日本地下音楽

日本のアングラ、インディーズシーンの自主制作音源(CDR等)を中心に、メジャーものまで日本の地下音楽の入荷状況、オススメ商品、またライブレポートなど含めて長々と殴り書きします。

 
 

sgt.インタビュー掲載

2008-09-29

9922.jpg 9/10に新作「Stylus Fantasticus」をリリースし、昨日、野外イベントOTONOTANIへ出演、今後リリースパーティで各地を回るsgt.

そのアルバムの内容は、彼らの集大成とさらなる音の広がり、実験性、様々なジャンルの要素を持ち合わせ、既存のインストロックバンドとはまったく異なる新たなるインストロックのアルバムを創り出した。クラシック、ジャズ、実験音楽、ポストロックetc一言ではくくることのできない彼らの音楽は、実にアイデア豊富で、ロックシーンからクラブシーンまでの音楽ファンを確実に虜にし、現在のインディーズシーンの中でも、縦横無尽に駆け回っている。

そんなsgt.のメンバーの明石さん(Bass)にメールにてインタビューをしました。

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○「Stylus Fantasticus」リリースおめでとうございます。意外にもフルアルバムとしては、初となりますが、結成から、約10年近くが経過するかと思うのですが、こうして一枚振るアルバムをリリースして、感想を教えてください

明石(以下A):ありがとうございます。一言だと「長かった、やっと出来た!!」て感じですかね…。
でも、その気持ちと同時に感謝の気持ちで一杯です。メンバーや、スタッフ、そして多くの方々との出会いと支えで活動を続けてこれたのは事実ですから。

○そもそもバンドの結成はどのように結成されたのでしょうか?結成当時から、このスタイル、編成でやっていこうというのは、明確にされていたのでしょうか?

A:当初は、大学で出会った初期ギター担当(現在イギリスにて活動中のバンド「スクリーミングティアパーティ」メンバー)とバンドを結成し活動を進めて来たのですが、最初の頃は歌も入ったオルタナ、グランジよりのサウンドでした。でも、その頃からインストの曲も何曲かありました。今作の1曲目の「すばらしき光」もその時からやってた曲をリメイクしましたし。音楽的なジャンルの方向性として変わったかは分かりませんが、ロックという概念を新しくしたかったのは、今でも変わらない事かもしれません。

○音楽性に関しても、非常に優美なクラシック性から、ダイナミックなロック、実験的要素、さらにはクラブリスナーまでも取り込むグルーヴを備えているかと思います。メンバーそれぞれの音楽趣向が反映されてのことなのでしょうか

A:メンバー夫々のバックグラウンドは凄い影響されて音にでていると思います。でも、その事が良い方向と僕のイメージとは違う方向にいく事もあって難しい部分でもありますが…曲を最初作る時に「こういうイメージで!」とか色々メンバーに言うのですが、かなり抽象的な言葉や擬音で伝えるので、曲の構築するのが最初は大変でした。今はもう言う前に仕草や目(アイコン)で大体の意思疎通ができるので凄く助かってます。
影響を受けたアーティストとなると、かなり多すぎて難しいですが、バンドという形態で活動していて、クラブミュージックやジャズシーン(フリージャズはまた違いますが)とは違うバンドと出会ったのが19歳の時にゴッドスピード(Godspeed You ! Black Emperor)を聴いた時が衝撃でしたかね。ターニングポイントになりましたね。完全に方向性をインストに向けてくれたのは間違いなかったです。

○実は、インストだけにとらわれず、など、こういったアイデアで更にやってみたいなど、あったりしますか?

A:もちろん、アイデアはあります。例えば最高の歌を唄える方と出会えたなら一緒に音楽をしたいと思いますし。でも、今のところはsgt.でまだまだやれる事がたくさんあるので、まずはsgt.でやりたい事を落ち着かせてから、その後に個人的な活動で色々試して行きたいです。

○CANのダモ鈴木とのセッションライブに関してですが、あの壮絶なインプロセッションというのは、そもそもどういった経緯で行われることになったんですか?ダモさんとの共演で感じたことは?
※ダモ鈴木とのセッション音源はディスクユニオンとライブハウス限定での販売商品です。コチラからご注文できます。

A:あの場を提供してくれたのは、ライブハウス側でERAの店長:宮崎氏が「ダモさんが来日でうち(ERA)に出演するんだけど一緒にやんない?」ってな流れでした。感じた事はたくさんありますが、ただ、僕らには「背中で語る」みたいな。ライブ中は1回も演奏者、つまり僕たちを見なかったですから。リハの段階で「凄い!!」っておもいましたね。僕たちにしたら、本当に「胸を借りる」というライブでした。でも、終わって凄く自信に繋がりました。「なんとか出来た!」「なんとかライブが終われた!」みたいな。

○2005年にリリースされたミニアルバムより、それぞれ楽曲の表情が豊かになっていると思います。ゲストプレイヤーもたくさん参加していますしね。
全体のバランスも実に取れていて、バイオリンのメロディーも、アンサンブルも実にアイデアが豊富で。今回のアルバムを作るにあたり、ジャケ、タイトル、曲名を含め、コンセプトや意識したことはありますか?


A:意識したというか注意した事は中だるみを無くしたいと思っていました。アルバムサイズになると、作る側も聴く側も集中力がなくなってしまう瞬間がでてしまう事があると思うのですが、最後までしっかり聴いてほしいので、曲作りから、本当に必要な部分を残す形で進めてきました。あと、ジャケットを含むアートワーク全てをROVOや、メタモルフォーゼなどクラブシーンで活躍されてるVJの迫田悠さんにお任せしたのですが、今回の楽曲というか世界観を見事に表現してくれて、ホント思い描いてた通りの作品に仕上がったので凄く感謝してます。

○この後、野外イベント「OTONOTANI」そして、mouse on the keysやneco眠る、middle9を迎えてのリリースツアーもありますが、ライブにおける意気込みをお願いします。

A:音源バンドではないぞ!!って事をしっかりライブでやりたいです。やはり、ライブを観て楽しんでほしいですし、作品とはまた違うsgt.を出したですね。それにツアー各地で本当に出演(対バン)してほしかった方々と一緒にライブをできるのが幸せです。

○さらなる活動をしていく上で、目標、今後の予定などあれば教えてください。

A:一先ずはこれから始まるレコ発、ツアー、ファイナルと全力で完勝(自分に勝つ)したいです。あと、既に新曲作りを初めているので来年はまた新作をリリースできる様に頑張りたいです。

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sgt.「Stylus Fantasticus」
ディスクユニオンでは、今回の意外にもファーストフルアルバムの発売を記念して、ディスクユニオン完全オリジナルデザイン、完全限定数量のTシャツ付BOXセットの販売を行っております。
詳しくはコチラからご確認ください。



Posted by kame at 12:55:16Comments(0)TrackBack(0) │今月のアーティスト
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今月のアーティスト特集「4 bonjour's parties」最終編

