日本地下音楽

日本のアングラ、インディーズシーンの自主制作音源(CDR等)を中心に、メジャーものまで日本の地下音楽の入荷状況、オススメ商品、またライブレポートなど含めて長々と殴り書きします。

 
 

SOUL FLOWER UNION インタビュー1

2010-12-07

13546.jpg くるり、あら恋、ビーチズなどがこぞって惚れ込むモンスターバンド、ソウル・フラワー・ユニオン!!!前作『カンテ・ディアスポラ』をリリース後、重量級のライブ盤『EXILE ON MAIN BEACH』、そして3枚のミニアルバム級のマキシ・シングルのリリースラッシュを経て、約2年ぶりの新作アルバムが遂に完成!!
紛れも無い最高傑作を作り上げたばかりで、レコ発ツアー間近のフロントマン・中川敬氏にインタビューさせて頂きました〜!!

<インタビュー:南(diskunion渋谷中古センター)森崎(diskunion営業部)>


-それではよろしくお願いいたします。

中川(以下:N)よろしく〜。最高傑作やね〜、『キャンプ・パンゲア』。

-早いですね(笑)。確かに、いつも仰られる様に、今作もやはり最高傑作だと本当に思います。今作は『キャンプ・パンゲア』と言うタイトル、そして曲にも<パンゲア><パンサラッサ>があり、それぞれギリシャ語で“パンゲア=全ての陸地”、“パンサラッサ=全ての海”と言う事だそうですが?

N:何億年も前、地球の大陸はくっついたり離れたりしていた。もちろん見て来たわけじゃないよ(笑)。3億年くらい前に今の大陸が全てくっついてて、その大陸の呼称を“超大陸”とか“パンゲア”とかいうんやね。マイルス(・デイヴィス)の『パンゲア』もそれ。語源は“全ての陸地”。まあ、アルバム・タイトルは相当後で付けたけども、最終的に『キャンプ・パンゲア』にしたっていうのは、ちょっとした遊び心も含んでいて、そんなに深刻に考えなくてもよろしい(笑)。

-先に<パンゲア>と言う曲が出来ていたんですね。

N:そう。アルバムタイトルはいつも最後まで悩む。今回、自分の唄をあとで振り返ってみると、ディアスポラ(=離散の意)、デラシネ(=郷失者の意)、“よそ者”、“マレビト”……、そういういわば“人間の移動”を唄っている。まあ、もちろん旅の人生でもあるし。だから俺の中では『カンテ・ディアスポラ2』って感じなんよね。ただ、それではBM tunesも売りにくいやろなってことで(笑)、考えたのがこのタイトル。野営地・パンゲア、とか、仮の宿・パンゲア、とか。まあ、新しい軍事基地を作ったっていう風にとってもらっても別にいい。呑み屋しかない軍事基地、9割女性(笑)。

-(笑)、1曲目の<パンサラッサ>はインストの曲ですが、インストとしては8曲目に<道々の者>と言うインストナンバーも収録されていて、これは流れを切り換えると言った意味合いも込められているんでしょうか?

N:そうなったね。いつもあらゆる曲順を試行錯誤して考え抜くんやけど、やはりアナログ世代、A面・B面的収め方に行き着くことが多いね。この<道々の者>を真ん中に置くアイディアは結構当初からあったかな。

-なんだかニューエスト・モデル(ソウル・フラワー・ユニオンの前身バンド)時代を思い出しましたよ。真ん中にこう言う感じでインストがあるって言う流れが。

N:リプライズ(14曲目<続・死ぬまで生きろ!>)についてもよく言われるけどね。<ソウル・フラワー・クリーク>(ニューエスト・モデル1992年作『ユニバーサル・インベイーダー』収録)ですね、って。でも、このリプライズはたまたま。
「あ、<ソウル・フラワー・クリーク>も、『サージェント・ペパーズ(・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド)』(The Beatlesの名盤)のリプライズも同じ位置やったな」ってあとで気付いたくらい。でも、そういう踏襲じゃなくて、曲順っていつも最終的に、映画的に落とし込むところがあって。今回で言うと、映画の最終シーンが<続・死ぬまで生きろ!>で、クレジット・ロールに<移動遊園地の夜>がくるというイメージが降りてきた。『サージェント・ペパーズ』も、リプライズの後に<ア・デイ・イン・ザ・ライフ>があって良かったねぇ(笑)。

-だからですかね、<死んだあのコ>や<再生の鐘が鳴る>もうそうですが、歌詞を読むとすごく映画的な情景が浮かんできますよね。

N:そんな狙ってるわけではないけどね。客観的に見ると、『ロロサエ・モナムール』(2005年作)以降、そういうタイプの曲が増えてきたとは思うね。書いてる時はそんなことはあんまり考えてなくて。自分の中にある記憶とか、心象風景みたいなものを1曲の中に複合的に混ぜちゃえ、みたいなところがあって。
<そら>(2003年作『シャローム・サラーム』収録)あたりもそうやけど、特定の1ヶ所や、特定の誰か1人の主人公じゃない歌詞構造にしようとしてて、そうすることによって普遍的な人生が浮かび上がってくるんじゃないか、っていう。
<死んだあのコ>も実は具体的に・・・ソウル・フラワーのファンの子がガンで亡くなったことがきっかけになって書き始めてはいるんやけど、ちょうど書いてる時に、沖縄戦や、米占領下の沖縄のことを調べてて、複数の主人公が楽曲に入り込んできた。子供を亡くした親の心情。胸一杯になりながら、一気に書き上げた。

-<死んだあのコ>の歌詞を読んでいると、前作に収録されている『海へゆく』(2008年作『カンテ・ディアスポラ』収録)に通じる何かを感じます。

N:なるほど。わからない(笑)。自分がどう変化してきたかとか、実はこうしたインタビューの場とかからいつも教えてもらってる。表現作法はどんどん変化してるとは思うけど、俺の中では、自分が出会ったものに対して、自分というフィルターを通して日常的に楽曲に落とし込むっていう作業をちゃんとやっとかなあかん、と思ってるだけで。日記書かないし(笑)。

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SOUL FLOWER UNION インタビュー2

2010-12-07

13545.jpg -今回、最初に聴かせて頂いた印象として、フルートの音色がすごくフィーチャーされている様に感じられました。個人的にはソウル・フラワーとフルートと言うと1st『カムイ・イピリマ』(1993年作)や、2nd『ワタツミ・ヤマツミ』(1994年作)のイメージが強いんですよね。

N:前作『カンテ・ディアスポラ』に金子飛鳥さん(フィドル奏者)に結構入ってもらって。金子さんとは、ソウル・フラワーでは『ワタツミ・ヤマツミ』以来やったけども、久しぶりにやってみて「ああ、やっぱりこの人の演奏好きやな、素晴らしいなあ」って手応えがあって。
それで前作は結構フィドル色が強い。で、今回のアルバムは、最初に出来た<ルーシーの子どもたち>や<千の名前を持つ女>あたりが、ちょっとラテン風味やったから、今度は赤木(りえ=フルート奏者)さんと久しぶりにやってみようかなって。
赤木さんも『ワタツミ・ヤマツミ』あたり以来やねんけど、最初に<ルーシーの子どもたち>に参加してもらったらバッチリ。相性が良いっていうか。ちょっと感動した。
それで次のセッションもまた呼んで、ってなっていくうちに、アルバム全体で大活躍してもらうことになったんよね。俺は彼女たちの大ファンなんよ。

-今作は高木克さん(ギター/ブズーキ)がメンバーとして加入して初めてのフル・アルバムですが?

N:何といっても今回一番のトピック。高木克加入の1stアルバム。でも、克っちゃんがなじみすぎてて、俺らもこの件を忘れがちやねん(笑)。
今回の最初のレコーディング・セッションから加入してるから、もう2年前になるし。しかも、ライヴより先。さらに、さっき気付いてんけど、最初のセッションの4曲がアルバムの中で並んでる。<パンゲア>から続く4曲。これはまさにたまたま。

-へえー! それでは<パンゲア>からの4曲が今作の中ではかなり初期に出来た曲ってことなんですね? <パンゲア>はてっきり後の方に作られたのかと思ってました。

N:『カンテ・ディアスポラ』リリース後すぐの、最初のセッション。そのセッションにはゲストにリクオ(日本屈指のピアノ/キーボード奏者)もいたから、ちょっとロックンロールを1曲録ってみようって軽いノリ。こういう曲は、それぞれの出自、いわゆる「お里が知れちゃう」みたいな感じがあって、それもまた良し。
<もっとおっぱい>(『カンテ・ディアスポラ』収録)や<不惑の朝ぼらけ>(2008年作シングル『ラヴィエベル』収録)、<零年エレジー>(『ロロサエ・モナムール』収録)もそんな感じの曲やったね。<NOと言える男>(『スクリューボール・コメディ』2001年作収録)もそうかな。ちょっと遊びというか、そんな曲も必要なんよ。

-でも、<パンゲア>はわりと真摯な歌詞を唄われてますよね?

N:<もっとおっぱい>もやけど(笑)。まあ、作り始めたら、最終的にはこういう歌詞になったけどね。

-高木さんと言うとシェイディー・ドールズ(高木氏がかつて在籍していたバンド)と言うイメージがどうしてもあるんですが。

N:俺も最初はそういうイメージやってけんど、彼は90年代後半にシェイディー・ドールズを脱退してから、ずっとオールドタイミーやカントリーとか、結構そっちの方面にいってて。
<千の名前のを持つ女>でもわかるように、ペダル・スティールもいいよ。だから、ソウル・フラワー的にはそんなに遠くないっていう感じはあった。

-<ダンスは機会均等>は、近年のライヴを観ていても、これはソウル・フラワー・ユニオンのアンセム的な曲になるんじゃないか、と思わせる楽曲ですね。9月のツアーのタイトルもこの<ダンスは機会均等>でしたし。

N:この曲は今回のアルバムの中で俺にとっても重要。始まりは単純に、エチオピアの『エチオピーク・シリーズ』(1960年代後半〜70年代初頭のエチオピアのジャズやソウルを扱ったアフロ・ポップのコンピ・シリーズ)を久しぶりに聴いてて、「ああ、アフロのハチロク(八分の六拍子)、最近演ってないな」って思ったところから。
<闇夜の太陽>(1996年作『エレクトロ・アジール・バップ』収録)とか、<恋のパールハーバー>(1999年作『ウィンズ・フェアグラウンド』収録)あたり以来かな。それで、以前のコリアン・ビートから始まってエチオピアの方へ向かう流れを、反対にエチオピアの方から東アジアに向かって来る感じにしてみようと思ったわけ。
まあ、そんな抽象的なイメージ設定は、自分の中でひとり勝手に敷いただけやけどね。

-なるほど、そうなんですね。

N:で、関係ない話になるけど、ホモサピエンスのルーツ。直立二足歩行を始めて700万年。ホモサピエンスの血脈の源流が20万年ぐらい前の、1人のエチオピアのある女性にたどり着く。
“ミトコンドリア・イヴ”って名付けられたその女性の子孫なわけやね、全人類。君も、俺と血のつながってる兄弟や(笑)。で、たまたまここでも“エチオピア”。力技でリンクさせた(笑)。特に歌詞の内容。1番は、現生人類の壮大なる大移動。2番は、コーカソイドによるネグロイドの奴隷移動。3番は、日本の帝国主義による強制的コリアン・ディアスポラ。そうしたことを、自分の中ではそんなにシリアスになるでもなく、昨日の出来事のように、1曲の中に落とし込んだというか。この曲は特にお気に入り。

-<ホップ・ステップ・肉離れ>は、すごくインパクトのある曲名ですよね(笑)。ライヴで最初に曲紹介した時に、笑いも起きていたり(笑)。

N:曲を書き上げてメンバーに送った時、みんな“仮タイトル”やと思ったみたい(笑)。

-ここには何か意図があるんですか?

N:意図! まあ、人生を歌ってる(笑)。うまくいかないことを楽しもうやないか。負けるが勝ちともいうじゃないか(笑)。

-個人的には<移動遊園地の夜>がすごく好きで。最後にこの曲があって終わるわけですけど、この曲が最後にあるので、また頭から繰り返し聴きたくなるんです。歌詞もわりと前向きな歌詞が唄われてますよね?

N:これも例によって、自分の中の複数の記憶を織り混ぜて新たな主人公が立ちのぼってきたタイプの曲。<そら>とかもそうやね。
数年前のフランス・ツアーの時に訪れたある小さい街の広場に、ちょうど移動遊園地があって。その横で、すごく疲れた顔した、ヘジャブを被ったアラブ系の女性が座っていた。広場ではクルド人のデモがあってね。その光景が印象に残ってて。
で、2年前、イスラエルのパレスチナ空爆のあと、東京と大阪のデモに行った時に出会った在日アラブ人のヘジャブを被ったおばちゃん。そうした心象風景の残像がポンっと浮かび上がって、複数の登場人物が出来上がっていったんよね。短編映画の脚本を書く感じでもあった。

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SOUL FLOWER UNION インタビュー3

2010-12-07

-10月に辺野古で行われた“ピース・ミュージック・フェスタ”のお話を聞いても良いですか?

N:今回は大成功! なんで来てくれへんかったん?(笑) ほんと素晴らしかった。実行委員長はヒデ坊(伊丹英子)と知花竜海の2人やけど、今回はスタッフのほとんどがウチナーンチュ。これが何よりも大きかった。そこから、竜海の友達のマーシーっていう、30代前半の素晴らしいキーマンが今回あらわれて。彼を軸に、ウチナーンチュ中心の祭りになっていった。
以前は見え方的に「反基地イベント色」が結果的に強かったと思うけど、「人殺しのための新しい基地なんていらない!」って、もはや集まった皆が個々に既に思ってる。もうそれでいい。旗はいい、音楽があるんやから。あとは「今の辺野古を見に来ない? 音楽で繋がろう!」っていうことやね。そういう、本来的な「祭」に変わってきてる、成長してきてる。
辺野古の社交街の人たちが協力してくれたり、「基地推進派」と言われる人たちも会場に遊びに来てくれたり。会場にはお年寄りから子どもまで実に雑多な顔が集まって、みんなで音楽してた。結局、人々を分断してるのは国家であって、個人の心中なんてのは、そんな反対・賛成、スカッと単純化できるわけではない。そういう意味でも今回は本当に達成感が今までとは違う。
しかも今回、出演者はみんな自腹で集まってくれて。内地から参加した七尾旅人君も、THA BLUE HERBのBOSS君も、中川五郎さんも、カーネーションの直枝君も、三宅洋平君も、みんな異ジャンルにみえるけど、一から十まで全部説明せんでも済むやつらばっかりというか。加えて音楽も素晴らしい。
阪神淡路大震災の翌年に神戸の長田神社でやった“つづら折りの宴”の時にも感じた、集まったやつらのことは一生忘れられへんやろうな、っていう高揚感が、スタッフとミュージシャンの間にあった。本当に素晴らしかったよ。

-行けば良かったー!

N:ほんまほんま。これからは気をつけるように!(笑)

【 Release Information】
New Album 『キャンプ・パンゲア』 2010.12.15 Release

★ディスクユニオンオリジナルデザインTシャツ付き 完全限定セット ¥3,800(tax-in)
★通常盤(CDのみ) \3,150(tax-in)

ご予約はこちら


【 Live Information 】

◎ソウル・フラワー・ユニオン
12/4(土)名古屋 クラブクアトロ
12/5(日)大阪 BIG CAT
12/7(火)福岡 DRUM Be-1
12/11(土)東京 赤坂BLITZ

◎ソウル・フラワー・アコースティック・パルチザン(中川敬・リクオ・高木克)
2011/1/12(水)滋賀 酒遊館
2011/1/14(金)愛媛 松山ブエナビスタ
2011/1/16(日)兵庫 加古川 ギャラリー&サロン 日本堂
2011/1/19(水)神奈川 藤沢 虎丸座
2011/1/20(木)東京 吉祥寺 弁天湯

info. SOUL FLOWER OFFICIAL WEBSITE http://www.breast.co.jp/soulflower/



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SEBASTIAN X メールインタビュー1

2010-08-03

13089.jpg 8/4にSEBASTIAN Xが9ヶ月ぶりの新作をリリースする。その名も「僕らのファンタジー」
前作は「ワンダフルワールド」だったが、今回は「僕らのファンタジー」彼らの音楽には、タイトルからも感じられるように常にそういう何かが起こるような期待、希望が込められているように感じる。聴いていてワクワクする。
彼らの音楽から想像させられるも、心の底から突き動かされる何かがある。その魅力を具体的形として説明することはできないが、その魅力のひとかけらでも分かるようなヒントを求めメールインタビューをしたところ、それぞれの質問に対してメンバー全員が回答をしてくれた。
<インタビュー:亀山直幸(diskunion営業部インディーズ担当)>


■「僕らのファンタジー」というタイトルですが、バイオリンやホーン隊なども入り、サウンド面がより豊かになり、聴いている人がファンタジックな想像力を掻き立てられるような印象を受けました。「僕らのファンタジー」というタイトルの意味はありますか?もしくは、ファンタジーを音楽で表現したい、という狙いですか?

VOCAL 永原真夏:『ファンタジー』という単語は制作過程で出てきたワードなので、最初から「ファンタジーを表現したい!」みたいな明確なテーマはなかったです。前作の『ワンダフル•ワールド』も同様ですが、タイトルは、ただただ希望を持って名付けました。

DRUMS 沖山良太:メンバーそれぞれ解釈あると思いますが、僕はファンタジーっていう抽象的な言葉をキーワードととして抽象的なまま受け入れて作っていきました。だからいまだに、ファンタジーってなんなんだ!?って思ってます。

BASS 飯田裕:よくみなさん『ファンタジー』という言葉に着眼されるんですが、僕はこのタイトルを聞いたとき『僕らの』ってとこに「なるほど」って思いました、そういえば 。

KEYBORD 工藤歩里:ファンタジーというワードが曲作りの途中から出てきたので、その後からは、この音はファンタジックなのか否かという事に重点をおいて作りました。


■サウンド的にもアイリッシュっぽさや、バラードだったり、キャッチーだけど突拍子もなく、一筋縄ではいかない様な曲構成だったり、面白い。アルバムを通じて聴いて実に振り幅広いなと感じたのですが、これまでどういう音楽に影響を受けたのでしょうか?好きな音楽は?

