SUPER FUJI DISCS制作メモ(日本)金野記

日々の日記です

 
 

加藤和彦/それから先のことは

2007-10-29

8243.jpg  『サディスティック・ミカ・バンド』(73)で始まり『ガーディニア』(78)で終わった東芝EMI内レーベル加藤和彦ドーナツ・レコード、そのロゴ・マークとは、ドーナツに中指突き刺したイラストだった!だから大好きトノバン!!先輩同輩諸氏には周知でしょうが若輩オレは本作再発作業進行中に初めて知ったのでした。本CDご購入動機の参考にしていただけると幸いです。それから先のことは、次号にて。




Posted by kaneno at 09:56:38

久保田麻琴/まちぼうけ(下稿続き)

2007-10-29

8242.jpg  本作について久保田麻琴さんは、本再発前までは自分にはもう関係ないアルバムだったが、自らマスタリング施した直後の今は、可愛いヤツと、いくつかのことを語ってくれました。

*高校時代はジャズ(マイルス)とボザノヴァだったこと
*詞を提供している音羽信(「わすれがたみ」奇蹟の復刻12/21!)と清水屋純市(現在も鎌倉で書店経営)が石川県小松高校の同級生で、ギターの藤田洋麻(夕焼け楽団)は、その後輩だったこと
*目立ちまくる超長髪の男が秋葉原を歩いていた、その面影に「音羽!!」と声を掛けた、それが「わすれがたみ」(75年自主LP)となったわけです(横国大時代の音羽信、その後輩吉野大作さんもキャンパスにやたら目立つ男がいた、と言ってました)。
*メーク・ラブ・カンパニイとは小松にある喫茶店であること(→裏ジャケ、インナースリーブにある写真がそこ)
*ティム・バックリー、ティム・ハーディン、トム・ラッシュが好きだったこと
*渡米放浪(70〜)先のニューヨークではもうすでにフォークはお上りさん状態だったがヴァンガードのLPを漁ったこと
*(→ジョン・フェイヒーが大好きだったそうです。M11はそのカバー。オープンチューニン久保田ギターもまるで!)

 日本ロック〜フォーク史の中で名盤とされながらも、とんでもなく異質なアルバム「まちぼうけ」。本CDご購入動機の参考にしていただけると幸いです。



Posted by kaneno at 09:53:30

久保田麻琴/まちぼうけ

2007-10-26

8229.jpg  本作再発売に至ったのは、同僚矢島さんの実に永らくの想いがあってのことです。生涯ベストかも、と事あるごとに語る彼の口調に突き動かされ、ちょうど、あがた森魚さんの新作をプロデュース中との話を得、あがたさんに紹介いただき久保田さんに直接連絡、周知のとおりこれまで本作に否定的だった氏自らがマスタリングを手掛け(EMIスタジオでのLPレコードのデータ取り込み作業から立ち会っていただきました)、ようやく本日発売となりました。
 EMIミュージック担当氏によれば本盤のマスターテープは73年発売直後にはもう無くなっていたとのこと、つまり77年セカンドプレスLP発売時のものは73年ファーストプレス盤の盤起し、96年初CD化は、77年セカンドプレス盤LPからの盤起しであったこともはっきり判明し、だから今回の紙ジャケ再発売については、とにかくファーストプレス盤を探すことから始まりました。こういった事を当方に指摘、指示したのは他ならぬ久保田さん本人だったわけで、さらにはライナーノーツ執筆者の手配から宣伝・営業の心配までしていただいた氏の天職的プロデューサー資質には心より感服したものです。
 リマスタリング最終工程で氏の自宅スタジオにお邪魔した際、それはちょうどあがた森魚新作「タルホロジー」制作作業が終了した時でもあったわけですが、あがたさんがいかに優れたトータル表現者であり特にこんな素晴らしいボーカリストは世界中でもいない、と熱く語ってくれた氏を見て、同じく「まちぼうけ」の久保田麻琴こそ、何よりのボーカリストである、と恥ずかしながら初めて深く感じ入った次第です。
 くどいようですがLPレコードの盤起しです。プチプチ針ノイズまでもがたまらなく気持ち良く、アシッド・フォークなんて今の再評価も吹き飛ぶ、そのノイズまで含めて素晴らしいボーカル・アルバムです。くどいようですが本日発売、皆さん買うておくれやす!



Posted by kaneno at 09:48:01

久保田麻琴/まちぼうけ(本人リマスタリング&精密復刻紙ジャケでオネ!)

2007-10-24

8212.jpg もう今じゃ過去記事見ることすら出来ない安田謙一さんの名コラム「贋作系表紙美術館」(msn毎日インタラクティブ9/30終了)に敬意を表し再度アップ、左:ニュー・ライダーズ・オブ・パープル・セイジ(忘れもしないNRPS来日公演@川崎クラブチッタは93年だったか?昼間は本牧で野球やってそのメンバーで夕方チッタへ行ったらガラガラなもんだから、さらには入れ替わり出てくる日本人バンドのつまらなさに呆れ果て、持っていたバスタオル敷いて寝っころがってその出番を待っていたんです。夏だったからチッタのコンクリ床は冷やっこくて気持ち良かった、フィール・ライカ・フィールド・オブ・ヘブン・イン・カワサキてなわけですわ。忘れもしないとはここまで、NRPSの演奏は忘れました。ジョン・ドウソン、スキップ・バッテンは居たのかすら覚えてません。本牧で野球って、カーネーション名曲「市民プール」が生まれたのは、ここ本牧市民公園のことですよ、カネ・ファンの皆さん!)の1ST、右:ベルベッツのローディドです。久保田麻琴とは、もう最初の最初っから異次元級凄かった。ホント♪京都より向こうは異国♪(C:椛沢崇昭)です。紙数尽きました、次回。10月26日間もなく発売、皆さん買うておくれやす(C:ギューンカセット須原さん)。