2007-06-27

7384.jpg 前2日にわたりメールインタビューを掲載しました。どうでしたでしょうか?
今回は、最終回、ディスク紹介とライブ情報です。

<<ディスク紹介>>
4 bonjour's parties/PIGMENTS DRIFT DOWN TO THE BROOK

このアルバムの2曲目「Satellite」の音源を聴いたとき、一瞬その音の動きに興奮をした。
手がいくつあってもそれぞれの楽器の自由な動きは掴みとることができない。それなのに、堅苦しい、精一杯構成を考え練り上げました。という意気込みや、気張りみたいなものが一切感じられない。
楽器同士が会話をし、その会話を楽しんでいると思えた。実際にライブを見ても、その様子が一目瞭然だった。
フルートがメロディーを動けば、それに応えるようにクラリネット、トランペット、トロンボーンが重ね、リズムを形つくるドラムとベース、ギターとエレピ、シンセの音も静かに響く。
静かに息を潜めたと思えば、いきなり、誰かにいっせいに祝福の声を掛け、驚かせるかの様に、楽器がひとつになって、踊りだす。
卓越したメロディーセンスと声、音の配置、バランス、全てがさりげなく、生き生きとしている。通常のバンド編成に、工夫と面白みを加え、デジタルからアナログまで、全てのジャンルをひっくるめ、日本だけでなく世界に通じるレベルの音がつまった一枚になった。
聴けば聴くほど、飽きない音楽だと思う。


<<ライブ情報>>

Mush Records/& records showcase tour in Japan 2007

■2007/06/26
@渋谷O-Nest
Open19:00 / start19:30
Adv.3000 / door.3500(D別)

with/
Lymbyc Systym(from USA)
Boy In Static(from USA)
4 bonjour's parties


■2007/06/27
@名古屋CLUB UP SET
Open19:00 / start19:30
Adv.3000 / door.3500(D別)

with/
Lymbyc Systym(from USA)
Boy In Static(from USA)
4 bonjour's parties

■2007/06/28
@京都METRO
Open18:00 / start18:30
Adv.3000 / door.3500(D別)

with/
Lymbyc Systym(from USA)
Boy In Static(from USA)
4 bonjour's parties
guest / Yasushi Yoshida

■2007/06/29
@大阪鰻谷 sunsui
start21:00〜 allnight
Adv.3000 / door.3500(D別)

with/
Lymbyc Systym(from USA)
Boy In Static(from USA)
4 bonjour's parties
jew's ear
Vampillia strings quartet

DJ /
Takuya Nakatani (cyo)
Daisuke Kakimoto
Dr.macher
HARA
TOSSY

■2007/07/01
@渋谷O-Nest
Open17:00 / start17:30
Adv.3000 / door.3500(D別)

with/
[5F live floor]
Lymbyc Systym(from USA)
Boy In Static(from USA)
4 bonjour's parties
aus

[6F bar floor]
SU:
The Retail Sectors
unico (from sgt./旅団)
heprcam


4 bonjour's parties
HP→http://www.lostinfound.com/4bon/
my space→http://www.myspace.com/4bonjoursparties

以上、今月は、4 bonjour's partiesの特集をしました。
興味を持ってもらえ、実際に手にとってもらえたら嬉しいです。

一人でも多くの人が、埋もれた素晴らしい音楽に興味を持ち、一人でも多くの人に、聴いてもらい、ライブを見てもらいたいと思います。

だから、来月もやります。
来月は、いま一番注目しているあのバンド予定です!!



Posted by kame at 19:35:06Comments(0)TrackBack(0) │今月のアーティスト
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今月のアーティスト「4 bonjour's parties」続編

2007-06-26

7366.jpg 昨日のインタビューの続きです。


●オーストラリアツアーに関してですが、行くきっかけというのはどのようなものだったのでしょうか?

4bon:海外に行って向こうで大ブレイクだ!とかレーベル見つけるぞ!っていう気はなくて、楽しそうっていう観光的なノリですね。僕らは音楽仲間ってだけでなくて普段遊ぶのも同じようなメンバーだから。それで知り合いの知り合いにキーボードマガジンでメルボルン通信とい うコラムをやってる安斎さんがいて、そのコラムによるとメルボルンは音楽の文化が素晴らしいところだとあるので、これはメルボルンに急がなくてはとなりましたね。丁度その時Clue To Kaloのセカンドを聴いて興奮していた時だったし彼らにコンタクトをとってアデレードにも行くことにしました。

●そのツアーにClue To Kaloが駆けつけその後、日本のツアーでサポートをするなど、ツアーの経験、環境や海外でのライブの状況、共演者から受けた影響などはやはり大きかったでしょうか?

4bon:煙草がやたら高かったり色んな経験をしましたが一番思った事は日本との音楽に対する文化の違いでしょうか。メルボルンでは日本のようにライブのチケットが高くないので多くのお客さんが夜、気軽にベニュー(ライブハウス)に立ち寄るんですね。目当てのバンドが出ようが出まいが来て、友達とお酒を飲んだりして楽しむんです。で、ついでに音楽が良ければいいんですよ。気に入ったらちょっと踊って叫んでみたりして、音源を買って帰る。それってとても自然で音楽を楽しむ本来の姿なんじゃないかなと思います。僕らもチケットが安いので、(だいたいどこも5ドルくらいでした)夜中に3件くらいベニューをハシゴしました。日本じゃあんまり考えられないことです。チケットが安いからたくさん人が来るし、みんなお酒を飲むので、それでベニューは儲け、チケット代は全部バンドがもらえます。日本のようにバンドがお金を払ってライブをやるなんていうのはない。安斎さんのメルボルン通信にもありましたが、メルボルンのバンドマンはお金がなかったらライブをやって稼ぐのが当たり前なんです。自由で良質な音楽が育まれるのには最高の環境だと思います。日本はチケットが高いから、みんな頻繁にライブに足を運べない。だからライブハウスに行くときは目当てのバンドやイベントを探して、それを見に来るんですね。気軽に立ち寄るっていう感覚にはならないんです。

●Mushからの日本人アーティストとしてリリースが予定されているということですが、オーストラリアツアーだけに限らず、今後積極的に海外へ出て行こうという意識は高いでしょうか?

4bon:もちろんありますねー。アメリカからリリースもあるので、アメリカツアーをやってみたいです。他の外国、もちろん日本も色々行ってみたいです。海外からの影響を受けてきているので、実際行ってみたい気持ちは強いです。

●またメンバーの数名でレーベル業務も行っているようですが、どのような音楽を伝えて行きたいのでしょうか?レーベルのスタッフとして今一番注目しているアーティストはいますか?

4bon:小さなレーベルですので、売れ行きなど金銭的なものはあまり気にせず、自分たちの本当に好きな音楽を届けれる様にしていきたいです。今、注目しているアーティストはニュージーランドのRuby Sunsです。Lost in Found recordsでも扱っていますので是非チェックしてみてください!

●最近よく聴いている音楽は?