永原:主にフォークとパンクとヒップホップを愛聴してきました。

沖山:僕はそもそも特に音楽に対する愛情が深いほうではないんです。高校でハイスタのコピーバンドからはじめて音楽をやりはじめて、同時に区立図書館でいろんなジャンルが冠される音楽CDを漁るという、雑多で並列的な音楽の聴き方をしてました。だから特定の形式に思い入れがないことがいい方向に働いているのだと思います。

飯田:僕はあまり音楽詳しくないので、その分その都度何かにとらわれずに新しい発想ができるのかなって都合よく解釈してます。

工藤:影響を受けたのはクラシックですね。幼少期にクラシックピアノを習っていたので。 あとは、サントラが好きです。基本的に映像についている音楽が好きなので、その場の雰囲気が想像できるような音楽にしたいとは思ってます。


■M2の「世界の果てまで連れて行って」のイントロ聴いて、いい意味でちょっと噴出してしまいそうな王道なJPOPっぽい曲だなって思ったのですが、だけど、唄が始まるとSEBASTIAN Xそのもの。どうやって音楽は作っていくのですか?

永原:世界の果てまで連れてってはずばり、自分たちの幼少時代に触れ合ってきたような、ノスタルジーとかぶるJ-POP黄金期的な曲を作ろう!と思って作りました。
だいたいの曲は私が歌詞とメロディを作って、そこからみんなにアレンジしてもらいます。そっから先は様々。

沖山:長年の付き合いによるコンテクストの共有がでかいです。中心にあるのはやっぱり歌で、まなっちゃんから曲ごとにイメージの提示があって、それに瞬発力で応えたものを丁寧に仕上げる感じです。最近は丁寧にしあげることを覚えた気がします。

飯田:「世界の果てまで連れてって!」は作っている段階でJ-POPってキーワードがあったので、そう思っていただけたなら成功ですね。 曲づくりに関してこのバンドはほんとに全員からアイデアが出てくるので、ある意味では誰も思い通りにいってないのかも。そのバランス感でいろんな曲が出来てきます。

工藤:基本的にはVoの真夏が持ってきた曲を、自分達が受け取ったイメージのベクトルでより広げる、もしくは突き放す、というように元の曲がどういうイメージかで判断して作っていきます。 「世界の果てまで連れてって!」は、自分達が音楽に興味を持ち始めた時期の90年代J−POPみたいなのが作りたいねっていうのから、そのイメージをセバスチャンに落とし込む作業をしていった感じです。


■結成の経緯は?

永原:17才のときにコピーバンドをやって以来、いろいろやって今に落ち着きました。だから意外とこのメンバーで5〜6年やってます。

沖山:もともと17、18才くらいのころからいまのメンバーとバンドをやっていました。人が出入りしたり形をかえつつ、SEBASTIAN Xがスタートしました。

飯田:最初はこんな長いこといっしょにやることになるとは思わなかったです。

工藤:前々から違うバンドで一緒にやっていたメンバーで、親とか友達にも普通に聴かせられる音楽をやろう!ということで始めました。

⇒インタビュー続き



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SEBASTIAN X メールインタビュー2

2010-08-03

13088.jpg ■「死ぬ」とか「生きる」とかそういう単語がすごい直球で、獣的というか、本能的だなって思います。結構どきっとするような言葉があったりするですが、でもそういう本能的でネガティヴな単語があったりするのに、圧倒的にハッピーで前向きですよね。どういうことにインスピレーションを受けて歌詞は作られるのですか?

永原:圧倒的にハッピーで前向きな部分は、やはり希望を持って自ら絞り出していると思います。本能的な部分は、食べたり寝たりする必要最低限の生活の営みから自然と出てくる気がします。ネガティブなのは性格です。
インスピレーションは、未知のものに触れることから受けることが多い。衝撃を受け、我に立ち返り、歌詞になります。

飯田:歌詞に関しては僕もいちいち感心してしまいます。

工藤:歌詞については私はわかりませんが、死ぬとか生きるとか世界とか宇宙とか、広っ!って思う単語が出てくるのは昔から変わってないです。


■音楽が果たす役割ってどんなことだと思いますか?

永原:音楽が果たす役割の定義をつけるのはなんだか怖いです。いつかわかったら嬉しいけど、わかんなくてもいい気がする。

沖山:役割は関わる人それぞれにあると思いますので一概には語れませんが、、 それよりも、ずーっと音楽に関わる人が途絶えないのだから音楽っていうのは大したもんだなと思います。

飯田:上の二人に概ね賛成です。

工藤:いろいろあると思います。テンションあげるためとか、この音楽鳴ったらパレード始まる合図だよ、とか。

■ライブを見て思ったことなのですが、声や動きに人としての魅力が出ていて、みなさんの人としての魅力が伝わってくるような、実に人間味溢れているなと思ったのです。パフォーマンスにおいて心がけていることはありますか?

永原:心と体がひとつになるように!

沖山:余計なことは考えないでなにかに尽くすことです。なにに尽しているのかはわかりません。 殊に心がけてはないですが、最近はそんなふうに思います。

飯田:最近はお客さんに楽しんでもらいたいなって純粋に思ってる気がします。そっちのほうが自分も楽しいので。最近はそんな感じの気分です。

工藤:心がけている事はないですが、キモく見えなきゃいいな〜とは思ってます。

■吉祥寺で撮影されたPVを見ましたが、ほんと楽しそうですね。最近、すごい楽しかった事ってありますか?どんなときに楽しいなって感じますか?

永原:ポケモンセンターに行ったときはとても楽しかったです。

沖山:Ustでやったパーティーです!久しぶりに風船とか膨らまして学園祭気分でした。 楽しいなって言葉が衒いなくでたときが楽しいです。

飯田:うん、最近はライブがとても楽しいですね。

工藤:断然テレビを見ているとき!誰も私に話しかけるな!って思います。

■今後の活動予定、意気込みをどうぞ!!!!

永原:最近ツアー先での観光を怠けているので、そこもサボらず全国ツアーしたいです。みんなCD聴いてね。

沖山:リリース後、ツアーもばしばし行きますので!身体に気をつけてがんばりまーす!

飯田:リリースしたらワンマンがあってツアーがあって、仙台、名古屋、大阪、東京の4ヵ所で自主企画をしたりなんだかんだでいろいろありますね、 がんばれおれ!

工藤:とりあえずは「僕らのファンタジー」がいろんな人に聴いてもらえると嬉しいですね!


SEBASTIAN Xの皆様ご回答ありがとうございます!

メールインタビューを見て興味を持った方、是非、彼らの魅力溢れる一度ライブに足を運んでみてください。この素晴らしい音源を買って聴いてみてください。

2010/8/4 ON SALE
『僕らのファンタジー』\1,700(tax in) RDCA-1017
ご予約はコチラ 
ディスクユニオンオリジナル特典缶バッヂ付き

SEBASTIAN X:オフィシャルHP
SEBASTIAN X:myspace



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小谷美紗子 メールインタビュー1

2010-05-07

12732.jpg 最新作がいつも最高傑作だと思える渾身の作品を届けてくれる小谷美紗子。3年振りの新作となる今作には、生涯の代表曲の1つになるであろう大名曲“青さ”、“手紙”が収録され、5曲入りのミニ・アルバムとは言え、濃密すぎる1枚となった。
いつでもドキュメントを真っ直ぐに伝え歌う彼女だが、今作に詰め込まれた感情表現には彼女の中に新しい何かを感じたのは私だけだろうか?…そんな話も含め、メールにていくつか質問をぶつけてみました。

<Interview :Tomoko Sunaga (SECRETA TRADES)>

−最近はツイッターを始められたりブログの更新もあって、ミステリアスな美紗子さんの近況を覗き見れて嬉しく思っています。それと先日行われたUSTREAMを使っての試聴会。ご自身も生中継で登場してファンからの質問に答えたりと、とても意義のあるプロモーションだと思いました。勝手なイメージなんですが、あまりこういったデジタルなコミュニケーションって苦手なんじゃないのかなと思っていたのですが…

小谷(O):私は生放送が好きです。自分の言ったこと、やったことが取り消せない世界。出演する誰もがフェアな環境で、責任感と緊張感を持って誠実に行動する世界。そんな生きた放送による試聴会、とても楽しかったです。ツイッターは完全に名前を伏せた上で言葉を投げる掲示板などとは違って、自分の実際の友達や仕事仲間にも自分が書いた内容が伝わる場合が多いので、そういう意味でもフェアな環境だと思います。そういったコミュニケーションの場が、非難の言葉が行交い討論する場になったとしても、言葉に覚悟と責任を持った上での誠意のある意見交換ができると思います。誠意と思いやりの上に成り立つ批評なら、いつでも受け付けています。名前を名乗らない批評は、法にふれないピンポンダッシュや悪戯電話の様なもの。またそれを観て楽しんでいる人は、人の醜さや不幸をただ見物する火事などに集まる野次馬でしかなくきっと、自分を振り返る瞬間に己を恥じていることでしょう。

−単独音源の新作としては3年振りとなる今作ですが、この間ライブやイベントに多く出演されながらも作曲活動はされていたんでしょうか?特にスランプという訳ではなかったんですよね?今作のリリースの前に、昨年10月にリリースされたmiscorner/c+llooqtortionの作品にコラボレーション参加されましたが、これまで共演されてきたeastern youthの流れから、また更にコアなライブハウスベースのオルタナティヴなバンドのリスナーへも伝わった事が凄く嬉しかったんです。この作品で美紗子さんにはまった!という声も多く聞いて。ご自身にとってはこの作品への参加が活動モチベーションに何かしら作用しましたでしょうか?

O:作曲のペースは今までと変わっていないです。アルバムはスタッフと自分との意思疎通ができてから準備万端整えて出すようにしています。
miscorner/c+llooqtortionとのコラボレーションは、出来上がったオケにメロディーと歌詞を付けるという作業で、ほとんど初めてだったので、とても新鮮で楽しかったです。オケが先にしっかりと出来上がっていたので、メロディーに良い隙間を置くことができました。洗練されたアレンジに背中を押される様に、すぐに歌詞もメロディーも出来上がりとてもスムーズでした。また是非一緒に曲作りができたらいいなと思います。

−今作は全て日本語詞の作品ですが、歌い方のバリエーションが豊かで、それぞれ変化がありとても楽しめて聴けました。冒頭の“日めくり”は少女の様に可愛いらしくて、“手紙”は自然な抑揚で、心を打つ歌詞がそのまますーっと入ってくる… 歌い方のニュアンスって、メロディが出来た段階でイメージしたものが最終的にそのまま固まるんですか?

O:歌い方については、あまり深く考えていませんが、作り声や、独創性と歌唱力を強調しようとする歌い方は好まないので、楽曲の内容を素直に表現する歌い方になっていると思います。おばあちゃんと話すとき、友達と話すとき、恋人と話すときとそれそれ声のトーンが自然と変わる様に、曲によっても歌い方が自然と変わるといいなと思っています。

−今作の中で個人的に“青さ”がもうたまらなくて。何度聴いても最初のワンフレーズでじわーっときてしまって人前ではうっかり聴けない曲です。懐かしさを感じさせるちょっとフォーキーなメロディーと歌詞の感情とのマッチングが凄い… この曲は親友の梶木良子さんへの気持ちを綴った曲という事ですか、こんな素晴らしい曲を贈られたなんて羨ましすぎます!

O:アルバム「Night」に「still have us」という曲がありその曲はもう一人の親友みどりちゃんに贈った曲なのですが、その曲ができた後「私の曲はないんか?」と良子さんに言われました。いつか書こうとずっと思っていたのですがいつも一緒にいるので、照れくさくてなかなか書く気にはなりませんでした。「still have us」の場合はイギリス留学に旅立ったみどりちゃんへの曲なので遠くにいる大切な人を思う曲になったのですが、良子さんとは本当にいつも一緒にいるので(笑)。でも、ここでは言えないような様々な出来事があり、改めて彼女という親友の尊さを実感し小学生の頃から変わらない彼女の笑顔を歌にしました。その笑顔に何度も救われて、今私がここにいるのだと思います。

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小谷美紗子 メールインタビュー2

2010-05-07

12731.jpg −今作は全体を通して前向きで穏やかな曲が揃いましたね。いわゆる小谷節と言いますか、グッサリくる様な感情を表現する気持ちが消えた…というわけではなく、たまたま今作はこういう作品になったという事なんでしょうか? “線路”や“空の待ち人”にはしっとりした女性感や、母性的な包容力を凄く感じました。ご結婚されてから表現したいことに変化があったりしたんでしょうか?

O:ウハハ。表現したいことは、日常の流れ次第。実際に感じたことしか曲にならないので、その辺りは今までと変わりません。ただ最近は、大切な人を励ましたいという気持ちになることが多かったので特に「線路」などは、私が言える精一杯の励ましの言葉が詰まった曲になっています。私が我がままに音楽活動を続けていられるのは、旦那様のお陰なので包容力を凄まじく感じているのはむしろ私の方なのです。

−美紗子さんは普段ほとんど音楽を聴かないという事ですが、意識的に耳に入れない様にしているんでしょうか?そんな中でも最近買ったCDやレコードでお気に入りの作品があったら教えて下さい。

O:聴きたいと思う時に聴きたいものだけを聴きます。ただ、自分が聴きたい音楽を自分でやっているので、なかなかそれ以外のものを求めることはありません。今までに本当に気に入って自分で買ったCDが20枚か30枚ほどあるのでそれで十分です。多過ぎるくらいだと思っています。一番最近買ったアルバムは3年ほど前に買った「YES」のアルバムです。(※お気に入りは“Roundabout”だそうです。)

−一緒にプレイしてみたいなと思うアーティストがいたら教えて下さい。

O:シンディーローパーのコーラスがやりたいです。

−最後に、音楽以外に美紗子さんを癒したり元気にしてくれるものって何ですか?

O:友達、家族、動物、植物、激辛料理。

−レコ発ツアーではトリオ編成でこの『ことの は』の曲たちが聴けるんですね!物凄く楽しみです。ありがとうございました。

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New Mini Album 2010.05.12 Release
『ことの は』 ¥1600(tax-in)RDCA-1014

ご予約はこちら

収録曲(全5曲)
1. 日めくり
2. 青さ
3, 線路
4. 空の待ち人
5. 手紙

★ディスクユニオン オリジナル特典 缶バッジ付!★

【Live Schedule】

6月4日(金) "alternative soloist"vol.2 @ 代官山 晴れたら空に豆まいて
"alternative soloist"vol.2
■出演:小谷美紗子/suzumoku/代々木原シゲル/高橋優/ノグチサトシ


小谷美紗子 Trio Tour 2010 ことの は (ワンマン)

7月20日(火) @ 名古屋CLUB QUATTRO

7月21日(水) @ 心斎橋CLUB QUATTRO

7月27日(火) @ 渋谷duo MUSIC EXCHANGE

チケット一般発売日:6月5日(土)
※『ことの は』商品封入の購入者チケット先行予約あり(初回プレス分のみの封入)


小谷美紗子official website:http://www.odanimisako.com/
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THE NOVEMBERS インタビュー2

2010-03-25

12563.jpg −趣味などはありますか?

:ギターを弾いたり本読んだり、映画観たり、写真を撮ったりしますけど、これといった趣味はないですね…。ちなみに趣味はありますか?

