ゴダイゴ・・・一見変わったバンド名・・・
1971年、ゴールデンカップス脱退後のミッキー吉野はボストンのバークリー音楽大学に留学。カップス時代から交流のあったベーシストのスティーヴ フォックスもその後を追うように渡米、ともに音楽活動に明け暮れた。
1974年3月、ミッキーとスティーヴが組んで参加していたバンド"フレッシュ&ブラッド"(エアロスミスやボストンとも対バンしているらしい!)がウッドストックのクラブでの演奏に向かう車中でミッキーはかねてから自分の理想とする音楽を表現するグループの名前として暖めていた「ゴダイゴ」という名前をスティーブに打ち明ける。するとスティーヴがそのスペルをGODAIGOではなくGO(行く),DIE(死んでも),GO(行く)にすることを提案。スペルの分割ポイントを変えるとGOD-I-EGO[神のエゴ]という意味にもなり、「神にエゴがあるとすれば、それは真実に違いない」・・・さらに日本語で書く"醍醐"とは「如来の最上の教え」という意味。
日本語でも英語でも"真実"という意味を含むゴダイゴという名前。こうして2人の理想とするグループの名前はGODIEGOとつづられることになった・・・
そんなミッキーとスティーヴがアメリカに旅立つ前に日本で組んでいたバンドが存在します。その名は「サンライズ」。
日本ビクターからシングル「ベイビー・ホールド・オン c/w ミュージック・タウン」(1971年10月/SF-9)たった1枚をリリースしただけで消えた幻のグループ。もともとはスティーヴとアメリカン・ハイスクール時代に交流があったアン・ルイスの紹介によりデビューすることになったのだとか。
「ミュージック・タウン」で聴けるFUZZベースで強烈なフレーズを弾き倒すスティーヴの激しいプレイは後の作品ではほとんど確認できないもの。結果的にB面に収録されたこの曲の録音が済んだ時点でミッキー吉野がアメリカ留学に旅立ってしまったため、ビクターの担当ディレクターに大目玉を食らいながらスティーヴがかき集め、快くレコーディングに力を貸してくれたのは後期ゴールデン カップスのメンバー。A面は今年2006年4月に惜しくも亡くなってしまったアイ高野のはつらつとした歌声が聴ける「ベイビー・ホールド・オン」。フォーク クルセダーズの北山修が訳詞を担当したグラスルーツのカバーナンバーでキーボードはジョン山崎。
1999年1月にPヴァインからリリースされたCD「ビクター・ニューロック・シングル集-からのベッドのブルース」に収録されるも現在廃盤。7/22発売のビクターSFレーベルのコンピレーションに収録・・・えッ?されてないのー?カックン!