植野
ruby suns、dntel、gutevolk、electric
president、psapp、julian nation、
clouddeadとかです。

灰谷
The Beatles,Ruby Suns,Dntel,Lost in Found(band),尾崎豊(笑)とかです。

鹿野
Lullatone,The Moitfs,Ruby Suns,Dntel,Drageibusとかです。

浜田
Benni Hemm Hemm,Lullatoneとかです。

日下部
ラディカルフェイス、細野さんとかです。

栗原
Radioheadとかです。

田部井
gutevolk,paniyoloとかです

●バンドとして、レーベルとしてそれぞれ今後の予定があれば教えてください

4bon:レーベルとしての今後の活動は前記の通りで、マイペースにじっくりやっていきたいです。バンドは6月末から東京、名古屋、京都、大阪を日本、USともにレーベルメイトとなるLymbyc SystymとBoy In Staticとの合同ツアーがありますので是非それを成功させたいです。あとは夏頃にMushからリリースがありますので、アメリカの沢山の人たちに聴いてもらいたいです。

●ありがとうございます。

<<インタビュー:亀山>>

インタビューは以上です。アルバムのこと、ツアーや今後の予定、またメンバーが運営するレーベルのことなど色々と聞いてみました。
次回は最終回、ディスク紹介とライブ情報で締めくくります。

続く…



Posted by kame at 17:08:37Comments(0)TrackBack(0) │今月のアーティスト
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今月のアーティスト「4 bonjour's parties」

2007-06-25

7355.jpg 先日、& recordsから1stアルバムをリリースしたばかりの「4bonjour's parties

微かに動き出すデジタルサウンドに、瑞々しい男女の英詩のボーカルが重なり、通常のバンド編成(ギター、ベース、ドラム)に加え、クラリネット、フルート、トロンボーン、トランペット、ヴィヴラフォンが生み出すオーガニックで極上のアンサンブルは、緻密に創られてるにも関わらず、まったく自由な発想で構成されている。
楽器を通して彼らは会話をしているかのように紡ぎあげる音楽がどのようにして生み出されるのか、オーストラリアツアーの経験などを含め、メールにてメンバーにインタビューをした。
her space holiday、clue to kalo、dirty threeとの共演、オーストラリアツアーを経験し、アルバムを発売、今年夏にはUSのmushからもUS盤がリリース予定と今後の活動に注目が集まる彼らのインタビューとライブ情報、ディスク紹介を3日間に渡って掲載します。

●アルバム発売おめでとうございます。まずアルバムに関しての質問ですが、今回のアルバムは制作するにあたりコンセプトはあるのでしょうか?

4bonjour's parties(以下4bon):ありがとうございます。最初からこういったアルバムを作ろうということで曲を作っていったのではないので、アルバム全体での明確なコンセプトというのは特にないですね。

●ポストロック〜エレクトロニカ〜ギターポップなど様々なアプローチで音楽性が実に幅広いと思うのですが、それぞれバンドのメンバーの方が影響を受けたアーティストをよければ教えてください。

4bon:ポストロックで言えばtortoise、dylan group、mice parade、town and countryとかですね。エレクトロニカだとclue to kalo、fog、savath & savalas、mum、animal collective、あとgutherとかmorrから出てるアーティスト。ギターポップはbelle & sebastian、pastels、 concretes、international airportらへんが好きです。あとdelgados、stars、juana molina、architecture in helsinki、beachboys、 beatles、velvet underground、maher shlal hash buz、millennium。king crimsonとかプログレも好きですよ。最近はニュージーランドのruby sunsがお気に入りです。

●2曲目(Satellite)など特にそう思うのですが、各楽器のメロディー、音の重なり、配置が本当に芸術的だと思うほど素晴らしく創られているのですが、どの様に楽曲というのは作り込まれていくのでしょうか?これだけの楽器があると、ライブでの音作りをはじめ、スタジオでの練習など大変でないですか?

4bon:曲が出来ていくのにはいろんな場合があるんですが、だいたいまずはじめに灰谷か植野がデモのような形で曲を作ってきます。デモの段階で最初からイメージがある場合は楽器も決まっていたりしますが、みんなで聴いて演奏してみて「ここはこの楽器でこんなフレーズが合いそうだね」という風にひとつひとつフレーズを固めてからその上に違う音を重ねていったりします。ある程度曲ができてきたら一度仮で録音して聴いてみるとまたアイデアがでてくるんです。ここ裏にピアニカだなーとか、アコギのアタック的な要素が欲しいねとか。新しい構成のアイデアも浮かんできます。その時に僕らは誰がどの楽器担当だって考えないんですね。いくらでも楽器を増やしていいと思ってるから自由なアイデアをどんどん出せる。曲中に一瞬しか出てこない楽器があってもいいんです。その一瞬が良ければそのアイデアは採用です。ライブはまた考えればいいよと。で、最終的にもう一段階、すべての楽器が出そろったかな、完成かなってなった後にもう一度ホーンのアレンジをしたりします。そうやって何度も客観的に聴いたりしてアイデアやフレーズを織り込んでいくんです。楽器が多いので普段のスタジオ練習も用意だけで30分くらいかかるし、ライブではいつもPAさんや対バンの方に迷惑かけてると思いますよ。

●ライブではメンバーが楽器を持ち替えて、移動して、次々会話をするように曲が進んで行き、実に楽しそうな印象を受けたのですが、実際にライブ中はどうなのでしょうか?

4bon:そうですね、色んな楽器を使ったり楽器を持ち替えるのはパフォーマンス的に楽しいのですが、もうちょっと優雅にやらないといけませんよね。あれ、いつのまにその楽器を!っていうのが職人ぽくてベストだと思うんですがそうもいかず。あんまりライブ中にバタバタしてると自分たちも観ている方も曲に集中できないと思うんですよね。だからメンバーができるだけ移動しないような配置になるようライブ前に打ち合わせするんですが…曲が増えていくとどうしても移動が激しくなっちゃうんですよね。困りましたね。

●フルート、トランペット、クラリネット、ヴィブラフォン、トロンボーンなど、そしてラップトップ、サンプラーなどどのように楽器を選んでいったのですか?

4bon:最初は僕らもギター、ベース、ドラムといったシンプルな編成でした。でもビーチボーイズとかビートルズとか僕らが好きな音楽には色んな楽器が入ってて、きっとそういった楽器の音色がこんなに作品をマジカルにしているのだなと。それと、管楽器の音がバンドに入って、ライブで演奏してたらかっこいいよなぁ、ヴィブラフォンを踊る様に叩き始めたらしびれるよなぁとか。なんかステージ上でパソコンとミキサーいじってるのってイカすよとか。音としての好奇心や魅力もあるし、そういう見た目の憧れもあって次々に増えていったんですね。今回のアルバムの曲を作っていた時は管楽器にばかり目がいってて、弦楽器はなぜかそんなに興味をもてなかったのですが、これから増えていくかもしれません。というかすでにヴァイオリンに手をつけ始めたメンバーがいるようです。

(続き「オーストラリアツアー、今後について」などは明日更新します。)



Posted by kame at 20:37:20Comments(0)TrackBack(0) │今月のアーティスト
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今月のアーティスト「texas pandaa」

2007-04-28

6875.jpg もう、今月も終わりですし、今日しかブログの更新できないし、今月っていつかよく意味分からないんですが、とりあえず、4月のアーティスト特集。
なんと、texas pandaaさんです。

シューゲイザーブームの到来か、日本女子シューゲ界の代表、texas pandaaさんに突撃インタビューです。
どうぞ。

●全然僕の話はどうでもいいのですが、先日テキサスに行ったんですけど、そこでふと思ったのですが、バンド名「テキサスパンダ」の由来をまず聞いてもいいでしょうか?