−パン作りですね(笑)

:パン!!??(笑)すごい。あ、僕は「美味しんぼ」と「ジブリ映画」と「ドラえもん」が趣味ですね。「耳をすませば」は余裕で100回以上観ていますね、「美味しんぼ」も全巻持っていて、毎日読んでます。

−勝手なイメージで感覚的なことを趣味としてやられているんだと思いました(笑

:「美味しんぼ」のシニカルさはすごいんですよ。表現者の心の中には海原雄山みたいな存在がどこかしらにいないと、惰性の塊になってしまうと思う。海原雄山の名言で「心の贅肉はなにより敵だ」という表現があって、そういう姿勢に目からうろこというか。笑えもしますがたくさん得るものがある作品です。

−最後にファンの方へメッセージを。

:新しい作品の『Misstopia』が世の中に出るということは、それを手に取った人にとっても、新しい体験になるわけなので、その時感じたことを大事にしてくれたらいいと思いますね。例えば、世の中では「こうじゃないといけない」と何かに縛られるようなことが当たり前にあるように思うんですが、表現することと何かを感じることは「こうじゃないといけない」なんて無いので。だから、誰かの意見で、自分の「感じることそのもの」への触れ方が歪んでしまうとか、そういうのはつまらないので、やめた方がいいと思います。感じたことは、ありのままの出来事として肯定してくれたらいいと思います。

−ありがとうございます。


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THE NOVEMBERS「Misstopia」

覚醒の夜と、再生の朝、心と夢のあわいを経て新境地にたどり着いたTHE NOVEMBERS、待望のフルアルバム完成。2010年最初のアクションは、11曲入りのアルバムリリース。前作「paraphilia」から1年。フルアルバムとしては1年9ヶ月ぶりとなる今作は、きらめく多幸感と、浮遊感に満ちたサウンドで開放的に表題曲「Misstopia」からスタートしてい る。そして、ヒステリックなフィードバック・ノイズや、包み込む光の渦、花が開くように11の世界が広がって行く。マスタリングは、ゆらゆら帝国を手掛ける中村宗一郎氏が担当。

※なお、ディスクユニオン完全限定Tシャツ付きセット販売は無くなり次第終了となります。

【「Misstopia」 release tour “find a pilica”】

4月06日(火)下北沢SHELTER【ONEMAN】
4月08日(木)高崎CLUB FLEEZ
4月09日(金)水戸LIGHTHOUSE
4月14日(水)京都磔磔
4月15日(木)金沢vanvanV4
4月17日(土)宇都宮HEAVEN’S ROCK Utsunomiya VJ-02
4月26日(月)岡山PEPPERLAND
4月28日(水)福岡DRUM SON
4月29日(木/祝)広島CAVE-BE
5月07日(金)名古屋CLUB QUATTRO【ONEMAN】
5月08日(土)心斎橋CLUB QUATTRO【ONEMAN】
5月13日(木)新潟CLUB JUNK BOX mini
5月14日(金)仙台MACANA
5月16日(日)札幌mole
5月21日(金)赤坂BLITZ【ONEMAN】
※対バン有り(LIVEをご覧下さい)

■一般販売■
『プレイガイド』…2月28日(日)発売
※名古屋/大阪/東京ワンマン公演は3月14日(日)発売
※SHELTER公演は3月28日(日)発売
・チケットぴあ http://t.pia.jp/
・ローソンチケット http://l-tike.com/
・イープラス http://eplus.jp/



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SuiseiNoboAz インタビュー1

2010-03-24

12558.jpg 1月に待望のデビューアルバム「SuiseiNoboAz」をリリースしたSuiseiNoboAz。プロデューサーに向井秀徳氏を迎え今回の初正式音源を制作。個人的に昔から感じていた彼らの「真面目さ」に焦点を当て(れているのか分かりませんが)レコーディングやこれまでの活動に関して聞いてみました。結構、面白い内容ですので、是非読んで見てください。

<インタビュアー:亀山>

2010/1/20発売
SuiseiNoboAz「SuiseiNoboAz」

−今日はインタビューというかしこまった感じではないので(笑)そういうの苦手なんで、フリートークで!飲みながら最近どう?みたいな話がしたかったんだよね。

石原(I):それが一番いいですよね。

−だからテーマを決めたかったんですよ。僕の中でSuiseiNoboAzはみんな「真面目」だなと思ったんですが。違いますか?

:いや、どうだろう(笑)

−今日は「真面目」がテーマで(笑)初めて石原君に会ったとき、渋谷o-nestで紹介をされたんだけど、その挨拶の印象がすごい真面目な印象で(笑)

:多分、それ仕事だったからですよ(笑)

−その印象ですごい真面目な人なんだって思ったんだよね。そんな真面目さがライブとかレコーディングとかにも影響するのかなってのを聞きたいなと。

:みんなこだわりの男ですね。

櫻井(S):どうっすかね、真面目なのかな…

溝渕(M):真面目じゃないと思います。

−真面目って言葉は違うかも。硬派。

:硬派かもしれないですね。

−じゃあ、それを踏まえた上で、まず、レコーディングに関して。今回、向井秀徳さんにレコーディングエンジニアをしてもらっていますが、どういうきっかけだったんですか?

:もともと、自分達でデモ音源を作っていた時って、どうしても、MTRとかで録音しているから、ちょっとうんざりしちゃっていて。限界もあるし。だから、しっかりとした人に教えてもらいたいなってのがありました。アルバムを作るという話しになったときに、自分達がゆくゆくは自分達でレコーディングできるように、今回はなるべくミュージシャンの人、DIYで音楽を作っている人のやり方を見ておきたいなって思ったんです。きれいなエンジニアの仕事というより、エンジニアとしての個性がある人にやってもらいたいなって思ったんです。で、リストアップして、例えば、ダブっぽい人ってことで、あら恋の池永さんとか、ドラヘビの方とか。そこで向井さんの名前が出て、それで一番やって頂けなさそうだなってのも正直あって(笑)で、デモデープを聴いてもらい、ライブにも来てもらい、それで気に入ってもらえて一緒にやろうって流れになりました。

−レコーディングは大変でした?

:楽しかった。レコーディングの場に向井さんがいるってのが非日常というか。

−どれくらいかかったんですか?

:まず1日MATSURI STUDIOにお邪魔して、曲を聴いてもらって、話を聞いてもらって、アレンジを詰めていきました。その作業で1日でしたね。その後、1週間後くらいに、FREEDOM STUDIOで、レコーディングを開始して、正味1週間くらいですね。レコーディング中は昼に集合して、セッティングして、1時間後くらいに向井さんが来て、8時くらいには終了してました。飯食いにいったらダメって言われて(笑)

−それはなんで?

:飯食って、その後またレコーディング再開とかって、絶対いい音録れないって言われて。

−集中力が途切れるみたいな?

:そうですね、だから昼飯と晩飯の間にレコーディングみたいな感じでした。向井さんの経験上、深夜でもダメだし、飯食った後でもダメだし。だから、8時に終わって、ちょっと飲んで、家帰って寝て、翌日昼ぐらいに集合して。

−結構スムーズにいった感じだよね。

:そうですね、でも1日目は全然録れなかったですけど、環境のせいとかで。2日目以降はスムーズにできたんですけどね。

−あの曲順は?

:あれは、ミックス終わって、みんなで飲みにいって、向井さんも考えて頂いていたみたいで、照らし合わせたらみんなこんな感じに一致したよね。

−では、結成はいつ?

:2007年の夏くらいですね。組んでから2年半くらいですね。

−じゃあ、デモ音源を取扱出した頃に結成ですね?

:そうですね、ちょうどあの頃ライブをやりだした頃で。ライブやって年明けくらいにデモ音源出して。

−紹介してもらうときに、「スイセイノボアズ」ってバンドって言われて、なんだそのバンド名って思ったんですよ、正直(笑)でも字面を見て、「ああ!知っている!」って、ライブハウスで最近よくみるなって思って、あ、これ「スイセイノボアズ」って読むんだって理解できました。変わった名前だよね(笑)

:スイセイはそのまま水星で、好きなSF小説の登場人物で「ボアズ」っていう人がいて、スイセイにいる「ボアズ」。それが名前の元ですね。色々考えていたんですよね、一単語か、●●の●●がいいなと思っていて。

−それで、「スイセイノボアズ」だ。他は何か候補があったの?

:忘れちゃったんですが、はじめボアズだけでもいいかなって思って。でもボアダムスもいるし、BoAもいるし(笑)

:バンド名自体は溝渕さんとやる前に実は出来ていたんです。前身バンドがあって、それが解散になったときに、僕と石原さんとあと2人、ドラムとベースとセッションとかしていて、そのときに、バンド名を決めるってことになって、スイセイノボアズにしようってことになりました。ドラム2台、ベース、ギターボーカルでスタジオ入っていて、1曲も出来ていなかったのに、1回ライブやってみようってことになって。

:2007年の夏ちょっと前くらいだよね、バンド名決まってなかったから、とりあえず、スイセイノボアズでやったんだよね。全然ダメなライブだったけど。

:で溝渕さんももう一回バンドをやるって話しになって、3人で正式にやることになったんです。

−みんな同級生?

:僕と溝渕さんは高校の同級生です。

:僕はぽっと出てきた感じです。

:櫻井君は大学時代にもぐりこんでいた友達がさらに連れてきたやつで。学校とは全然関係ないですよ。

−音楽はどんなん聞くの?

:みんなばらばらだよね。60-70年代しか聞かないこともあったし。もともと僕はパンク好きですよ。クラッシュとか。

:僕は、安易ですよ、ミスタービッグがはやったときにはミスタービッグを聴いたり(笑)

:僕は、高校までは基本的にJPOPでした。

:高校の時に、文化祭でドラゴンアッシュのコピーバンドをやったんですよ。僕はギターだったんですが、ベースのやつがバイクで事故っちゃって出れないから、誰か同じ学年でドラゴンアッシュのベース弾けるやついないかって探していたら、溝渕さんが(笑)それで一緒にやったんだよね。

−それがボアズの原型だ(笑)ボアズの原型はドラゴンアッシュ。

:そのとき、全然話したことなかったんですけど(笑)

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SuiseiNoboAz インタビュー2

2010-03-24

−高校の時って60-70年代の音楽あまり聞かないよね。

:掘り下げたのはその後ですよね。とにかくメロコアとか、パンクが流行っていて。メロコアも好きだったんですけど、どんどんCDを買っていて、でギターも買って、ピストルズとかクラッシュとかそういうパンクに興味が出てきたんです。掘り下げてっていう感じではなく、単純に好きだから聞いていたって感じで、それで、有名だからって理由で、ビートルズとかも聞いたし。

−ビートルズは何が好き?

:それ、向井さんにも聞かれたんですよ。「REVOLVER」とか「SGT PEPPER'S」とかって答えたら「あぁ、やっぱりって」っていわれました。リバースを使いたいっていったら「REVOLVER」っぽくてNGになりました。で、「REVOLVER」でどの曲が一番好きって聞かれて、「For No One」って答えたら、「じゃあ、それ歌って」って言われて(笑)で何か意味あると思いながら歌ったら、本当に気分転換だけでしたね(笑)同じことやっているとどんどんハマリそうになるけど、それで気分転換はできますよね。歌が本当に大変でしたから。

−だから、やっぱり真面目なんだよ。一つのことを一生懸命やる姿とか。ライブ見ても思うけど。

:そこに戻ってきたんですね(笑)

−人によって、適当にやっちゃうってことがよくあるけど、そういう適当さはないでしょ。

:ライブでもそうですけど、でも燃費はよくない。演奏もニュアンスっていうより、常に圧を出すってことを心がけていて。

:ちょっと前まで30〜25分の持ち時間だったから6〜7曲でよかったのに、最近40分演奏になって、10曲とかやると、もうヘロヘロで(笑)

−でも、これからもっと曲数増えるじゃん。

:そこはね、本当にヤバイなと。体力作りしようと思ってますよ。

−体力だけ?精神力は?

:いやー体力ですね。

:3曲目くらいでヤバイ状態ですね。溝渕さんもそうだと思うけど、この曲とこの曲とこの曲を続けたら肉体的に無理!ってがあるんですよね。だからこれは続けてやらない。

:スタジオだったら大丈夫なんですけどね、ライブだと辛いですね。

:腕とか動かなくなるし。

−それで、人それぞれだけど、手を抜いたりすると思うんですよね。僕とかバンドやっていたとき、もう無理、荷物重いとか言って手を抜いたりしていたし、やっぱり色々なライブ観たりすると、あ、今日手を抜いているなとか、やる気ないなってのが見えたりするけど、ボアズっていつ見ても、必死さがあって、一生懸命さがあって、すごいなと思うよ。

:不完全燃焼とかだと、後々すごいへこむんですよ。

−アルバムは完全燃焼?

:もう後悔はないですよ。

:今やってもうこれ以上はないでしょうってものが作れた。勿論、後々、ああこうしたらいいなってのはあるかもしれないですけどね。でも、これ以上、現状俺たちは無理だっていうものです。レコーディングもジャケも含めて。

−そうやって素直に言えるっていいことですよね。

:レコーディングとかミックスとかも、結構、いろいろと言わせてもらって、向井さんにもすごい真剣に付き合って頂いて、「じゃあ納得いくまでやろうぜ」みたいな感じでした。それがよかったですね。

−ミックスもマスタリングも全部向井さんが?

:マスタリングは別でやったんですが、それも向井さんが立ち会ってくれて。

−だから、アルバムを聴いていて、純粋に、なんの迷いもなく、いいアルバムだって感じられる。そこが真面目さ故だよね、ライブも勿論だけど、音源もとことん追求して、それで最終的に現時点で最高なものが出来たって胸を張っていえるのが本当にすごいよね。ジャケは誰が?

:もともとデザイン画はあったんですけど、それをデザイナーの方にZAZEN BOYSのジャケットデザインをやっている方にお願いしました。

:そういうの誰に頼んでいいか分からないから、飲みながら誰にしようっていう話しになって、デザイナーさんを向井さんに紹介してもらって、カメラマンも紹介してもらって、それでアートディレクションに関してもしっかりと打ち合わせさせてもらいました。

−デザイン画は?

:あれは僕です。はじめにHPを作りたいってことになって、そのときにあのイラストを完成させたんです。で、櫻井君がWEB担当だったので、書いたイラストをとりあえず、これでいいよって渡して(笑)

:これをどうしろって感じでしたね(笑)

−でも、あのイラストがすでに定着しているよね。次は出す時のデザインはもう決まっているの?

:次は実写にします。ボアズ君を。

−あれってボアズ君って名前があるんだ!

:デザイナーさんと打ち合わせしているときに、実写って話になって、今回は実写ではなかったから、次作は実写で(笑

−どうやって?

:外人を連れてきて………

−それはそれで面白いけど(笑)曲も作っているの?

:曲は今作っているところですね。リリースまで、今までの曲をやってきたけど、リリース後は新曲が出来てきてますね。

−スタジオは週何回?

:週3回ですね。

−すげー真面目だねー

一同:笑

:2年半ずっと続けてますよ。最初4回って言ってたんですけど、4回は無理で(笑)ライブとかぶったり、いろいろがあって入れないときは勿論ありますが、週3日はあけていますね。毎回3時間。

:なんかバンド組んだときに、3人とも後がないなって感じだったと思うんです(笑)そういう気持ちだったと思うんですよ、口には出していないけど、多分、みんなそう思っていたと思うんです。

:もういい歳だったんで、ちょっと真剣にやらなきゃって感じで、当時、やるならちゃんとやろうみたいなことからバンドをやりだしたんです。当たり前ですけどね。

−でも、それも真面目ですよね、なんとなく、売れたいとか、なんとなくやっていこうみたいなバンドがいたりして、最近、そういう真剣にやろうっていう話しあまり聞かないんですよ。恥ずかしがって言わないだけかもしれないけど。今の話を聞いていると切羽詰っているってことだよね。

:死ぬほど売れたいと思いましたよ。

:キャーキャー言われたくてしょうがなかったですね(笑)でもダメならダメでしょうがないですけど、やってからダメなら、諦めつけられるかと思ったんです。勿論、ちゃんとやって続けている人もいっぱいいますが、ちゃんとやっていなくても続けられる人もいっぱいいますからね。それは嫌だな。

−そういう考え聞いたことなかった。たいてい酒飲んでるし。酒飲んでるときは全然真面目じゃないよね(笑)

:真面目かって言われたら、バイトとかしっかりしていないし、真面目じゃないですよ。(笑)

−でも、さっきも僕が集合時間に遅刻したけど、全員揃っていたし、ボアズすげーなって。

:今日はたまたま(笑

:結構スタジオに遅れますよ。

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SuiseiNoboAz インタビュー3

2010-03-24

12556.jpg −そういえば、レコ発、キャーキャー言われていたよね。「溝渕さん飛んで」って言われていたよね(笑)

:言われましたね…でも、あれ黄色い声というより汗くさい声だったような(笑)

−でも女の子いたよね。地方ライブは行ったりしていた?

:勝手に行ってましたね。デモ音源持って。

−でも今後のツアーという形は初ですね。ライブはいつ見ても、本当にどんどんよくなっていくよね。

:でも、本人たちの中では、今日は、よくなかったなってのがあるんですよ。初見の人とか、特に東京以外に行くと、反応がなかったり、拍手してくれるけど……というのがあって、そうするとちょっと大丈夫かなって思いますね。心の弱さが出ますね。

−個人的に、自分のリリースした音源のレコ発イベントだったからというのもあるけど、サウンドポタージュのレコ発の時のライブはすごいよかった。全て見ていないから偉そうなこと言えないけど。あと、この場をかりて御礼を言いますが、楽曲収録させてもらって本当にありがとうございます。あと、近々コンピにも収録予定があるんですよね?

:そうですね、すでに今回のアルバムでいい音源が完全に出来上がってしまったので、新たにレコーディングするって感じではないけれど。今、もう完全燃焼していて、レコーディングモードになれないってのがあったんで。

−コンピ、楽しみですね。小説は好きなんですか?歌詞について聞いてみたいんですが。歌詞を読んで思ったのが、薄っぺらくない内容を感じるよね。

:なるべく普通の普段使っている言葉しか使わないようにしていますね、で、なおかつ、ぐっとくるっていうか、説明的じゃなく、威力がある言葉の方がいいなって思っています。

−意識的にこれは威力あるなって考えて?

:なんていうか、ぐっとくる感じ。一言で、シンプルな言葉で、だけど、シンプルにきこえなくて、なんとなく意味が分かって、ぐっと向かってくるような。俳句みたいな。それでいて、面白く聴こえた方がいいなって思っています。

−確かに俳句的で面白い部分があるよね。

:笑うという面白さではないですけど。

−聴こえてくる言葉を聴いていると聴き心地がいいよね。

:言葉がべたっと文章として聴こえるより、一言一言が切れ端で来る方がぐっと来ますよね。

−確かにそれは聴いていても感じる。歌詞カードを読むのって、僕は知っている人だと特になんか恥ずかしくてやらないけど、でもボアズの曲って聴いていて歌詞が耳にぐっと入ってくる。その感じだよね。そんな言葉つながりで、3人って意思疎通がはかりやすくない?

:そんなこともないっすけどね(笑)

:スイセイノボアズは、ほとばしるってことしか考えていないよね。今日も頑張ってほとばしっていこうみたいな。

−ほとばしる感と切羽詰った感があったから、ボアズとしてのまとまりみたいなのがあるのかな。一時期、周りのバンドがみんなデビューしだして、その時の焦りってのはあった?