Posted by kaneno at 09:40:07

ジャック達/ハイランド

2007-10-16

8157.jpg 先日、ジャック達レコ発ライブ(10/12吉祥寺マンダラ2)行って来ました。このバンドの良さとは、あるいはタイツの昔からそのリーダー一色進とは、独創であることをわざわざ拒否したその独創性、ということでしょう。誰もが知っている演っている使っている手垢のついた言葉と音のひとつひとつを使って、誰もが知っているごく普通のロックを演るだけです。そして、レイ・デイヴィスや直枝政広やピート・タウンゼントにはこの人だけのこの人にしか考えつかないコード手癖メロがるものですが同じく一色進、ギター握ると自然と変な所押さえちゃいがち、そこからコードをずらしていくんでしょうか、おそらくあんまり考えていないんでしょうが、その妙ちくりんな進行がもう嬉しくってたまらないわけです。そこには数万個の細かいアイデアを詰め込んであるがゆえ表面には見えてこない何でもない普通のロックですとしか説明出来ない、しかし誰もやっていないロックンロールとなっているのです。と、ここまでの当夜のライブ、2NDアルバム「ハイランド」からの曲を見てきて感じ入ったわけですが、佳境に入った21時すぎ腹減りちょいと外出てジョージ名物吉祥寺丼さらにニンニク加え食いました。戻ればちょうどアンコール、数日前作ったという新曲「今すぐ帰りたい」をこれが今日の一番でした。途中抜けの言い訳じゃないが、そう、ジャック達はライブもアルバムもけっして体系的に聴かなければならないようなものではなく、また一度聴いて終わりでもない、まさに“ぼくの伯父さん”、付かず離れずだが裏切ることのない“友人”のようでもあります。そんなバンド、今じゃカーネーションくらいで他にないでしょう。本稿、ポールマッカートニー本年作「追憶の彼方に」聴きながら書いてます。ともに本年度洋・邦それぞれ一番のアルバムかと思います。



Posted by kaneno at 09:40:54

南正人ファーストアルバム(紙ジャケ24bitでオネ)

2007-10-15

8145.jpg 前回に続き似ない似ジャケ持ち出し恐縮、個人的にはM7「五月の雨」、本作ではやや異色(全体覆うはスワンプ!そして後年言われたアシッド感、ま、ジャケ写の所為)のこの小粋なポップナンバーが2作を結ぶもので大好きです(ずっと1st作「回帰線」が好きだったけど今はこっち)。ともに、[1]吉野金次氏(再度私事恐縮、一昨年、氏の事務所訪れる度「HOSONO HOUSE」ミックスやり直したい、と言っておられた。確かに現行CDはちょっと。復帰初仕事はそれであるべきと切に願います)によるホームメイド(今でいう宅録とは違うから。「ポール・マッカートニー」や近年では「直枝政広/ホプキンス・クリーク」のあの感じ)録音、[2]「ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク」(M3「紫陽花」、松任谷正隆のフラットマンドリン、アコーディオンがいい感じです。モロ)!![3]73年発売、そして結成したてのキャラメルママ(この直後の「扉の冬」「摩天楼のヒロイン」「ひこうき雲」も同年キャラメルママ、八王子美山町の南正人氏の自宅には同市内在住ロコガール荒井由美さんも録音見学に訪れたそうです。じゃ、本作がきっかけとも言えるわけですね、きっと言える。上手い)。本稿()付き注釈多くわかりにくく恐縮、オチはありません、まいど。さて今回発売の紙ジャケ、ダブル・ジャケ仕様ですから開くとその中ジャケに写る(撮影、田村仁)は参加メンバーの笑顔、何とも言えず最高の雰囲気です。皆様にはこの中ジャケ写真のために本CDのご購入をお薦めしたいくらいです。



Posted by kaneno at 09:27:22

加川良/アウト・オブ・マインド(紙ジャケでオネ)

2007-10-10

8118.jpg ヤスケンさんの好コラム連載「贋作系表紙美術館」が終わってしまったので、ちょいと真似てコレどうすか。似てないけど似てる。ともに74年、オレのJB、ジェイムス・ブラウンに非ずましてやJBをハマダショーゴだなんて、ジャクスン・ブラウン3RDと加川良4TH。この時期、大阪はジャクスン・ブラウンで京都はティム・バックリー、とは全く勝手な思い込みです(この件、次回「久保田麻琴/まちぼうけ」に続きます)。さてこの画の‘ひめまつ’とは帝塚山辺りの姫松駅で、昨年春「1972春一番BOX」再発するにあたり福岡風太さんの許せっせと通ったが、そこで何度も聞かされた皆が住んだアパート‘姫松園’がこの近所、オレの通った高校は阪堺線花田口駅近くで真っすぐ乗って行けば終点が恵美須町そこは日本橋の入口、土曜の帰りはよく行ったもの、途中住吉で乗り換えると阪堺線上町線天王寺までその途中にあるのが姫松、降りたことはなかったが薄く覚えている何となくの町風景。ローウェル・ジョージばりのスライド鈴木茂、何度聴いたかM1「ラブソング」、‘オール55’さM4「あした天気になあれ」、ジェリージェフウォーカーやガイ・クラークが日本盤で紹介されるのはこの翌々年のこと、今でもずっと見通し良く風通しの良いロック・アルバムです。加川良さんのアルバムではとにかくコレが一番好きです。



Posted by kaneno at 09:40:29
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