なで彦さん(Dr):そうでしたかそうでしたか、テキサスに行かれたのですね。残念ながらわたしたちは誰一人としてテキサスを訪れたことがないのです。つまるところ、テキサスパンダはテキサスに何のゆかりもないのですが、あえて唯一のつながりを挙げるとすれば、「テキサス・チェインソー・マサカー」ですかね。いわゆる「悪魔のいけにえ」です。あの主人公が出川(出川ミキコ/Ba, Cho)そっくりなんですよ。そうですそうです、あの電気ノコギリ持ったモンスターな人ですね。内面も外見もそっくりなんです。「そっくり」以上にそっくりなものですから、もしかしたら「本人」なのかも知れませんけどね。わたくしはテキサスパンダには途中から加入した分際ですので結成当初の状況は良く分からないのですが、「テキサスパンダ」というバンド名の由来は「テキサス州のステーキはデカい」という噂に何かしら関係があるのではないかと思います。肉好きなメンバーが「ステーキ」と「テキサス」の見た目がどことなく似ているところから、「テキサス」をバンド名に採用したのではないでしょうか、と推しているのです。「テキサス」にして正解だったと思いますよ。「ステーキパンダ」だと間抜けですからね。「焼き方はどうします」なんてつっこまれるのも癪ですしね。「パンダ」はきっと女子ウケを狙っただけの、単純な発想なのではなかろうかと思います。
出川(Ba):私のが、正解です。「テキサスパンダ」は、元々「テキサス万丈愚連隊」というバンド名だったのです。わたしたちがまだ若く、イキがっている頃に付けられた名前です。略して、「テキサスバング」。大学のサークルの練習室を予約するためこのように書いておいたら、それを誰かが「テキサスパンダ」と読んだんです。ただ、それだけです。
なで彦さん:確かに「グ」と「ダ」は姿形が似ていますからね。間違える方もいらっしゃることでしょう。でもごちゃまぜに使うと世の中が不便になることも想定されますよね。自分のダーリンを「グーリン」なんて呼んでしまった日には火あぶりの刑に処せられることでしょう。一方で「ねえあなた、明日は娘の結婚式よ。モーニンダの用意はできているの?」「なんだいモーニンダって」「あらいやだわー、間違えちゃった。てへっ」というのどかな会話も期待できそうですね。げふっ。
出川:とにかく「テキサスパンダ」は「テキサスバング」をどっかの誰かさんが読み間違えただけのことで、それも、その誰かというのは、大して仲の良かった誰かでもなく、楽しいとか切ないとかいう思い出のある誰かでもなく、サークルにちょっといたのがいつの間にか消えていった誰かであって、今となっては何代下の後輩かさえも分からない誰かなのです。あの頃から、はや8年。「てきさすぱんだ」は、その後「てきさすぱんだぁ」となり、季節によっては「テキサスパンダマス」になったり、脅しを生業とするようになってからは「敵刺すぱんだぁ」にもなったり、しかし今ではほとんどただの酔っ払い軍団と化した、周囲に多大な迷惑をかけるだけの集まりになってしまいました。

●バンド結成のきっかけを教えてください。また、今までの音の変化を教えてください。また今現在はこういう方向性で音楽を創って行きたいなどありますか?

出川:テキサスパンダはたまたま大学のサークルが一緒だったので、結成されました。テキサスパンダは結成当初、60人編成だったのです。もともとはコピーバンドで、ダーリングバッズとか、サンデーズをやっていました。60人編成で。ほとんどがリードボーカルだったんですよ。その後、シューゲイザーでロックでパンクな事をやってみたり。その内、経営難に陥り、やむを得ず56人はリストラせざるを得なくなったんです。ああ、あの時の送別会は、すごかったなー。わたし、お酒飲むと足がつるんですけどね、あの日は足がつりまくっちゃって、逆立ちして帰ったんですよ。帰り道にふと横を見ると他のメンバーも千鳥足というか千鳥手で逆立ちしてたんで、「あー、みんなたくさん飲んだんだな〜」って感心したことを覚えています。そんなこんなの難局をいくつも乗り越え、今の音楽性に辿り着き、今後はお嫁に行き
たいです。
なで彦さん:わたくしは他のメンバーの2、3年先輩で、やつらがサークルに入ってきた時は「ああ、時代は変わったな〜」と痛切に感じた記憶があります。入学当初アサコ(夏堀あさこ/Vo, G)は、出身の青森で流行っていたのでしょうか、「うる星やつら」の主人公ラムのようなボンデージ・ファッションでキメていましたし、中東帰りのデガワは誇らしげにケミカルウォッシュの上下とソバージュという必殺ファッションでキメまくっていましたし、カズ君(市村カズタカ/G)なんて真夏の晴天下でも影がありませんでしたからね。まさかこんなカッティング・エッジなやつらと10年後にバンドをやることになっているとは当時思いもよりませんでした。当時は「大先輩」と慕われていたなで彦さんも今ではやつらに蹴飛ばされ罵倒され、スタジオの片隅でぶるぶると怯えながらカフェオレをちびちびすすっているだけの野放しロマンスグレー野郎になってしまいました。音の変化については良く分かりませんが、メンバー間の立場はめまぐるしく変化したのではないかと感じます。今後の音楽の展開についての具体的な方針については、アサコにコメントしてもらいましょうか。どうですか、アサコさん。
夏堀(Vo, G):げふっ。

●今回のアルバムはファーストアルバムと言うことで、この曲は全て最近作られたものですか?それとも今まで録りためられていたもので
すか?また完成までに苦労したことなどありますか?

出川:「one gleam after the shadow」に収められている曲は、結成間もない時に作った曲も含まれているくらい、我々がこの8年くらいの間に作って、最終的に残っていた数少ない曲の中から、厳選されたものです。完成までに苦労したことは、レコーディング中に「おめぇ、やること決めてこいよ!!」って大喧嘩で、解散しようかと思っいました。
なで彦さん:そうですね、このアルバム制作には大変苦労しましたね。すべてを出し切ったと言っても良いでしょう。わたくしはドラムのレコーディングで3時間くらいしか参加していませんけど。でもあの3時間は本当に大変でした。6畳くらいの普通のスタジオに怖い怖いデガワと3時間も閉じ込められていたわけですからね。トイレに行くにもデガワの前をすり抜けなければいけず、すり抜けようとする度にくすぐられるわけですからね、何ミリリットルか粗相してしまって涙を飲みましたよ。また緊張し過ぎてドラム叩きながら呼吸するのを忘れてしまい、4、5回卒倒しました。その度にデガワにグーでパンチされて、デガワは「ラブ・パンチ」と呼んでいるみたいなんですけどね、卒倒する度にそのラブなパンチで気付けしていただいたおかげで、良いグルーブ出せたと思います。

●ゲストが多数参加しているのですが、どういうきっかけでゲストに参加してもらうことになったんですか?