:確かに、焦っていた感もあったけど、その分、時間がかかっているから、一番いい状態で出せればいいなって思っていましたね。そのことを結構考えていました。

−すごいポジティブだね。

:本当は、基本すごいネガティヴなんですけどね、でも、ネガティヴっていいことないですからね。このバンドをやるぞって時に、いろんなリスクとか、いろんなことを考えても、いいことなかったら、意味ないし、だったら騙し騙しでも、いいこと考えてやっていたほうがいいんじゃないかって思って。別にマイペースでいいし。

−でも、最終目標はキャーキャー言われたいんだよね。

:言われたいですね、お金も稼ぎたいし。いじけたり、現状維持の方が賢明懸命な気がするじゃないですか?でも、本当は、賢明じゃないし、リスクを並べるより、とりあえずやってみるほうがいいじゃないですか。賢明だったりとか状況がよく分かるとか、そういう人が偉いんじゃなくて、結果ダメだったら、30歳までは「すみませんでした」ですむって言われたし。予想範囲内のことで無茶をしていたら、絶対いいことできないから。色々考えてダウンになるより、いいことばかり考えた方がいいかなって。だから、周りのバンドがデビューしていくのを見ながら、PVどんなん録りたいとか、ジャケどうしたいとか、レコ発誰とやりたいってことばかり考えていた。周りのバンドがレコ発でやっているときも、いいなって思うのはあったけど、その時でも、どんなPVとろうかなって思ったりしていて。今度、新しいPVも取るんですよ。

−石原君が撮るの?

:技術的なことは無理ですけど、構成とかは考えますね。いいことばかり考えてますね。

−いいこと考えていて、今があって、最高だよね。

:まぁ、いいことばかりではないですけどね、金がないとか(笑)

−いやー、なんか勉強になりますね。僕も根暗でネガティヴですから。色々と教えてもらえました。

:根暗だけど、状況を分析しすぎるから、考えを変えているだけですよ。なにかいいことがあるんだったらって思うようにしているだけ。

−これからもその勢いで頑張ってください。本気で期待していますから!!次の作品もお願いします。

:ジャケだけ決まったんで(笑)いつかはこのレベルは作りたい、どんな音源を作りたいっていう理想や、夢はあるんで、現状できることは常にやります。そういえば、自分のPCを買ったんですよ、だからいま打ち込みとか作ってますね。ソロアルバムを作ろうかなって(笑)ヒップホップを(笑)

−じゃあ、デモ音源で取扱しようよ(笑)

一同:笑

【ツアー予定】

■2010/3/22(Mon) @岡山CRAZY MAMA 2nd Room
open/start 18:30/19:00
adv/day:2,000/2,500(+1D)
w: winnie / SISTER JET

■2010/3/24(Wed) @名古屋CLUB Rock'n Roll
open/start 18:30/19:00
adv/day:2,300/2,800(+1D)L-code:42359
w: マヒルノ / white white sisters / Call of duty

■2010/3/25(Thu) @京都nano
open/start 16:00/16:30
adv/day:FREE!!!(+1D)
w: マヒルノ / スーパーノア / out at bero / monohoxon / ヤーヤーボールヤー

■2010/3/26(Fri) @十三ファンダンゴ
open/start 18:00/19:00
adv/day:2,300/-,---(+1D)L-code:57479
w: マヒルノ / ワッツーシゾンビ / シリカ

■2010/3/28(Sun) @福岡DRUM SON
open/start 18:00/18:30
adv/day:2,500/3,000(+1D)L-code:87899
w: SISTER JET / cutman-booche

■2010/4/8(Thu) @新代田FEVER 「Get Behind Me Babylon Tour Final!!!」
open/start 18:30/19:00
adv/day:2,300/-,---(+1D)L-code:78057
Guest: Limited Express(has gone?) / the mornings
DJ: 西村 道男(Nur.)

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SuiseiNoboAz…

自主制作デモ音源はどちらも廃盤になり、その後、diskunionとCRJが制作したコンピ「サウンドポタージュ」のラストを飾る1曲(どうしても終演を飾って欲しかったという熱い想いでトリの1曲に)のみとなっていたSuiseiNoboAz。

都内で活動する3ピースバンド。

圧倒的なライブパフォーマンスは度肝を抜かれ、見るたびにその勢いを増し、多くの人を魅了してきた。その彼らが遂に正式音源をリリースする。

今回のサウンドは向井秀徳プロデュースの元、彼らの魅力を充分に引き出すさりげない演出があり、野太さがあり、渋さがあり、そして、人間味溢れる泥臭さであったり、心を揺さぶる感情がある。彼らは紛れも無く、リアルな音と言葉を持っているオルタナティヴバンドだと思う。2010年インディーズロックの幕開けに相応しい。



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「人懐っこいって何???」YOMOYA×シャムキャッツ スペシャル対談 1

2009-06-01

「人懐っこくもオルタナティヴ」 YOMOYA
「人懐っこいのにエキセントリック」 シャムキャッツ


4月22日にデビューアルバム「はしけ」をリリースしたシャムキャッツ。
5月13日に約1年振りのセカンドアルバム「Yoi Toy」をリリースしたYOMOYA。

彼らのCDの帯にはそれぞれ「人懐っこい」という文字が入っていた。偶然にも。

それぞれディスクユニオンイベントにも出演してもらったこともあるし、
そして、今回のこのリリースに伴って2バンドとも「ディスクユニオンのテーマソング」を書き下ろしてくれた。

そこで触れた彼らの音楽性と人間性を探るべく、YOMOYAのキーボード担当の長倉さん、
シャムキャッツのギターボーカル夏目さんと休日の昼下がり、ビールを片手に対談をしてもらった。

この2バンドの共通点はなんなんだろうか。「人懐っこい」ということなのか。

・YOMOYA 長倉さん
・シャムキャッツ 夏目君
・ゲスト:& records 畠山さん

・司会(一応):diskunion亀山

YOMOYA×シャムキャッツ 対談 「人懐っこいって???」


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YOMOYA 長倉さん(以下:Y):人懐っこいってなんですか?

& records 畠山さん(以下:H):ちょっと調べるよ、wikiるよ。言われてどうなの?

シャムキャッツ 夏目さん(以下:S):悪い気はしないですね。

Y:悪い気はしないですね。軟弱っぽい感じもしないけどね。草食系とか言われるとむかつくけど。

S:その草食男子ってよく言われますよね。なんだかよく分からないけど…

H:ぐぐったら、「人懐っこい男ってどうですか?」という知恵袋が…(笑)

Y:というか、実際に音楽が人懐っこいかってことなんじゃないんですか?

S:人というより音楽性ですよね。

H:ベストアンサーは「いい人だと高感度持てますね」

Y&S:おお

Y:てことは聴きやすいってことだよね?J-POPっぽいっていうか。

S:ライブやってるときに、やっぱり他のバンドより触れやすいって感じですかね?

Y:音当たりが優しい感じがするよね。

○じゃあ人懐っこくないバンドは?

Y:ハードコアとか、MCしないとか…

○じゃあ、人懐っこいバンドは?

S:SEBASTIAN Xとかは人懐っこいなって感じますね。http://www.myspace.com/sebastianx2008

○昔聞いていたバンドとかで人懐っこいと感じるのは?

H:お、「ルーツオブ人懐っこい」

Y:「ルーツオブ人懐っこい」か〜、YMO「君に胸キュン」とか人懐っこいと思うよ。多分、あれば狙ってはいると思うけど。メロディーとか人懐っこいよね。狙ってはいるけど、やってる人たちはみんなひねくれてるし。人懐っこいって「懐かしい」って文字も入っているもんね、自分がどっか行って触れたもんが潜在意識で残っていて、「あっ」って思うとかかな。

S:縁側的なスペースをこちらがいつも作っているみたいな。

Y:そうそう、いつでも座ってくださいみたいな。

S:中間スペースみたいなことを感じさせるような。

Y:そうそう、ここ座っていいスペースなんだという。こっちからはあえて椅子は出さないけど。

S:「お茶くらいだすからちょっと話していこうよ」みたいな。俺はちょっと奥に行くから…みたいな(笑

Y:家には上がらせない…  て、結局性格悪いじゃん(笑)

S:そうですね、そういうことになっちゃいますね(笑)

Y:音楽の人懐っこいとバンドの人懐っこいは違うしね。なんていうか、うまく距離感が取れる人たちがやってると音楽も人懐っこいって感じるのかも。

○YOMOYAもシャムキャッツも人間性も音楽性も人懐っこい感じはしますよね。

Y:適当な部分が多いのか。

S:そうかも、しれない。

Y:割り切っている部分もあるかも。仲良くしていこうって。

H:すぐに打ち解けて親しみやすい(wiki検索結果)

S:僕、フレンドリーですよ。

Y:俺も話かけられたら、話しますよ。

S:長倉さんはめちゃくちゃフレンドリーですよ。

Y:俺はアップダウンが激しくてさ。多分アップの時しか会った事ないんだよ(笑)シャムキャッツとかいるとアップなんだよ。誰も知り合いがいないと…

S:バンドのリハの時とかはダウンなんですか?(笑

Y:そうそう、ダウン。個々のメンバーはみんなフレンドリーなんだけどね。

H:シャムキャッツは仲いいの?

S:シャムキャッツは仲いいですね。最近はバンド以外では会ってどっか行こうとかはないですけど。ドラムは、ライブ前はなるべく四人で一緒にいたいって思っているみたいで。なんか、一緒にいるとそういうグルーヴが出るみたいな。

Y:あぁあぁ(納得)

S:話しをしている内容とか、呼吸みたなのが、合ってくるんじゃないかって言ってました。だから、なるべくライブ前は別々に飯を食うとかじゃなくて、誰かがハンバーガー、誰かがラーメンって言ったらどっかで折り合いをつける、みたいな感じですね。

Y:ガストとかね(笑)

H:それ、単に安いからじゃない?(笑)

Y&S:(笑)

Y:YOMOYAはまったく別ですね。みんな別々にいて、すごい集中力を高めて、ライブに向けてまとまるというか。まぁ、あんまりみんなでいるとね…

S:俺は最近は、そうやってみんなといるのがストレスじゃなくなったんですよ。

Y:それだったら別にいいよね。

S:でも、しらっとしてて居心地いい場所にいるよりは、ストレスがちょっとはあった方がいいなと思うことがありますよ。誰かが我慢しているという物語があった方がいいかなって。食いたいもの食うより、我慢して食ったほうが意外とその時のテンションにあっていたなみたいな。お前が食いたいならついていくよ、みたいな。何が出てくるか分からないけど。

Y:俺らは、ステージ上がそうだからね。何がでてくるか分からないっていう。山本のMCとか(笑)YOMOYA自体がメンバー自身、誰かと誰かが高校の同級生とかっていう土台がなくて、ふわっとした存在だから、1から土台を作るとなると、ちょっと大変だし。まぁ年齢も年齢ですし。だけど、締めるところは締めようという。それができるでしょっていう。

○確かに、それがちゃんとできているからすごいですよね。

Y:いや、でもたまに、人任せになってるんですよ、あれ?誰もやってないの?って。

S:曲の中で?

Y:実務的なこととかね。誰か考えてると思ったら、誰もやってない。


→続きはコチラ



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「人懐っこいって何???」YOMOYA×シャムキャッツ スペシャル対談 2

2009-06-01

○シャムキャッツはもともと友達ですか?

S:そうですね、バンドやる前からの知り合いですね。ギターと俺が幼稚園から一緒で、小中まで一緒で高校から違いますね。で、俺とドラムが高校生から一緒です。だから、音を出すって時も、音楽的なことを言うよりも性格的なことを言ったりしますね。もっと菅原のああいう性格でやれ、とか。もっとここからはあそこ団地のこういう感じでとか。

Y:共有してきた部分は多いからね。

S:だから話す内容もだいたい音楽の話よりも、誰が結婚したとか、そういう話が多いですね。

Y:YOMOYAは音楽については話しないね。音楽を作る上でも、音楽の趣味が誰もかぶっていないので、その中で妥協点を見つけて、輪が四つあったとすると、その重なっている部分をいかに探すか。みんながそこだったらしょうがないという点を見つける。それがふわっとしている理由なのかも。

S:そういわれれば、曲の組み立て方とかも、そんな感じしますね。

Y:そうかもしれない。ふわっとやって、きゅっと締める。

H:こいつらは大体5分半なんだよね。ほおっておくと5分半の曲ができるんだよね。

Y:はじめは、めちゃくちゃ長くて、無駄を省いて省いて省いて…… Aメロだけを繰り返して、時々Bメロに派生して、で、Aメロを繰り返している間に、おのおのがやることを決めている。それで、一回終了して、またやりだすと大体Aメロは形になっているから、じゃあBメロいってみよう、サビっぽいことやってみようとかになって。ギターがソロっぽいことやれば、キーボードは下がってみようとか、ドラムソロでやってみようとか、ベースもっと出てくるなとか。いらないって思ったら、誰かが省いて…… どこかとどこかを組み合わせるパズルみたいなもんだよね。

S:確かに、パズルっぽい印象を受けました。聴いていると面白いですよね。

Y:だから、1曲の中になだらかな山を作ろうというよりは、これを取っ払って、これ付け足して…… デジタルじゃないけど、なだらかというよりはでこぼこした山で、その山に感情を乗せていこうって。

H:そんな音楽がなぜ、人懐っこいのか??

Y&S:(笑)戻しましたね。

Y:やっぱりメロディーじゃないですかね。

S:フォーキーっぽい

○日本語も関係してますよね。

Y:日常会話だよね。特にシャムキャッツは日常会話だよね。

S:そうですね。

H:そこ切り取るの?みたいな日常会話だよね。

Y:山本(YOMOYAボーカル)は散文詩なんですよね。それが面白いといえば、面白いんですけど。彼にしかわからないから。

S:歌詞は曲を作っている中で、いつごろ知るんですか?

Y:知らない人が多い。何を歌っているか、知らない。いまだに知らないかも(笑)

S:CDリリースされて、歌詞見て、ああこんなこと歌ってるんだ…みたいな感じですね(笑)

Y:俺も、母音さえ会っていれば、コーラスできるし(笑)

S:シャムキャッツも、僕のせいなんですけど、直前まで、どういうメロディーか知らないってこともありますね。一応、スタジオで歌ってはいるんですが、みんな自分の演奏に集中しているから。聴けよ!と思うんですが(笑)

Y:でも確かに、歌が場面転換のきっかけにはなってないよね。

S:そうですね。

Y:伴奏にのっかているよね。

S:最近それが変わってきて、メロディー先に来るようになってきました。

Y:YOMOYAはメロディー先。メロディー聴いていると、あ、サビかなっとか分かるし。

S:僕らは、頭のフレーズがあって、そこを出発に演奏がはじまって、それからメロディーが出来上がるって感じですね。それか、キーワードができると、後でメロディーをつける。

Y:そのキーワードを生かすために?

S:そうですね。

Y:YOMOYAは一番はじめにギターがリフを持ってきて、繰り返して、かな。

S:僕らは、1曲づつに言葉でも歌詞でもメロディーでもいいけど、何かが決まったら、それに沿って作るんです。たとえば、忘れていたのさって曲は、「そうだよ」って言葉を決めて、その後に続けようとか、チャイナは桃色は、菅原君が「チャイナは桃色」ってよく分からないブログのタイトルをつけていたから、そのタイトルからつけて、そこに俺が幽霊って言葉を入れたくて。その土台とかテーマに沿って、これだったら、こういうメロディーにしようと決めて。

Y:うちらはテーマないからね。

S:でもまとまってますよね?

Y:まとめなきゃってのもあるけど。たぶん、メンバーみんなおのおの違うテーマを持っているだろうし。たとえば、俺はこの曲はファットボーイっぽいなって思ってるけど、たぶん、他のみんなは違うこと思っているだろし。その妥協点ですね(笑)テーマを付けるのは恥ずかしい気がする。

S:確かに、恥ずかしいですよね。

Y:「愛」をテーマにとか言われてもね。

S:ちょっとそれは…ってなりますね。

○今日は「人懐っこい」がテーマですから(笑)

Y:まぁ、でも音楽って人間性でるよね。

S:そうですよね、人懐っこくない人が作ったら、人懐っこくならないですからね。

Y;てことは、俺らは人懐っこいんですかね?(笑

S:YOMOYAのみなさんは、話しやすいですし、人として、突っ込みどころがあると思うんですよ。

Y:突っ込みどころ?

S:サンプラー大げさに押すなーとか、シンバル高いぞーとか(笑)

Y:あ、そうかもね、それが突っ込みどころか。

S:そうですね、自然と突っ込みどころを設けてしまっているんじゃないですかね。

Y:あ〜、まとめたね。曲に関してもそうかもね。

S:山本さんの歌詞も突っ込みどころあると思いますよ。

Y:そうかも、え?何言ってるの?とか。

S:あえて最後にもう一回手拍子持ってきたり、「バイバイ」とか言ってみたり。まじめなのか、ちょっとちょっかい出してきているのか、分からない感じがしますね。

Y:あ、褒められた(笑)手拍子は、俺がやりたいって言い出したんだよね、俺が手拍子したらかっこいいんじゃね?って思って。

S:もう突っ込まれる準備できてるんじゃないですか(笑)

Y:ただ、目立ちたいだけだけど。俺が目立つにはどうするか。白シャツで、声でかくしたり。地声が大きいから、いつも、声がでかいってマイクの音量絞られるから。絞られて小さいって思うとマイクに近づくからね(笑)

S:そういう突っ込みどころ満載なのが、やっぱり人懐っこいんですよ。

Y:そうなのかも。

→続きはコチラ



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「人懐っこいって何???」YOMOYA×シャムキャッツ スペシャル対談 3

2009-06-01

○それぞれツアー行くんですよね?

S:ツアーまだ言った事ないんですよ。楽しみです。

Y:楽しそうだよね、みんな仲いいし。どこへいくの?

S:大阪、京都、名古屋ですね。

Y:ファイナルは?

S:6/26にUFOクラブでワンマンです。YOMOYAのツアーはどこですか?

