〜79)をdisc-1に、同時期のライブ音源をdisc-2に。
■1983年、テレグラフから発売されたLP「GOZIRA SPECIAL DINNER」はA面がROOM SIDE、B面がAIR SIDEとなっています。
[SIDE-A]
1.ミラーズ / MIRRORS
2.衝撃X / MIRRORS
3.共犯者 / MR.KITE
4.Exit B9 / MR.KITE
5.き・を・つ・け・ろ / TSUNEMATSU MASATOSHI
6.いいかげん / TSUNEMATSU MASATOSHI
7.Block Out / MIRRORS
8.おきまりの午後 / FLESH
9.Theme〜Face To Face / MARIA 023
[SIDE-B]
1.SET ME FREE/ MR.KITE
2.S.O.B / TSUNEMATSU MASATOSHI
3.き・を・つ・け・ろ/ TSUNEMATSU MASATOSHI
4.ホワイトシャドウ/ PAIN
5.仮面ライダーがやってくる/ MIRRORS
6.Why don't you knock in / MIRRORS
7.TOKYO/ MARIA 023

■1988年、DIW/diskunionから発売されたCD「CRACK! GOZIRA RECORDS COMPLETE COLLECTION 1978-1978」の内容はこちら。
1.衝撃X / MIRRORS
2.ミラーズ / MIRRORS
3.共犯者 / MR.KITE
4.Exit B9 / MR.KITE
5.いいかげん / TSUNEMATSU MASATOSHI
6.き・を・つ・け・ろ/ TSUNEMATSU MASATOSHI
7.Out Of Order / MIRRORS
8.Block Out / MIRRORS
9.おきまりの午後 / FLESH
10.In The System /FLESH
11.Theme〜Human Being / MARIA 023
12.Machine Sex / MARIA 023
13.Face To Face / MARIA 023
14.Fusion & Rock You / MIRRORS
15.Reggae Roll / MIRRORS
16.TOKYO / MARIA 023

■1991年、徳間/WAXから発売されたCD「CRACK! GOZIRA RECORDS COMPLETE COLLECTION 1978-1978」の内容はこちら。
1. 衝撃X / MIRRORS
2. ミラーズ / MIRRORS
3. 共犯者 / MR.KITE
4. EXIT B9 / MR.KITE
5. いいかげん / TSUNEMATSU MASATOSHI
6. き・を・つ・け・ろ / TSUNEMATSU MASATOSHI
7. おきまりの午後 / FLESH
8. In The System / FLESH
9. Out of Order / MIRRORS
10. Block Out / MIRRORS
11. Theme〜Human Being / MARIA 023
12. Machine Sex / MARIA 023
13. Face to Face / MARIA 023
14. Set Me Free / MR.KITE
15. S.O.B / TSUNEMATSU MASATOSHI
16. き・を・つ・け・ろ / TSUNEMATSU MASATOSHI
17. 仮面ライダーがやってくる / MIRRORS
18. デッサン / MIRRORS
19. Tokyo / MARIA 023



Posted by kaneno at 09:47:45

三輪二郎/レモンサワー(マイベスト!レコード)

2010-05-17

12772.jpg こないだ三輪二郎と飲んだとき、家で普段何聴いてるんですか?と聞かれ彼の顔見たら、ジョー・ウォルシュ、と答えた。もちろん聴いてないです。そう、三輪二郎の歌は大きいからだ。古典名作のようである。ツイッター携帯わかりやすい言葉しか流通しなくなってきた今、翻訳小説を読んでいるようなもどかしさを本作プロデューサー豊田道倫は三輪の歌に心配していたが、いい画ばかりだ。きゅんきゅんする。大きな物語を三輪二郎は歌う。そして風が吹いてた。大塚まさじ似。



Posted by kaneno at 10:20:42

FAR EAST ファミリー BAND/多元宇宙への旅

2010-05-17

12771.jpg クラウス・シュルツェのプロデュース、ロンドンは「チューブラ・ベルズ」を録ったヴァージン・マナー・スタジオでの録音(1976年)、これで、おれ高校生は日本のバンドと躊躇しつつもこのLPを買って聴いてた。当時、ラジオで聞いたり友達のお兄さんから借りた日本のロックはとても恥ずかしかった。薄くて平べったくとくに歌が始まるともう聞けない。その多くはレコード会社のエンジニアが歌謡曲もやってロックもやるから、と大人になってから知るわけだが、本作は決定的に違っていて、日本語の歌が日本語に聞こえない。その後も都度のキーワードが現れる度、ミニマル・ミュージックとして、あるいはジャム・バンドとして、永い間聴いてきた。そしてもちろんスペイシー、今とてもいいです。



Posted by kaneno at 10:18:37

三輪二郎/レモンサワー(マイベスト!レコード)

2010-05-10

12742.jpg  本作プロデューサー豊田道倫は、リンゴ・スターがマーク・ボランを撮った(『スライダー』)ようにと、ジャケット撮影は前野健太を指名、さらには『フリー・ホイーリン』もイメージにあった。出来あがったプリントを見ておれは何故か野毛にハバナを想い、小雨の都橋商店街を無理矢理晴天日影にと黒く塗ってとデザイナーに無茶言ったら無論却下、とてもいい黄色の気配を付けてくれた。いい画が出来たと思う。



Posted by kaneno at 10:21:17

三輪二郎/レモンサワー(マイベスト!レコード)

2010-05-10

12741.jpg  今はない野毛のスタンドバー、バラ荘のカウンターは一枚板の見事な曲線で出来ていて、それに即したかのように大岡川は流れ、野毛の外れ都橋商店街は、そのカーブに沿って建ち並び、空の先にみなとみらい、この曲線が一番好きな風景だ。ジャケット撮影は三輪二郎をモデルにここで行い、前野健太がとてもいい写真を撮った。横浜のシンガー、三輪二郎が聞こえる。
 若き三輪二郎の体は晩年の江夏豊似、全部曲線で出来ていてギターも唄も丸い。本作は彼の愛器マーチンD18が全篇聴き所だが、コロコロしたエレキギターでCDは終わる。いいアルバムが出来た。横浜に住んで良かったと思う。



Posted by kaneno at 10:16:47

桜井芳樹・西脇一弘/far home

2010-05-06

12726.jpg  95年、「野戦の月」のアルバムでギタリスト桜井芳樹の名を知った。クール。そしてストラーダ『テキサス・アンダーグラウンド』はおれ座右の1枚となった。うち「幻の港」がいい。
 本作『far home』は「近い港」から始まりタイトル曲「遠い家」はストラーダのレパートリーでもある。
 本作は、下北沢leteでの共演(08年)をきっかけに制作されたもので、(篠田昌已コンポステラの発展形)ストラーダとは関係はない。しかし、複雑なアレンジのないシンプルなメロディだけのこのアルバムは、だから力強く美しく逞しい。ライナーにも記されたとおり、篠田昌已の意志を継いだものでもあるだろう。
 sakanaと全く同じく、ただ在る西脇一弘のギターは、ただシンプルに音を紡いでいく。桜井のギターと西脇のギターは、ただ響いている。とても面白いイージーリスニング・アルバムが出来た。



Posted by kaneno at 09:47:51
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