出川:何度かアコースティックバージョンでぱんだの曲をアコギ、キーボード、パーカッション、バイオリン、などを加えた編成でやっていたので、そこら辺で多少アイデアも広がり、どうせうちらじゃ限界あるし、つまんないし、レコーディング中に喧嘩の仲裁もしてもらえるし、ということで参加してもらいたいと思いました。
なで彦さん:参加していただいた方々はみなさま大変優秀で、スキルも高く、高性能でした。テキサスパンダのメンバーの方が、彼らの面前ではゲストのようなものです。言うなれば、グレイト・ホワイトがポイゾンをゲストに迎えたところ、ラットとドッケンまで付いてきました、みたいなものです。おニャンコのアルバムにイングウェイを誘ったらアルカトラズごと来日しちゃってグラハム・ボネットが吠える、みたいな。分かります?分からないですよね。

●歌詞は英語ですが、なぜ英語にしようと思ったのか、理由があれば教えてください(特に何もなければ大丈夫です)

なで彦さん:テキサスパンダのメンバーは全員火星出身なんですけどね、やはり火星語で歌ってもこっちではビジネスにはならんだろうという結論に達したのですよ。一通りモールス信号も使えるのでモールスでやっても良かったんですけどね。試しに1曲だけモールスでもレコーディングしたことはしたんですよ。
市村(G)そうそう、ステレオ・トラックに左右に思いっきりパンニングしてね。結構カッコ良かったんだけどね。トリッピーで。
夏堀:えーっ、そーう?わたしはあのツツーツツツツッツツーっていうのがパンで飛んでくるの聴いてて気持ち悪くなっちゃったよ。周波数もちょっとズレてたし。やっぱモールスはモノラルが基本でしょ。周波数的には12kHzあたりがわたしは一番好きなんだよね。すごくしっくりくるの。
出川:わたしもー!やっぱ12kHzだよねー!でもこの星の若い人たちはモールスあまり知らないみたいなのよね。うちらは必須科目だったけど。結局はメッセージが伝わらないようでは仕方ないじゃない。そこで英語で歌うことにしたんです。英語は火星語に近いので歌いやすいし、ごまかしが利くというメリットがあるんです。

●テキサスパンダの音楽を聴くとき、僕は本当に心の奥底から感情が揺さぶられる気がいつもします。レコ発のライブでアサコさんの号泣を見た時も実感しました。ライブを行う時、(楽器を弾く時、歌う時)に感情というものはみなさんにとってどのようなものでしょうか?

なで彦さん:「レコ発の時のアサコの涙」伝説は方々で語り継がれているようですが、昔、奈良の大仏を建てている時に大仏殿の中で工夫たちが連日連夜焚き火を炊いていたら、上昇気流に乗った空気中の水分が大仏の冷たい青銅の額にくっついて、次第にそれが結露していって、目に溜まって溢れ返ったのを目撃した民衆が「大仏さまが泣いておる」と騒いだそうですが、レコ発の時のアサコの涙も同じようなものです。みなさまの体温で温められた空気が上昇気流を発生させて、アサコの冷たい青銅の額にくっついた空気中の水分が目から溢れただけのことです。もちろん「実はアサコは青銅製」ということを知らないみなさまからすると「大仏さまの再来だ!」と心の奥底から感情が揺さぶられもしましょうけれども、なで彦さんは幸いにもアサコが青銅ということを知っていましたのでビクともしませんでした。
出川:うちらの曲の大半はラブソングなんです。それもほとんどが過去の恋愛の悲痛を歌う歌で、特に女子が今まで経験してきた数々のリアルな痛手を思い起こしながら、我が身を削る思いで歌っているのです。そこから滲み出る感情がゆがんだ表情となって現れているのかとお思いかもしれませんが、ステージ上では高音域が苦しくて歌いづらいから、表情がゆがんでいるにすぎません。

●影響を受けたアーティスト/バンドなどはいますか?

なで彦さん:「影響を受けた」というわけではないのですが、わたくしはテキサスパンダに加入して、ベースとギターは同じような形をしているということを学びました。またベースとギターとでは、弦の本数が違うということも学びました。それ以外は一緒のようです。バンド活動を続ける上でこのような知識を身に付けておくことは非常に重要です。そのような意味で、わたくしはテキサスパンダに感謝していると言えましょう。

●今後の活動に関して告知などありましたらどうぞ!

出川:6月17日(日)には、残響祭りが渋谷O-Eastで、6月24日(日)には、コンピレーション「シューゲイザー至上主義」のレコ発イベントが代官山UNITで、7月1日(日)には大阪dropにて、ライブがあります。このまま、解散してもいいくらいに気合を入れていきますので、みなさま、必ず来てください!!

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女性ツインボーカルバンド、texas panda。
きらめく冷たいギター、ノイズの中に、爽やかでどこか憂いのある女性ボーカルが絡み、白く冷たくも暖かい世界を創り上げる。
昨年7月に発売されたファーストアルバムでは多彩なゲストを迎え制作された秀作。
夏に聴けば冷たさを感じさせ、冬に聴けばをぬくもりを感じさせるその音は、彼らにしか奏でることのできない色。
遠くで掻き鳴ならし、響かされている音、声、メロディーは、よりリアルで間近に感情として受け取ることができる。



Posted by kame at 15:08:36Comments(0)TrackBack(0) │今月のアーティスト
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今月のアーティスト「花のように」 最終編

2007-03-23

6574.jpg 昨日のインタビューに加え、ディスクレビューとライブ情報です。視聴できますので、是非聴いてみて下さい。インタビューの中でも触れているライブですが、本当に鳥肌と涙に襲われる素晴らしいパフォーマンスです。興味ある方チェックしてみてください。

<<ディスク紹介>>
ファーストデモ
既に生産終了して、ディスクユニオンの在庫も通販分在庫は終了してしまいました。完成度の高い「花のように」の世界が味わえる奥深い一枚。この時点で既に彼らの世界は完成しており、感動を味わえる。

夜行列車
先日オススメとして記載しましたが。
あまりの美しさに終始鳥肌が立ち、息を止め、静かにその音に耳を澄ます。そうしているうちにピンク色の沼にはまり込んだかすかな温もりと、懐かしいおとぎ話、童話の世界を感じる。ドリーミィサイケデリック。
声と音を配置よく控えめに重ね合わせていくその音は、耳と心をやさしく包み込む素晴らしい世界をつくりあげている。本当に秀作です。すばらしいの一言。

<<ライブ情報>>

■4/28(sat)@下北沢GARAGE
THE NOVEMBERS Presents 『首 vol.4』
open 18:00 / start 18:30
adv 1800yen / door 2000yen
+1Drink/\500
w / Gordon Bennett(Opening Act) / Qomolangma Tomato / group_inou / THE
NOVEMBERS

■5/19(sat)@下北沢GARAGE
エレクトリックトイズ presents 『ELECTRIC NEVER LAND ! 』
w / 沼田壮平 / エレックトリックトイズ / and more...