Y:飛び飛びだね、長野とか、石川とか。お世話になっているところ。

S:長野、僕のおばあちゃんちがラーメン屋なんですよ、暇だったら行って下さい。

Y:どこ?

S:上山田温泉町ってところです。

Y:長野広いから、俺たち善光寺の近くだから。

S:あーだったら、ちょっと遠いですね…

Y:シャムキャッツと、一緒に回れたら面白いよね。

S:そうですね。

「人懐っこいツアー」

H:人懐っこいのオリジネイターとして。

Y:バスとか出して。

S:本当にツアーですね。

Y:シャムキャッツと合いそうだしね。とりあえず、いろいろなイベントに一緒に呼んでもらおうか。「人懐っこいボーイズ」として。

S:「人懐っこいボーイズ」いいですね。

H:人懐っこいってプレッシャーだよね。忙しそうにすると、なんだあいつって言われそうだしね。

○他のメンバーにも言っておかないといけないですね。

Y:誰にどこで声かけられても、人懐っこくしとけよって(笑)

S:でも、僕ら、シャムキャッツなんで、猫なんで、いいんですよ。猫の人懐っこさが一番いいですよね。

Y:そうだよね、いいところでちょうど来るみたいな。

S:マイペースで。

Y:ちょっと落ち込んでいると、そっと来てくれるみたいな。

S:そこですよ。でも、それ自分で言っていたらすごい嫌なやつですよね(笑)

Y:(笑)それでシャムキャッツか。

S:YOMOYAはなんでYOMOYAなんですか?

Y:それは山本が付けたんだよね。

○じゃあ、最後に、最近はまっていることは?

S:僕は家に棚を作ってます。

Y:棚??

S:そうです、棚作りにはまってます。学習机と大きなテレビがあって、邪魔だったんで、全部捨てて、そしたら部屋ががらがらになってそこへ棚を置こうと思ったんですけど、大きさがあわなくて、だったら自分で作ろうと思って。現在作ってます。棚つくり。

Y:僕は掃除にはまってますね。ものを捨てるのって気持ちよくて。

○では、今日のところはこの辺で。この対談を皮切りに「人懐っこい」キャンペーンやりますから(笑)

H:人懐っこいブースをつくってね。

一同:(笑)

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YOMOYA「Yoi Toy」2009/5/13 on sale ディスクユニオンオリジナル特典付き
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Yoi Toy ツアー

・5/31(SUN)仙台PARK AQUARE
・6/1(MON) 山形第2公園STUDIO
・6/6(SAT) 長野NEONHALL
・6/7(SUN) 金沢SOCIAL
・6/11(THU)十三FANDANGO
・6/12(FRI)名古屋KD-JAPON

・6/13(SAT)
ツアーファイナル ワンマンライブ 渋谷O-NEST
YOMOYA series 7 “ぼくらだけではかりごと”

YOMOYA:HP→http://www.yomoya.info/


シャムキャッツ「はしけ」2009/4/22 on sale ディスクユニオンオリジナル特典
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はしけ発売記念 POPツアー

・5/30(SAT)渋谷O-NEST
・6/11(THU)難波BEARS
・6/12(FRI)京都NANO
・6/14(SUN)名古屋KD-JAPON
・6/26(FRI)東高円寺UFO CLUB

シャムキャッツ:HP→http://siamesecats.web.fc2.com/

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アーティスト特集「俺はこんなもんじゃない」 メールインタビュー

2009-05-18

11061.jpg いかがお過ごしでしょうか?最近、爪をよく負傷するのですが、これは何かの前兆でしょうか。非常にこのキーボードが打ちづらい毎日を過ごしています。

さて、久々にアーティスト特集をアップします。

今回は、3月に2年ぶりのアルバムをリリースした「俺はこんなもんじゃない

バンド自身も最高傑作と言っているように、これまでの俺はこんなもんじゃないのアルバム史上の中で最も様々なアイデアが飛び交い、濃密な楽曲を全10曲収録した3rdアルバム。

インストという括りはなるが、彼らの音楽性は他に数多くのインストバンドが活動する中で全く違う色彩を放ち、また麓健一、前野健太など新世代シンガーソングライターなど歌ものアーティストにも呼応し、交流をもつなど幅広く活動し、そんな活動を通じて得たのであろう柔軟性と才能が開花したアルバムになっている。

「俺はこんなもんじゃない」のリーダーである狩生健志氏にメールでインタビューをしてみた。


○今回のアルバムは3rdということですが、これまでのアルバムに比べ、一聴した感じ、特にM1「OWKMJのテーマ」に代表されるように、ポップな側面が多く見られるようになった気がしますが、意識的にそうしたのでしょうか?また、この曲のタイトル「OWKMJのテーマ」とありますが、現在の「俺はこんなもんじゃない」はまさに、この音楽性を追求したいといったところでしょうか。

狩生氏(以下:K):今回のアルバムに関して、というよりどの作品についてもそうなのですが、作品に狙いや目的みたいなものは無いです。また、狙っても狙い通りのものを作るだけの能力も無いです。なので、いつも作る前に思い描いていたものとは全然別のものができてしまいます。音楽を作っている最中は自分たちでもそれが何なのか全体像が把握できていなくて、とにかく手元にある素材が何らかの音楽らしいかたちになるまで、時間をかけてこねくり回し、磨いていきます。で、仕上がったものを見て、ああ、これは一曲目だな、とか十曲目だな、とか、ボツとか、判断して、最後にちょっとだけそういう味付け、みたいなのをします。

「OWKMJのテーマ」に関しては、曲が展開するにつれて楽器が増えていくので、何かバンドのテーマ曲っぽいなと思って、そういうタイトルにしました。

ポップかどうか、という事ですが、自分はポップということの意味がもともとわからないうえに、ここ数年さらにわからなくなり、もう何がポップで何がポップで無いのか、とか全然わかりません。今ではポップという言葉を聞くだけで何だか無性に腹が立ってくるくらいです。おそらく自分の考えるポップと、世間一般のポップとにズレがあるのですが、それがどの程度のズレなのかもわからず、そういう何もかもわからないなりのポップ感はあるかもしれません。

また、前作までは妙なこだわりがあって一切オーバーダビングをしていなかったのですが、今回はその反動で音を重ねまくったので、その結果厚みが出てポップに聴こえるんじゃないかとも思います。ミックスの技量も上がって、それをかなりスッキリと聴かせることができたので。


○前半4曲で特に感じたのは、先述したようなポップさも持ち合わせながらも、さらには前作よりも緻密に計算されたアンサンブル、リズムも計算され、アルバムの中でも大曲である気がします。これも、この2年間で、作曲方法などに変化はありましたか?

K:作曲方法にはあんまり変化がなく、俺がテープで作っていった素材をみんなで適当にセッションして磨いていく、という感じです。
ただ、今回違う点はさっきも書いたようにオーバーダビングや編集をしまくったという事で、録音した後に大きく姿かたちを変えた曲が多数ありました。


○M5「OPEN THE GATE」を挟み、前半と後半では、曲の印象が変わりますよね、もともとこういう二部構成的なコンセプトを持っていたのですか?

K:コンセプトもなく、計画もなく、とにかくその時出来ることをやっていきます。で、8割方曲が出揃ってきた時点で、全体の流れみたいなものを再考して、曲順を決定します。なのでコンセプトは無いと書いたけど、より正確に言えば、出来上がった曲を何通りにも並べてみて、そこに秘められているコンセプトをこちらで見い出す、という感じです。(木や岩から作る彫刻みたいな感じでしょうか、やったことないけど)で、発見したその流れに基づいて、また個別に曲の方を修正したり、場合によっては新しい曲を加えたりもします。その繰り返しで流れが強まっていきます。


○M8「空地」では大谷能生氏の朗読が入っていますが、そもそもこのコラボはどのように決まったのですか?

K:朝まで生テレビ出演時の声が渋いので、政治学者の姜尚中に朗読でアルバムに参加してもらおうなどと言っていたら、実際に2008年の3月にアントニオ・ネグリ来日記念イヴェントで、我々がライヴで、姜尚中もパネルディスカッションか何かで参加というのがあったので、その時頼もうと言っていたのですが、肝心のネグリ氏の入国ヴィザがおりず、来日イヴェント自体は決行されたものの何かよくわからない感じのイヴェントになり、参加依頼する話もそのまま何となく立ち消えになっていました。そこで、以前からライヴ会場や書籍関連のイヴェントなどで見知っていた大谷さんに、確か文学フリマの会場でその話をして「姜尚中のモノマネで参加してください」とふざけたお願いをしたら、大谷さんは気さくな方なので二つ返事でOKしていただきました。もちろん収録されているのはモノマネではなく大谷さんの素の朗読を編集したもので、これはCDと同じ「空地」という題名の小説(SFマガジン2009.5月臨時増刊号掲載)からの抜粋です。アルバム後半の流れに言葉が挿入されることによって、作品全体の響きがより複雑になったのじゃないかと思います。


○このジャケット、なんだか、辺境の地のプログレやアシッドフォーク的なイメージが強いと個人的には思いました。ジャケットのデザインの方はどのような方なんでしょうか?

K:田中麻記子さんという画家の方で、以前からライヴ会場などで何度かお会いしていました。CDが完成に近づくにつれて、このサウンドは田中さんの絵と同じ世界にあるものだなという事が、はっきりとわかってきたのでお願いしました。結果、本当に内容とピッタリの絵を描いてきてくれて感激しました。CDを一曲目から再生しながら、それに合わせて左上から描き進めていってくれたそうです。
1stのタワー吉田、2ndのカズモトトモミさん、今回の田中さん、と毎回CDのアートワークには本当に恵まれていると思います。どの作品もジャケット無しには完結しないものです。
また、レイアウト・デザインを担当してくれた寺澤圭太郎君(TOKYOHELLOZ)のセンスと技術も見事なものでした。


○この後の活動予定を教えてください。

K:5/21に六本木のスーパーデラックスで、この「OWKMJ」のレコ発イヴェント「先鋭と愛」をおこないます。共演はsimと真美鳥で、会場美術に竹内翔さん。俺はこんなもんじゃないは、とうめいロボさんや大谷さん、去年脱退したあだち麗三郎などのゲストをフィーチャリングしてライヴをおこないます。相当気合いの入ったイヴェントなので、どうか来てください。6/6にはこのアルバムと並行して作っていたKariu Kenjiのソロアルバム「KK」をリリースします。以下オビの宣伝文ですが『「俺はこんなもんじゃない」の中心人物、狩生健志のソロアルバム。このCDではフィールドレコーディングと宅録、作曲と非・作曲が高密度に絡み合い、低密度に分離し、とにかくわけがわからない、サイケでいい加減な時空間が繰り広げられている。エレベーター、地下鉄のオッサン、知らないバンド、動物、など本人的にもよくわからない錚錚たるゲストを迎え、独自の歌もの、ヒップホップ、インストゥルメンタル、テクノを追求した奇妙にハイアートな一枚。』と、読んでもよくわからないと思いますが、「OWKMJ」と「KK」の二作品で自分が長年取り組んできた何らかの領域(それが何なのかはまだわからない)、を大体表現することができたような気がします。なので、ぜひ両方合わせて聴いてほしいです。また脱退してサックスから弾き語りに転向した、あだち麗三郎の1stCD「風のうたが聴こえるかい?」も6月5日に発売とのことです。で、今年は無理だろうけど、来年くらいには新しい6人編成での作品も作りたいなと思っています。次の作品は今のところ、結構メタリックな感じになるんじゃないかと思っています。その他、ライヴも沢山あるのでホームページを見てください!

■LIVEインフォメーション■

俺はこんなもんじゃない「OWKMJ」レコ発「先鋭と愛」 at 六本木スーパーデラックス

OPEN/START:19:00/19:30
ADV/DOOR:2,000/2,300(with 1D)
※CD「OWKMJ」のタワーレコード・ディスクユニオン特典『肩たたき券』を持参の方は500円割引

【LIVE】
・俺はこんなもんじゃない
・sim(大島輝之(g),大谷能生(electronics, computer, etc),植村昌弘(dr))
・真美鳥

※俺はこんなもんじゃないはこの日限りの特別編成でライブをやります
ゲスト:あだち麗三郎・とうめいロボ・大谷能生・吉田悠樹

【DJ】
・TOKYO HELLOZ
【司会】
・大谷学
【会場美術】
・竹内翔
【協力】
・magical ARTROOM



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アーティスト特集「俺はこんなもんじゃない」 アーティスト自信による全曲解説!

2009-05-18

11059.jpg 「俺はこんなもんじゃない」狩生氏による全曲解説!

M1「OWKMJのテーマ」アルバムのオープニングにふさわしい耳なじみの良さと、複雑なリズム・アンサンブルが同居するかつてない音楽。発狂したアレンジなのに、奇妙なほどにポップ。この明るくすっきりとした狂気はブラジルのトン・ゼーあたりと共振するもの。現在の俺はこんなもんじゃないの魅力がコンパクトにおさまった、まさしくテーマ・ソング。

M2「遊星からの物体X(album ver.)」イースタンユース結成20周年コンピレーション「極東最前線2」に収録され、大きな注目を集めた楽曲を再録音、再アレンジして収録。超プログレにして超ポップな金字塔的作品。混沌としているのに整然としていて、エレガントなのに野蛮。それは「宇宙」。そんなことどうやったらありえるの?と思ったら、とにかく聴いてみること。

M3「題名のない音楽会」
森の中で動物が演奏しているような楽しい感じの曲。もちろん動物自体は明るくも暗くもないし、この動物たちはスティーリー・ダンを聴いたり、デヴィッド・リンチの映画を見たりもしている。前半の朗らかなアンサンブルと中盤のスピード感とのコントラストが聴きどころ。1970年代のウェイン・ショーターの楽曲をどことなく彷彿とさせる。


M4「スタジアム」コンピレーションアルバム「U.F.O.CLUB TOKYO JAPAN vol.5」に提供した楽曲を再ミックス、オーバーダビングして収録。ピンク・フロイドフレーミング・リップス、中国大陸や太陽系なんかを想起させる大作。ダウンテンポな11拍子と4拍子の複合拍子が壮大に絡み合いながら織り成す音の絵巻は終盤カオティックな祝祭感に包まれ、聴くものを圧倒する。

M5「OPEN THE GATE」インプロヴィゼーションを再編集して構成した曲。まさしくタイトル通り、地獄の釜の蓋があくようなクレージーなサウンド。このトラックを支点にアルバムの流れは二分割され、以降の楽曲は死の世界に通低するような闇をたたえたものとなる。

M6「葬儀の日」
アコースティックギターの響きがアルバム後半のオープニングを告げる、ドラマチックな展開と怒涛の演奏がライヴでも人気な一曲。美しくセンチメンタルな響きに満ちた導入部とアグレッシヴでブルージーな中盤、祝祭的で上昇していくようなグルーヴの後半、意外性に満ち満ちたエンディングは聴くものを飽きさせることなく、死と再生の物語に導く。

M7「瀬」
前作「2」に予告編を収録していた楽曲の全長版。とても静かで、とてもゆっくりとしていて、浅瀬にだんだん水が満ちてくるような、そしてそれがまた引いていくような、このアルバム中でも最もジャズ的な即興演奏と相互反応に満ちた楽曲。聴いていると夢のなかにいるようである。

M8「空地(feat.大谷能生)」菊地成孔氏との共著「東京大学のアルバート・アイラー」や評論集「貧しい音楽」を著し、simやmasといったバンドでサックス/鍵盤奏者として活躍する音楽家/批評家の大谷能生氏の朗読によるトラック。アルバム後半の濃密な流れに、必要な「隙間」と「言葉」をもたらす。

M9「冥土から」
異世界からやってくる音像。ピンクフロイド「狂気」における「虚空のスキャット」的な一曲であり、ライヴで演奏されることはほとんどない、このアルバムのためだけのオリジナル・ソングである。現在すでに脱退している初期メンバーがコーラスで参加している。

M10「THE END」48分間の旅をしめくくるピアノ曲。エリック・サティの青年期の作品のような、青年期にエリック・サティを部屋で聴いていた思い出のような、隙間と奇妙な響きと懐かしさと沈黙と美しさに満ちた締めくくりの曲。簡潔でいて完璧なエンディング。



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sgt.インタビュー掲載

2008-09-29

9922.jpg 9/10に新作「Stylus Fantasticus」をリリースし、昨日、野外イベントOTONOTANIへ出演、今後リリースパーティで各地を回るsgt.

そのアルバムの内容は、彼らの集大成とさらなる音の広がり、実験性、様々なジャンルの要素を持ち合わせ、既存のインストロックバンドとはまったく異なる新たなるインストロックのアルバムを創り出した。クラシック、ジャズ、実験音楽、ポストロックetc一言ではくくることのできない彼らの音楽は、実にアイデア豊富で、ロックシーンからクラブシーンまでの音楽ファンを確実に虜にし、現在のインディーズシーンの中でも、縦横無尽に駆け回っている。

そんなsgt.のメンバーの明石さん(Bass)にメールにてインタビューをしました。

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○「Stylus Fantasticus」リリースおめでとうございます。意外にもフルアルバムとしては、初となりますが、結成から、約10年近くが経過するかと思うのですが、こうして一枚振るアルバムをリリースして、感想を教えてください

明石(以下A):ありがとうございます。一言だと「長かった、やっと出来た!!」て感じですかね…。
でも、その気持ちと同時に感謝の気持ちで一杯です。メンバーや、スタッフ、そして多くの方々との出会いと支えで活動を続けてこれたのは事実ですから。

○そもそもバンドの結成はどのように結成されたのでしょうか?結成当時から、このスタイル、編成でやっていこうというのは、明確にされていたのでしょうか?