■5/26(sat)@神戸Gallery Vie
『moomuemusic#3』
w / 北村早樹子 / Tenniscoats
場内展示:舟木ムム子、金田貴和子

■6/2(sat)@青山月見ル君想フ
箱庭の室内楽 presents 『幾何学的カーニバル02』
w / 箱庭の室内楽 / and more...

第二回のアーティスト特集は「花のように」音の色、風景、匂いなど音源を聴けばその素晴らしい世界がすぐにわかるかと思います。

本当に、こういったバンドが東京だけでなく、日本中に存在し、それぞれ地道に活動をしているのにもかかわらず、あまりその活動自体が知られていなかったり、埋もれてしまっているのが現状なのだろうと思いますが、このインタビュー、紹介などを読み、少しでも興味をもってもらえたら、実際にライブを見たり、音源を購入して頂けたらと思います。

だから来月もやります「今月のアーティスト」



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今月のアーティスト「花のように」

2007-03-22

6566.jpg 今月のアーティスト特集!!!

今月のアーティスト紹介として、先月は「俺はこんなもんじゃない」の特集をしました。
そして今月は「花のように」です。
インタビュー記事、ディスクレビューになるので興味ある人はチェックしてみてください。そして音源も視聴できるようになっていますので、こちらもチェックしてください。

まずはインタビューです。バンドのギター&Voの新島学さんにメールインタビューをしました。

●まず、バンド名ですが、「花のように」というバンド名、本当に素晴らしいバンド名だと思うんですが、どういう経緯でこのバンド名になったのですか?

新島さん:もともとは僕が前やっていたバンドの名前だったのですが気に入っていたため新規結成した現在のこのバンドでも使い始めました。前身バンドはヴォイスパフォーマンス2人にジャンベ3人、ドラム、ベース、ノイズといったメンバーでインプロに近いまったく別次元のものをやっていました。花のようにという名前は中途半端は感じが好きなんです。言い切れない、いつまでも完全ではないようなすごく曖昧な場所を漂っている僕らにものすごくフィットする。

●個人的にバンド名と音楽性ってそれぞれリンクしたりする部分が重要だと思うのですが、音楽性があってこのバンド名になったのでしょうか?それともバンド名があって、後々こういう音楽スタイルに変化していったのでしょうか?

新島さん:新規に結成した状態では僕がヴォイスであとはエレキギターとドラムの三人でした。音を鳴らさないというのがコンセプトでした。そこにピアノでキコリが入って来てエレキバイオリンも加わり僕が指揮も担当するようになり、基本となる曲はありながらもその場を指揮で即興的に作曲、空間をコントロールしていくようなバンドでした。その頃はヨーロッパのプログレだねと言われて・・・でも、その後メンバーがキコリと僕の二人だけになってしまい楽器も持ち替え歌ものをやるようになったんです。それでメンバーも少しずつ増やしていき、歌とギター、アコーディオン、トロンボーン、ヴァイオリン、ベース、ドラムの今のような6人編成でライヴをやるようになりました。

●通常、これだけ楽器が多いと、豪華に音圧をあげてといった感じになりがちですが、花のようにの音楽は一つずつの音、声を控えめに慎重に十分選んで、その音の配置が絶妙なバランスを保っていると思います。このような曲を作る過程はどのようなものですか?この美しさはセッションなどで生まれるのでしょうか?

新島さん:あまり上手なバンドではないのでアレンジにおいてはセッションで作るということはあまりありません。一音一音がちゃんと聞こえるように時間をかけてスタジオや自宅でアレンジを考えています。

●ライブでもそのバランスを微妙な感覚で保っていて、本当にいつも鳥肌が立つのですが、ライブにおいて、こういうパフォーマンスをしよう、など心がけていることありますか?

新島さん:自分が音を鳴らすことに自然でありたいです。

●影響を受けたバンド、アーティストはいますか?もしくは今後こういうアーティストなどの様になりたいとかありますか?音楽性以外でも結構です。

新島さん:音楽はもちろん文学、映像、舞踏、自然、人間、自分などあらゆるものから常に影響を受けています。メンバーそれぞれが様々な時間、場所で自分を形成していっているので特別誰かからというのはなかなか言いがたいです。

●企画を最近では月1ペースで開催し、呼ぶバンド、アーティストも素晴らしいバンドばかりだと思います。企画をやるにあたりコンセプトなどはあるのですか?呼ぶバンドに関しても、こういうバンドを呼びたいなど、あるのでしょうか?

新島さん:『タイムマシーンに乗って』のコンセプトは″音楽を演奏したり聴いたりしたら誰もが子供の頃に戻ってしまう″というものです。あまりジャンルに捕われず、これからも純粋に自分たちの心に響く大好きな人たちを集めて開催していけたらなと思います。

●今後の予定や目標などあれば教えてください。

新島さん:早く一人前になりたいです。

(明日はディスクレビュー、ライブ情報など更新します)



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今月のアーティスト「俺はこんなもんじゃない」 最終編

2007-02-19

6320.jpg 今月のアーティスト紹介最終です。
今回はディスク紹介、様々なアーティストから頂いたコメントの掲載、ライブ情報です。

<<ディスク紹介>>
2
約3年半ぶりに発売されたセカンドアルバム「2」。スタジオ盤、ライブ盤の2枚組み+特典CDR+ディスクユニオンオリジナル特典「記念品が当たる応募券」紙ジャケット仕様。
前作のアイデアを更に追求し、より複雑に練りこまれたリズム、音の重なりと交錯を含み、難解なことをやってはいるものの、聴くものにとってその難解さを感じさせない、俺こん流の独特の空気感とポップさを包み込んだ秀逸作品。芸術的な内容。

Epitonic
こちらがファースト。既に廃盤。ディスクユニオンも通販での販売分は終了致しました。申し訳ございません。既にこのファーストでも俺こんの色は確立されている、ファーストとは思えない素晴らしい内容に脱帽。

V.A/WAGON
俺こんも「七拍子〜牛の祭」の無力無善寺ライブ音源を収録しているコンピ。東京のアンダーグラウンドのシーンが伝わる良質コンピ。

<<様々なアーティストからのコメント>>

「ロックミュージックは他ジャンルの音楽やファッションの要素をミックスして存在し続けてきた。プログレ、グラムロック、フュージョン、テクノポップ、ミクスチャー、オルタナ、ポストロック等はその時代時代を反映する代表的なものだった。
2000年以降(正確にはここ2〜3年位で)、これらのようなミックスの仕方とは少し違う、もっと自然な新しい感覚のロックミュージックが増えてきていると思う。それらは、何かと何かを「ミックス(+プラス)」するのではなく、既にその音楽が出来た時点でミックスされている、というか、明らかに天然的に「吸収」されているものが多い。ロックの始まりが60年代頭だったとしても既に40年たったことになるが、今の10代、20代の人々にとってのロックはハーフのハーフ、クオーターくらいに混血してるのだろう。
いきなり話が固い感じになってしまったが、今回の「俺はこんなもんじゃない/2」を聴いて上に書いたようなことを改めて思った。多分聴く人によっては普通にロックミュージック、少しプログレ的なロックに聴こえるのかもしれないし、本人達ももしかしたらあまり自覚ないのかもしれないが(彼らに聞いてないのでわからないけど)、確実に今までとは違う感覚による新鮮な驚きをこのバンドは持っていると思う。
こういう新しい感覚をもったロックミュージック(と既に言っていいのかどうか)がこれからどんどん増えていくと思う中で、この「俺はこんなもんじゃない/2」はその代表の一つとして輝き続けると思う。」
大島輝之氏(sim/Circuit Unconnection/他)

「OWKMJを初めてライヴで観た時から、「俺はこんなもんじゃないの宮殿」のフレーズが、耳に媚びりついて離れなかった。
1st Album "epitonic"でも僕はコメントを書かせてもらったけど、確かあの頃は彼らの存在を全く知らずに、初めて聴いてただ感想をコメントしたのだと思う。
あれから彼らのライヴを何度か観たり、対バンしたりしているので、ここに収録されている楽曲のいくつかは、僕にとって既に馴染み深いものです。
そのファーストのコメントで、確か僕は「サイケが云々」なんて書いてたと思うけど、もうそんな事は忘れて頂戴!「俺はこんなもんじゃない」は最早、「俺はこんなもんじゃない」以外の何物でもない。
それ以上、僕にはもう説明出来ません。
このアルバムを聴かない事には、どうしようもないでしょう。確実に何処かへ連れてってくれます。
それではアミーゴ、Are you ready?」
田畑満氏(Acid Mothers Temple/AMAZON SALIVA/他)

「俺はこんなもんじゃないの新しいアルバムを聴いたら、奇妙な夢を見たような気
分になった。
覚めてからも胸の奥がもやもやして、薄気味悪さと、しかし、心地よい幸福感も
覚えており、堪らん気持ちで、もう一度CDプレイヤーのスイッチを押した。」
二宮友和氏(eastern youth/ひょうたん)

<<ライブ情報>>

3/9 秋葉原グッドマン
"ALTERNET-AKB."
W/ピンクグループ/嘘つきバービー(佐世保)/他

3/11〜21
SXSW2007を含むアメリカツアー(LA、TEXAS、NYの予定)

3/28 新宿MOTION
w/スッパバンド/Etuko Heartfield/ARCHE/ブラック
ボックスオーケストラ

4/8 高円寺無力無善寺 
"OKAMOTAROW vol.6"

4/13 渋谷公園通りクラシックス
”summit2007”
W/oshima teruyuki NEW PROJECT [dot 3 dot](大島輝之bass,piano他、庄司広光guitar他、itoken drum他)/植野隆司(fromテニスコーツ)

4/28 秋葉原グッドマン
"異化ロックナイト!"
w/ヤング100V/ROUND(エコーユーナイト谷口マルタ正明新バンド)/FARMSTAY

「俺はこんなもんじゃない」特集してみました。今年今までで聴いた音源の中で2007年度のベストともいえる内容。そんな今回の「2」の発売に合わせ、制作過程、今までの活動、今後の活動などをメンバーの狩生さんに聞いてみました。なかなか面白い内容になっていると思います。少しでも興味を持っていただけたら、こういう音楽が日本では存在をしていて、それらが大きな日の目を浴びないとしても、着実に根付いているんだと実感して、音源、ライブなどをチェックして少しでも興味を持って頂けたらと思います。

来月からもやりたいと思っていますが、充実した内容になるようできる限りしたいと思います。



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今月のアーティスト「俺はこんなもんじゃない」 続編

2007-02-16

6290.jpg 先日のインタビュー記事の続きです。

「活動に関して」
●各メンバーの活動は、他バンドのメンバーや様々な人たちとのセッションなど、多岐に渡りますがそれはどのように増殖していくのですか?また、今後さらに、こういう場に広げて行きたい、既に予定が決まっているなど、ありますか?

狩生さん:どのように、なんでしょうね。まあ対バンとかしたあとメールとかして仲良くなってるんじゃないでしょうか。あだちくんとかマスダはそういう風に声かけられやすいけど、俺とかそうでもない。今後さらに、という展望は個人個人ではあるかもしれないけど、バンド全体としては特にないですね。俺はもっと色んな場所でギターを弾きたいですが。あと、最近始めた録音・ミックスの仕事をもっと増やしたい特にないですね。俺はもっと色んな場所でギターを弾きたいですが。あと、最近始めた録音・ミックスの仕事をもっと増やしたい。

●高円寺無力無善寺、円盤など、そういったやはりアンダーグラウンドなシーンで活動を主として、その中で徐々に活動を広げ、交流を広げてきたと思うのですが、やはり今のこういったシーンは状況がよくないと実感したりしますか?今後、SXSWへの参加も決まり、海外へのツアーも予定だそうですが、日本より海外での状況の方が、やはりいいなと感じたり、もしくは、海外に活動拠点を移し
たいとかは思いますか?そのSXSWも含め、ライブ予定など、簡単に教えてください。

狩生さん:状況が良いのか、悪いのかは正直よくわかりません。無善寺や円盤みたいな場所はある意味、世間からこぼれ落ちてしまった表現者たちの受け皿になっていて、様々な理由で普通のライヴハウスとかに出演するのが難しい人たちに表現の機会を与えていて、それは本当に素晴らしい事だと思います。特に無善寺なんかは、病院にも宗教にも救われなかったような人たちを、(結果的に)沢山救ってきていて、ある意味社会福祉的な機能を世の中に対して持っています。そんな場所が日本に存在できている事は本当に掛け値無しに素晴らしいし、自分もそれに幾らか関われている事をとても誇りに思っています。ライヴに関しては動員に関わらず、無善寺でやる時が一番お客さんの反応がダイレクトで充実感があります。
それとは別に経済的な問題として、自分たちや周囲のバンドが音楽で殆どお金を稼ぐ事ができず、毎日のバイトに忙殺され、徐々にすり減っていっている、という事があります。これは微妙な問題で、そもそも金銭に交換可能な価値を含まない音楽をやっているのだから仕方が無いのではないのか、それとも本来はもっとその功績が経済的に還元されるべき活動をしているのに、何らかの理由で世の中にうまく伝わらず、リアクションがのぞめない、という事なのか、それをジャッジするのは、果たして自分なのか、賛同者なのか、現在の世の中なのか。世の中であるとしたら我々は既にジャッジされているわけですが。
まあ、一つ思うのは、仮に我々の音楽が大好きな人がいるとして、やはり我々はその人に対して、一生懸命になって新しい曲を作っていかなければならないという事です。そのためには、もっと音楽に時間を費やせるようにしたいし、そうするための努力をもっとしなければならない。
具体的に言えば、CDを一枚でも多く売って、ライヴでもギャラがもらえるように動員を増やさなければいけない。小規模のセールスしか上げられる見込みがないのであれば、変にレーベルに頼ったりするよりは、自分たちで業務をやったりして経費を減らす努力をした方が良いでしょう。そういう現実的に必要性がある範囲で売れたり、有名になったりしたいなと思いますけど、さっきも言ったように日々のライヴをやる場所は無善寺でできれば俺は十分満足です。バンドの活動については、東京ではやはりスムーズにいかない障壁みたいなものが色々あるのかな
とも思い、dead k君たちとやってたフォーラムみたいなのはとても有効だなと思いましたが、最近はほったらかしですね。またやりたいですけど。他の業種でやってるような交流会、勉強会みたいなものですね。生き残って続けていくためにはそういう事も必要だと思ってます。
アメリカは三都市まわれそうなので、それぞれの状況や日本との違いを見てこようと思ってます。