A:当初は、大学で出会った初期ギター担当(現在イギリスにて活動中のバンド「スクリーミングティアパーティ」メンバー)とバンドを結成し活動を進めて来たのですが、最初の頃は歌も入ったオルタナ、グランジよりのサウンドでした。でも、その頃からインストの曲も何曲かありました。今作の1曲目の「すばらしき光」もその時からやってた曲をリメイクしましたし。音楽的なジャンルの方向性として変わったかは分かりませんが、ロックという概念を新しくしたかったのは、今でも変わらない事かもしれません。

○音楽性に関しても、非常に優美なクラシック性から、ダイナミックなロック、実験的要素、さらにはクラブリスナーまでも取り込むグルーヴを備えているかと思います。メンバーそれぞれの音楽趣向が反映されてのことなのでしょうか

A:メンバー夫々のバックグラウンドは凄い影響されて音にでていると思います。でも、その事が良い方向と僕のイメージとは違う方向にいく事もあって難しい部分でもありますが…曲を最初作る時に「こういうイメージで!」とか色々メンバーに言うのですが、かなり抽象的な言葉や擬音で伝えるので、曲の構築するのが最初は大変でした。今はもう言う前に仕草や目(アイコン)で大体の意思疎通ができるので凄く助かってます。
影響を受けたアーティストとなると、かなり多すぎて難しいですが、バンドという形態で活動していて、クラブミュージックやジャズシーン(フリージャズはまた違いますが)とは違うバンドと出会ったのが19歳の時にゴッドスピード(Godspeed You ! Black Emperor)を聴いた時が衝撃でしたかね。ターニングポイントになりましたね。完全に方向性をインストに向けてくれたのは間違いなかったです。

○実は、インストだけにとらわれず、など、こういったアイデアで更にやってみたいなど、あったりしますか?

A:もちろん、アイデアはあります。例えば最高の歌を唄える方と出会えたなら一緒に音楽をしたいと思いますし。でも、今のところはsgt.でまだまだやれる事がたくさんあるので、まずはsgt.でやりたい事を落ち着かせてから、その後に個人的な活動で色々試して行きたいです。

○CANのダモ鈴木とのセッションライブに関してですが、あの壮絶なインプロセッションというのは、そもそもどういった経緯で行われることになったんですか?ダモさんとの共演で感じたことは?
※ダモ鈴木とのセッション音源はディスクユニオンとライブハウス限定での販売商品です。コチラからご注文できます。

A:あの場を提供してくれたのは、ライブハウス側でERAの店長:宮崎氏が「ダモさんが来日でうち(ERA)に出演するんだけど一緒にやんない?」ってな流れでした。感じた事はたくさんありますが、ただ、僕らには「背中で語る」みたいな。ライブ中は1回も演奏者、つまり僕たちを見なかったですから。リハの段階で「凄い!!」っておもいましたね。僕たちにしたら、本当に「胸を借りる」というライブでした。でも、終わって凄く自信に繋がりました。「なんとか出来た!」「なんとかライブが終われた!」みたいな。

○2005年にリリースされたミニアルバムより、それぞれ楽曲の表情が豊かになっていると思います。ゲストプレイヤーもたくさん参加していますしね。
全体のバランスも実に取れていて、バイオリンのメロディーも、アンサンブルも実にアイデアが豊富で。今回のアルバムを作るにあたり、ジャケ、タイトル、曲名を含め、コンセプトや意識したことはありますか?


A:意識したというか注意した事は中だるみを無くしたいと思っていました。アルバムサイズになると、作る側も聴く側も集中力がなくなってしまう瞬間がでてしまう事があると思うのですが、最後までしっかり聴いてほしいので、曲作りから、本当に必要な部分を残す形で進めてきました。あと、ジャケットを含むアートワーク全てをROVOや、メタモルフォーゼなどクラブシーンで活躍されてるVJの迫田悠さんにお任せしたのですが、今回の楽曲というか世界観を見事に表現してくれて、ホント思い描いてた通りの作品に仕上がったので凄く感謝してます。

○この後、野外イベント「OTONOTANI」そして、mouse on the keysやneco眠る、middle9を迎えてのリリースツアーもありますが、ライブにおける意気込みをお願いします。

A:音源バンドではないぞ!!って事をしっかりライブでやりたいです。やはり、ライブを観て楽しんでほしいですし、作品とはまた違うsgt.を出したですね。それにツアー各地で本当に出演(対バン)してほしかった方々と一緒にライブをできるのが幸せです。

○さらなる活動をしていく上で、目標、今後の予定などあれば教えてください。

A:一先ずはこれから始まるレコ発、ツアー、ファイナルと全力で完勝(自分に勝つ)したいです。あと、既に新曲作りを初めているので来年はまた新作をリリースできる様に頑張りたいです。

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sgt.「Stylus Fantasticus」
ディスクユニオンでは、今回の意外にもファーストフルアルバムの発売を記念して、ディスクユニオン完全オリジナルデザイン、完全限定数量のTシャツ付BOXセットの販売を行っております。
詳しくはコチラからご確認ください。



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今月のアーティスト特集「4 bonjour's parties」最終編

2007-06-27

7384.jpg 前2日にわたりメールインタビューを掲載しました。どうでしたでしょうか?
今回は、最終回、ディスク紹介とライブ情報です。

<<ディスク紹介>>
4 bonjour's parties/PIGMENTS DRIFT DOWN TO THE BROOK

このアルバムの2曲目「Satellite」の音源を聴いたとき、一瞬その音の動きに興奮をした。
手がいくつあってもそれぞれの楽器の自由な動きは掴みとることができない。それなのに、堅苦しい、精一杯構成を考え練り上げました。という意気込みや、気張りみたいなものが一切感じられない。
楽器同士が会話をし、その会話を楽しんでいると思えた。実際にライブを見ても、その様子が一目瞭然だった。
フルートがメロディーを動けば、それに応えるようにクラリネット、トランペット、トロンボーンが重ね、リズムを形つくるドラムとベース、ギターとエレピ、シンセの音も静かに響く。
静かに息を潜めたと思えば、いきなり、誰かにいっせいに祝福の声を掛け、驚かせるかの様に、楽器がひとつになって、踊りだす。
卓越したメロディーセンスと声、音の配置、バランス、全てがさりげなく、生き生きとしている。通常のバンド編成に、工夫と面白みを加え、デジタルからアナログまで、全てのジャンルをひっくるめ、日本だけでなく世界に通じるレベルの音がつまった一枚になった。
聴けば聴くほど、飽きない音楽だと思う。


<<ライブ情報>>

Mush Records/& records showcase tour in Japan 2007

■2007/06/26
@渋谷O-Nest
Open19:00 / start19:30
Adv.3000 / door.3500(D別)

with/
Lymbyc Systym(from USA)
Boy In Static(from USA)
4 bonjour's parties


■2007/06/27
@名古屋CLUB UP SET
Open19:00 / start19:30
Adv.3000 / door.3500(D別)

with/
Lymbyc Systym(from USA)
Boy In Static(from USA)
4 bonjour's parties

■2007/06/28
@京都METRO
Open18:00 / start18:30
Adv.3000 / door.3500(D別)

with/
Lymbyc Systym(from USA)
Boy In Static(from USA)
4 bonjour's parties
guest / Yasushi Yoshida

■2007/06/29
@大阪鰻谷 sunsui
start21:00〜 allnight
Adv.3000 / door.3500(D別)

with/
Lymbyc Systym(from USA)
Boy In Static(from USA)
4 bonjour's parties
jew's ear
Vampillia strings quartet

DJ /
Takuya Nakatani (cyo)
Daisuke Kakimoto
Dr.macher
HARA
TOSSY

■2007/07/01
@渋谷O-Nest
Open17:00 / start17:30
Adv.3000 / door.3500(D別)

with/
[5F live floor]
Lymbyc Systym(from USA)
Boy In Static(from USA)
4 bonjour's parties
aus

[6F bar floor]
SU:
The Retail Sectors
unico (from sgt./旅団)
heprcam


4 bonjour's parties
HP→http://www.lostinfound.com/4bon/
my space→http://www.myspace.com/4bonjoursparties

以上、今月は、4 bonjour's partiesの特集をしました。
興味を持ってもらえ、実際に手にとってもらえたら嬉しいです。

一人でも多くの人が、埋もれた素晴らしい音楽に興味を持ち、一人でも多くの人に、聴いてもらい、ライブを見てもらいたいと思います。

だから、来月もやります。
来月は、いま一番注目しているあのバンド予定です!!



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今月のアーティスト「4 bonjour's parties」続編

2007-06-26

7366.jpg 昨日のインタビューの続きです。


●オーストラリアツアーに関してですが、行くきっかけというのはどのようなものだったのでしょうか?

4bon:海外に行って向こうで大ブレイクだ!とかレーベル見つけるぞ!っていう気はなくて、楽しそうっていう観光的なノリですね。僕らは音楽仲間ってだけでなくて普段遊ぶのも同じようなメンバーだから。それで知り合いの知り合いにキーボードマガジンでメルボルン通信とい うコラムをやってる安斎さんがいて、そのコラムによるとメルボルンは音楽の文化が素晴らしいところだとあるので、これはメルボルンに急がなくてはとなりましたね。丁度その時Clue To Kaloのセカンドを聴いて興奮していた時だったし彼らにコンタクトをとってアデレードにも行くことにしました。

●そのツアーにClue To Kaloが駆けつけその後、日本のツアーでサポートをするなど、ツアーの経験、環境や海外でのライブの状況、共演者から受けた影響などはやはり大きかったでしょうか?

4bon:煙草がやたら高かったり色んな経験をしましたが一番思った事は日本との音楽に対する文化の違いでしょうか。メルボルンでは日本のようにライブのチケットが高くないので多くのお客さんが夜、気軽にベニュー(ライブハウス)に立ち寄るんですね。目当てのバンドが出ようが出まいが来て、友達とお酒を飲んだりして楽しむんです。で、ついでに音楽が良ければいいんですよ。気に入ったらちょっと踊って叫んでみたりして、音源を買って帰る。それってとても自然で音楽を楽しむ本来の姿なんじゃないかなと思います。僕らもチケットが安いので、(だいたいどこも5ドルくらいでした)夜中に3件くらいベニューをハシゴしました。日本じゃあんまり考えられないことです。チケットが安いからたくさん人が来るし、みんなお酒を飲むので、それでベニューは儲け、チケット代は全部バンドがもらえます。日本のようにバンドがお金を払ってライブをやるなんていうのはない。安斎さんのメルボルン通信にもありましたが、メルボルンのバンドマンはお金がなかったらライブをやって稼ぐのが当たり前なんです。自由で良質な音楽が育まれるのには最高の環境だと思います。日本はチケットが高いから、みんな頻繁にライブに足を運べない。だからライブハウスに行くときは目当てのバンドやイベントを探して、それを見に来るんですね。気軽に立ち寄るっていう感覚にはならないんです。

●Mushからの日本人アーティストとしてリリースが予定されているということですが、オーストラリアツアーだけに限らず、今後積極的に海外へ出て行こうという意識は高いでしょうか?

4bon:もちろんありますねー。アメリカからリリースもあるので、アメリカツアーをやってみたいです。他の外国、もちろん日本も色々行ってみたいです。海外からの影響を受けてきているので、実際行ってみたい気持ちは強いです。

●またメンバーの数名でレーベル業務も行っているようですが、どのような音楽を伝えて行きたいのでしょうか?レーベルのスタッフとして今一番注目しているアーティストはいますか?

4bon:小さなレーベルですので、売れ行きなど金銭的なものはあまり気にせず、自分たちの本当に好きな音楽を届けれる様にしていきたいです。今、注目しているアーティストはニュージーランドのRuby Sunsです。Lost in Found recordsでも扱っていますので是非チェックしてみてください!

●最近よく聴いている音楽は?

植野
ruby suns、dntel、gutevolk、electric
president、psapp、julian nation、
clouddeadとかです。

灰谷
The Beatles,Ruby Suns,Dntel,Lost in Found(band),尾崎豊(笑)とかです。

鹿野
Lullatone,The Moitfs,Ruby Suns,Dntel,Drageibusとかです。

浜田
Benni Hemm Hemm,Lullatoneとかです。

日下部
ラディカルフェイス、細野さんとかです。

栗原
Radioheadとかです。

田部井
gutevolk,paniyoloとかです

●バンドとして、レーベルとしてそれぞれ今後の予定があれば教えてください

4bon:レーベルとしての今後の活動は前記の通りで、マイペースにじっくりやっていきたいです。バンドは6月末から東京、名古屋、京都、大阪を日本、USともにレーベルメイトとなるLymbyc SystymとBoy In Staticとの合同ツアーがありますので是非それを成功させたいです。あとは夏頃にMushからリリースがありますので、アメリカの沢山の人たちに聴いてもらいたいです。

●ありがとうございます。

<<インタビュー:亀山>>

インタビューは以上です。アルバムのこと、ツアーや今後の予定、またメンバーが運営するレーベルのことなど色々と聞いてみました。
次回は最終回、ディスク紹介とライブ情報で締めくくります。

続く…



Posted by kame at 17:08:37Comments(0)TrackBack(0) │今月のアーティスト
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今月のアーティスト「4 bonjour's parties」

2007-06-25

7355.jpg 先日、& recordsから1stアルバムをリリースしたばかりの「4bonjour's parties

微かに動き出すデジタルサウンドに、瑞々しい男女の英詩のボーカルが重なり、通常のバンド編成(ギター、ベース、ドラム)に加え、クラリネット、フルート、トロンボーン、トランペット、ヴィヴラフォンが生み出すオーガニックで極上のアンサンブルは、緻密に創られてるにも関わらず、まったく自由な発想で構成されている。
楽器を通して彼らは会話をしているかのように紡ぎあげる音楽がどのようにして生み出されるのか、オーストラリアツアーの経験などを含め、メールにてメンバーにインタビューをした。
her space holiday、clue to kalo、dirty threeとの共演、オーストラリアツアーを経験し、アルバムを発売、今年夏にはUSのmushからもUS盤がリリース予定と今後の活動に注目が集まる彼らのインタビューとライブ情報、ディスク紹介を3日間に渡って掲載します。

●アルバム発売おめでとうございます。まずアルバムに関しての質問ですが、今回のアルバムは制作するにあたりコンセプトはあるのでしょうか?

4bonjour's parties(以下4bon):ありがとうございます。最初からこういったアルバムを作ろうということで曲を作っていったのではないので、アルバム全体での明確なコンセプトというのは特にないですね。

●ポストロック〜エレクトロニカ〜ギターポップなど様々なアプローチで音楽性が実に幅広いと思うのですが、それぞれバンドのメンバーの方が影響を受けたアーティストをよければ教えてください。

4bon:ポストロックで言えばtortoise、dylan group、mice parade、town and countryとかですね。エレクトロニカだとclue to kalo、fog、savath & savalas、mum、animal collective、あとgutherとかmorrから出てるアーティスト。ギターポップはbelle & sebastian、pastels、 concretes、international airportらへんが好きです。あとdelgados、stars、juana molina、architecture in helsinki、beachboys、 beatles、velvet underground、maher shlal hash buz、millennium。king crimsonとかプログレも好きですよ。最近はニュージーランドのruby sunsがお気に入りです。

●2曲目(Satellite)など特にそう思うのですが、各楽器のメロディー、音の重なり、配置が本当に芸術的だと思うほど素晴らしく創られているのですが、どの様に楽曲というのは作り込まれていくのでしょうか?これだけの楽器があると、ライブでの音作りをはじめ、スタジオでの練習など大変でないですか?

4bon:曲が出来ていくのにはいろんな場合があるんですが、だいたいまずはじめに灰谷か植野がデモのような形で曲を作ってきます。デモの段階で最初からイメージがある場合は楽器も決まっていたりしますが、みんなで聴いて演奏してみて「ここはこの楽器でこんなフレーズが合いそうだね」という風にひとつひとつフレーズを固めてからその上に違う音を重ねていったりします。ある程度曲ができてきたら一度仮で録音して聴いてみるとまたアイデアがでてくるんです。ここ裏にピアニカだなーとか、アコギのアタック的な要素が欲しいねとか。新しい構成のアイデアも浮かんできます。その時に僕らは誰がどの楽器担当だって考えないんですね。いくらでも楽器を増やしていいと思ってるから自由なアイデアをどんどん出せる。曲中に一瞬しか出てこない楽器があってもいいんです。その一瞬が良ければそのアイデアは採用です。ライブはまた考えればいいよと。で、最終的にもう一段階、すべての楽器が出そろったかな、完成かなってなった後にもう一度ホーンのアレンジをしたりします。そうやって何度も客観的に聴いたりしてアイデアやフレーズを織り込んでいくんです。楽器が多いので普段のスタジオ練習も用意だけで30分くらいかかるし、ライブではいつもPAさんや対バンの方に迷惑かけてると思いますよ。

●ライブではメンバーが楽器を持ち替えて、移動して、次々会話をするように曲が進んで行き、実に楽しそうな印象を受けたのですが、実際にライブ中はどうなのでしょうか?

4bon:そうですね、色んな楽器を使ったり楽器を持ち替えるのはパフォーマンス的に楽しいのですが、もうちょっと優雅にやらないといけませんよね。あれ、いつのまにその楽器を!っていうのが職人ぽくてベストだと思うんですがそうもいかず。あんまりライブ中にバタバタしてると自分たちも観ている方も曲に集中できないと思うんですよね。だからメンバーができるだけ移動しないような配置になるようライブ前に打ち合わせするんですが…曲が増えていくとどうしても移動が激しくなっちゃうんですよね。困りましたね。

●フルート、トランペット、クラリネット、ヴィブラフォン、トロンボーンなど、そしてラップトップ、サンプラーなどどのように楽器を選んでいったのですか?