●最後に、既に次のアルバムに取り掛かっているとかありますか?

狩生さん:曲は段々揃ってきているしアイデアの在庫も多いので、今年中に録れたら良いなと思っています。次は録ってから出すまでそんなに時間かからないと思います。

インタビュー:亀山

次回は、最終。
ディスクレビュー、いろいろな方からもらったコメント、ライブ情報などを掲載します。



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今月のアーティスト「俺はこんなもんじゃない」

2007-02-14

6277.jpg ご案内をした通り、今月より毎月、「今月のアーティスト」と題し1バンド・アーティストをすくい上げ、このブログで紹介をします。
内容は、決まっていませんが、インタビュー、ディスクレビューなどにする予定です。

ということで、第一弾「俺はこんなもんじゃない
丁度、つい4日前に新譜が発売され、今後SXSWを含むアメリカツアーも決定し、今後の日本のアンダーグラウンドシーンを担う「俺こん」のメンバー狩生さんへのインタビューディスクレビューなどを中心に3日間に渡り紹介します。

「俺はこんなもんじゃない」
2001年に始動。練習スタジオに貼ってあった「俺はこんなもんじゃないと思っているドラマー来れ!!」
と言う知らない人のメンバー募集のチラシにピンとくるものがあり、バンド名を「俺はこんなもんじゃない」と命名。
メンバーの変動、音の変動を繰り返し今現在、ギター、ベース、ドラム、サックス、キーボード、パーカッションの5人編成となる。
2003年にファースト「Epitonic」を発売。完成度が高く、国内外で高い評価を得る。
そして、3年半ぶりのセカンド「2」を発売。前作よりも音の重なり、リズム、拍子の重なりは複雑になり構築され、その独特の世界感、POP感、グルーヴなどはよりいっそう力を増す秀逸な作品が完成した。

今回発売に併せ「俺こん」のメンバー狩生さんへ、その3年半の期間をおいて発売された今作の製作過程、また今現在の日本のアンダーグラウンドシーンに関して思うことなど、いくつか質問をした。


「今回のアルバムに関して」
●もう既に何人かの方が聴いているかと思うのですが、反応はどうでしょうか?

狩生さん:今回は初めて自分でミックスを担当しているので、制作途中で既に半端じゃ無い回数聴いていて、中には反省点などもあって、正直に書くと自分の中で確信が持てていない部分もありました。で、音がある程度仕上った段階で、今回のジャケットを担当していただいたカズモトトモミさんに聴いてもらったら、物凄いジャケットというかたちになって音が戻ってきたので、その時初めて、大丈夫かな、と思いました。ジャケまで含めて完成してから聴いてもらった人には概ね評判は良いです。特に楽曲について褒められる事が多いので嬉しい限りです。

●ライナーにも少し書いてあったのですが制作過程を教えてください。

狩生さん:前回の「epitonic」はバンドのセッションから生まれた曲が多かったんですが、今回は俺が家で作ってきたデモテープを元にして発展していった曲が殆どです。そのテープはギターと簡単なリズムしか入ってない、スケッチのような状態のものなので、ギター以外の各パートに関してはスタジオに入って各自が考え、ああでもない、こうでもないと話し合いながら全体のアレンジが決まっていきます。最初に自分が持っていた曲に対するイメージとはかけ離れた仕上がりになった曲もあります。ギターやピアノといった楽器と同じような感じで「バンド」というツールを使って作曲している感じというか、そういう事が同じメンバーでスタジオに入り続けていると、段々と容易にできるようになってきます。録音は全員同じ部屋で一発録り。オーバーダビングもしてない完全にライヴ録音です。スタジオでprotoolsで録ってもらった素材を家に持ち帰ってcubaseでミックスしたのですが、パソコンを導入してソフトを買うくらいの本当にビギナーな環境から始めたので、結構時間がかかってしまった。その後、ベースの町田さんのスタジオ「jupiter」でマスタリングして本盤は完成しました。ライヴディスクの方は最初、ショップ特典盤として作っていたんですが完成したら思っていたより出来がよかったので、タイトルも「2」だし、これも付けよう、という事で急遽二枚組になりました。今回自分たちで手詰めで作っているんで、そういう仕様の変化とかには柔軟に対応できるのです。

●前作よりも音やリズムが一筋縄でいかないというか、アイデアがより膨らんでいると思うのですが、やはり、約3年半程経過しているとあって、その間の経験など反映されているのですか?その間に、たとえば、こういう音楽やこういう人たちと一緒にライブをやったことによって、すご良い経験となり、影響を受けたなどありますか?

狩生さん:前作はバンドのセッションがおおもとになってる楽曲が多かったので、そういうのは気持ち良い感じにはなるんだけど、例えば二曲目の「森の掟」のリズムとか、ああいう複雑な事は出会い頭ではできない。ので、上でも書いたようにセッションではあり得ないようなアイデアをまず俺が作ってそれが実際に楽曲になっていくために必要な音楽的な肉付けみたいなものは全員でおこなう、という分担に曲のバランスが変化しています。3年半の経験は大いにあります。以前はどっちかというと精神論重視だったんですが、それだけでやっていくには限界に突き当たるような出来事があり、ある程度音楽の事を勉強しなおしたりしました。気合と初期衝動だけでこの先ずっとやっていけるほど自分はタフじゃないと思ったし、その時その時で自分が面白がれるような音楽をつくるという最低限のルールを守っていくには、そういう風に自分たちのテンションの変化に素直に対応していく必要があって、その結果として曲の傾向も変わっていったんだと思います。個人的には、feepとsimという二つのバンドにおける大島輝之さんの作曲の方法に、大きな衝撃を受けたという経験があります。他にも凄いライヴやパフォーマンスを沢山見たのだけれど、この二つのバンドには音楽の捉え方みたいなものを直接更新させられました。

(続き「活動に関して」は明日更新します)



Posted by kame at 15:39:32Comments(0)TrackBack(0) │今月のアーティスト
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