4bon:最初は僕らもギター、ベース、ドラムといったシンプルな編成でした。でもビーチボーイズとかビートルズとか僕らが好きな音楽には色んな楽器が入ってて、きっとそういった楽器の音色がこんなに作品をマジカルにしているのだなと。それと、管楽器の音がバンドに入って、ライブで演奏してたらかっこいいよなぁ、ヴィブラフォンを踊る様に叩き始めたらしびれるよなぁとか。なんかステージ上でパソコンとミキサーいじってるのってイカすよとか。音としての好奇心や魅力もあるし、そういう見た目の憧れもあって次々に増えていったんですね。今回のアルバムの曲を作っていた時は管楽器にばかり目がいってて、弦楽器はなぜかそんなに興味をもてなかったのですが、これから増えていくかもしれません。というかすでにヴァイオリンに手をつけ始めたメンバーがいるようです。

(続き「オーストラリアツアー、今後について」などは明日更新します。)



Posted by kame at 20:37:20Comments(0)TrackBack(0) │今月のアーティスト
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今月のアーティスト「texas pandaa」

2007-04-28

6875.jpg もう、今月も終わりですし、今日しかブログの更新できないし、今月っていつかよく意味分からないんですが、とりあえず、4月のアーティスト特集。
なんと、texas pandaaさんです。

シューゲイザーブームの到来か、日本女子シューゲ界の代表、texas pandaaさんに突撃インタビューです。
どうぞ。

●全然僕の話はどうでもいいのですが、先日テキサスに行ったんですけど、そこでふと思ったのですが、バンド名「テキサスパンダ」の由来をまず聞いてもいいでしょうか?

なで彦さん(Dr):そうでしたかそうでしたか、テキサスに行かれたのですね。残念ながらわたしたちは誰一人としてテキサスを訪れたことがないのです。つまるところ、テキサスパンダはテキサスに何のゆかりもないのですが、あえて唯一のつながりを挙げるとすれば、「テキサス・チェインソー・マサカー」ですかね。いわゆる「悪魔のいけにえ」です。あの主人公が出川(出川ミキコ/Ba, Cho)そっくりなんですよ。そうですそうです、あの電気ノコギリ持ったモンスターな人ですね。内面も外見もそっくりなんです。「そっくり」以上にそっくりなものですから、もしかしたら「本人」なのかも知れませんけどね。わたくしはテキサスパンダには途中から加入した分際ですので結成当初の状況は良く分からないのですが、「テキサスパンダ」というバンド名の由来は「テキサス州のステーキはデカい」という噂に何かしら関係があるのではないかと思います。肉好きなメンバーが「ステーキ」と「テキサス」の見た目がどことなく似ているところから、「テキサス」をバンド名に採用したのではないでしょうか、と推しているのです。「テキサス」にして正解だったと思いますよ。「ステーキパンダ」だと間抜けですからね。「焼き方はどうします」なんてつっこまれるのも癪ですしね。「パンダ」はきっと女子ウケを狙っただけの、単純な発想なのではなかろうかと思います。
出川(Ba):私のが、正解です。「テキサスパンダ」は、元々「テキサス万丈愚連隊」というバンド名だったのです。わたしたちがまだ若く、イキがっている頃に付けられた名前です。略して、「テキサスバング」。大学のサークルの練習室を予約するためこのように書いておいたら、それを誰かが「テキサスパンダ」と読んだんです。ただ、それだけです。
なで彦さん:確かに「グ」と「ダ」は姿形が似ていますからね。間違える方もいらっしゃることでしょう。でもごちゃまぜに使うと世の中が不便になることも想定されますよね。自分のダーリンを「グーリン」なんて呼んでしまった日には火あぶりの刑に処せられることでしょう。一方で「ねえあなた、明日は娘の結婚式よ。モーニンダの用意はできているの?」「なんだいモーニンダって」「あらいやだわー、間違えちゃった。てへっ」というのどかな会話も期待できそうですね。げふっ。
出川:とにかく「テキサスパンダ」は「テキサスバング」をどっかの誰かさんが読み間違えただけのことで、それも、その誰かというのは、大して仲の良かった誰かでもなく、楽しいとか切ないとかいう思い出のある誰かでもなく、サークルにちょっといたのがいつの間にか消えていった誰かであって、今となっては何代下の後輩かさえも分からない誰かなのです。あの頃から、はや8年。「てきさすぱんだ」は、その後「てきさすぱんだぁ」となり、季節によっては「テキサスパンダマス」になったり、脅しを生業とするようになってからは「敵刺すぱんだぁ」にもなったり、しかし今ではほとんどただの酔っ払い軍団と化した、周囲に多大な迷惑をかけるだけの集まりになってしまいました。

●バンド結成のきっかけを教えてください。また、今までの音の変化を教えてください。また今現在はこういう方向性で音楽を創って行きたいなどありますか?

出川:テキサスパンダはたまたま大学のサークルが一緒だったので、結成されました。テキサスパンダは結成当初、60人編成だったのです。もともとはコピーバンドで、ダーリングバッズとか、サンデーズをやっていました。60人編成で。ほとんどがリードボーカルだったんですよ。その後、シューゲイザーでロックでパンクな事をやってみたり。その内、経営難に陥り、やむを得ず56人はリストラせざるを得なくなったんです。ああ、あの時の送別会は、すごかったなー。わたし、お酒飲むと足がつるんですけどね、あの日は足がつりまくっちゃって、逆立ちして帰ったんですよ。帰り道にふと横を見ると他のメンバーも千鳥足というか千鳥手で逆立ちしてたんで、「あー、みんなたくさん飲んだんだな〜」って感心したことを覚えています。そんなこんなの難局をいくつも乗り越え、今の音楽性に辿り着き、今後はお嫁に行き
たいです。
なで彦さん:わたくしは他のメンバーの2、3年先輩で、やつらがサークルに入ってきた時は「ああ、時代は変わったな〜」と痛切に感じた記憶があります。入学当初アサコ(夏堀あさこ/Vo, G)は、出身の青森で流行っていたのでしょうか、「うる星やつら」の主人公ラムのようなボンデージ・ファッションでキメていましたし、中東帰りのデガワは誇らしげにケミカルウォッシュの上下とソバージュという必殺ファッションでキメまくっていましたし、カズ君(市村カズタカ/G)なんて真夏の晴天下でも影がありませんでしたからね。まさかこんなカッティング・エッジなやつらと10年後にバンドをやることになっているとは当時思いもよりませんでした。当時は「大先輩」と慕われていたなで彦さんも今ではやつらに蹴飛ばされ罵倒され、スタジオの片隅でぶるぶると怯えながらカフェオレをちびちびすすっているだけの野放しロマンスグレー野郎になってしまいました。音の変化については良く分かりませんが、メンバー間の立場はめまぐるしく変化したのではないかと感じます。今後の音楽の展開についての具体的な方針については、アサコにコメントしてもらいましょうか。どうですか、アサコさん。
夏堀(Vo, G):げふっ。

●今回のアルバムはファーストアルバムと言うことで、この曲は全て最近作られたものですか?それとも今まで録りためられていたもので
すか?また完成までに苦労したことなどありますか?

出川:「one gleam after the shadow」に収められている曲は、結成間もない時に作った曲も含まれているくらい、我々がこの8年くらいの間に作って、最終的に残っていた数少ない曲の中から、厳選されたものです。完成までに苦労したことは、レコーディング中に「おめぇ、やること決めてこいよ!!」って大喧嘩で、解散しようかと思っいました。
なで彦さん:そうですね、このアルバム制作には大変苦労しましたね。すべてを出し切ったと言っても良いでしょう。わたくしはドラムのレコーディングで3時間くらいしか参加していませんけど。でもあの3時間は本当に大変でした。6畳くらいの普通のスタジオに怖い怖いデガワと3時間も閉じ込められていたわけですからね。トイレに行くにもデガワの前をすり抜けなければいけず、すり抜けようとする度にくすぐられるわけですからね、何ミリリットルか粗相してしまって涙を飲みましたよ。また緊張し過ぎてドラム叩きながら呼吸するのを忘れてしまい、4、5回卒倒しました。その度にデガワにグーでパンチされて、デガワは「ラブ・パンチ」と呼んでいるみたいなんですけどね、卒倒する度にそのラブなパンチで気付けしていただいたおかげで、良いグルーブ出せたと思います。

●ゲストが多数参加しているのですが、どういうきっかけでゲストに参加してもらうことになったんですか?

出川:何度かアコースティックバージョンでぱんだの曲をアコギ、キーボード、パーカッション、バイオリン、などを加えた編成でやっていたので、そこら辺で多少アイデアも広がり、どうせうちらじゃ限界あるし、つまんないし、レコーディング中に喧嘩の仲裁もしてもらえるし、ということで参加してもらいたいと思いました。
なで彦さん:参加していただいた方々はみなさま大変優秀で、スキルも高く、高性能でした。テキサスパンダのメンバーの方が、彼らの面前ではゲストのようなものです。言うなれば、グレイト・ホワイトがポイゾンをゲストに迎えたところ、ラットとドッケンまで付いてきました、みたいなものです。おニャンコのアルバムにイングウェイを誘ったらアルカトラズごと来日しちゃってグラハム・ボネットが吠える、みたいな。分かります?分からないですよね。

●歌詞は英語ですが、なぜ英語にしようと思ったのか、理由があれば教えてください(特に何もなければ大丈夫です)

なで彦さん:テキサスパンダのメンバーは全員火星出身なんですけどね、やはり火星語で歌ってもこっちではビジネスにはならんだろうという結論に達したのですよ。一通りモールス信号も使えるのでモールスでやっても良かったんですけどね。試しに1曲だけモールスでもレコーディングしたことはしたんですよ。
市村(G)そうそう、ステレオ・トラックに左右に思いっきりパンニングしてね。結構カッコ良かったんだけどね。トリッピーで。
夏堀:えーっ、そーう?わたしはあのツツーツツツツッツツーっていうのがパンで飛んでくるの聴いてて気持ち悪くなっちゃったよ。周波数もちょっとズレてたし。やっぱモールスはモノラルが基本でしょ。周波数的には12kHzあたりがわたしは一番好きなんだよね。すごくしっくりくるの。
出川:わたしもー!やっぱ12kHzだよねー!でもこの星の若い人たちはモールスあまり知らないみたいなのよね。うちらは必須科目だったけど。結局はメッセージが伝わらないようでは仕方ないじゃない。そこで英語で歌うことにしたんです。英語は火星語に近いので歌いやすいし、ごまかしが利くというメリットがあるんです。

●テキサスパンダの音楽を聴くとき、僕は本当に心の奥底から感情が揺さぶられる気がいつもします。レコ発のライブでアサコさんの号泣を見た時も実感しました。ライブを行う時、(楽器を弾く時、歌う時)に感情というものはみなさんにとってどのようなものでしょうか?

なで彦さん:「レコ発の時のアサコの涙」伝説は方々で語り継がれているようですが、昔、奈良の大仏を建てている時に大仏殿の中で工夫たちが連日連夜焚き火を炊いていたら、上昇気流に乗った空気中の水分が大仏の冷たい青銅の額にくっついて、次第にそれが結露していって、目に溜まって溢れ返ったのを目撃した民衆が「大仏さまが泣いておる」と騒いだそうですが、レコ発の時のアサコの涙も同じようなものです。みなさまの体温で温められた空気が上昇気流を発生させて、アサコの冷たい青銅の額にくっついた空気中の水分が目から溢れただけのことです。もちろん「実はアサコは青銅製」ということを知らないみなさまからすると「大仏さまの再来だ!」と心の奥底から感情が揺さぶられもしましょうけれども、なで彦さんは幸いにもアサコが青銅ということを知っていましたのでビクともしませんでした。
出川:うちらの曲の大半はラブソングなんです。それもほとんどが過去の恋愛の悲痛を歌う歌で、特に女子が今まで経験してきた数々のリアルな痛手を思い起こしながら、我が身を削る思いで歌っているのです。そこから滲み出る感情がゆがんだ表情となって現れているのかとお思いかもしれませんが、ステージ上では高音域が苦しくて歌いづらいから、表情がゆがんでいるにすぎません。

●影響を受けたアーティスト/バンドなどはいますか?

なで彦さん:「影響を受けた」というわけではないのですが、わたくしはテキサスパンダに加入して、ベースとギターは同じような形をしているということを学びました。またベースとギターとでは、弦の本数が違うということも学びました。それ以外は一緒のようです。バンド活動を続ける上でこのような知識を身に付けておくことは非常に重要です。そのような意味で、わたくしはテキサスパンダに感謝していると言えましょう。

●今後の活動に関して告知などありましたらどうぞ!

出川:6月17日(日)には、残響祭りが渋谷O-Eastで、6月24日(日)には、コンピレーション「シューゲイザー至上主義」のレコ発イベントが代官山UNITで、7月1日(日)には大阪dropにて、ライブがあります。このまま、解散してもいいくらいに気合を入れていきますので、みなさま、必ず来てください!!

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女性ツインボーカルバンド、texas panda。
きらめく冷たいギター、ノイズの中に、爽やかでどこか憂いのある女性ボーカルが絡み、白く冷たくも暖かい世界を創り上げる。
昨年7月に発売されたファーストアルバムでは多彩なゲストを迎え制作された秀作。
夏に聴けば冷たさを感じさせ、冬に聴けばをぬくもりを感じさせるその音は、彼らにしか奏でることのできない色。
遠くで掻き鳴ならし、響かされている音、声、メロディーは、よりリアルで間近に感情として受け取ることができる。



Posted by kame at 15:08:36Comments(0)TrackBack(0) │今月のアーティスト
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今月のアーティスト「花のように」 最終編

2007-03-23

6574.jpg 昨日のインタビューに加え、ディスクレビューとライブ情報です。視聴できますので、是非聴いてみて下さい。インタビューの中でも触れているライブですが、本当に鳥肌と涙に襲われる素晴らしいパフォーマンスです。興味ある方チェックしてみてください。

<<ディスク紹介>>
ファーストデモ
既に生産終了して、ディスクユニオンの在庫も通販分在庫は終了してしまいました。完成度の高い「花のように」の世界が味わえる奥深い一枚。この時点で既に彼らの世界は完成しており、感動を味わえる。

夜行列車
先日オススメとして記載しましたが。
あまりの美しさに終始鳥肌が立ち、息を止め、静かにその音に耳を澄ます。そうしているうちにピンク色の沼にはまり込んだかすかな温もりと、懐かしいおとぎ話、童話の世界を感じる。ドリーミィサイケデリック。
声と音を配置よく控えめに重ね合わせていくその音は、耳と心をやさしく包み込む素晴らしい世界をつくりあげている。本当に秀作です。すばらしいの一言。

<<ライブ情報>>

■4/28(sat)@下北沢GARAGE
THE NOVEMBERS Presents 『首 vol.4』
open 18:00 / start 18:30
adv 1800yen / door 2000yen
+1Drink/\500
w / Gordon Bennett(Opening Act) / Qomolangma Tomato / group_inou / THE
NOVEMBERS

■5/19(sat)@下北沢GARAGE
エレクトリックトイズ presents 『ELECTRIC NEVER LAND ! 』
w / 沼田壮平 / エレックトリックトイズ / and more...

■5/26(sat)@神戸Gallery Vie
『moomuemusic#3』
w / 北村早樹子 / Tenniscoats
場内展示:舟木ムム子、金田貴和子

■6/2(sat)@青山月見ル君想フ
箱庭の室内楽 presents 『幾何学的カーニバル02』
w / 箱庭の室内楽 / and more...

第二回のアーティスト特集は「花のように」音の色、風景、匂いなど音源を聴けばその素晴らしい世界がすぐにわかるかと思います。

本当に、こういったバンドが東京だけでなく、日本中に存在し、それぞれ地道に活動をしているのにもかかわらず、あまりその活動自体が知られていなかったり、埋もれてしまっているのが現状なのだろうと思いますが、このインタビュー、紹介などを読み、少しでも興味をもってもらえたら、実際にライブを見たり、音源を購入して頂けたらと思います。

だから来月もやります「今月のアーティスト」



Posted by kame at 16:49:50Comments(0)TrackBack(0) │今月のアーティスト
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今月のアーティスト「花のように」

2007-03-22

6566.jpg 今月のアーティスト特集!!!

今月のアーティスト紹介として、先月は「俺はこんなもんじゃない」の特集をしました。
そして今月は「花のように」です。
インタビュー記事、ディスクレビューになるので興味ある人はチェックしてみてください。そして音源も視聴できるようになっていますので、こちらもチェックしてください。

まずはインタビューです。バンドのギター&Voの新島学さんにメールインタビューをしました。

●まず、バンド名ですが、「花のように」というバンド名、本当に素晴らしいバンド名だと思うんですが、どういう経緯でこのバンド名になったのですか?

新島さん:もともとは僕が前やっていたバンドの名前だったのですが気に入っていたため新規結成した現在のこのバンドでも使い始めました。前身バンドはヴォイスパフォーマンス2人にジャンベ3人、ドラム、ベース、ノイズといったメンバーでインプロに近いまったく別次元のものをやっていました。花のようにという名前は中途半端は感じが好きなんです。言い切れない、いつまでも完全ではないようなすごく曖昧な場所を漂っている僕らにものすごくフィットする。

●個人的にバンド名と音楽性ってそれぞれリンクしたりする部分が重要だと思うのですが、音楽性があってこのバンド名になったのでしょうか?それともバンド名があって、後々こういう音楽スタイルに変化していったのでしょうか?

新島さん:新規に結成した状態では僕がヴォイスであとはエレキギターとドラムの三人でした。音を鳴らさないというのがコンセプトでした。そこにピアノでキコリが入って来てエレキバイオリンも加わり僕が指揮も担当するようになり、基本となる曲はありながらもその場を指揮で即興的に作曲、空間をコントロールしていくようなバンドでした。その頃はヨーロッパのプログレだねと言われて・・・でも、その後メンバーがキコリと僕の二人だけになってしまい楽器も持ち替え歌ものをやるようになったんです。それでメンバーも少しずつ増やしていき、歌とギター、アコーディオン、トロンボーン、ヴァイオリン、ベース、ドラムの今のような6人編成でライヴをやるようになりました。

●通常、これだけ楽器が多いと、豪華に音圧をあげてといった感じになりがちですが、花のようにの音楽は一つずつの音、声を控えめに慎重に十分選んで、その音の配置が絶妙なバランスを保っていると思います。このような曲を作る過程はどのようなものですか?この美しさはセッションなどで生まれるのでしょうか?

新島さん:あまり上手なバンドではないのでアレンジにおいてはセッションで作るということはあまりありません。一音一音がちゃんと聞こえるように時間をかけてスタジオや自宅でアレンジを考えています。

●ライブでもそのバランスを微妙な感覚で保っていて、本当にいつも鳥肌が立つのですが、ライブにおいて、こういうパフォーマンスをしよう、など心がけていることありますか?

新島さん:自分が音を鳴らすことに自然でありたいです。

●影響を受けたバンド、アーティストはいますか?もしくは今後こういうアーティストなどの様になりたいとかありますか?音楽性以外でも結構です。

新島さん:音楽はもちろん文学、映像、舞踏、自然、人間、自分などあらゆるものから常に影響を受けています。メンバーそれぞれが様々な時間、場所で自分を形成していっているので特別誰かからというのはなかなか言いがたいです。

●企画を最近では月1ペースで開催し、呼ぶバンド、アーティストも素晴らしいバンドばかりだと思います。企画をやるにあたりコンセプトなどはあるのですか?呼ぶバンドに関しても、こういうバンドを呼びたいなど、あるのでしょうか?

新島さん:『タイムマシーンに乗って』のコンセプトは″音楽を演奏したり聴いたりしたら誰もが子供の頃に戻ってしまう″というものです。あまりジャンルに捕われず、これからも純粋に自分たちの心に響く大好きな人たちを集めて開催していけたらなと思います。

●今後の予定や目標などあれば教えてください。

新島さん:早く一人前になりたいです。

(明日はディスクレビュー、ライブ情報など更新します)



Posted by kame at 16:19:56Comments(0)TrackBack(0) │今月のアーティスト
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今月のアーティスト「俺はこんなもんじゃない」 最終編

2007-02-19

6320.jpg 今月のアーティスト紹介最終です。
今回はディスク紹介、様々なアーティストから頂いたコメントの掲載、ライブ情報です。

<<ディスク紹介>>
2
約3年半ぶりに発売されたセカンドアルバム「2」。スタジオ盤、ライブ盤の2枚組み+特典CDR+ディスクユニオンオリジナル特典「記念品が当たる応募券」紙ジャケット仕様。
前作のアイデアを更に追求し、より複雑に練りこまれたリズム、音の重なりと交錯を含み、難解なことをやってはいるものの、聴くものにとってその難解さを感じさせない、俺こん流の独特の空気感とポップさを包み込んだ秀逸作品。芸術的な内容。

Epitonic
こちらがファースト。既に廃盤。ディスクユニオンも通販での販売分は終了致しました。申し訳ございません。既にこのファーストでも俺こんの色は確立されている、ファーストとは思えない素晴らしい内容に脱帽。

V.A/WAGON
俺こんも「七拍子〜牛の祭」の無力無善寺ライブ音源を収録しているコンピ。東京のアンダーグラウンドのシーンが伝わる良質コンピ。

<<様々なアーティストからのコメント>>

「ロックミュージックは他ジャンルの音楽やファッションの要素をミックスして存在し続けてきた。プログレ、グラムロック、フュージョン、テクノポップ、ミクスチャー、オルタナ、ポストロック等はその時代時代を反映する代表的なものだった。
2000年以降(正確にはここ2〜3年位で)、これらのようなミックスの仕方とは少し違う、もっと自然な新しい感覚のロックミュージックが増えてきていると思う。それらは、何かと何かを「ミックス(+プラス)」するのではなく、既にその音楽が出来た時点でミックスされている、というか、明らかに天然的に「吸収」されているものが多い。ロックの始まりが60年代頭だったとしても既に40年たったことになるが、今の10代、20代の人々にとってのロックはハーフのハーフ、クオーターくらいに混血してるのだろう。
いきなり話が固い感じになってしまったが、今回の「俺はこんなもんじゃない/2」を聴いて上に書いたようなことを改めて思った。多分聴く人によっては普通にロックミュージック、少しプログレ的なロックに聴こえるのかもしれないし、本人達ももしかしたらあまり自覚ないのかもしれないが(彼らに聞いてないのでわからないけど)、確実に今までとは違う感覚による新鮮な驚きをこのバンドは持っていると思う。
こういう新しい感覚をもったロックミュージック(と既に言っていいのかどうか)がこれからどんどん増えていくと思う中で、この「俺はこんなもんじゃない/2」はその代表の一つとして輝き続けると思う。」
大島輝之氏(sim/Circuit Unconnection/他)

「OWKMJを初めてライヴで観た時から、「俺はこんなもんじゃないの宮殿」のフレーズが、耳に媚びりついて離れなかった。
1st Album "epitonic"でも僕はコメントを書かせてもらったけど、確かあの頃は彼らの存在を全く知らずに、初めて聴いてただ感想をコメントしたのだと思う。
あれから彼らのライヴを何度か観たり、対バンしたりしているので、ここに収録されている楽曲のいくつかは、僕にとって既に馴染み深いものです。
そのファーストのコメントで、確か僕は「サイケが云々」なんて書いてたと思うけど、もうそんな事は忘れて頂戴!「俺はこんなもんじゃない」は最早、「俺はこんなもんじゃない」以外の何物でもない。
それ以上、僕にはもう説明出来ません。
このアルバムを聴かない事には、どうしようもないでしょう。確実に何処かへ連れてってくれます。
それではアミーゴ、Are you ready?」
田畑満氏(Acid Mothers Temple/AMAZON SALIVA/他)

「俺はこんなもんじゃないの新しいアルバムを聴いたら、奇妙な夢を見たような気
分になった。
覚めてからも胸の奥がもやもやして、薄気味悪さと、しかし、心地よい幸福感も
覚えており、堪らん気持ちで、もう一度CDプレイヤーのスイッチを押した。」
二宮友和氏(eastern youth/ひょうたん)

<<ライブ情報>>

3/9 秋葉原グッドマン
"ALTERNET-AKB."
W/ピンクグループ/嘘つきバービー(佐世保)/他

3/11〜21
SXSW2007を含むアメリカツアー(LA、TEXAS、NYの予定)

3/28 新宿MOTION
w/スッパバンド/Etuko Heartfield/ARCHE/ブラック
ボックスオーケストラ

4/8 高円寺無力無善寺 
"OKAMOTAROW vol.6"

4/13 渋谷公園通りクラシックス
”summit2007”
W/oshima teruyuki NEW PROJECT [dot 3 dot](大島輝之bass,piano他、庄司広光guitar他、itoken drum他)/植野隆司(fromテニスコーツ)

4/28 秋葉原グッドマン
"異化ロックナイト!"
w/ヤング100V/ROUND(エコーユーナイト谷口マルタ正明新バンド)/FARMSTAY

「俺はこんなもんじゃない」特集してみました。今年今までで聴いた音源の中で2007年度のベストともいえる内容。そんな今回の「2」の発売に合わせ、制作過程、今までの活動、今後の活動などをメンバーの狩生さんに聞いてみました。なかなか面白い内容になっていると思います。少しでも興味を持っていただけたら、こういう音楽が日本では存在をしていて、それらが大きな日の目を浴びないとしても、着実に根付いているんだと実感して、音源、ライブなどをチェックして少しでも興味を持って頂けたらと思います。

来月からもやりたいと思っていますが、充実した内容になるようできる限りしたいと思います。



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今月のアーティスト「俺はこんなもんじゃない」 続編

2007-02-16

6290.jpg 先日のインタビュー記事の続きです。

「活動に関して」
●各メンバーの活動は、他バンドのメンバーや様々な人たちとのセッションなど、多岐に渡りますがそれはどのように増殖していくのですか?また、今後さらに、こういう場に広げて行きたい、既に予定が決まっているなど、ありますか?

狩生さん:どのように、なんでしょうね。まあ対バンとかしたあとメールとかして仲良くなってるんじゃないでしょうか。あだちくんとかマスダはそういう風に声かけられやすいけど、俺とかそうでもない。今後さらに、という展望は個人個人ではあるかもしれないけど、バンド全体としては特にないですね。俺はもっと色んな場所でギターを弾きたいですが。あと、最近始めた録音・ミックスの仕事をもっと増やしたい特にないですね。俺はもっと色んな場所でギターを弾きたいですが。あと、最近始めた録音・ミックスの仕事をもっと増やしたい。

●高円寺無力無善寺、円盤など、そういったやはりアンダーグラウンドなシーンで活動を主として、その中で徐々に活動を広げ、交流を広げてきたと思うのですが、やはり今のこういったシーンは状況がよくないと実感したりしますか?今後、SXSWへの参加も決まり、海外へのツアーも予定だそうですが、日本より海外での状況の方が、やはりいいなと感じたり、もしくは、海外に活動拠点を移し
たいとかは思いますか?そのSXSWも含め、ライブ予定など、簡単に教えてください。

狩生さん:状況が良いのか、悪いのかは正直よくわかりません。無善寺や円盤みたいな場所はある意味、世間からこぼれ落ちてしまった表現者たちの受け皿になっていて、様々な理由で普通のライヴハウスとかに出演するのが難しい人たちに表現の機会を与えていて、それは本当に素晴らしい事だと思います。特に無善寺なんかは、病院にも宗教にも救われなかったような人たちを、(結果的に)沢山救ってきていて、ある意味社会福祉的な機能を世の中に対して持っています。そんな場所が日本に存在できている事は本当に掛け値無しに素晴らしいし、自分もそれに幾らか関われている事をとても誇りに思っています。ライヴに関しては動員に関わらず、無善寺でやる時が一番お客さんの反応がダイレクトで充実感があります。
それとは別に経済的な問題として、自分たちや周囲のバンドが音楽で殆どお金を稼ぐ事ができず、毎日のバイトに忙殺され、徐々にすり減っていっている、という事があります。これは微妙な問題で、そもそも金銭に交換可能な価値を含まない音楽をやっているのだから仕方が無いのではないのか、それとも本来はもっとその功績が経済的に還元されるべき活動をしているのに、何らかの理由で世の中にうまく伝わらず、リアクションがのぞめない、という事なのか、それをジャッジするのは、果たして自分なのか、賛同者なのか、現在の世の中なのか。世の中であるとしたら我々は既にジャッジされているわけですが。
まあ、一つ思うのは、仮に我々の音楽が大好きな人がいるとして、やはり我々はその人に対して、一生懸命になって新しい曲を作っていかなければならないという事です。そのためには、もっと音楽に時間を費やせるようにしたいし、そうするための努力をもっとしなければならない。
具体的に言えば、CDを一枚でも多く売って、ライヴでもギャラがもらえるように動員を増やさなければいけない。小規模のセールスしか上げられる見込みがないのであれば、変にレーベルに頼ったりするよりは、自分たちで業務をやったりして経費を減らす努力をした方が良いでしょう。そういう現実的に必要性がある範囲で売れたり、有名になったりしたいなと思いますけど、さっきも言ったように日々のライヴをやる場所は無善寺でできれば俺は十分満足です。バンドの活動については、東京ではやはりスムーズにいかない障壁みたいなものが色々あるのかな
とも思い、dead k君たちとやってたフォーラムみたいなのはとても有効だなと思いましたが、最近はほったらかしですね。またやりたいですけど。他の業種でやってるような交流会、勉強会みたいなものですね。生き残って続けていくためにはそういう事も必要だと思ってます。
アメリカは三都市まわれそうなので、それぞれの状況や日本との違いを見てこようと思ってます。

●最後に、既に次のアルバムに取り掛かっているとかありますか?

狩生さん:曲は段々揃ってきているしアイデアの在庫も多いので、今年中に録れたら良いなと思っています。次は録ってから出すまでそんなに時間かからないと思います。

インタビュー:亀山

次回は、最終。
ディスクレビュー、いろいろな方からもらったコメント、ライブ情報などを掲載します。



Posted by kame at 11:58:33Comments(0)TrackBack(0) │今月のアーティスト
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今月のアーティスト「俺はこんなもんじゃない」

2007-02-14

6277.jpg ご案内をした通り、今月より毎月、「今月のアーティスト」と題し1バンド・アーティストをすくい上げ、このブログで紹介をします。
内容は、決まっていませんが、インタビュー、ディスクレビューなどにする予定です。

ということで、第一弾「俺はこんなもんじゃない
丁度、つい4日前に新譜が発売され、今後SXSWを含むアメリカツアーも決定し、今後の日本のアンダーグラウンドシーンを担う「俺こん」のメンバー狩生さんへのインタビューディスクレビューなどを中心に3日間に渡り紹介します。

「俺はこんなもんじゃない」
2001年に始動。練習スタジオに貼ってあった「俺はこんなもんじゃないと思っているドラマー来れ!!」
と言う知らない人のメンバー募集のチラシにピンとくるものがあり、バンド名を「俺はこんなもんじゃない」と命名。
メンバーの変動、音の変動を繰り返し今現在、ギター、ベース、ドラム、サックス、キーボード、パーカッションの5人編成となる。
2003年にファースト「Epitonic」を発売。完成度が高く、国内外で高い評価を得る。
そして、3年半ぶりのセカンド「2」を発売。前作よりも音の重なり、リズム、拍子の重なりは複雑になり構築され、その独特の世界感、POP感、グルーヴなどはよりいっそう力を増す秀逸な作品が完成した。

今回発売に併せ「俺こん」のメンバー狩生さんへ、その3年半の期間をおいて発売された今作の製作過程、また今現在の日本のアンダーグラウンドシーンに関して思うことなど、いくつか質問をした。


「今回のアルバムに関して」
●もう既に何人かの方が聴いているかと思うのですが、反応はどうでしょうか?

狩生さん:今回は初めて自分でミックスを担当しているので、制作途中で既に半端じゃ無い回数聴いていて、中には反省点などもあって、正直に書くと自分の中で確信が持てていない部分もありました。で、音がある程度仕上った段階で、今回のジャケットを担当していただいたカズモトトモミさんに聴いてもらったら、物凄いジャケットというかたちになって音が戻ってきたので、その時初めて、大丈夫かな、と思いました。ジャケまで含めて完成してから聴いてもらった人には概ね評判は良いです。特に楽曲について褒められる事が多いので嬉しい限りです。

●ライナーにも少し書いてあったのですが制作過程を教えてください。

狩生さん:前回の「epitonic」はバンドのセッションから生まれた曲が多かったんですが、今回は俺が家で作ってきたデモテープを元にして発展していった曲が殆どです。そのテープはギターと簡単なリズムしか入ってない、スケッチのような状態のものなので、ギター以外の各パートに関してはスタジオに入って各自が考え、ああでもない、こうでもないと話し合いながら全体のアレンジが決まっていきます。最初に自分が持っていた曲に対するイメージとはかけ離れた仕上がりになった曲もあります。ギターやピアノといった楽器と同じような感じで「バンド」というツールを使って作曲している感じというか、そういう事が同じメンバーでスタジオに入り続けていると、段々と容易にできるようになってきます。録音は全員同じ部屋で一発録り。オーバーダビングもしてない完全にライヴ録音です。スタジオでprotoolsで録ってもらった素材を家に持ち帰ってcubaseでミックスしたのですが、パソコンを導入してソフトを買うくらいの本当にビギナーな環境から始めたので、結構時間がかかってしまった。その後、ベースの町田さんのスタジオ「jupiter」でマスタリングして本盤は完成しました。ライヴディスクの方は最初、ショップ特典盤として作っていたんですが完成したら思っていたより出来がよかったので、タイトルも「2」だし、これも付けよう、という事で急遽二枚組になりました。今回自分たちで手詰めで作っているんで、そういう仕様の変化とかには柔軟に対応できるのです。

●前作よりも音やリズムが一筋縄でいかないというか、アイデアがより膨らんでいると思うのですが、やはり、約3年半程経過しているとあって、その間の経験など反映されているのですか?その間に、たとえば、こういう音楽やこういう人たちと一緒にライブをやったことによって、すご良い経験となり、影響を受けたなどありますか?

狩生さん:前作はバンドのセッションがおおもとになってる楽曲が多かったので、そういうのは気持ち良い感じにはなるんだけど、例えば二曲目の「森の掟」のリズムとか、ああいう複雑な事は出会い頭ではできない。ので、上でも書いたようにセッションではあり得ないようなアイデアをまず俺が作ってそれが実際に楽曲になっていくために必要な音楽的な肉付けみたいなものは全員でおこなう、という分担に曲のバランスが変化しています。3年半の経験は大いにあります。以前はどっちかというと精神論重視だったんですが、それだけでやっていくには限界に突き当たるような出来事があり、ある程度音楽の事を勉強しなおしたりしました。気合と初期衝動だけでこの先ずっとやっていけるほど自分はタフじゃないと思ったし、その時その時で自分が面白がれるような音楽をつくるという最低限のルールを守っていくには、そういう風に自分たちのテンションの変化に素直に対応していく必要があって、その結果として曲の傾向も変わっていったんだと思います。個人的には、feepとsimという二つのバンドにおける大島輝之さんの作曲の方法に、大きな衝撃を受けたという経験があります。他にも凄いライヴやパフォーマンスを沢山見たのだけれど、この二つのバンドには音楽の捉え方みたいなものを直接更新させられました。

(続き「活動に関して」は明日更新します)



Posted by kame at 15:39:32Comments(0)TrackBack(0) │今月のアーティスト
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